今、見えているのは、８９人の犠牲者が出たコンサートホールの近くです。
花束を手向けて祈りをささげる人が後を絶ちません。
こんばんは。
ニュースウオッチ９です。
こちら、パリは午後１時を回ったところです。
事件から３日目。
週が明けて初めての平日のきょう、パリの街は一見、ふだんと変わりませんが、人々の表情には、深い悲しみが刻み込まれているように見えます。
先ほど１時間ほど前には、フランス全国で黙とうが行われました。
フランスでは今も非常事態宣言が出されています。
街の至る所で厳重な警戒に当たる警察官や軍の兵士の姿が目立っています。
河野さん、週末のパリを楽しむ多くの市民を狙ったテロ、世界中に大きな衝撃が走りました。
この事件が一体どのように起きたのか。
どこまで分かってきているんでしょうか。
僅か３０分の間に、８か所で銃の乱射や爆発が起きて、１２９人が今回、犠牲となりました。
この事件、ＩＳ・イスラミックステートを名乗るグループが犯行声明を出しています。
フランスのバルス首相は、テロは今後、数日から数週間以内に再び起きる恐れがあると述べて警戒を呼びかけています。
そして容疑者の関係先など、１５０か所以上を捜索したことを明らかにしました。
暗闇の中を飛び立つ航空機。
フランス軍は１５日夜、ＩＳが一方的に首都と位置づけるシリア北部のラッかに空爆を実施し、拠点２か所を破壊したと明らかにしました。
さらにバルス首相は、捜査当局が、容疑者の関係先を含む１５０か所以上を捜索したことを明らかに。
フランスのメディアは、捜索で、複数の武器が押収されたと伝えています。
さらに、ベルギーのブリュッセルでも。
中東などからの移民が多く住む地域で、大勢の警察官が捜索を行っています。
今回の事件。
自爆したり射殺された実行犯は７人。
３つのグループに分かれて、犯行に及んだと見られています。
現地時間の午後９時２０分、郊外のサッカースタジアムで、最初のグループによる自爆テロが発生。
その直後、別のグループが中心部にあるバーやレストランなどで銃を乱射しました。
近くに住む日本人の女性は。
さらに、中心部のコンサートホールでは、演奏が続いている中、突如。
３組目のグループが、観客に向かって銃を乱射し、立てこもりました。
警察側との間で激しい銃撃戦が行われ、一連のテロ事件の中で最も多い８９人が死亡しました。
フランス政府は、テロはシリアで計画され、国境をまたいで組織的に行われたと見ています。
フランスの捜査当局は、死亡した実行犯７人のうち２人は、国境を自由に行き来できる隣国ベルギー在住のフランス人だったと特定。
ベルギーの検察当局が、事件に関わったと見て国際手配しているアブデスラム・サラ容疑者もベルギー生まれでした。
そのベルギーでは。
銃を持って警戒する警察官。
近くでは、男が取り押さえられています。
ベルギーの警察は、犯行に使われたと見られる車を借りていたとして、フランス人の男ら３人を逮捕しました。
また、犯行に使われた車のうちの２台は、ベルギーでレンタルされ、フランスのメディアは、このうち１台は、サラ容疑者が借りたと伝えています。
一連の事件には、シリアからの難民に紛れて容疑者がやって来たことも明らかになりました。
爆発のあったサッカースタジアムでは、自爆した男の遺体の近くで、シリア人の男のパスポートが見つかったのです。
フランスの検察は先ほど、この男について、このパスポートを使ってギリシャで難民申請した男と指紋が一致したと発表しました。
またフランスの検察は、７人の実行犯のうち、新たに１人の身元を特定。
コンサートホールで自爆したサミ・アミムール容疑者で、一部メディアは、２年前にシリアに渡航したと伝えています。
こうした中、事件が起きたのと同じ１３日に、トルコ最大の都市イスタンブールでも、ＩＳによるテロが計画された可能性があることが分かりました。
トルコの治安当局は、シリアからトルコに入国し、テロを計画していたＩＳのメンバー５人を１３日、イスタンブールで拘束したとフランスのメディアは伝えています。
河野さん、パリでは１０か月前に新聞社が襲撃されるというテロ事件もありました。
今回はＩＳによるテロだと見られていますが、このように繰り返されたテロ事件について、フランスの人たちはどう受け止めているんでしょうか。
こちらで誰に話を聞いてもですね、みんな、非常に大きな衝撃を受けています。
１月の新聞社の襲撃も衝撃的な事件ではあったんですけれども、今回は、不特定多数を狙ったより大規模なテロでした。
さらにフランス国内でこうした自爆テロが起きるのは、歴史上初めてということなんです。
フランス政府は現在、最大で１２日間までしか出せない非常事態宣言を、３か月間まで延長する方針です。
花の都ともいわれ、世界中の人が憧れるパリで起きた今回の残虐なテロ。
市民生活にも影響が出ています。
街の今を取材しました。
テロの現場の一つとなったシャロン通りに来てみたら、これ、すごい人だかりになっています。
ちょうどあそこ、襲撃があったレストランの前でしょうか。
銃が乱射され、１９人が亡くなったカフェ。
たくさんの人が訪れています。
花を手向けたり、ろうそくをともしたりして、犠牲となった人たちの死を悼んでいます。
現場には、ガラスの窓に銃撃の痕が生々しく残されています。
襲撃された直後の様子を見た人に、話を聞くことができました。
街なかのカフェで、一般人が狙われたことに大きな衝撃を受けていました。
ふだんはにぎやかな観光の街、パリ。
その様相は一変していました。
エッフェル塔の展望台は事件の翌日から閉鎖。
再開の見通しは立っていません。
街なかには、臨時休業にする店も相次いでいました。
シャンゼリゼ通りにあるカフェなんですけども、道路に面したオープンテラスの部分、ここは閉鎖されています。
店の人によると、警察の指示で閉鎖しているということです。
この日の夜。
パリ中心部のノートルダム寺院ですが、ここにもたくさんパリの人たちが詰めかけています。
今、ここで亡くなった人たちの追悼のミサが行われています。
その一方で、テロ事件の再発への不安が続いています。
ミサと同じころ、地元メディアによると、犠牲者を追悼する広場の近くで大きな音があり、警察などの治安部隊が出動したのをきっかけに、多くの市民がパニックに陥ったということです。
そしてきょう。
駅に出入りする通勤客、ふだんとあまり変わらないようですけど、よーく見ますと、警備に当たる軍の兵士や警察官、いつもよりたくさん警備に当たっています。
そしてフランスの国旗、これが半旗の形で掲げられています。
子どもたちの通学路では、付き添う親の姿も多く見られました。
今回のテロが重くのしかかっているのは、フランスの市民だけではありません。
シリアからの難民たちも大きな不安を抱えています。
今回の実行犯の一人が、難民に紛れてやって来たことが明らかになったからです。
シリアからフランスに逃れてきた難民たちは、自分たちが受け入れられなくなるのではないかと心配をしているんです。
シリアからの難民たちが暮らす施設です。
事件を受けて難民たちの間でも、怒りが広がっています。
シリアの首都ダマスカスの近郊から来たオマルさんです。
２か月前、戦火を逃れて、フランスにたどりつきました。
今回の事件を受け、フランスの難民政策が変わってしまうのではないかと、難民の間で不安が広がっているといいます。
シリアにいた当時、大学で法律を学んでいたオマルさん。
フランスで再び、勉強ができると期待していました。
しかし、これまで難民の受け入れに寛容だったドイツでも、政策を見直すよう求める声が相次いでいるほか、ＥＵ加盟国の中には、難民を受け入れない方針を示す国も出てきています。
フランスでも、難民やイスラム教徒への視線は厳しくなっています。
事件の現場では、追悼に訪れた市民の間で、言い争う場面も見られました。
テロを恐れて、難民の受け入れに反対していた右派政党が、さらに支持を集める可能性も指摘され、オマルさんの不安は消えません。
フランスの人たちに、自分たちの思いを分かってほしい。
オマルさんは友人たちと横断幕を作りました。
ようやくたどりついた安息の地で、またしてもＩＳのテロに見舞われた人たち。
シリア難民とそれを受け入れてきたフランス社会は、試練に直面しています。
多くの難民が、今のオマルさんと同じような思いを抱いているでしょうし、事件の影響を受けているということなんですね。
そうですね。
ヨーロッパにも今、難民が急増していますけれども、その受け入れについては、ヨーロッパの各国はそれぞれ温度差はあるんですね。
それでもなんとか、協調態勢は保ってきたんですが、今回の事件で、難民の中にテロリストが紛れ込んでいるというおそれが現実化したことで、難民受け入れの見直しを求める国も出始めています。
ヨーロッパの協調態勢に、大きな亀裂が生じかねない状況になっています。
一方で、今回のテロ事件を受けて避けられない課題となってきたのが、ＩＳへの対策です。
これまで、シリアなどでの勢力拡大に力を入れているとされてきたＩＳ。
今回のテロの背景にあるのが、そのシリアの戦闘での劣勢です。
ことし９月には、フランスがアメリカ主導の有志連合と協調して、ＩＳの拠点への空爆を開始。
同じ９月には、ロシアも空爆を始め、多くの戦闘員や幹部を殺害しました。
さらに、今月１０日には、シリアの国営テレビが、北部アレッポにある空軍基地を政府軍が奪還したと発表。
１２日には、アメリカ軍がフリージャーナリストの後藤健二さんなどの殺害に関与したと見られる男に、ミサイル攻撃を行いました。
こうした劣勢の中で、ＩＳは、今回、ヨーロッパで初めて組織的なテロを行ったのです。
中東やヨーロッパでのテロ事件に詳しい専門家は、今回のテロは、有志連合への報復としたうえで、ＩＳの現状をこう分析しています。
国際社会は、ＩＳとどう対じしていくのか。
Ｇ２０サミットが開かれているトルコでは。
シリアで軍事作戦を行っているアメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が、非公式に会談。
情勢を打開するためには、アサド政権と反政府勢力の交渉や、戦闘の停止が必要で、政権の在り方は、シリア国民主導で決められるべきだという認識で一致しました。
しかし、反政府勢力を支援するアメリカ側と、アサド政権を支援するため、反政府勢力にも空爆を行っているとされるロシア側には、立場の隔たりも残っています。
そして、今後は、日本も警戒が必要だといいます。
観光庁によりますと、今回のテロ事件が起きた当時、フランス国内にはおよそ１８００人の日本人のツアー客がいましたが、きのうまでに全員の無事を確認したということです。
一方で、事件の影響は日本国内にも及んでいます。
羽田空港の国際線ターミナルです。
まもなくパリから日本へ帰国する人たちを心配して、迎えに来た人たちの姿が見られます。
空港には、娘を待つ両親の姿がありました。
実際に、娘の顔を見るまでは不安でならなかったといいます。
こちらの女性は、つい１か月ほど前に、事件があったレストランを子どもと訪れました。
事件が起こったとき、現場の近くで働く同僚の安否を気遣い、すぐに連絡を取りました。
広がる日本への影響。
東京とパリを結ぶ旅客機は、ツアーやビジネス客のキャンセルが相次いでいます。
事件のあと、おとといからきょうまでの３日間の平均の搭乗率は、前の週に比べて２０％から３０％程度減少しているということです。
日本企業の間では、パリへの出張の見合わせを決めたり、パリにある店舗の営業を取りやめたりする所も出てきています。
影響は地方にも。
愛媛県今治市の今治タオルです。
生産者で作る組合が、来年１月、パリの中心部に販売店をオープンさせる計画でしたが、計画をこのまま進めるかどうか、あす、理事会を開いて検討することになりました。
東京・新宿区にあるフランス文化を紹介する施設です。
こちらでは、土曜日からこちらに記帳台が設けられました。
犠牲者を悼むメッセージが寄せられています。
記帳に訪れたこちらの男性は、フランス人の友人を失いました。
来年、パリで再会するのを楽しみにしていたといいます。
友人の突然の死に、やり場のない悲しみと怒りを募らせています。
日本や世界にも影響を与える今回の事件。
ＩＳが市民を狙った無差別テロに出たことで、ヨーロッパ各国はさらにテロ対策を強化する見通しです。
また、国境を越えてヨーロッパに入ってくる中東やシリアなどからの難民の受け入れも見直しを迫られるものと見られます。
市民社会を恐怖に陥れるテロにどう立ち向かうか。
国際社会は今、改めて各国が足並みをそろえた対策の必要性を突きつけられています。
パリのテロの現場からお伝えしました。
今回のテロ事件は、トルコで開かれているＧ２０サミットでも、大きく取り上げられました。
日本時間の今夜遅くには、首脳宣言を採択して閉幕しますが、各国首脳は、これとは別に、テロとの闘いに関する声明を発表する方向で、最終調整を進めています。
黙とうをささげるアメリカのオバマ大統領。
安倍総理大臣も。
Ｇ２０サミットの冒頭、各国の首脳が、フランスでの同時テロ事件の犠牲者に哀悼の意を示しました。
世界経済が中心的な議題になることが多いＧ２０サミット。
今回、クローズアップされたのは、テロや難民問題でした。
各国の首脳からは、テロ組織への資金供与を犯罪とすることや、資金の流れに関する情報交換の重要性を指摘する意見が出されました。
安倍総理大臣は、過激主義を生み出さない社会の構築といった取り組みも重要だと指摘し、テロの根絶に向けて、途上国支援などに引き続き取り組んでいく考えを示しました。
参加した首脳からは、テロを非難する発言が。
テロ事件直後の開催となった今回のＧ２０サミット。
各国は首脳宣言とは別に、今回の事件を強く非難し、連携してテロ対策を進めていく方針などを盛り込んだ、テロとの闘いに関するＧ２０声明を発表する方向で、最終調整を進めています。
そして、世界経済。
安倍総理大臣は、世界経済の安定に向けて、中国に対して、過剰な生産設備の解消など、構造的な改革に努力するよう促しました。
一方、中国の習近平国家主席は、ことしの経済成長率について、目標の７％程度を達成できる見込みだとして、今後も、安定成長を維持することに自信を示しました。
Ｇ２０サミットを舞台に、首脳外交を展開している安倍総理大臣。
ロシアのプーチン大統領とも会談しました。
年内の実現を目指してきたプーチン大統領の日本訪問について、期限を区切らず、適切な時期に実現する方向で再調整することを確認。
政府関係者によりますと、両首脳は北方領土問題を含む平和条約交渉を巡って、双方の受け入れ可能な解決策を見いだすために、率直に意見を交わしたということです。
最終日を迎えたＧ２０サミット。
金融規制などを巡る討議に続く貿易やエネルギー政策についてのワーキングランチで一連の日程を終了。
首脳宣言を採択して、日本時間の今夜遅くに閉幕します。
国際社会では、このあと、ＡＰＥＣ・アジア太平洋経済協力会議や、ＡＳＥＡＮと日中韓３か国による首脳会議が予定されているほか、テロ事件のあったパリでも、地球温暖化対策を話し合う国連の会議、ＣＯＰ２１が開かれます。
テロへの警戒が高まる中での開催となるだけに、厳戒態勢の中で行われることになりそうです。
次です。
テレビでおなじみのあの人が、亡くなりました。
三條さんです。
映画やテレビドラマ、バラエティー番組などで活躍した俳優の阿藤快さんが、亡くなりました。
阿藤さんは名脇役として知られ、最近は旅番組などでも活躍し、気さくで飾らない性格でお茶の間の人気を博しました。
大間の町の火が消える。
所属事務所などによりますと、数日前まで仕事をしていましたが、おとといから連絡が取れなくなったため、事務所の関係者などが自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかったということです。
死因は大動脈りゅう破裂で６９歳でした。
ＧＤＰ・国内総生産、２期連続のマイナスです。
ことし７月から９月までのＧＤＰの伸び率は、前の３か月と比べて、物価の変動を除いた実質で、マイナス０．２％。
年率換算でマイナス０．８％となりました。
主な項目では、ＧＤＰの過半を占める個人消費は０．５％のプラスでしたが、企業の設備投資は、中国をはじめ、世界経済の先行きに対する懸念を背景に、工作機械などへの投資が減ったことから、１．３％のマイナスでした。
ポイントはこちら、設備投資を巡るすれ違いです。
２期連続のマイナスとなり、足踏み感強まる日本経済。
政府は業績好調にもかかわらず、一向に盛り上がらない企業の設備投資に、いらだちをあらわにしています。
一方、経済界は、日本経済が、着実に成長していく手応えなしでは、思い切った投資は容易ではないという構えです。
中国の景気減速、近づくアメリカの利上げ、そして、同時テロ事件と、海外発のリスクが積み重なる中、日本は、どのようにしてＧＤＰ６００兆円を実現していくのか。
デフレマインドを払拭する戦略が急がれます。
安倍総理大臣は、滞在先のトルコのアンタルヤで、記者団に対し、年内の臨時国会の召集を見送り、来年１月４日に通常国会を召集する考えを示しました。
安倍総理大臣は、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対応策や、ＴＰＰ・環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意に伴う国内対策を盛り込んだ補正予算案について、ＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合関連の首脳会議を終え、帰国したあと速やかに編成を指示する考えを示しました。
その上で、今月末から始まるＣＯＰ２１に出席することなどから、年内の臨時国会の召集を見送る考えを示しました。
そして、補正予算案などを早期に国会に提出するため、通常国会を来年１月４日に召集する考えを示しました。
おととい起きた強盗殺人事件。
１時間前に撮影された防犯カメラの映像です。
タクシーに乗り込む容疑者の男と殺害された女子高校生の姿です。
この事件は、おとといの夜、東京・江戸川区のアパートの部屋で、近くに住む高校３年生の岩瀬加奈さんが殺害され、バッグなどを奪われているのが、見つかったものです。
警視庁は、この部屋に住むアルバイト、青木正裕容疑者を強盗殺人の疑いで逮捕し、きょう、検察庁に送りました。
青木容疑者は、化粧品の新商品のサンプルが自宅にあるから取りに来ないかと誘ったと供述しているということで、警視庁は、警戒されないよう計画し、事件を起こしたと見て、調べています。
ことし５月、いわゆる都構想が住民投票で否決された大阪。
今度の日曜日、再び、決戦の日を迎えます。
このうち、府知事選挙は、地域政党、大阪維新の会の現職に、自民党が推薦し、民主党、共産党が支援する新人が挑みます。
府と市の関係や、経済の活性化などが争点です。
無所属の新人で、自民党が推薦する栗原貴子さん。
公認会計士の資格を持ち、大阪府議会議員などを務めてきました。
公約に掲げたのが２つある大阪府庁舎の一元化です。
このビルは、橋下大阪市長が府知事を務めていたとき、庁舎として購入したものです。
自民党の谷垣幹事長が応援に駆けつけました。
反維新を掲げる共産党系の団体も会合を開き、支援を確認しました。
栗原さんは、働きながら、３人の娘を育ててきました。
トレードマークは情熱を表す真っ赤なスーツ。
府議会議員時代、維新の議員と対じするときには、必ずこのスーツを身につけてきました。
娘たちも真っ赤ないでたちで、連日、支持を訴えています。
回って回って、母の分までしっかり支えていきたいと思います。
維新が進めた効率化が、大阪の経済を疲弊させたという栗原さん。
商店街や中小企業への支援を強めることで、暮らしを守ると訴えています。
地域政党、大阪維新の会公認で、２期目を目指す松井一郎さん。
絶対戻したらあかん。
前に進めなあかん、頑張ってね。
ありがとう。
公約の柱は、大阪府と大阪市による二重行政の解消です。
政界引退を表明した、盟友、橋下大阪市長とともにいわゆる大阪都構想の練り直しを訴えています。
税金のむだづかいをなくすため、府と市の両方にある公立大学や研究所の統合などを掲げています。
住民投票で、都構想への反対が多かった地域を回り、改革の必要性を訴えています。
分刻みのスケジュールで演説をこなす松井さん。
食事は移動の合間にコンビニ弁当で済ませます。
２週間以上に及ぶ選挙戦。
栄養ドリンクや、睡眠時間の確保で、体調管理を心がけます。
松井さんは、大阪府全体の活性化には、府と市が一体となって成長戦略を描き、新たな産業を育成していくことが不可欠だと訴えています。
無所属の新人、元高校教諭の美馬幸則さん。
教育への投資を主張します。
府民は大阪の未来を誰に託すのか。
今月２２日の投票日に向けて、激しい選挙戦が続きます。
ニュースを続けます。
先月、宮崎市中心部で軽乗用車が歩道を暴走し、２人がはねられて死亡したほか、運転手を含む５人が重軽傷を負った事故。
警察は今夜、軽乗用車を運転していた鹿児島県日置市の川内みつぎ容疑者を危険運転致死傷の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、病気の影響で運転中に意識障害に陥り、事故を起こした疑いが持たれています。
警察は病気の影響で、正常な運転ができないのに運転した疑いがあると見て、詳しい経緯を調べることにしています。
太平洋を囲む国や地域が参加するＡＰＥＣ・アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議がフィリピンで始まりました。
きょうの会議で林経済産業大臣が、先月大筋合意したＴＰＰについて、アジア太平洋地域の貿易や投資の自由化を加速させるとして、より多くの国の参加を促しました。
また岸田外務大臣は、アジア太平洋地域を中心に、日本が質の高いインフラ整備を推進し、実績を上げていることを訴え、経済協力を強化していく考えを示しました。
ＴＰＰ・環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意を受けて、国内の農業対策を検討している自民党の農林関係の会議は、具体的な支援内容を盛り込んだ対策案をまとめました。
このうち、牛肉と豚肉の生産者への支援では、実質赤字経営になった場合に、赤字分を積立金から補填する制度を法制化するとともに、補填の割合を９割に引き上げるとしています。
自民党は、この対策案をあす正式に決定し、政府の政策大綱に反映させるよう求めていくことにしています。
けさ、神戸市のＪＲ東海道線で架線が切れ、４時間余りにわたって一部で運転を見合わせたトラブル。
ＪＲ西日本は、電車の運転士が、誤って架線と架線のつなぎ目の区間に車両を止めたためショートが起き、架線が切れた可能性が高いと見て、調べています。
この区間は、停車を避けるべき場所として看板が設置されていますが、運転士は、停車させていいか看板だと勘違いするミスをしていたということです。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちらは水戸八幡宮です。
よく晴れた青空の下でいちょうですか。
きれいですね。
きょうは全国的に晴れて、小春日和となったんですね。
各地で紅葉が見頃となっています。
金沢市です。
およそ３２０本のメタセコイアが色づいています。
およそ１キロメートル続く並木道、今、見頃を迎えています。
一方、山口県防府市の毛利氏庭園です。
こちらも、紅葉が彩りを添えていますね。
葉が真っ赤に色づいていますね。
きょうの最高気温は、２０度６分。
１０月下旬並みの暖かさとなりました。
きょうは各地で、紅葉狩りにいいお天気だったんでしょうね。
ぽかぽかでしたよね。
ただこの晴れ、長く続かないんですね。
あすは西から雨の範囲が広がってきそうなんです。
では、雨の予想を見ていきましょう。
あしたの朝６時、九州では朝から雨の降りだす所がありそうですね。
そして、そのあと、雨雲は東へと進んでいきます。
お昼ごろには、中国、四国地方でも、雨の所が出てきそうです。
そしてそのあと、夕方になりますと、近畿地方も雨で、九州には活発な雨雲が近づいてきそうです。
そして夜になると、北陸や関東でも雨の降る所が多くなってきそうなんです。
そして今週、このあとの雨の降り方ですけれども、あすは西日本が中心で、特に九州で激しい降り方をする所がありそうです。
そしてあさってになると、さらに東へ進んで、九州から東北、広い範囲で雨となりそうですね。
今週も天気の変化が早くなりますので、合間合間の晴れを上手に使って有効に。
ではあすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは高気圧の中心が東へと移動していきます。
変わって西からは低気圧と前線が進んでくるでしょう。
こちらの、影響で東への雨雲広がります。
特に、前線の南側には、非常に湿った空気が流れ込んできますので、九州では局地的に非常に激しい雨、そして雷を伴う所もありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
新しいアイデアのものをどう取り入れるか。
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
大相撲九州場所は９日目。
きょうから後半戦です。
全勝の白鵬を１敗で追う横綱・日馬富士と、大関・稀勢の里の取組を２番続けてどうぞ。
休場明けの日馬富士。
持ち味のスピードが戻りつつあります。
勢は平幕で２敗と好調です。
…勢。
先にまわしを引きました。
しかし、右四つです。
勢は右四つで上手に相撲が取れます。
右が得意の下手を引いています。
日馬富士、きょうは一気に攻めきれず、組み合います。
慎重です。
下手投げ、これは。
うかつに出ますと、この下手投げがあります。
もう一度下手投げ、下手投げです。
落ち着いていたと日馬富士。
１分近い相撲を制し、１敗を守りました。
同じく１敗の稀勢の里。
照ノ富士との大関対決です。
左からのこの強烈な押っつけ。
差し勝ちました。
しかし上手はまだです。
今、取りました。
寄り切り、稀勢の里の勝ち。
勝ち越しが決まりました。
日馬富士と勢の取組。
下手投げが決まるかと思ったんですけどね。
最後はやっぱり横綱でした。
さすがでしたね、長い取組。
でしたね。
あすは日馬富士、大関・琴奨菊と対戦、こちらもおもしろくなりそうですね。
では中入り後の勝敗です。
差しで争いから。
上手出し投げ、崩した。
速い攻め。
寄り切り、白鵬勝って９連勝。
先に先にきょうも攻めていきました。
この速さには、もう太刀打ちできない。
強い！九州場所、９日目が終わりました。
全勝は白鵬ただ１人。
１敗で日馬富士と稀勢の里、平幕の松鳳山と高安の４人が続いています。
２杯は琴奨菊１人となりました。
さあ、後半戦、ここからどうなっていくんでしょうか。
テニスの錦織圭選手、男子ツアーの上位８人で争うツアーファイナルの初戦。
世界ランキング１位のジョコビッチ選手に完敗でした。
去年のこの大会ベスト４の錦織。
開幕戦で挑んだのは、大会４連覇を狙うジョコビッチです。
勝敗を分けたのは、ファーストサーブの出来でした。
要所でのミスも重なり、流れをつかめません。
さらにジョコビッチのこのプレー。
ラインぎりぎりの正確なサーブに苦しめられました。
錦織は世界王者の前に、僅か１時間５分で敗れました。
その試合から一夜明けた錦織。
日本時間の午後８時３０分から、次の試合に向けて調整を始めました。
相手は過去の対戦で勝ち越している、世界６位のベルディッヒ。
錦織はストロークなどの感触を確かめていました。
第２戦は日本時間のあす、行われます。
プロ野球・西武からＦＡ・フリーエージェントを宣言した脇谷亮太選手。
古巣、巨人と交渉を行いました。
脇谷選手は西武でプレーした今シーズン、複数のポジションを守れる内野手として活躍。
高橋新監督が指揮する巨人にとっては、選手の引退で手薄になった内野手の補強をするため獲得したい戦力です。
交渉では高い評価を伝えられ、単年契約と背番号２が提示されました。
なるべく早く決めたいという脇谷選手。
移籍が決まれば、３年ぶりの巨人復帰となります。
巨人の選手による野球賭博問題で、ＮＰＢ・日本野球機構は来月中旬までに具体的な再発防止策をまとめることを決めました。
この問題で、ＮＰＢはきょう、１２球団の代表者による実行委員会を開き、熊崎コミッショナーが結束して速やかな対策を取るように指示しました。
そしてＮＰＢと巨人を含む複数の球団が参加する対策チームを作り、来月１４日に開かれる次の実行委員会までに、具体的な再発防止策をまとめることを決めました。
また各球団でこれから本格的に始まる契約更改の席などでも、選手に対して指導を行っていくことを確認しました。
シンクロナイズドスイミングの日本代表が練習を公開。
大技のリフトを強化するため、取り入れようとしているのが、中国雑技団の動きです。
チームではまだオリンピックの出場権を獲得していない日本。
来年３月の最終予選に向けた合宿を公開しました。
今、指導を受けているのは、中国雑技団の元団長、大技のリフトにその動きを取り入れるためです。
元団長が指摘する課題は、筋力や柔軟性の不足。
このため、凸凹の肩の上を歩いて、上の選手はバランスを、土台の選手の筋力を鍛えるメニューが取り入れられました。
これは複雑な体勢から足をしなやかに曲げるトレーニング。
柔軟性を高めるねらいです。
日本はことし７月の世界選手権で銅メダル。
新しいことを積極的に取り入れて、お家芸復活を狙います。
雑技団の元団長、今週土曜日まで、１週間みっちり指導します。
パリの同時テロ事件で、今、新しい情報が入りました。
過激派組織ＩＳは１６日、イスラム教徒に対して、アメリカ主導の有志連合に加わっている国々を攻撃するよう改めて呼びかける動画の声明を、インターネット上に出しました。
その上で、恐怖はまだ続く。
これからもっとひどいことが起きると、さらにテロを続ける可能性を示唆しています。
それでは、パリの現場にいる河野キャスターに再び、伝えてもらいます。
河野さん、心配な情報、入ってきましたね。
そうですね。
フランス政府も、再びテロが起きる可能性を明らかにしていまして、市民の間では緊張が再び高まってきています。
こちら、テロの現場では犠牲者に祈りをささげる人の姿、絶えません。
花の都パリは、今も深い悲しみに包まれています。
2015/11/16(月) 21:00〜22:00
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュースウオッチ９▽世界に衝撃広がるパリ同時テロ 河野キャスターが現地報告[二][字]
世界に衝撃広がるパリ同時テロ 当局の捜査で徐々に詳細明らかに 河野キャスターが現地から緊急報告▽トルコのＧ２０もテロ対策に議論集中▽大阪Ｗ選挙・府知事選の行方は
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース／報道 – 定時・総合
ニュース／報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0＋1/0モード（デュアルモノ）
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
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