FNNスピーク【全国・関西の最新ニュースを分かりやすく!】 2015.11.17


こんにちは。
パリで起きた同時多発テロ事件で、フランスが全面対決宣言です。
フランスのオランド大統領は16日、異例の演説を行い、過激派組織イスラム国と、戦争状態にあるとして、空爆を強化する方針を明らかにしました。
オランド大統領は、非常事態の期間を3か月間に延長する方針や、テロを起こすおそれのある二重国籍の人物から、フランス国籍を剥奪する方針を明らかにしました。
その上で、一部の法制では憲法の修正が必要だとして、議会に理解を求めました。
また、シリア近海に空母シャルル・ド・ゴールを派遣して、イスラム国への空爆を強化することも表明しています。
パリの同時多発テロ事件について、捜査当局は、犯行グループは、隣国のベルギーを拠点として、シリアからの指令を受けていたと見て、家宅捜索などの捜査を行っています。
パリでおよそ130人の犠牲者を出したテロ事件を受け、ブリュッセルにある市庁舎は、追悼の意味を込めて、フランス国旗の色に染められています。
捜査は今、フランスの国外にまで広がりを見せています。
犯行グループは、事件に使用した車をベルギーで借りるなど、テロの準備はここ、ベルギーで進められていました。
特に重点的に捜査が行われているのは、中東からの移民が多い、ブリュッセル近郊のモレンベーク地区で、今回のテロの実行犯数人が生まれ育った場所であり、シリアから事件を主導したとされる、イスラム国幹部、アブデルハミド・アバウド容疑者も、この地区の出身でした。
ベルギー警察は16日、実行犯のイブラヒム・アブデスラム容疑者の弟で、指名手配されているサラ容疑者の逮捕に向け、大規模な捜索を行いましたが、発見には至りませんでした。
お伝えしたとおり、事件の拠点と見られているのが、ベルギー・ブリュッセルのこちら、モレンベーク地区です。
現場のパリまでは、高速鉄道でおよそ1時間半で、車でも3時間余りで自由に行き来できます。
そして首謀者とされる男の出身地でもあるこの地区が、なぜ拠点になったんでしょうか。
モレンベーク地区は、中東や北アフリカのモロッコからの移民やその子孫が人口の大半を占めています。
歴史的に旧ソビエトや旧ユーゴスラビアからの武器が密売される、闇市場が存在してきたことでも知られています。
この地区の出身で、今回のテロの首謀者とされる、アブデルハミド・アバウド容疑者は、ことし4月のパリの教会攻撃計画のほか、未遂に終わった8月のパリ行き高速列車への攻撃に関与したとして、捜査当局がマークする存在だったと、地元メディアは報じています。
今回の同時多発テロの全容解明は、今後のベルギー警察による捜査が鍵を握ります。
一方、過激派組織イスラム国は16日、新たにアメリカの首都ワシントンを標的とするテロに言及する声明を出し、アメリカ治安当局は、警戒を強めています。
CIA・中央情報局のブレナン長官は、パリの事件について、長い時間をかけて周到に練られた計画だったと指摘し、今後もテロの危険性があるという認識を示しました。
ワシントンなどでは、主要な施設で、警備の強化を行っていますが、アメリカ政府は、これまでにテロ攻撃の具体的な情報はないとしています。
またアメリカ政府は、シリア難民の受け入れを大幅に増やすことを決めていますが、アメリカメディアによると、これまでに20以上の州知事が、テロへの懸念などから、受け入れを拒否する意向を表明していて、今後、議論を呼びそうです。
その一方で、イスラム国が拠点を置くシリアの国内では、現在各地で、政府軍との激しい戦闘が続いています。
FNNは今回、その一つである中部の町、サダドに、日本のメディアとして初めて入って取材を行いました。
広い砂漠地帯を進む戦車。
シリア中部の都市ホムスからおよそ50キロ離れた町、サダドでは、政府軍とイスラム国の間で、しれつな戦闘が繰り広げられています。
サダドの町の中心部にある広場です。
こちらでは、犠牲者の広場と今は呼ばれていて、今回、イスラム国との先頭で亡くなった、兵士の2人の写真が掲げられています。
イスラム国は今月初め、サダドの隣の村を占拠。
続いてサダドまで奪われる事態になれば、ホムスなどの主要都市につながる道路に、攻撃を受けることになりかねず、シリア政府にとってはどうしても死守したい場所です。
危険と隣り合わせの生活にもかかわらず、住民は、イスラム国の脅威に屈しないという強い思いで生活していました。
テロの際、パリに滞在していた日本人旅行者がきょうも帰国し、テロ後も緊迫している現地の状況を語りました。
最初の1日目ぐらいは、やはり戒厳状態で、2日目以降は、なるべく平常に戻ろうとしてた感じですね。
パリの市内観光は諦めて、もうホテルに缶詰めというか滞在してましたね。
旅行客の中には、市内での観光を断念したり、テロのあとも中心街で物騒な状況を目撃した人もいました。
通りを歩いていて、横を見たら、パトカーが止まって、中から警察が出てきて、拳銃を持って何かを探している状況。
事件があった一つの場所の近くで、その日のランチを食べていたりとか、われわれにとっても身近な場所でもあったのかなと。
では次です。
普天間基地の移設計画を巡って、沖縄県の翁長知事による、名護市辺野古沿岸部への埋立承認取り消しは違法だとして、国土交通省は、代執行訴訟を福岡高裁那覇支部に提起しました。
普天間基地の移設計画を巡り、翁長知事は、埋立承認には法的なかしがあり、取り消し処分は適法だと主張し、国土交通省による是正指示を拒否しました。
これを受けて国交省は、知事に代わって埋め立てを承認した状態に戻す、代執行を求めて、行政訴訟に踏み切ったもので、けさ、福岡高裁那覇支部に訴状を提出しました。
代執行の適用に向けて、国が裁判を起こすのは、地方自治法が改正されて以降、この15年間で初めてで、政府と沖縄県の対立は、法廷闘争という、新たな局面を迎えます。
東京・江戸川区で、17歳の女子高生が殺害された事件で、逮捕された元同僚の男の家から、首絞めをテーマにしたSM系のDVDや、大量のアニメフィギュアなどが見つかっていたことが分かりました。
今月12日、元同僚の岩瀬加奈さんを自宅で殺害し、現金を奪った疑いで逮捕された、青木正裕容疑者は、首絞めに興味があり、興味半分で殺したと供述しています。
その後の調べで、青木容疑者の自宅からは、刃物で切られた岩瀬さんの衣服のほかに、およそ420枚のDVDが見つかり、首絞めをテーマにしたSM系のものもあったことが分かりました。
ハプニングバーみたいな所に、興味があるみたいで、誘われた。
女性関係でうまくいってないって、なんかアニメのキャラクターに例えて、なんか話したりしてました。
また自宅からは、大量のアニメキャラクターのフィギュアも見つかっていたことが新たに分かりました。
青木容疑者は、借金が100万円あったと供述していますが、警視庁は、
2歳の長男に、たばこを吸わせたとして警察に逮捕された、父親と交際相手の少女が、ほかにも何回かやったと供述していることが新たに分かりました。
自称、栃木県足利市の無職、羽渕駿容疑者と、交際相手の少女は、今月11日、羽渕容疑者の長男に、火のついたたばこを吸わせた疑いが持たれています。
2人が動画をインターネットに投稿したことから発覚。
調べに対し、遊び半分でやってしまった。
こんなにおおごとになるとは思っていなかったと、容疑を認めています。
さらに2人が、これまでにほかにも何回かやったと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
2人は、今月上旬から交際を始めたということで、愛知県警は、2人が交際後にたばこを吸わせるようになったと見て、余罪を調べる方針です。
続いては、自民党の小泉進次郎氏が、農林部会長として初めて取りまとめる、TPP対策です。
小泉氏は今月、山梨や静岡で農園を視察したり、農業関係者から生の声を聞いたり、備蓄米と新米を食べ比べたりと、各地を行脚しました。
農政新時代と題した自民党の対策の中身はどうなるのか。
中継でお伝えします。
知名度に優れた小泉氏が、農業関係者との間に直接立って、いわばガス抜きを図り、当初のスケジュールどおりに取りまとめができたことは、一定の評価ができます。
しかし、課題は対策の中身となります。
農業の抱えている大きな課題はいっぱいあるわけです。
今回で対策は終わったということではないですよ。
取りまとめられた提言は、小泉氏自身が、農政新時代と命名し、政府が25日に示すTPPの政策大綱に反映される見通しです。
重要5品目では、畜産農家の赤字を国が補てんする割合を拡大して、法制化することや、米についても、備蓄米として国が買い上げる量を増やし、価格下落を防ぐ対策などを盛り込んでいます。
しかし小泉氏も重要だと語る、人材の育成や競争力強化など、将来に向けた具体策は今後の検討課題となっています。
地方を回り、耳を傾ける小泉氏の姿勢には、現場の農家からも評価の声が上がっていますが、今後は具体策の策定に向けた、政治家としての実力が問われることになります。
では続いてワールドトピックス。
世界最古の遊園地が、クリスマスイルミネーションで輝きました。
おとぎの国に迷い込んだかのような世界が広がるのは、デンマークのコペンハーゲンにあるチボリ公園です。
1843年に開園した世界最古の遊園地で、ディズニーランドも、ここをモデルにしたとされています。
ことしは80万個のイルミネーションで、園内すべてが美しい光に包まれました。
観光客だけではなく、地元の人からも愛され、クリスマスシーズンだけでも、100万人以上が足を運ぶそうです。
奈良市の小学生・有山楓ちゃんが誘拐され殺害された事件からきょうで11年が経ち、楓ちゃんが通っていた小学校では、命の大切さについて考える全校集会が開かれました。
2004年、奈良市の小学1年だった有山楓ちゃん
(当時7歳)は、下校途中に誘拐され幼い命を奪われました。
事件からきょうで11年がたち、楓ちゃんが通っていた小学校では黙とうを捧げ、命の大切さについて考えました。
また父・茂樹さんは手記公表し、「事件から11年が経ちますが、あの日のことはいまだ信じられない思いでいます」。
「子ども達が笑顔で過ごせる社会になることを心より願います」と今の心境を綴っています。
きのう夜、京都市下京区でタクシーとバイクが衝突し、バイクを運転していた男性が死亡しました。
警察はタクシーを運転していた男を逮捕しました。
過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されたのは八幡市のタクシー運転手坪内重和容疑者
(52)です。
坪内容疑者はきのう午後7時50分ごろ、京都市下京区の国道でホテルに入ろうと右折した際、バイクに衝突した疑いがもたれています。
この事故でバイクを運転していた小林正典さん
(47)がおよそ1時間後に死亡し、タクシーの後部座席に座っていた女性二人もそれぞれ重傷と軽傷です。
坪内容疑者は「右折する先に気がいってしまった」と容疑を認めていて、警察は容疑を過失運転致死に切り替えて捜査する方針です。
奈良市が公売にかけた「奈良ドリームランド」の跡地について、大阪の不動産会社がきょう、7億3千万円で正式に落札しました。
9年前に閉園して以降放置されていた「奈良ドリームランド」の跡地は、土地を活用するため奈良市が差し押さえ、去年、公売にかけられましたが開発が原則禁止されているため入札者が現れませんでした。
しかし先週、2回目の公売を実施したところ、大阪の不動産会社・「SKハウジング」が7億3千万円で入札しました。
そして入金の期限となるきょう、「SKハウジング」の関係者が奈良市役所を訪れ代金を支払うなど所有権移転の手続きを済ませました。
SKハウジングは、跡地の活用法について、「何も話せない」とコメントしています。
2015/11/17(火) 11:30〜11:55
関西テレビ1
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