今日は赤荻アナウンサーとお伝えします。
１２９人が死亡したパリの同時多発テロ事件で、フランスのオランド大統領は１６日、演説し我々は、テロリストと戦争状態にあると述べた。
パリから中継。
現場の劇場前です。
午前３時半を回りましたが、雨が降る中、犠牲者を追悼するロウソクの火は灯り続けています。
一方、１６日、演説を行ったオランド大統領は、フランスが戦争状態にあると強調しました。
フランスはテロ事件の後もシリアの過激派イスラム国への空爆を続けているが、オランド大統領は演説で、テロについて、シリアで計画されベルギーで組織されたとした上、国内外に向けてテロに屈しない姿勢を改めて示した。
令状なしの家宅捜索などを可能にする非常事態宣言については３カ月間の延長を議会に求めた上治安対策のための予算を増額し、警察官を５０００人増員すると話した。
演説が終わると、議員らが立ち上がって大きな拍手を送り、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」が斉唱された。
捜査の状況だが、フランスの警察当局が公開手配した逃走中のサラー・アブデスラム容疑者の消息はまだわかっていない。
ただ事件翌日の朝に車でベルギーに向かい、国境の検問所を通過していたことがわかったとのことで、ベルギー警察が首都ブリュッセルで大規模な捜索に乗り出した。
爆発音がしました、何の音でしょうか。
また爆発音がしました。
外壁が崩れて粉が落ちてきました。
ヨーロッパの複数のメディアによると、ベルギーの警察は１６日、逃走中のアブデスラム容疑者が支援者のもとに潜んでいるとの情報から、身柄の確保を試みたが結局、失敗に終わったとのこと。
パリでは事件以降、明かりが消されていたエッフェル塔がフランス国旗の３色に彩られるなど観光名所も再開しつつある。
ただ、最大の犠牲者を出したこちらの劇場前では１６日正午に行われた黙とうの際、訪れた人々が涙を流す姿も見られた。
市民は悲しみを引きずりながら、日常生活を取り戻そうとしている状況です。
今回の同時多発テロでは、実行犯の１人が難民に偽装して入国した可能性も出ていてこれまで難民に比較的寛容だったフランス社会に大きな衝撃を与えている。
パリの同時多発テロが起きた翌日、フランス北部リールでは、被害者の追悼のため市民らが集まった広場に、イスラム教徒追放を掲げる一団が近づき警察が制止する騒ぎとなった。
また、イスラム教徒への嫌がらせも起きている。
パリ郊外のモスクです。
事件の後、建物の柱などに赤い十字の落書きがされたということです。
現在は消されていますが柱のほかの部分と色が違っています。
落書きはすぐに消したとのことだが、モスクの副代表は、事件の報復でやられたと話す。
一方、移民排斥などを掲げるフランスの極右政党、国民戦線のルペン党首が１６日、ＪＮＮのインタビューに応じた。
今回の事件では容疑者の１人が難民を偽装してギリシャ経由で入国した可能性が出ているがルペン党首は、私たちは難民の中にテロリストが混ざっていることがわかっているとした上で、欧州統合で廃止された国境管理の復活を主張した。
また、シリア情勢について、フランスによる空爆の効果を否定した上、フランスはアメリカとともに大きな過ちを犯しこういうことになってしまったと批判した。
こうした中、アメリカＣＩＡのブレナン長官は１６日、パリと同じようなテロはほかにも計画されているだろうと指摘した。
ＣＩＡのブレナン長官はパリでのテロについて、数カ月かけて計画的かつ丁寧に準備された行動だと述べ、その背景について、空爆などでシリアやイラクでの勢力拡大を阻まれているイスラム国が目を外に向け出したと説明した。
またイスラム国に対抗するためには各国の当局による前例のない水準の協力と、情報の共有が求められていると訴えた。
こうした中、国際ハッカー集団のアノニマスを名乗る人物がイスラム国に対して大規模なサイバー攻撃を予告する声明を出した。
声明では罪のない人々を殺すというパリでの行為を放っておけない、報復として、これまでで最大のサイバー攻撃を仕掛けると表明している。
来年、三重県で行われる伊勢志摩サミットまで半年と迫る中警察庁の金高雅仁長官は、パリの同時多発テロを踏まえた警備対策の徹底を指示した。
今日、警察庁で行われている伊勢志摩サミット警備対策委員会で警察庁の金高雅仁長官はこのように訓示し、パリで起きた同時多発テロを受け一層の危機意識を持って警備を行うよう求めた。
この会議には警察庁のおよそ１００人の幹部と担当者が集まり、テロリストに関連する情報の収集や国と沖縄県が法廷で争うことになる。
アメリカ軍普天間基地の移設問題で、沖縄県の翁長知事が名護市辺野古沿岸部に関する埋め立ての承認を取り消したことに対し、国は、この取り消し処分の撤回を求め、提訴した。
午前８時半頃、普天間基地の移設問題をめぐり国は沖縄県の翁長知事が辺野古沿岸部に関する埋め立ての承認を取り消したことについて撤回するよう求め、地方自治法に基づき、福岡高裁那覇支部に提訴した。
石井国土交通大臣はこれまで翁長知事に対し、埋め立て承認の取り消しは著しく公益を害するとして、撤回するよう求めてきたが、翁長知事が従わなかったため行政訴訟に踏み切った。
これで国と沖縄県が法廷で争うことになり、国が勝訴すれば、石井大臣が翁長知事に代わって取り消し処分を撤回する代執行を行う方針。
国による提訴について沖縄県内の反応。
沖縄県の翁長知事は今日夕方、県の考えなどについて記者会見する予定。
座り込みを続ける市民からは辺野古移設を強行する国の姿勢に抗議の声が上がった。
那覇市内では号外が配られ、通りかかった市民たちが受け取っていた。
Ｇ２０首脳会議のためトルコを訪問していた安倍総理は間もなく帰国し、明日から再びＡＰＥＣに出席するため、フィリピンに向かう予定。
安倍総理は今日未明、Ｇ２０出席のため滞在していたトルコのアンタルヤを出発。
間もなく、羽田空港に到着する予定Ｇ２０ではフランス・パリで発生した同時多発テロを受けて各国首脳がテロ行為を非難し、テロとの戦いでの連帯を確認する共同声明を取りまとめた。
安倍総理は、明日朝には再び羽田空港を出発し、ＡＰＥＣとＡＳＥＡＮ関連首脳会合に出席するためフィリピンとマレーシアを訪問する予定で、テロとの戦いや中国による東シナ海、南シナ海問題などで日本の主張を訴えたい考え。
２歳の長男にタバコを吸わせたとして２４歳の父親と交際相手の１６歳の少女が逮捕された事件で２人はフェイスブックで知り合い、少女の家で同居していたことがわかった。
逮捕された栃木県足利市の無職、羽渕駿容疑者２４歳と交際相手の名古屋市北区の無職で１６歳の少女は今月１１日、羽渕容疑者の２歳の長男にタバコを吸わせた暴力行為等処罰法違反の疑いが持たれている。
その後の取材で羽渕容疑者はフェイスブックで少女と知り合っていたことがわかった。
羽渕容疑者は今月上旬から少女の家で少女の母親や兄とともに同居していて羽渕容疑者と少女は、長男にタバコを吸わせている様子をスマートフォンで撮影し、フェイスブックに投稿していた。
現在は児童相談所に保護されているとのこと。
調べに対し２人は、遊び半分でやったと容疑を認めているとのこと。
世界最大のホテルチェーンの誕生。
アメリカの大手ホテルチェーン、マリオット・インターナショナルはシェラトンなどを運営するスターウッド・ホテルズをおよそ１兆５０００億円で買収すると発表した。
マリオット・インターナショナルはマリオットのほかリッツ・カールトンなど、世界８５カ国で４３００のホテルを運営する世界有数のホテルチェーン。
一方、買収が決まったスターウッド・ホテルズは、シェラトンやウェスティンなど高級ホテルを中心に展開。
両社を合わせたホテル数は５５００、客室数は１１０万室を超える世界最大のホテルチェーンが誕生することになる。
買収額は１２２億ドル、およそ１兆５０００億円で、マリオットはホテルブランドの拡充によって競争力を高め、ライバルのヒルトンなどを突き放したい考え。
東京・江戸川区で１７歳の女子高校生が殺害された事件で、逮捕された男が借金が１００万円ぐらいあったと供述していることが新たにわかった。
警視庁は男が借金から自暴自棄になり犯行に及んだと見て調べている。
この事件は江戸川区のアパートでアルバイトの青木正裕容疑者が知人で高校３年生の岩瀬加奈さんの首を絞めて殺害し、バッグなどを奪ったとして逮捕されたもの。
その後の警視庁の取り調べに対し青木容疑者が、金融機関からの借金が１００万円ぐらいあったと供述していることが新たにわかった。
警視庁は青木容疑者が借金を返済できずに自暴自棄になり犯行に及んだと見ている。
また、青木容疑者は、化粧品のサンプルをあげると言って岩瀬さんを自宅アパートに誘っていたが、取り調べに対し、岩瀬さんが逃げられないように自宅アパートに先に入れ、玄関に鍵をかけてから首を絞めたと供述しているとのこと。
警視庁は計画的な犯行だったと見て、当時のいきさつや動機について調べを進めている。
教師が障害のある生徒を殴り、ケガをさせていた。
先月、名古屋市千種区の公立中学校で、特別支援学級を担当する５０代の男性教師が授業中に障害のある男子生徒の頭を素手で数回殴り、全治３日のケガをさせていたことがわかった。
この日、授業はこの教師と男子生徒の１対１で行われていて、帰宅した生徒の頭が腫れているのに保護者が気づき、発覚した。
男性教師は、授業に遅れてきたのでたたいたと話しているとのことで、生徒の保護者は警察に被害届を提出した。
中学校はあってはならないことで、大変重く受け止めているとコメントしている。
自民・公明両党は、消費税が１０％に引き上げられる際に導入される軽減税率について、議論のこう着状態を打開するため、幹事長レベルでの協議を同時並行で進めることになった。
関係者によるとこれまで、両党の税制調査会の幹部が水面下で協議を進めてきたが対象品目や財源について考え方の隔たりが大きかったため、格上の幹事長レベルでも話し合うことになったもので来月１日までの決着を目指す。
大阪市教育委員会は学校に通う子どもの問題行動を５段階のレベルに分けレベルごとに学校の対応をルール化することを決めました。
大阪市教育委員会できょう採決された「学校安心ルール」では児童や生徒の問題行動についてレベル１から５まで５段階に分類されています。
たとえば、「他の子がいやがることを言う」のはレベル１、「プロレス技をかけるなどの暴力をふるう」のはレベル３、「傷害や恐喝行為」はレベル５でそれぞれに学校側の対応が定められていてレベル３以上では警察に相談や通報をすることになっています。
現場の先生から「明確なルールがないと生活指導が難しい」「警察に相談することがあると保護者にあらかじめ通知したい」などの要望があったことからルール化に踏み切りました。
市教委ではこのルールを来年度の１学期から試験的に実施する予定です。
奈良市の当時小学１年生だった有山楓ちゃんが誘拐・殺害されてからきょうで１１年となり、楓ちゃんの父親が手記を公表しました。
有山楓ちゃんは今から１１年前の２００４年１１月１７日に誘拐され殺害されました。
楓ちゃんの父、茂樹さんは公表した手記の中で、「楓の写真を見ていると、笑っている楓が今にも動き出し、そして話し掛けてきそうです。
」と今の心境綴り、「子ども達が笑顔で過ごせる社会になることを心より願います。
」と締めくくっています。
一方、楓ちゃんが通っていた小学校では毎年行われている「命を考える集会」が報道陣に初めて公開されました。
校長が「自分の命を大切にし自分の夢に向かって生き抜いてほしい」と話し児童が耳を傾けました。
楓ちゃんの両親は本が好きだったという楓ちゃんを思って毎年本を小学校に寄贈していて図書室では寄贈された１２０冊などが「かえでちゃん文庫」として児童に親しまれています。
今年も１３冊が両親から寄贈されたということです。
兵庫県内の市で唯一警察署がなかった小野市に小野警察署が新設され、きょう落成式が行われました。
小野市は、これまでとなりの加東市にある社警察署の管轄となっていて、兵庫県内の市の中で唯一、警察署がありませんでした。
今月２日から業務を開始した小野警察署は鉄筋コンクリート５階建てで総工費およそ１０億円、県内５か所目となる女性専用の留置場があり、女性警察官１１人が留置管理係を務めます。
兵庫県警の警察署が新設されるのは１９７５年の神戸北警察署以来４０年ぶりです。
2015/11/17(火) 11:30〜11:55
ＭＢＳ毎日放送
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