こんにちは。
11月17日火曜日、情報ライブミヤネ屋です。
まずはこちらですが、2歳の長男にたばこを吸わせ、その動画をインターネット上に公開した24歳の父親と、その交際相手の16歳の少女が、きのう逮捕されました。
2歳の長男にけがはないということなんですが、とんでもない行為に、批判が集まっています。
映っているのは、2歳の男の子。
その子に。
たばこを吸わせている。
嫌がる男の子に再び、たばこを。
吸わせているのは、なんと、この男の子の父親と、その交際相手の少女だった。
2歳の長男にたばこを吸わせたとして逮捕された羽渕駿容疑者と、交際相手の16歳の少女。
問題が発覚したのは今月11日、子どもにたばこを吸わせる動画を、みずからがインターネット上に投稿したことからだった。
ネット上ではすぐに非難の声が。
すると、翌日には。
動画の件なんですけど、あれわ本当に悪かったと思っています。
ふざけ過ぎました、すみません。
でも、皆さん、あれわ吸ってはないんで。
本当に反省してます。
子どもを大切にしますんで、皆さん、警察には言わないでください。
しかし、その4日後、羽渕容疑者らは逮捕された。
警察の調べに対し。
遊び半分で子どもにたばこを吸わせました。
申し訳ありません。
と、2人とも容疑を認めているという。
羽渕容疑者の2歳の長男にはけがはなく、今は児童相談所に保護されているという。
子どもの命を預かる親として、悪ふざけにしてはあまりにも身勝手で軽率な行動。
警察は、以前にもこういった行為がなかったか調べを進めている。
とんでもない話なんですが、改めてこちらご覧ください。
事件の経緯です。
こちらです。
ことし、時期は不明となっているんですが、羽渕容疑者と少女がフェイスブックで知り合ったのがことしです。
そして10月の20日に羽渕容疑者のフェイスブックに、婚約と書き込みがありました。
そしてこちらも時期は不明ですが、羽渕容疑者が2歳の長男と共に、栃木の家からいったん、行方不明になっているんですね。
そして今月の上旬です。
羽渕容疑者が少女に会うために、愛知県の名古屋市へ来て、そのまま少女の家に住み始めたということなんですが、その少女の家には、少女の母親と兄、少女、そしてそこに2人が転がり込んできたと。
3人で住んでたわけじゃないんだ。
そうなんですね。
母親と兄もいたということです。
そして11日に、羽渕容疑者と少女が2歳の長男にたばこを吸わせ、その動画をフェイスブックに載せ、短時間で削除しましたが、ネット上に拡散して、物議を醸したということです。
そして12日に、羽渕容疑者がフェイスブックに、反省してます、警察に言わないでと書き込みをします。
そしてきのう、2人が逮捕され、容疑を2人とも認めているということです。
クリスティーン、2歳の男の子にたばこを吸わせること自体がとんでもないことなんですが、これ、フェイスブックに載せてるっていうことは、全く罪の意識はないっていうことですよね。
本当ですよね。
24歳、私より1個上なんですけど、本当に何がいいのか悪いのかの判断がつかないのかっていうこと、怒りしか覚えないんですけれども。
フェイスブックに載せるということで、それが単なるふざけているっていうふうに世間が取るって思ってること自体がびっくりするんですけども。
日常的に虐待がなかったのかどうかということなんですが。
こちらはですね、羽渕容疑者のフェイスブックにあった写真なんですが、長男の左ほほに、大きなこの傷があるんですけれども、インターネット上では、たばこによるやけどではないかといった声が上がっているんですね。
しかし、2人に対して非常に子どもが懐いている様子もあるんですね。
こちらのVTR、ご覧ください。
これはですね、羽渕容疑者が長男にたばこを吸わせたとされる日にフェイスブックに掲載された動画なんですが、これ、寝転んでいるのが少女ですね。
その少女の足を、子どもが持ってじゃれる様子が映っているんですが。
これはね、子どもっていうのは、春川さん、ある程度のことがあっても、自分の父親とか母親とかに対しての愛情みたいなところは、やっぱり受けたいっていう思いがあるんで、これがあるんで、虐待が日常化しているかしてないかっていうのは、これだけじゃ取れないですよね。
これだけじゃ判断できないですね。
ましてや2歳だと、なんかされたときに、誰にどういうふうに、どういう意図を持ってされたのかっていうのはたぶん、分かってないでしょうから、これだけをもって懐いていたというのは、どうかなという気がしますね。
だって、本当にDVを受けている子どもたち、すごくけがをしているけど、お母さんの所に、本当に飛び込んでいったり、抱きついていったりする子ども、いるわけですからね。
この虐待なんですけれども、常習化していたのかということなんですが、今回の見た手ですけども、逮捕がこれ、暴行ではなくて、暴力行為等処罰法違反の疑いということで、これはどういうことなのか、お2人に聞きました。
嵩原弁護士によりますと、もともとは集団リンチなどに適用されるのが、法改正で暴力行為の常習というのが加わったそうです。
なので警察は、虐待が常習化していたのではと考えたのではないかと。
一方、亀井先生ですが、虐待の常習化と見るのが普通ですが、2人というのを集団とした可能性もある。
暴行よりも刑罰を重くするために、こちらを取ったんではないかと。
つまり本来は集団リンチなどに使うものなんですけれども、それをいわゆる父親と16歳の少女、これ、集団であると。
さらに、これはたばこを吸わせてるだけじゃないんじゃないか、ほかにも虐待があるんではないかということで、非常に重く見たと、森本さん、言ってもいいんでしょうね。
そうだと思いますけども、同居している人が、まだ2人いるわけですから、日常生活は少し全体として、関係者に全部聴取するっていう必要があるんじゃないでしょうかね。
そうですね。
少女の母親、少女の兄と同居していた。
この2人はそういう事情を知っていたのかどうかというところも、注目になってくると思いますが。
続いてはこちらです。
きのう、第一報をお伝えしました、阿藤快さんの急死ということなんですが、芸能界から悲しみの声が続々と届いています。
また阿藤さんを襲った血管の病、これ、大動脈りゅう破裂胸くう内出血。
どういう病気なんでしょうか。
専門家のお医者様に聞きます。
映画館っていうのはな、愛を育む場所でもあるんだよ。
俳優、阿藤快さん。
別れのときはあまりにも突然訪れました。
なんだかなぁーっていうような。
ごく最近まで、仕事を続けていた阿藤さん。
しかし、共演者たちは、ある異変を目にしていました。
すごく汗かいてらっしゃったから、体の具合が悪いのかなと。
本当につらそうで、ずっと背中が痛い、背中が痛いとおっしゃっていたので。
阿藤さんの命を奪ったその病とは。
阿藤快、つぶ貝食って、つぶやいた、うまい。
阿藤さんとの突然の別れに、グルメリポートで共演した食レポ界の後輩たちが、悲痛な胸のうちを明かしました。
誰よりもロケ先のおじちゃん、おばちゃんと距離を縮めるのが早い人でした。
辛すぎるものには辛い、しょっぱすぎるものにはしょっぱいと、うそをつかない人でした。
いつも会うと、ニコニコ優しく、いろんなことを教えてくださった、大好きな阿藤快さん。
まだまだたくさんお話ししたかった。
早いです、早すぎます。
また彦摩呂さんは、きのう、阿藤さんが出席予定だった講演で、代役を務めた。
快さんの事務所からも、阿藤の代わりに彦摩呂さんが行ってくれるなら、本人も安心しますというご伝言を聞いて、泣けて泣けて、たまらない気持ちに襲われました。
なんだかなぁーが聞きたい。
ええ!それ、なんだかなぁーじゃない。
1週間前まで精力的に仕事をこなしていたという阿藤さん。
今月1日まで舞台で共演していた、元バレーボール選手でタレントの大林素子さんは、阿藤さんのある異変を感じていました。
空き日のときに、病院に行かれていて、1軒目の病院が、ちょっとあんまりよくなかったので、もう1軒、行ってくるわって言って、2軒目の病院のあとに、薬がすごい効いたから、きょう元気なんだよとおっしゃって、千秋楽の舞台にも立たれていたんですね。
もしかしたら、なんかのサインだったのかな。
最近、体の不調を訴えていた阿藤さん。
実は、阿藤さんの体は、特定の部分が悲鳴を上げていたのです。
舞台で共演していたタレントの日出郎さんは。
9月から稽古に入ったんですけれども、稽古中もずっと、背中が痛いというふうにおっしゃってたんですね。
劇場に入って、本番とかをやっているうちに、もう本当につらそうで、ずっと背中が痛い、背中が痛いっておっしゃっていたので、おじいちゃん、大丈夫?って言ったら、あの、痛いんだよっておっしゃってたので。
もしかしたら相当きつかったのかもしれないですね。
9月末に、ドラマ撮影で一緒だったタレント、ピーターさんも。
久しぶりにお会いして、すごく汗かいてらっしゃったから、体の具合が悪いのかなとは、ちょっと思ったんですけどね、今、考えればね。
背中って、結構、心臓なんですよね。
背中が痛いとか。
阿藤さんが訴えていた背中の痛み。
所属事務所によると、阿藤さんは心臓に持病を抱えていたといいます。
そして発表された死の原因。
それは。
大動脈りゅう破裂胸くう内出血。
果たして、それはどのような病気なのか。
背中の痛みとの関係は。
このあと、専門の医師を交え、詳しく解説します。
ここからはスポーツニッポンの阿部さんです。
よろしくお願いします。
そして富永病院循環器科部長の氏野経士先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、阿藤さん、ずーっとお仕事をされてたんですね。
こちら、ご覧ください。
亡くなるまでの1週間ですが、11月の8日には、映画の舞台あいさつに出ているんですね。
ただこのとき、背中や腰が張るので、マッサージを受けていたということです。
そしてその翌日には、イベントに参加しています。
そしてここからお休みに入るんですが、14日のお誕生日のときに祝福メールに返信がなく、妹さん、マネージャーが自宅を訪れましたが、応答がなかったということです。
そしてその翌日15日に北海道の講演会に姿を見せなかったので、マネージャーさんたちが自宅に入って、ベッドで亡くなっている阿藤さんを発見したということです。
阿部さん、直前まで本当にお仕事をされていたと。
そうですね。
この1週間もそうなんですが、9月、10月もですね、舞台出演、そしてドラマ、映画の撮影と、そして地方に舞台あいさつに、また行ったりというようなことで、本当にスケジュールがいっぱいだったそうです。
ただ、やっぱり周辺の方々の話では、背中が痛いとおっしゃっていたと。
そうですね。
背中が痛いということで、先ほども、やはり舞台の共演者の方が、指圧してあげたりということもあったんですが、基本的には湿布を貼ったりとかですね、する形で、なかなか病院のほうに自分からは、勧められても行かなかったようです。
大林さんがおっしゃっていたんですけど、休演日に病院に行かれて、1軒目行かれて2軒目行かれたっていうことですから、相当、やっぱり舞台のときはきつかったんでしょうね。
もうひどい痛みだったということで、自分でスケジュールを空けて、飲み会、ちょっと、みんなで懇親を深めるための、そのときにも、阿藤さんのスケジュールを聞いて、そのスケジュールに合わせていたんだけれども、やっぱちょっと疲れちゃったからいいやというぐらいひどかったんですね。
阿藤さんは、お1人暮らしだったんですか?
そうなんです。
奥様とご長男、息子さんがおられたんですけれども、同居はされてなかったんですね。
その理由については、分からないんですけれども、マネージャーの方も、奥様とは、15年以上、ずっとお付きの方なんですが、お会いしたこと一度もないというお話でした。
それから、持病みたいなのを持っていらっしゃったんですかね?
心臓の血管が詰まっているということは、もう何年か前に、関係者の方には言っていたそうで。
そういうお話は本人は言っていたそうです。
今回、阿藤さんを襲った病気が、大動脈りゅう破裂の胸くう内出血ということなんですが、こういう病気だそうです。
全身に血液を送る、これ大動脈が、大きく膨らんでこぶになって破裂する。
胸くう内に大量出血した状態、血圧が低下してショック状態となり、突然死の危険性が高いということなんですが。
これが胸くうですね、まさに胸ですが。
先生、これ、胸くう内の大きな動脈にこぶが出来るっていうふうに思っていいんですか?
その図で示されております、赤い色の、真ん中の心臓から出た太い血管が大動脈なんですけれども、そちらが背中のほう、ずっと回って、おなか、足のほうに流れていくんですが、その血管が大きくなって、こぶになって破裂した。
これ、先生、背中だと思ったほうがいいですね。
そうですね。
前からいくんですけど、前から首のほうのちょっと手前を回って背中に回っていく。
背中に回る。
で、ここがいわゆる、ここですね、ここが、だからここが背中ですね、恐らく。
そうです。
背中で、ここが大動脈。
本当に心臓に直結している一番大きな動脈。
心臓から出た血管です。
ここにこぶが出来て、これが破裂しちゃうっていうことになりますから、もう全くこれ、心臓から血液が回らなくなる?
そのとおりです。
阿藤さんは、背中が痛いとおっしゃっていたっていうのは、やはり、ここにこぶが出来てたんで、背中が痛いとおっしゃっていたんですかね?
こぶといいましても、小さな風船みたいなのが飛び出したようなこぶもあるんですが、その大動脈全体が大きくなったものを、われわれは、りゅうと言って。
これが大きくなっちゃうんですか?
そうです。
ずーっと背中が痛い痛いとおっしゃってた。
われわれもあるじゃないですか、時々、背中痛いときとか。
そういう痛さとは、また違うんですかね?
恐らく、今回の、破裂をされるということですから、その前段階であります、切迫破裂というような状態がありまして、そういった状態が長くあったのか、あるいは下のほうに書いていますが、大動脈かい離が起こって血管が裂けてりゅうが大きくなっていったという場合も。
以前もやりましたけど、この大動脈なんか、普通の血管なんかもそうですけど、何層もなってて、血管が。
その内っ側とかが、剥がれていく。
中に傷がついて。
ささくれみたいになっていく?
ささくれの中に血液が忍び込んでいって、血管自体を広げてしまう。
こうなっている所に血液がこう、流れていっちゃうんで、これがどんどんどんどん剥がれていっちゃう?
そのとおりです。
一部それが、なんて言うんですか、破れるみたいなことが?
もうそれが外側に破れてしまうと、破裂ということになります。
そうなっちゃうと、もういわゆる突然死という?
そうですね。
なかなか助けるのが難しい状況になってくると。
ということは、阿藤さんの場合は、そのかい離があって、痛い痛いっておっしゃっていた可能性も?
可能性もありますし、血管のほうが大きくなっていって、りゅうになって、それが破れかけているときも、やはり痛みがありますので、切迫破裂という状態が続いたのかもしれない。
これがね、先生、大きくなるっていうのは、いわゆる動脈硬化なんですかね。
いわゆるこういう、柔軟性がなくなってきて、どんどんどん。
硬くなって、膨らんでくると。
それは例えば、これ、ここが大きく膨らんでいるよとか、ある部分でかい離しているよとか、こぶが出来ているよというのは、人間ドックとか、そういうので分かるんですか?
かなり大きくなりますと、胸部レントゲン写真でも分かりますが、まあ、ある程度の大きさであると、あまり分からないこともあります。
なかなか見つけにくいものなんですか?こういう所が大きくなっていたり、剥がれてても。
剥がれる場合は、ちょっと難しいんですけれども、大きくなっても、その隣の上大動脈とか、肺動脈と書いてあるんですけれども、心臓自体の影が、レントゲンでは影としてしか見えませんので、実際にどれが大きくなっているかというのを判断するのは、CTを撮ったりしないと、分からないこともあります。
CTとかMRIである程度分かる?
それは分かります。
例えば先生、大動脈りゅうが、大きくはれて、こぶになっている場合、そこで例えば、病院に行くと、どういう治療になるんですか?
基本は、5.5センチ以上にならなければ、手術の適用では、基本的にはないので。
どこが?
大動脈の大きさです。
これ、大体何センチぐらいですか?
まあ3センチもないぐらいです。
いってもこんなもんですか?
はい。
大きさ。
これがこのくらいになって。
ああ、そんな大きいものじゃないんだ。
それで大きくなっちゃったらどうするんですか?
大きくなれば手術です。
手術って、どういう手術なんですか?
血管内手術といったものと、あと開胸手術というものがありまして。
血管内だとどうするんですか?
血管内にステントクラフトという、筒のようなものを置いて、その血管が中から、それ以上広がらないようにするという手術が一つと。
いわゆる金属のようなものを入れて。
人工血管という、そういうものがあるんですけれども、それを置いてくるというのが一つです。
もう一つは、開きょう手術といって、完全に開いて、そこに手術的に、外科的に、人工血管を置いていくということがあります。
これ、森本さん、やっぱりなかなかこれ、分からないものみたいですね。
まあ、私もステント、入れてるんですけども、血圧だとか、いろんな心電図とかで、兆候、ある程度、早期に分かると思うんですけれども。
森本さん、痛みみたいなのあったんですか?
いや、もう最後はもう、狭心症の状態なので、もう集中治療室に入れて、そのままカテーテルでステントを入れるという状態で、ステントを中に止まって、金属ですからね、その中を血管が通るんで、それ以上、細くはならないんですね。
つまり血管があって、動脈硬化などを起こすと、血管が狭くなるんで、そこに金属の筒のようなものを入れて。
そうです。
筒、網で作った特殊な合金を入れるんですけれども、よくいうのは、それは大丈夫なんだけど、その前後の所が今度また細くなって、次々に何度も入れないといけないっていう症状があるっていうのが、一番問題で。
ですから先生、もし背中に普通ではない痛みが走った場合は、すぐやっぱり病院に行かなきゃいけないということですね。
そうですね。
血圧が高い方は特に気をつけていただかないといけないと思います。
阿藤さんも、やっぱりでも、相当ご無理なさってたんでしょうね、お話聞くと。
かなり痛くて、病院を替えてもっておっしゃっているところを考えると、かなり我慢強くされてたんではないかなという気はします。
お芝居がある、それから旅のリポートがある、大変お忙しかったでしょうからね。
どんな人がなりやすいかということなんですが、高血圧、高齢者の方、喫煙者、ストレス、メタボ、糖尿病、やはりある程度、やっぱり加齢というものに伴うものもあるんですね。
阿部さん、葬儀・告別式等は?
今週の金曜日に通夜、そして翌日が葬儀なんですけれども、親族のみの密葬ということで、喪主は長男の方がということです。
改めて、阿藤快さんのご冥福をお祈りいたします。
阿部さん、氏野さん、ありがとうございました。
さあ、続いてはこちらです。
ハリウッド1のお騒がせ俳優、チャーリー・シーンさんですが、現地時間17日の朝のアメリカのテレビ番組に出演しまして、みずからがHIV感染を告白するとされているんですが、本当なんでしょうか。
大ヒット映画、メジャーリーグなどで知られるハリウッド俳優、チャーリー・シーン。
日本でもおなじみのビッグスターが、きょう、衝撃の事実を公表するという。
それは。
なんとチャーリー・シーンさんが、HIVに感染していることを告白するというのだ。
HIV・ヒト免疫不全ウイルスは、エイズウイルスといわれるもので、感染し、治療せずにいると、免疫力が次第に弱まり、エイズを発症してしまう恐ろしいウイルスだ。
チャーリー・シーンさんに今、何が起こっているのか。
テレビ界で最も稼いだ俳優第1位に選ばれたこともあるチャーリー・シーンさん。
俳優として頂点を極めた彼は、常にマスコミの注目を集める存在だった。
私生活では3度の結婚。
さらに、ドラッグ、アルコール、発砲、DV、過去にさまざまなトラブルを起こしたお騒がせ俳優の一面も。
そんなチャーリー・シーンさんが、日本時間の今夜、テレビの生放送でHIVに感染していることを公表するという。
海外メディアによると、公表する理由は、複数の元交際相手が訴訟の構えを示しているというのだ。
HIVの危険に、1年半もさらしていたのね。
元交際相手の女性は、チャーリー・シーンさんが自身のHIV感染を知りつつも、避妊をせず性交渉を持ったことに対し、怒りの声を上げた形だ。
チャーリー・シーンさんは、1年以上前からHIV感染を確認しており、数人の友人に打ち明けていたが、この友人らから情報が漏れたという。
果たしてチャーリー・シーンさんは、カメラの前で何を語るのか。
ちょっと、これびっくりしましたが、東京のスタジオにはデーブ・スペクターさんです、お願いします。
こんにちは。
チャーリー・シーンが、17日朝のテレビ番組に出て、何かしゃべるんじゃないのっていう情報はあったんですが、それが具体的にHIVに感染していることを告白するんじゃないかというところまで、報道で出ちゃったんですが、これ、本当ですかね?
そうですね。
各新聞が事前にまだオンエア前ですけれども、大きく報じております。
NBCテレビ、3大ネットの朝のワイドショーなんですが、どういう内容を言うのか、言ってはいないんですが、ただなんらかの告白ということですが、実はですね、今週金曜日、アメリカ最大のゴシップ雑誌が発売されまして、そこで大特集のスクープとして、彼はHIVに感染しているということが、まず出ることはもう分かっているんです。
もうすでにその発表がありまして、いわば先制攻撃みたいに自分の危機管理として、先に全国の生放送出たほうがいいということだと思うんです。
つまり、そういう雑誌にスクープとして出る前に、自分でテレビに出てしゃべったほうがいいだろうっていう判断で、恐らくあしたしゃべるんじゃないかと、日本時間の。
そのとおりです。
チャーリー・シーンなんですが、このところも、大ヒット映画、たくさんある中で、奇行が目立っていまして、この人は。
元妻へのDV事件があったり、アルコール、コカイン、36時間摂取して、救急搬送されたり、インターネットでトーク番組で、俺の体にはトラの血が流れてる、だから、おれは誰にも負けないとか言ったり、ネス湖でネッシーを探して、ネッシーが自分のすごさにおじけづいて隠れていたとか、いろんなことを言っているんですけれども、デーブさん、この人、僕ら、ウォール街とか、メジャーリーグとか見てたんで、急になんか、とんでもないことやりだしてびっくりしたんですけれども、ハリウッド界も、やっぱりびっくりしてるんでしょう?これ。
そうですね。
彼は暴れん坊で破天荒なんですけど。
ただ今は、チャーリーはシーンとしているとしか。
チャーリー・シーンだけにね。
だけど、要するに今までいろいろと遊び過ぎたり、セックス依存症だったり、別に構わないんですけれども、ただ、感染している場合、相手の女性に言わなかったり、無責任が問われていて、だからこそ、いろんな人に訴訟を起こされているらしいんです。
どうしてもチャーリー・シーンといえば、キャラがおもしろいので、売名行為に利用されたりはしますけど、ただ、何年ももし隠してれば、これは別問題として、大きいんです。
今度出る雑誌には、恐らくその女性たちの証言もたくさん載るわけですので、彼はそれに対して、何かの対応しなければならないピンチになっていると思うんです。
つまりそういう女性たちが、訴訟の構えを起こしている状況の中で、チャーリー・シーンがここでしゃべることによって、まあ、何かそういうことを回避しようとねらっているというところもあるかもしれない。
そうですね。
だから、キーポイントとなるのは、どの時点で彼が知ったのか、あるいは知らないまんま、何年も、あるいは何か月も女性たちとパーティー開いたり。
よく売春婦とつきあったり、いろんなことが過去にありましたので、どこまで彼が責任を取らされるかというのは、注目点なんです。
今は、どういう状況なんですか?チャーリー・シーンって。
今、最近あまりテレビも映画も出てなくて、一応、復活はしたんですけれども、番組が打ち切りにもなったので、このごろ、静かなんです。
実はですね、この発端としては、皆さん覚えていると思うんですが、去年の11月に、ソニー・ピクチャーズという映画会社がハッキングされましたね。
それは、北朝鮮の仕業じゃないかといううわさがありましたが、実はそのハッキングの中で、映画会社の重役の皆さんのメールが漏えいされまして、その中で、チャーリー・シーンが、HIVではないかといううわさがですね、スタッフどうしが、漏れたんです。
そのときからハリウッドの大物がHIV感染者ではないかということも言われていたんです。
ですので、そのハッキングのリークされたメール見て、このゴシップ雑誌などが、動き始めたわけです。
それはハッキングされて、大騒ぎになって、その中の例えばメールのやり取りなんかで、そういううわさ話みたいなので広がって、今回、ゴシップ雑誌に出るということかもしれない。
HIVなんですが、改めてご覧ください。
免疫の働きを助ける役割を持つ細胞などに感染して、破壊していくウイルス。
放っておくと、エイズが発症するということなんですね。
2014年にはHIV感染者が1万6000件、エイズ患者が7600件ということで、治療法としては、薬を医師に指示されたとおりに飲み続けることが大事だ。
これをやめてしまうとエイズに発症してしまうということです。
今は治療しているんだと思いますが、春川さん、恐らくこれ、出てきて、自分がどのタイミングでエイズに感染したことを知っていたのか、そういうことなどを、恐らく、詳細にしゃべっていくんでしょうね。
まあそうですね、アメリカ社会なんで、やっぱり、芸能人とかスポーツ選手とか、エイズになって、ようはHIVに感染していたということも、もちろん大きなニュースですけれども、やっぱりその感染を知りながら、交際を続けていたという、やっぱりそこのところが、ものすごくアメリカでも注目されますよね。
これはデーブさん、これは日本時間のきょうの夜ですね、この番組はね。
そうですね。
夜中の11時とか12時になりますけどね。
あしたひょっとすると大変大きなニュースになるかもしれません。
ありがとうございました。
さあ、続いてはこちらです。
フランス・パリで起きました同時多発テロなんですが、イスラム国は、新たに今度は、アメリカ・ワシントンを攻撃すると言っています。
このテロの連鎖は続くんでしょうか。
そして改めて今回は、フランスの北にあります、このベルギーというちっちゃな国が注目を浴びることになりました。
専門家の方にお話をお伺いします。
過激派組織イスラム国が、新たな映像を公開した。
十字軍の戦いに参加している者は、フランスのように神の意志を受ける日が来るだろう。
われわれがフランスの中心、パリを狙ったように、アメリカの中心、ワシントンを攻撃するだろう。
アメリカへ、そしてイスラム国に対する作戦に参加する国への攻撃予告だ。
その一方、あのハッカー集団が、イスラム国へ宣戦布告。
この攻撃は処罰すべきだ。
罪のない人を殺したお前たちを追い詰めてやる。
宣戦布告だ、覚悟しろ。
動画を公開したとされるのは、国際的ハッカー集団、アノニマス。
イスラム国に対し、これまでで最も大きなサイバー攻撃を仕掛けるという。
そんな中、フランスメディアが、今回の同時多発テロの首謀者を報じている。
アブデルハミド・アバウッド容疑者。
ベルギー出身でシリアでイスラム国に参加している男だ。
イスラム国の機関誌にはことし2月、同じ名前の人物が登場し、こう語っている。
われわれは十字軍に立ち向かう計画を立てながら、ひそかに武器を入手し、安全な隠れがを確保していった。
すべての計画は、アラーの神によって手助けされ、実行されたのだ。
この男が、今回の惨劇の首謀者なのか。
卑劣なテロの波紋は、世界へと広がっている。
イスラム国が、新たな標的として名指ししたアメリカ・ワシントン。
街には不安が広がっている。
アメリカの国土安全保障省は、イスラム国の声明について、具体的で信頼できる情報はないとした。
一方。
ニューヨークの中心、タイムズスクエアです。
大勢の観光客が集まるすぐそばで、武装した警察官らが目を光らせています。
ニューヨークでは、大勢の人が集まる広場などを中心に、24時間態勢での警戒が続いている。
こうした中、15の州がシリアからの難民受け入れを拒否すると表明した。
実行犯の一人が、難民としてギリシャに入国したシリア出身者だったことを踏まえたものと見られ、波紋が広がっている。
同時多発テロから3日、イスラム国との対決姿勢を改めて示したフランスのオランド大統領。
演説では、フランス全土に出している非常事態宣言の期間を3か月に延長することや、治安要員を、今後2年間で5000人増員するなど、テロ対策を強化する方針を表明した。
フランス国旗、トリコロールに彩られたエッフェル塔。
パリ市内では16日、全土で一斉に黙とうがささげられた。
テロ事件を受け、2日間閉館していたルーブル美術館が再開しました。
大勢の観光客が向かいます。
一連のテロ以降、閉鎖されていた観光名所や、臨時休校となっていた学校も再開された。
しかし。
こちら、観光客に人気のノートルダム大聖堂でも、銃を持った兵士らが警戒に当たっています。
街には武装した兵士や警察官が巡回するなど、市民生活はなお緊張に包まれている。
何々?爆発があったようです。
共和国広場から、人々が逃げ出しています。
これは、フランス・パリで15日夜に撮影された映像。
突然走り出す市民たち。
何があったか全く分かりません。
大勢の人が、近くのカフェへと逃げ込んだ。
実は、追悼が行われている市内の広場近くで爆竹が鳴り、銃声と勘違いした市民が、再びテロが起きたと、パニックに陥ったのだ。
パリはいまだ、不安と恐怖の中にいた。
日本時間のきのう夕方、フランスのバルス首相は、テロが再び起きるおそれがあると話した。
およそ30分の間に、129人の命が奪われた史上最悪規模のテロ事件。
徐々に容疑者について、明らかになってきた。
死者89人、最も被害が大きかったのが、パリ中心部にある劇場。
インスタグラムにアップされた襲撃の瞬間。
薄暗い劇場で突然。
銃声が鳴り響いた。
メンバーの1人は、とっさにステージの外へと逃げた。
当時、劇場内にはおよそ1500人の観客がいたと見られ、自動小銃を持った3人の武装グループが後ろから侵入。
観客に向けて、乱射したという。
銃撃が続けられる中、劇場外へ逃げ出した人も。
目撃者によると、武装グループはこう話していたという。
オランドのせいだ。
オランド大統領はシリアに介入すべきではなかった。
一般市民を狙った同時多発テロ。
フランス政府は、イスラム過激派組織イスラム国が関与したとの見方を示している。
フランスのバルス首相は。
テロがイスラム国の拠点であるシリアからの指令で行われたと明らかにした。
今回、テロの現場で死亡が確認された容疑者は7人。
そのうち、スタジアム近くで自爆した男の遺体のそばからは、シリア国籍のパスポートが見つかっている。
そのパスポートの名義は、アフマド・アル・モハンマド。
シリアのイドリブ出身で、25歳だという。
フランス当局から連絡を受けたギリシャ政府によると、この男が、10月にギリシャで難民登録され、ヨーロッパに入ったという。
つまり、大勢の難民に紛れて、テロリストがフランスに入り込んだ疑いがあるのだ。
フランスのバルス首相は、シリアからの指令で組織されたテロは、ベルギーを拠点に準備され、実行されたと語っている。
フランスの検察は、容疑者7人のうち、5人の身元を特定したとしている。
そのうち4人がフランスの出身だが、2人はベルギーに住んでいたと見られている。
フランスの北側に位置するベルギー。
首都ブリュッセルには、中東などからの移民が多い、モレンベークという地区がある。
その地区では、今回のテロに関わった疑いで、男が逮捕されていた。
向こうから走ってきた男は、この辺りで警察官に取り押さえられました。
辺りの道路や地下鉄は、3時間近くにわたり封鎖されたということです。
これは、男が取り押さえられた瞬間を捉えた映像。
私服の警官が銃を構え、植え込みの前で男をひざまずかせている。
またこの地区では、このアパートに住んでいたサラ・アブデスラム容疑者26歳が、国際指名手配されている。
地元メディアによると、車を運転するなどして、犯行を手助けした疑いが持たれている。
アブデスラム容疑者の兄は。
モレンベーク地区を巡っては、2004年にスペインで起きた爆弾テロの背後にいたグループが、ここの出身だったとされている。
またほかにもこの地区に関係のある人物によるテロが起きていることから、地元メディアは、テロリストの巣くつと呼んでいる。
日本時間の昨夜、モレンベーク地区の道路が封鎖された。
現在こちら、多くの警察官が配置され、
ベルギーの首都ブリュッセルには、中東などからの移民が多い、モレンベークという地区がある。
この地区に関係のある人物によるテロが起きていることから、地元メディアは、テロリストの巣窟と呼んでいる。
日本時間の昨夜、このモレンベーク地区の道路が封鎖された。
現在、こちら、多くの警察官が配置され、緊張感が漂っています。
そうリポートした直後。
ただいま、銃声です。
銃声でしょうか、爆発音が聞こえました。
テロリストの巣窟と呼ばれるこの地区を、100人態勢で捜索したが、容疑者は見つからなかった。
突きつけられたテロの脅威。
トルコで開かれていたG20首脳会議では、テロ対策が中心議題に。
世界経済を話し合う会議としては異例の、テロとの戦いに関する声明を採択した。
首脳らは、テロ関連の情報共有や、資金源を断つための対策の強化で一致した。
一方、テロの元凶ともいえるシリア問題を巡っては、アメリカとロシアの足並みはそろっていない。
非公式の会談でも、アサド政権存続の是非を巡る溝は埋まらなかった。
ことし2月、イスラム国はインターネット上の機関誌で、すべての日本人が標的になったと警告している。
来年5月、日本では、各国の首脳たちが一堂に会する伊勢志摩サミットが開催される。
さらに、2019年には、ラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが控えている。
多くの人々が国内外から集まる中、日本がテロの脅威にさらされる危険は。
日本もですね、もう十分に注視しなきゃいけない状況になっていると思いますね。
日本はこれから、重要な国際的なですね、イベントがめじろ押しなんですね。
そうすると露出度が高くなる。
露出度が高くなると、当然のことながら、脅威度も高くなってくるということなんですね。
イスラム国が、新たな声明を発表し、世界中にその脅威が広がる中、テロにどう立ち向かうべきなのか。
ここからは、きのうに引き続き中東情勢、それからヨーロッパ移民問題などに詳しい、同志社大学大学院の内藤正典教授です。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
そして、東京のスタジオには、テロリズム問題、組織犯罪に詳しい、公共政策調査会研究センター長の板橋功さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
さて、129人の方がお亡くなりになり、99人の方が重体と報じられております。
パリの非常事態宣言は、ドイツ対フランスの親善試合というので、スタジアムに当時いて、最初、やっぱり気付かなかったようでしたけど。
やっぱり分からなかったんだ?
ただ、やはりそのあとは、恐怖に襲われ、無事に帰れて何よりよかったということで。
ということはやっぱり、大部分の人がスタジアムをあとにしてから、大変なことになっていると。
試合直後にはやっぱりパニックが襲ったということですね。
そして、イスラム国なんですが、新たに声明を出しました。
こちらです。
われわれがフランスの中心、パリを狙ったように、今度はアメリカの中心、ワシントンを攻撃するだろうと。
フランス・パリ、今度はアメリカのワシントンと、どーんと出てきた。
これ、森本さん、このワシントンが出てきたというのは、どういうふうな印象を受けます?
もともといわゆるテロっていうのは、イラク、シリアに対する、いわゆる…の航空攻撃の報復っていうふうに考えられますから。
いわゆる空爆のね。
すると、直接リードを取っているのはアメリカで、同調しているのはイギリス、フランスなので、当然のことながら、目標になるんですけれども、私はアメリカ、相当GHSっていう、要するに厳しい国内の警備をやっているので、彼らが持っている、つまりイスラム国家が持っている手段からして、アメリカの首都が直接、攻撃できるような方法よりも、むしろ、ヨーロッパにいるアメリカの大使館だとか、アメリカの企業だとか、アメリカ人が集まっている所だとか、アメリカの、象徴するようなセンターを狙われる可能性のほうが、がい然性としては大きいと思います。
ワシントンの中心というよりも。
内藤先生、やっぱりアメリカ・ワシントンと出てくると、われわれ、9・11をやっぱり思い出してしまうんですけど、今のイスラム国が今回、パリなどはソフトターゲットという、不特定多数の方が集まる所を狙われたんですが、ワシントンというのは、これ、まさに唐突に出た感じはしますね。
します。
はったりなのか、本当にやるつもりなのか、これは分かりません。
例えばロシアの航空機の墜落にしても、自分たちが最初は撃墜したと言ったはずですけれども、なんだろう、なんだろうと言っているうちに、どうも関与しているんではないかという方向になりました。
このフランスも、犯行声明見ても、どうしてフランスを狙ったのかということは、いまひとつはっきりしないんです。
確かにイスラム国に対する空爆をしている、これは理由に挙げていますけれども、今、森本さんおっしゃったとおりで、主導権を握っているのはアメリカなんで、なんで最初にフランスを襲うんだと。
あとはもう一つは、預言者をずっと侮辱し続けた国だと。
あとはですね、どうでもいいような話で、パリの街は不道徳な街だと、まあ、そんなことでテロを起こすとは到底思えませんので、そうすると、割とインスタントに組織したテロではないかと思うので、アメリカのようなハードなターゲットを狙うということ、今の時点でできるとは、私も思えないですね。
まさにこれは、板橋先生にもお聞きしたいと思うんですけど、きのう、爆竹が破裂して大パニックになりました、パリ。
これが一つ、パリ市民に恐怖心を与えるというのは、まあ、イスラム国としてはねらいの一つでもあったわけですよね。
まさにテロというのは恐怖心を与えることですから、それが目的の一つであると思いますね。
この爆竹が鳴って、皆さんが逃げ惑う姿っていうのは、本当にわれわれ見てても、怖かったろうなと思うんですけれども、G20が特別にきのうは声明を出しておりますんで、コマーシャルのあと、そちらもご紹介したいと思います。
本来なら経済の話をする会議ですよね。
そうですね。
もうG7、G8じゃ、なかなか機能しなくなったので、主要の20か国が集まって、世界の経済をどうしようかっていう会議だったんですけども、やっぱりタイミングがタイミングだっただけに、全く今回は変わりましたよね。
そしてこれ、トルコで行われた、一つ、これポイントだと思うんですけども。
トルコ自体が、今、テロとの戦いの真っ最中なんですね。
この7月来、クルドという民族の分離を主張をするPKKという組織が、大変激しく政府側を攻撃しましたので、政府軍が応戦している。
おまけに10月の10日には、大規模なテロがあって、首都のアンカラで100人以上が死亡する。
ここで最新のニュースです。
下川さん、お願いします。
お願いします。
くい打ち工事でのデータ流用が相次いで発覚していることを受け、国土交通省は、くい打ちの業界団体に対し、自主的な調査状況をまとめて、あさってまでに報告するよう指示しました。
工事さえしっかりしていれば、その適正性を証明する書類は、ないがしろにしてもよいといった風潮が業界の中にあるとすれば、ただちに是正する必要がある重大な問題であります。
旭化成建材以外の会社でも、くい打ちデータの流用が発覚していることを受け、国土交通省はきょう、業界の実態を把握するため、くい打ち会社など41社が加盟する業界団体に対し、各社が自主的に、流用の有無を調査しているかどうかと、その結果を、あさってまでに報告するよう指示しました。
流用があった建物については、施工会社などに安全性の確認を行うよう求めていく方針です。
現在検討されている、東京都心上空を低い高度で飛行する、新たな航空機のルートについて、国土交通省は、住民から心配の声が多く寄せられていることを明らかにしました。
羽田空港は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、国際線の発着便数をおよそ1.7倍に増やすため、渋谷区や港区、江東区など、都心の上空を低い高度で飛んで、到着したり出発したりする、新たな飛行ルートを検討しています。
国土交通省は、この新たな飛行ルートについて、ことし7月から、周辺の住民へ説明会を行ってきましたが、住民からは海外に行きやすくなるという声があった一方で、騒音や、としん上空での飛行で事故などが不安といった声など、およそ6000件の意見が寄せられていることを明らかにしました。
国交省は、こうした不安への対応策を検討し、来月再び、住民説明会を行うことにしています。
東京・江戸川区で、女子高校生が殺害された事件で、逮捕された男の自宅から、タイトルに、首絞めと書かれた複数のDVDが見つかったことが分かりました。
青木正裕容疑者は、高校3年の岩瀬加奈さんを自宅に誘い、首を絞めて殺害し、現金およそ7000円などを奪ったと見られています。
警視庁によりますと、自宅からは、およそ420本のDVDなどが見つかり、そのうち複数のタイトルに、首絞めと書かれていたということです。
青木容疑者は調べに対し、首を絞めることに興味があったと話す一方、借金が100万円あって、生活に困っていたと供述しているということで、警視庁が詳しく調べています。
これ、下川さん、羽田を低く飛ぶことによって、発着便数が増やせるっていうことがあるんですね、一つ。
そうですね。
海側から、今まで全部通っていたルートを、東京都心上空を通れるようにすることで、便数が増えるということなんですけれどもね。
確かに羽田空港、海外にも行けるようになって便利になりましたけども、今度、騒音の問題とか、そういうのが分からないですもんね。
以前よりも飛行機の性能も上がって、騒音状況もよくなっているとはいえ、やっぱり、下に住んでらっしゃる住民の方は、大丈夫かな?っていう不安があるのは、致し方ないかなという気はしますけどね。
伊丹空港もね、春川さん、降りるときね、結構、高速ですけどね。
低い高度で降りてきますとね、やっぱり首都圏の場合は、横田基地っていう米軍の基地があって、空域を管制している所もあるので、やっぱり独立国の首都の空を、やっぱり外国の軍隊が管制してるって、非常に珍しいケースなので、この際、やっぱりその問題もちゃんとやったほうがいいと思いますけどね。
これ、なかなか難しい問題なんですけど。
ただ便利なんですよね、近いからね、羽田は。
ただやっぱり、東京タワーの近くの上空を飛んだりとか、そういうふうになると、都心に住んでいる人とか、都心に通ってらっしゃる方は、大丈夫かなって思うこともあるかもしれないですね。
そうですね。
住んでいらっしゃる方は、当然お思いになると思いますけども、丁寧な説明が必要ですね。
そうですね。
これからも住民説明会、やっていくということですからね。
続いてのニュース、お願いします。
ニュースを続けます。
横浜市の首都高速道路の路上で、トラックが炎上。
炎上したトラックは、無人のまま坂道を下り、中央分離帯にぶつかりました。
警察によりますと、きょう午前4時ごろ、横浜市の首都高速1号横浜羽田空港線で、走行中のトラックが炎上しました。
運転手がトラックを止め、避難したところ、炎上したトラックが無人のままバックで下り坂を動きだし、30メートルほど走って、中央分離帯にぶつかって止まったということです。
大きな爆発がありました。
トラックは、給食用の紙パックに入った牛乳、およそ2トン分を積んで走っていたということで、走行中に巻き込んだ、ビニールのようなものに引火したと見られていますが、けが人などはありませんでした。
この火災の影響で、横浜羽田空港線は、横浜市の一部区間が、一時通行止めとなりました。
売春相手になるよう、客引きをしたとして、東京・羽村市の風俗店が摘発され、経営者の男ら5人が逮捕されました。
逮捕されたのは、羽村市の風俗店、ラブ・コレクションの経営者、三輪丈治容疑者と、客引きの袰岩裕容疑者ら男5人です。
警視庁によりますと、三輪容疑者らは先月、駅前の路上で、30歳の男性に、ピンサロいかが?オプションありますなどと声をかけ、女性の売春相手になるよう勧誘した疑いが持たれています。
店は順番待ちが出来る客の入りで、およそ1年半で、1億5000万円を売り上げていたということです。
警視庁には住民から、客引きへの苦情が相次いでいたということです。
アメリカでホテル業界の大型買収です。
マリオットインターナショナルは16日、シェラトンなどを手がける企業を買収すると発表しました。
世界最大のホテルチェーンが誕生することになります。
ザ・リッツ・カールトンなどを展開する、マリオット・インターナショナルが買収するのは、シェラトンやウェスティンなどの高級ホテルを手がける、スターウッド・ホテルズ・&・…、買収総額は122億ドル、日本円でおよそ1兆5000億円です。
アジアや中東などでの顧客争奪戦が激しくなる中、世界的に展開するスターウッドの買収には、アメリカの大手、ハイアット・ホテルズや、中国企業も名乗りを上げていました。
今回の買収で、マリオットは100か国以上で、5500以上のホテルを運営する、世界最大のチェーンとなる見通しです。
買収後も、それぞれのホテルのブランド名は残すということです。
以上、最新のニュースをお伝えしました。
マリオットがシェラトン買収って、なんかもう、クリスティーン、訳分からないことになるという。
あまりにも規模が大きすぎて。
すごいことですね。
ウェスティンとかリッツ・カールトンも、同じ系列みたいになるっていう?
そういうことですね。
だからそれぞれのホテルのブランド名は残るということですけども、グループとしては一緒になる。
ほぼ独占状態じゃないの、世界のホテルっていう気がするんですけどね。
本当ですよね。
でも森本さん、これ世界規模なんですけど、日本でも地方銀行が一緒になったりだとか、例えば石油の元売り業者が提携したりとか、そういうことっていうのはいいことなのかどうなのかって、新聞読んでてもよく分からないですけどね。
プラス、マイナスあると思いますけどね、ただ、利用者にとって便利なように、安いように、よいサービスが提供されるのであればよいですけれども、まだ日本の中ではなかなか、統合が進まない業界ってありますよね。
特に電力会社なんか、その一つですし。
そうですよね。
電力の自由化になって、どうなるかっていうことなんですけれども、なんか、春川さん、やっぱり景気よくするためには設備投資、設備投資って言いながら、一緒になることによって、やっぱりその経営の効率化も図るというね。
そうですね。
経営が効率化して企業がもうかるようになるのはいいんですけれども、それが、例えば従業員とか、私たち消費者にね、サービスとかの面で、どれだけ跳ね返ってくるのかっていうのが、宮根さんおっしゃるように、いまひとつ、はっきり見えないですよね。
どうも企業の論理だけで、合併を繰り返しているのかなという感じで、私たちは、ちょっと実感できないっていうのがありますけどね。
今回のマリオット、シェラトンですから、あらゆるクラスのホテルが、全部チェーンになるって思ってもいいですね。
高いものから手軽なものまで。
まあ、一般的なホテルまでね。
そうですね。
手広く、どちらもやっていますからね。
使い勝手がよくなればいいですけどね。
日本でもね。
だから、ポイントカードとかね、共有できたりとかね、すればいいですけどね。
それ、ほしいね。
あなたのところのグループでしたみたいな、本当、たまってほしいですよね。
それでね、安い所、いっぱい泊まったら、高い所がついてくるとか。
年に1回、無料宿泊券が送ってくるとか、世界規模の話なのに、そんなちっちゃい話をしてしまう。
すみません。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、ということで、パリの同時多発テロなんですが、G20で特別声明が出ました。
これはトルコという国が議長国になったんですが、内藤先生、これはクルド勢力とも戦っている。
それからやっぱり、国内にそういう反政府勢力がある中で、じゃあ、今度はイスラム国との対じのしかたもあいまいだったんですよね、トルコは。
そこなんですね、問題は。
もともとアメリカは、同じNATOの加盟国であるトルコに、有志連合軍に加わってくれということをさんざん要請したんですけれども、トルコは色よい返事をしない。
7月になってようやく、有志連合軍に参加するということを言い出すんですが、その直後に、PKKという、これはクルド系のゲリラ組織、テロ組織ですが、そこがトルコ軍に対して急激に攻撃を強めてしまう。
もっともなんで、攻撃を強めたかというと、これはクルドの人たちが犠牲になる、32人も亡くなるというテロがあって、それに対して、じゃあ、テロ、誰やったんだ、いすらむこくだというはなしになるんですがじゃあ、イスラム国に攻撃したのか。
違うんですね、トルコ政府が攻撃した。
トルコ政府にしたら、それは筋が通らないだろう、反撃してきますから、専ら、そちらのほうの衝突がひどくなってしまったんですね。
イスラム国とクルド人勢力も相対している。
それからトルコ政府とクルド勢力とも相対している。
ここで難民の流入がどんどんどんどんいいかげんになって、イスラム国が大きくなったという背景もあると思うんですが、犯人が徐々に特定されてきました。
こちらですね。
犯行グループの素性なんですが、これまで7人の容疑者の死亡が確認されています。
そのうち3人の身元が分かっている状態です。
さらに、国際指名手配されているのが、ベルギー出身のサラ・アブデスラム容疑者26歳です。
それから首謀者とされているのがこちらですね。
フランスメディアによりますと、ベルギー出身、シリア在住のアブデルハミド・アバウッド容疑者で、イスラム国の機関誌によりますと、このアバウッドを名乗る人物が、ベルギーの拠点でテロを計画しているとインタビューに答えたということです。
ベルギーと、そのテロの関連性なんですけれども、地元メディアによると、首謀したテロリスト7人のうち5人が、ベルギーに関連している、車がベルギーでレンタルされている。
フランス政府によると、テロはベルギーで組織化されて計画されたと。
ベルギーはテロリストの巣窟じゃないかと言われているということで、突然、このベルギーっていう所が、ぽーんと出てきたんですけれども、場所で言うとね、ドイツ、フランス、オランダに挟まれているという、この小国なんですが、日本の方々がパック旅行なんかで行くと、どうなんですか、春川さん。
ドイツからフランス入ったりとか、ドイツからベルギー通っても、ベルギーで短時間で過ぎちゃって、フランス入っちゃったりするっていう。
そうですね。
いわゆる、そんなに旅慣れていない人がパック旅行で行く場合は、大体通過地点ですよね。
まあ、行くとしたら、ブリュッセルぐらいですかね。
そのベルギーという国なんですけれども、ご覧ください。
ワッフル、チョコレートですね。
ビール、フランダースの犬の舞台でもある。
まあ、お城があって、小便小僧。
で、ただわれわれ、びっくりしたんですけど、ブリュッセルとパリっていうのは、国は当然違うんですけれども、高速鉄道で1時間半。
フランスとベルギーの間には、シェンゲン協定というのがありまして、検問なしで自由に往来できるということで。
だからクリスティーン、われわれ日本人は非常に分かりにくいんですけれども、ヨーロッパの中で、陸続きなんで、ほとんど国境っていう概念はないの?
そうですね。
EU内もそうですし、スイスなんかEUに入ってないんですけど、シェンゲン協定に入っているので、国境があって、ないようなもの。
やっぱり電車とか通っても、やっぱりチェックされないというのが、EUの一つになるというよさでも。
だから、いいところでもあるんですよね。
ブリュッセルとパリなんか、高速鉄道って、1時間半。
東京と名古屋行くみたいな感じで、スイスの人も、あっ、フランスのスーパー、バーゲンやってるからフランスで買い物しようとかって、行くじゃない?
実際に、フランスとかドイツのほうが安いから、そっち行きますね、週末。
だから、板橋先生にもお聞きしたいんですけれども、われわれ日本人には分かりにくいんですけど、一つの国境みたいな所っていうのは、ないっていうふうに、われわれも思っていかなきゃいけないですね。
このヨーロッパっていうのは。
地続きで、事実上、EU、どこかの域内に入れば自由に往来できるわけですね。
やはりフランスとかドイツは、比較的テロ対策が厳しいのでですね、恐らくベルギーみたいな所で、拠点が出来るということなんだろうと思いますね。
さあ、そして、実はそのベルギーっていうのは、場所的に、地政学的に言うと、本当に真ん中にありまして。
こちらなんですけれども、失業率が8.5%、高いんですね。
首都ブリュッセルは、EUの本部だったり、NATOの本部があったりするんですね。
さらに8割がイスラム教徒ということで、失業率は、このブリュッセルのモレンベーク地区という所ですね、モレンベーク地区という所、8割がイスラム教徒で、失業者がおよそ25%。
テロリストや銃密売業者の巣窟になっていたりとか、武器の流入、さらには小銃などがすぐに手に入ってしまう状態だということなんです。
これ、森本さん、EUの本部、ヨーロッパ共同体の首都だったり、NATOの本部があったりして、場所的には非常に重要な。
ええ、もうヨーロッパの、いわゆるいろんな機関の中心になってるんですけども、ベルギーっていうのは、フランス語圏ですよね。
聞くと、オランダ語もしゃべる人いるんでしょう?
もちろんそうなんですけど。
北のほうはそうですね。
南のほうはフランス語圏で、ただやっぱり、非常に過ごしやすいので、ただ、労働人口を求めて、もともとマグレブだとか、中東湾岸から労働者が入り込んできていたわけですね。
住みやすいということもあって。
それでNATOの本部は、もともとロンドンから移ってきたんですが、EUは後にEUの本部が出来たんで、いろんな機関の中心ではあるんです。
ある種の国際都市、ちょうど、なんて言いますか、スイスで言うと、ジュネーブみたいなものですけれども、ここの人口約100万のうち、10%が、モレンベークという地域に重なっていて、ここにイスラム教徒が非常に多いということなんで、たぶん、いろんな治安の面でも、彼らは動きやすくて、ここからヨーロッパのほうへ、ずっと動くのに、検問なしで出ていけますんで、そういう意味では、ベルギーはヨーロッパで活動するときの中心地域になるという可能性が高い地域なんだと思います。
ブリュッセルの行政地区の一つなんですけれども、一つ聞くには、これ内藤先生、北部、オランダ語圏、南部、フランス語圏で、意外と警察の行政も、ばらばらだったりとかしたりとか、モレンベーク地区なんていうのは、なかなか警察の捜査が及びにくいなんけ聞きますけれども、果たしてここだけだろうかと。
いや、私は、今回、事件で注目されているんで、その地元メディアが、なんかテロリストの巣窟みたいなことを言っていますけれども、そういう移民の集中する地区なんて、そんなこと言ったら、ヨーロッパ中に何百とあるんですよ。
特段、私は、ここの地区が危ないというのは聞いたことがありませんし、確かに、こういうことがありますとね、メディアは、移民が多い、イスラム教徒が多い所は危ないんだ、あんな所は行っちゃいけない、テロリストが多いんだって言いますが、そう言われてきた所で、実際そうだった所はほとんどないんです。
今回の場合、ベルギーが非常に注目されていますが、恐らく、偶然だろうと思います。
つまり、シリアに言っているジハーディスと、戦闘員たちっていうのは、いろんな国から行っているわけですよね。
たまたま今回の場合、ベルギー出身の人間が、それをコーディネートしたんだと。
したがって、その自分の土地勘のあるところ、ベルギーで武器の調達やら何やらをやっただろうと、それがフランスへ行って、そのテロを起こした。
恐らくそういうことじゃないかと思うので、別にほかの所が危なくないわけでは、当然ありませんし、一つ、ちょっと、よろしいですか。
ベルギーの北、これ、オランダですよね。
つい、ふたつきちょっと前、8月21日に、アムステルダム発パリ行きの列車にテロリストが乗っていて、それを、ちょうど休暇中だったアメリカ軍の兵隊さん、捕まえたっていうのありましたよね。
大体、そのときにこういう事件が起きてるんだったら、鉄道の検問ぐらい、もう少しきっちりやるべきだったろうと。
実際に、だからベルギーから来るかどうか分からないんですよ。
オランダから来て、テロリスト、恐らくフランスを目指していたということもあります。
ベルギー在住、ベルギーに住んでいたっていうのが、非常にクローズアップされた。
ベルギーで博物館が襲撃されたということもあって、ベルギーっていうのは、非常にそういう点では注目されたんですよね。
板橋先生、もう一つこれ、ベルギーっていうのは、非常に武器、そういうものの産業っていうのが、非常に活発だったって聞きますけども、そうなんですか?
それは私もよく分かりませんが、やはり土地がフランスに近いということなんでしょうね、今回の拠点として使われたというのは。
そして、今回、難民への問題なんですけども。
テロはシリアで組織、計画されたとバルス首相は言いました。
それからアメリカ、15の州がシリア難民の受け入れ拒否、ポーランドは10月の総選挙で政権交代、難民受け入れ計画を一転。
政治的な可能性はなしと言った。
こういう動きになるというのは、ちょっと春川さん、まあまあ、想像はできましたけど、アメリカが15の州が急に受け入れ拒否ですからね。
今、内藤先生のお話にもありましたようにね、こういうことが起きると、やっぱりものすごく感情的に反応するので、テロということと、それから特定の宗教、それとその難民ということを安易に結び付けてしまって、それはもう全部だめだと、全部、排除するんだというふうになりがちですけど、そこはね、やっぱり国際社会、冷静になるべきだと思いますけどね。
こういうふうになるのが、内藤先生、一番怖いというか、いわゆる移民の人たちに、いわれなき差別だとか、排斥運動が起こるというのがね。
きのう、新幹線乗ってたら、あそこ、短いニュース出ますよね。
あれにもね、テロリストはシリア難民だったって出ちゃうんです、テロップが。
違うんです。
テロリストがシリア難民を装ったのであって、偽装しているわけでね。
別に難民がテロリストか、いや、もう99.99%、実際、アサド政権の攻撃から、命からがら逃れた人、ISの空爆から逃れた人たちがほとんどなわけで。
ただし、今、ISにとっては、イスラム国にとっては、ちょうどいいわけですよね。
非常に激しく空爆されていますから、自分たちの力も弱まってるでしょうし、どうもここでは、活動がしづらい。
であるならば、難民の群れに紛れ込んでいって、そのほかの国でテロを起こすことによって、耳目を集める、自分たちがまだ生きてるということを示したい、そういうことでしょうね。
森本さんね、下手すると、これね、アメリカ大統領選挙にも影響してきますよね。
いや、もちろんそうなんですけれども、もっとやっぱり深刻なのは、もうことしは、たぶん80万からもう100万近くなる難民と移民がヨーロッパの中に入ってきて、フランスやドイツは、国内で反対があるにもかかわらず、かなり難民申請を受け入れようとして、努力してるんですけれども、もうハンガリーとかチェコとかですね、スロバキアとか、一切受け入れないという国もあって、ヨーロッパの中が真っ二つに割れているだけでなく、ヨーロッパの中が社会の治安だとか、あるいは経済だとか、雇用とか、いろんなものが傷ついているうえに、民族が入ってくると、民族融合で、国家の主権だとか民族の自決だとか、どんどん難しくなる。
これはやっぱり、戦争もないのにこういう状態が起こるということ自身が、ある種のヨーロッパの危機ですよね。
そうですね。
だから僕は、そういうの、根本的な問題を解決しないと、アメリカの正義だけでは、なかなか語れないんじゃないかと思いますけども。
フランスはですね、警備が手薄、人権上の問題もあって、監視カメラ少ないといわれている。
それからイスラム教徒に対して、敵対的な同化政策といっていいんでしょうか。
こういうことを強要するわけですよね。
1989年には、授業中にベールをつけていたイスラム系の少女に対して、校長先生がベールを取るようにと注意するんですね。
これを受けて、世論が真っ二つに分かれるわけなんですが、これ以外にも2004年に、当時のシラク大統領の主導で、公立高校でのスカーフの着用を禁じる法律が施行されます。
さらに2011年には、欧州で初めて、公の場で女性が顔や全身を覆う、ブルカというものを禁止する法律が施行されました。
一つ、板橋先生にもお聞きしたいんですけど、今、森本さんの言われたことが、非常に大きいと思うんですけども、非常に、ドイツとかフランスはじめ、非常に寛容であった、移民に対して寛容であった、また労働力として非常に頼りにしていた国が、今、同化政策、内藤先生もおっしゃってましたけども、同化政策を取ることによって、それによって、どんどんどんどん入ってはきたものの、その国の主権だとか、その国の特色というものがなくなってくる。
一つのヨーロッパの危機であると、民族大移動みたいな形になってきちゃって入る。
これがどんどんどんどん続いていくと、EUというものの、そのものの成り立ちが変わってきちゃう可能性もあるんじゃないかと思うんですけど、それどうなんでしょうね。
やはり今はですね、最初に入ってきた人たちの2世、3世の時代になってるわけですよね。
そういう歴史の中で、やっぱりうっ積したもの、しいたげられてきたとかですね、あるいは教育もちゃんと受けられなかったとかですね、そういううっ積したものがあるんだろうと思いますね。
ちょっと、こちらいきたいと思いますが。
犯行グループはイスラム国だと、オランド大統領は言いました。
イスラム国なんですけれども、とにかく武力で国境を取り払って、イスラム教スンニ派の新たな国を造るんだというふうに言いました。
さまざまな残虐行為、世界遺産を破壊したりだとか、それから石油、武器を強奪する。
このあたりで、資金源を得たりもする。
それから人権をじゅうりんするなどしていますけども、イスラム教スンニ派の新たな国を造るんだということで、国境を取り払う。
内藤先生にきのう聞いたんですけども、一つ、やっぱり、自分たちの新たな国を造るということで、領土拡大を図っていた。
それが今度、フランスなど、そういう所、同時多発テロをイスラム国がこれ、行っていたとするならば、新たなステップに入っていったのか、どうなのか。
新たなステップに入ったのか、それとも本体が弱体化したために外へ出たのか、ちょっとそこはまだ、見極めがつきません。
ただし、彼らのいう国っていうのは、自分たちのやりたいようなユートピアみたいなことを言ってるわけですけれども、従来の国、国なのかと言われてもですね、ほかは誰も国だと思っていない。
そういう点ではテロ組織なのか。
いや、テロ組織にしては、一応、行政制度みたいなものは持っている。
はっきり言ってですね、これ、イスラム世界に今まで類例のない病なんですね。
病ですから、じゃあこれは取り除くのか、それとも病と、なんらかの折り合いをつける方向、あるいは無毒化させていくのか、どちらも非常に難しいですよね。
ただし、外科手術だけで取り除けるのかというのは、軍事作戦がほとんど功を奏していないので、飛び散っちゃうので、そうしますと、空爆だけで彼らが壊滅するということは、恐らくないだろうと思います。
クリスティーン、スイスにもイスラム系の方、たくさんいらっしゃいますけども、例えば、ヨーロッパの中で、自分たちになかなか仕事がない、それから学校にも行けない状況で、何か触発されてイスラム国に入っていった。
入っていった人が、今、なんかちょうど訓練を受けて、帰りだしているんじゃないか、そんな気しません?
やはりそういう危険性というのは、やっぱり常にはらんでいるのかな。
でもそこにある根本というのは、やっぱり今までの積み重ねというか、やっぱりホームグローンテロリストになってしまう土台を作ってしまう環境、ブルカの禁止なんていうのもありましたけど、実際、スイスも来年からとある州で、住民投票によって、ブルカ禁止というのを。
やっぱりそれって、たぶん、投票している人からしたら、そういう嫌だとか、そういう意味でやっているんじゃなくて、女性に対して、全身を覆うのはいかがなものか、女性に、もっと権利を与えたらいいんじゃないかとか、そういう思いもあるとは思うんですよね。
ちょっといいですか。
ちなみに、ブルカ禁止法って、確かにフランスでもそう呼んだんですが、ブルカかぶってる人っていないんです。
ブルカっていうのは、アフガニスタンの衣装なんで、フランスにはアフガニスタン系の人は、ほとんどいません。
象徴的にそういっているんで。
今おっしゃった、フランス側の論点もそうなんですが、実際、イスラム教徒の女性のほうに聞いてみると、あれは羞恥心の対象になっている所を隠しているだけなんで、あんたたち、スカートの丈を短くするか、長くするか、スカートをはかないか、そんなことと同じですよと。
ところがフランス側は、いや、あのスカーフとベールはイスラムのシンボルだって言い張るわけで、これ、完全に、どう考えたって、そこで。
まさに理解ができていないことなんですよ。
森本さん、どうですか。
これ、なかなかね、イスラム国家っていうのは、国家じゃないんですけど。
国でもないんです。
これは、国際法上、主権もないし領土もないし、国民もないから。
だからISILとか、あいえす…、ISILとか言って、イスラム国家というふうにいわないように、政府はしているんですけれども、いずれにせよ、なんの目的で入ったのか、本当は分かってないんです。
それぞれの国で虐待をされ、若干不満を持ちうる、しかしイスラム国、大シリアのレバントの世界を、ヨーロッパが国境を自動的にというか、人工的に作ったので、それを取り払って、新しい国を造ろうという理想は分かるんですけども、実は本当のところ、一人一人の目的はよく分かっていないんです。
ただ1万人ぐらい殺しても、1万5000人ぐらい外から入ってくるっていう状態で、勢力がなかなか減らないし、資金も豊かで、ITの能力も非常に高く、かつ、一番難しいのは、今、コアリションがどんどん攻撃してるので、拡散をしていって、自分の国に戻って、テロをやるというのが、これがまさにパリのテロの実態だと思うんですが、これを一番困難にしたのは、僕は今回、9月30日から入ってきたロシアの攻撃だと思います。
その次の図にありますけれども。
この辺ですよね。
非常に、ロシアが入ってきて、事態を難しくしたと。
当初は有志連合、イスラム国があって、シリアの空爆、イラクへの空爆があった。
日本は人道支援などをやってる。
指導者がバクダディなどは、まだ生死不明。
それから幹部なども亡くなったんじゃないか。
さらに、日本人の殺害にも関与したとされる、ジハーディ・ジョン。
こちらも空爆により殺害したことを、ほぼ確信していると、アメリカ国防省は言ってるんですが、実態は分からない。
さらに、クルド自治政府の治安部隊が、有志連合の支援を受けて、シンジャル、きのう、内藤先生にもお話いただきましたけれども、これは、モスルとラッカのちょうど真ん中で供給路を絶たれたんで、国力、落ちてるんじゃないかと言われているんですけども、空爆、どんどんどんどんしているんですけども、兵力は2万人から3万人ということは、どんどんどんどん入ってきちゃっているということで、結局、これ、板橋先生にもお聞きしたいんですけれども、こういう過激派っていうところっていうのは、どこかを攻撃しても、細胞分裂のように1回散って、また集まるっていう、その歴史は、アルカイダにしてもすべてそういう歴史ですよね。
今回の件ですけれども、シリアをいくら空爆してもテロはやまないと思いますね。
イラクとかシリアで起こっている問題、これはおそらく内戦に近い状態だと思いますが、それとですね、今、各国で起こっている、帰還兵や戦闘員として行った者が帰ってきて、テロを起こす可能性が高い、あるいは今回もそうかもしれません。
それから、その国で過激化していくホームグローン、あるいはローン・ウルフの問題、これは別の要因だと思ったほうがいいと思いますね。
そのシリア、あるいはイラクで行われていることは、これは内戦に近い状態なんですよ。
これ、内藤先生にお聞きしたいんですけれども、今、板橋先生おっしゃいました。
別々に考えたほうがいいんじゃないか。
シリア、イラクで行われているっていう、イスラム国の、いわゆるこれ、内戦状態に近い。
それからもう一つ、間違った、新たな国を造るというような、いわゆる、解釈、極端な解釈による、強引な国の造り方をしている。
その中で行われている残虐なさまざまな行為と経済行為。
それと帰っていったりとか、入ってきたりしている、同時多発テロは別に考えたほうがいい?
それは別ですよ。
そもそもイスラム国のほうは、なんでイスラム国に参加するやつがいるかといえば、一つは確かに、ヨーロッパから来る人たちはヨーロッパでいろんな問題、積み重なった不満があった。
ですが、圧倒的多数は、中東とかイスラム圏から出てくるんです。
これ、どういうことかっていうと、現状のイスラム教徒の国が、どれ一つとっても、ろくでもないばかりしていると。
つまり、そっちに対する不満があって、いや、王様だ、やれ、大統領だって言うけれども、実際にイスラム的に見て、正しいことをしている国なんか、どれ一つないじゃないか。
最近の傾向で見ると、サウジアラビアが今、非常に危機感を強めている。
これはイランが勢力を伸ばしていることもありますけれども、例えばこの9月、年に一度の大巡礼の季節に、2度もあの国は事故を起こして、巡礼者を殺してしまった。
1回はそれも1000人以上ですよね。
こんなことで、じゃあ、聖地の守護者って名乗っていたサウジアラビア、務まるのか、お前と。
エジプトはクーデターを起こしちゃいましたから、もうそのイスラムで何か運動をしようとすると、もう、あんたはテロリストだといって、今度は弾圧されちゃう。
そういうことが世界中のイスラム教徒の間には、同じくあるんです。
これは中央アジアだろうと、どこだろうとあるんですね。
その人たちが集まってきますから、まずもってヨーロッパの側でテロが起きたのは、それはホームグローンですとか、そのローンウルフ、板橋先生、おっしゃったとおりで、ヨーロッパ側の問題として、つまり素地を、下地が出来てしまっている。
その下地をなんとか減らしていかなければ、テロ対策にはならないんです。
片方で、中東側の情勢があまりに悪すぎるのを、これをなんとかやっぱり抑えなきゃいけない。
しかし、そこは森本先生、おっしゃったとおりで、ロシアが空爆に参加したために、このシリア内戦の問題が、非常に面倒くさくなってしまっている。
これがいわゆる、根本で言うともう、とんでもない国が多くて、独裁政権が多くて、その反動でアラブの春って起きて、そこで民主化に進むかと思ったら、国の中、むちゃくちゃになっている、ほぼ。
その中でロシアが空爆を始めた。
イスラム国にもするけれども、反体制派にもしてるんじゃないかっていうことで、これはおかしいんじゃないか。
さらに、アサド政権ありきで、和平の交渉を、これ、春川さん、進めていってる。
もともとはアサド政権が独裁の軍事政権で、悪いんでという話だったんだけど、ロシアが入ってきたことによって、いや、もう1回、アサド政権に対して、一回、収めようじゃないかって、流れになりつつありますよね、これ。
そうですね、そこは森本さんのご専門のところですけれども、やっぱりアメリカとしても、やっぱりアサドを認めるというわけには、そこはいかないので、ただやっぱり、今、ちょっと、このパリでテロが起きてからは、いや、ロシアとアメリカが角突き合わせているから、こんなことになるんじゃないかという論調も出てきているので、アメリカもテーブルには着こうとしていますけれども、えアメリカもロシアも譲れない線っていうところがあるんですよね、アサドに関しては。
これがやっぱり、アサド政権ありきというのは、アメリカは、絶対に譲れないんだけれども、なんとなくG20でも、なんとなくアメリカが妥協し始めている。
それからアメリカは、特殊部隊は入れてるけど、本腰は入ってないような気がするんですけど、森本さん、いかがですか。
特殊部隊入れているんですけど、自由シリア軍という、いわゆるモデレートな反アサド勢力っていうのは、どんどん弱体化して、結局、このままいくと、アサドが政権を、もう、死に絶えてたはずなのに生き返ってきて、シリアの実態を占領して、そこを根城に、ロシアが中東政策をやろうとしているという、ロシアの非常に大きな野心がありありと見えるので、アメリカは絶対譲れないんです。
本当は、シリアをこれ、軍事拠点だったり、いろんな経済貿易なんかの拠点にしたいんですよね、ロシアはね。
ロシアはもともとここにしかないんですよ。
だから、ここを守りたい。
だから、いろんなところが入ってきちゃって、
島国日本は、水際で防ぐということになると思うんですけども、2004年のテロの未然防止に関する行動計画では、指紋・顔認証システムだとか、乗員・乗客名簿の事前の提出だとか、外国人宿泊客の本人確認とか、生物・爆発テロに使用される原料輸入の管理強化、さまざま挙げていますけども、今後、世界各地の方が日本にやって来ます。
伊勢志摩サミット、ラグビーワールドカップもあります。
東京オリンピック・パラリンピックもありますけども。
さあ板橋さん、もう、これからビッグイベント、めじろ押しなんで、最高レベルの警備をすると思いますけれども、水際で、果たして止められるかどうか、どうなんでしょう?
いやー、必ずしも、これから狙われるとしたら、3種類ぐらいのカテゴリーが考えられるんですね。
1つは、海外からやって来る。
これはもう、水際で止めなきゃいけない、過激化している人間が。
それからもう1つはですね、日本にいる外国人が過激化する可能性というのも否定できない。
それから最近では、日本に在住する、日本人の過激化というのも、否定できなくなってきているわけですね。
いわゆるネットとかなんかで、かんかされちゃうという。
そうですね。
それからISに参加しようとした学生がいましたから、現実問題。
やっぱりもう、考えなきゃいけない時期に来ているのかもしれませんね。
これ板橋先生、ヨーロッパなどは、かなりのいわゆる小銃だとか、武器とか、だーっと集めて、同時多発テロ、パリで行ったんですけれども、日本は島国なので、あれほどの銃などが、簡単に手に入るという。
一般でですね、今回のようなテロを起こすのは難しいと思います。
それは銃器がないからです。
ただ、手製の爆発物、これ普通に売っているもので出来るということが分かっていますので、製法も分かっていますので、テロリストだったら分かっています。
ですから、日本でそういう物質を調達して作るということは、十分に可能です。
…。
まさにボストンマラソンなんてそうですもんね。
来年5月、伊勢志摩サミットあるんですが、ご覧ください。
1ヶ月以上前から、島の中への立ち入り禁止とか、不審物がないか、クリーンエリア化するための捜索を開始。
サミット期間中、全国から1万人以上の警察官が応援するということで、会場のホテルがあって、入ってくるのが2本の道路しかないということなんですが、ここの警備というのは、森本さん、かなり厳重にやるとは思うんですけども。
やると思うし、もうすでに準備をしておられますけれども、私が見るところ、やっぱり、これから考えないといけないのは、このカテゴリーとはちょっと違うんですけれども、第1が、ロンドンオリンピックのときに起きたような、1億件以上のサイバーテロ。
サイバーのテロ。
メディアがものすごく入ってきますから。
それから第2は、海域ですから、やっぱり海保が内側、外側は海上自衛隊、つまり海から近寄ってくる勢力への対応っていうのをやらないといけない。
それからもちろん、ロンドンサミットもそうだけど、対空ミサイルと、それからロンドンの上は戦闘機を飛ばして、いつでも近寄っているものに対応できるっていうか、無人機が飛んできますからね。
だからそういうものに対応できるっていうこともやらないといけないし、それから、一番大事なのは、ここへどうやって入るか、道路がありますけれども、どこから入ってくるかですよね。
名古屋空港なのか関空なのか。
いわゆる各国首脳が?
だって、サミットっていうのは陛下に必ずお会いになるから、東京に必ずいるわけです。
だからどうやってここへ入ってくるかのアクセス。
ここに来るまでが。
ここに車での経路をどうやって安全に維持するかっていうのと、3つのことを、これプラスやらないといけないということだと思います。
ですから、板橋先生、これ、ソフトターゲットということば、今回出てきましたけど、日本は例えばサミットやってるからって、ここだけじゃないですからね。
そのとおりです。
実はですね、2005年のグレーンイーグルサミット、英国のグレーンイーグルスサミットっていうのは、まさに最中に、ロンドンでテロが起こったわけですよね。
そのあとに、北海道洞爺湖サミットがあったわけですけれども、そのときに東京と北海道洞爺湖の会場という、2正面作戦を取ったわけです。
警備当局は。
今度、多正面作戦があります。
主要都市すべてです。
それから大臣会合が開かれますので、そういう都市すべて。
それから鉄道、それからターミナル駅、それから大規模集客施設。
これをすべて守らなきゃいけない。
それは実質的に守れるのかっていう、春川さん、話ですよね。
だから、万が一ですよ、あんまり考えたくありませんけれども、日本のどこかでなんかテロが起きたとしますよね。
たぶん、メディアは、いや、志摩から、賢島からどのくらい離れてるって報道しないので、日本がテロが起きたというふうに報道するわけですよね。
それでいうと、やっぱりものすごく警備が強くなっている所ではない所を、わざとねらって、世界に発信してもらうっていう可能性もやっぱりありますよね。
内藤先生、最後に聞きたいんですが、G20というか、サミットで、テロ組織の資金源を根絶するために、なんとかしなきゃいけないと言っているわけですけど、その中で一方、声明で、世界の平和があって経済が発展するって言ってるんですけども、経済の発展があって、世界の平和があるっていう考え方もあって、これ、非常に難しいですよね。
貧困というのも当然、中に入るわけですからね。
問題は、その貧困でテロが起きるということは普通はないんで、今、問題となっているのは、そのテロリストに、どうやって資金が行ってしまうか。
それは、世界の中で、逆に表に見えている経済と、アンダーグラウンドの経済がありますから、これ、なかなかこれを淘汰することができない。
しかも、そういうテロ組織に資金を提供することが、一種の善行だと思って、やっているアラブの大金持ちもいますので、そういった所から各戸撃破で潰していかないと、資金源を絶てないですね。
難しいな。
そして日本は、もしテロが起きたら、どう動くかということ、これ、板橋先生に、きょう、解説していただく予定だったんですけれども、ちょっと時間がなくなりましたんで、これ、改めてですね、日本のいわゆる組織図、また説明していただきたいと思います。
板橋先生、どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
内藤先生、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、続いてはこちらです。
ことしは、デビュー35周年の記念ツアーとなっております。
ことしでデビュー35周年を迎えた松田聖子さんの、日本武道館ライブの映像が、きょう解禁。
名曲の数々をご覧いただきましょう。
思わず、われわれ、聖子ちゃんって言ってしまうんですけど、すさまじいですね、やっぱり。
そうですね。
もうヒット曲満載なので、7月の武道館の。
これ、だから一つやっぱりね、クリスティーン、世代を超えたアイドルですよね、松田聖子さんは。
本当ですね。
父が大ファンだったし、私も、それでちっちゃいころから、曲を知ってて、全部知ってますね。
どの曲ももちろん。
27曲入ってる。
全部、知ってるやつですよね、きっとね、みんなね。
そうですね。
そういう歌ばっかりですね。
12月の9日に発売だそうです。
ディナーショーが待っているそうですけど。
ことしも11か所で、16日間、24回のディナーショーを行うと。
蓬莱さんですが、雨雲、広がってきましたね。
この雨雲、今、西日本にかかって、雨が強く降っている所もありますが、次第に東のほうへと広がっていきます。
夜になると、東日本や東北の辺りでも雨となりそうです。
さあ、これからお天気、どうなるんでしょうか?
まずは北日本、東日本です。
あしたは雨。
そうですね。
あした、朝いったんやむ所もあるんですが、また午後から降りだして、あしたは東京やこの名古屋の辺りはですね、雨足が強まるおそれがありますね。
木、金、土あたり晴れてきますが、今度、札幌に寒気が流れ込んできます。
ほら、もう、雪マーク出てますね。
西日本見てみましょうか。
西日本も、あすは広い範囲で雨となりそうです。
2015/11/17(火) 13:55〜15:50
読売テレビ1
情報ライブ ミヤネ屋[字]
▽パリ同時多発テロ最新情報▽IS犯行?ベルギー拠点?シリアからの指令?▽忍び寄る未曽有の脅威…日本どう立ち向かう?▽トリプル専門家解説
詳細情報
出演者
宮根誠司
林マオ
森本敏
春香クリスティーン
春川正明ほか
番組内容
パリ同時多発テロ最新情報
▽IS犯行?ベルギー拠点?シリアからの指令?
▽忍び寄る未曽有の脅威…日本どう立ち向かう?
▽トリプル専門家が徹底解説
番組ホームページ
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/
ジャンル :
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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