エンジェル・ハート #6 2015.11.15


(鼓動)
(槇村秀幸)くそっ!
(槇村香)何よ兄貴今日渡すはずじゃなかったの?
(槇村)やめやめ!あんな頑固女知るか!プロポーズするって今朝あんなに気合入れたのに気の迷いだったんだよケンカしたんだ?またハァ…ほらもう一度渡して来なでないと一生後悔するよ結婚したほうが後悔するよハァ…ハァ…あんな強情っ張りで…自分本位で…融通が利かない…ハァ…どっちもどっちじゃない
(香瑩)ハッ!
(冴羽)あ〜…。
今年も来たな…。
この日が。
(着信音)どうした?朝っぱらから。
夢を見た。
夢?確認してほしいことがある。
(ドアが開く音)あったぞ。
お前の言う通りクロゼットの一番上右側の引き出しの奥にしまってあった。
夢で見たのと同じ。
槇村のヤツそんなもの用意してたんだな。
恋人がいたのか?槇村に。
ああ。
会ってみるか?いや行けばきっといるだろうさ。
(香)兄貴の思いをちゃんと伝えてあげたいでも伝えたら彼女は兄貴にずっと縛られ続けるかもしれないどうしたらいいんだろう?今はショックで混乱してるだろうしゆっくり待てばいいんじゃないのか?それでもいいのかな?今なら伝えられるって時がきっと来るさそうだねここ初めて来た気がしない。
ここに槇村が眠ってる。
今日はあいつの命日なんだ。
もう来てるみたいだな。
(野上冴子)…。
香瑩も一緒なのね。
ああ。
槇村の恋人って…。
槇村と何話してたんだ?この…大ばか野郎!何でプロポーズしてくれなかったのよ!答えなさいよ!な〜んてね。
そんなふうに思ってたはずないわよね。
私なんかを…。
そんなことない!
(鼓動)ごめんなさい私突然…。
ありがとう香瑩。
気使ってくれなくていいのよ。
私は…槇村秀幸という男を愛した。
その事実だけでいいの。
(においを嗅ぐ音)しかしせっかくの墓参りに何でこんな物騒なものを持ち歩いてるんだ?…。
XYZよ。
今朝あいつからメールが入ってた。
まさか…。
10年前槇村を殺したあいつから。

(ロッコ)ダメだ〜もう飲めません!
(ホーリー)ちょっとロッコしっかりしなさいよ!もうおひげ伸びちゃってるからジョリってるからもう。
あら?あれってうちの常連のタ〜ちゃんじゃない?タ〜ちゃん?ほら!世界というジャングルを股に掛けて事業を展開してるけど酒にはめっぽう弱いあのタ〜ちゃんよ!あっ新宿の王者タ〜ちゃんね!ホントだ最近店に来ないと思ったらこんな所でつぶれちゃって。
タ〜ちゃん!最近顔見せてくれないからホーリー寂しかった!へっ?
(2人)あ〜!!「親愛なる野上冴子様。
今日はあなたの恋人の命日ですね。
そこで僕からプレゼントです。
10年間中断していた僕とあなたのゲームを再開しましょう。
山の手緑道の悪魔」。
あの時と同じ。
連続殺人を始めるつもりよ。
しかし10年間姿をくらましてたヤツが今になってどうして?分からない。
(ノック)
(小宮山)署長!
(小宮山)山の手緑道で遺体が発見されました!殺しです!知り合いか?うん先日上司との会食の時に来てて二言三言話した。
署長!すいません。
現場にこんなものが落ちてました。
ハッ!銀の弾丸!被害者の体にも同じものが撃ち込まれた可能性が。
初めて見ましたよこんな弾丸。
(刑事)・小宮山さん!ちょっと来てください・
(小宮山)はい。
(刑事)・小宮山さん!・はい!10年前と同じ場所。
同じ手口。
間違いない。
ヤツの仕業だ。
すいません!すいません!あぁ〜!今度こそ逃がしはしない。
槇村を手にかけたあのガキを。

(スプレーの噴射音)
(ドアが開く音)
(智)先生診察お願いしま〜す。
(ドク)はいよ。
(智)どうぞ。
(ドク)どっか具合でも悪いのかい?
(男性)はい少し頭が痛くて。
(ファルコン)知らん!そんなはずありません!今回の事件が起きてから署長いつもと様子が違うんです!
(ファルコン)知らんと言ったら知らん!いや絶対おかしいんですって!そんなに知りたいのか?はい!10年前冴子はあるストーカーに付きまとわれてたんだ。
(劉)ストーカー?ああ。
そいつがまぁイカれたヤツでな。
冴子の自宅に電話をかけて来ては「今日もゲームを楽しみましょう」そう言って冴子に近づく男達を次々にその手にかけて行った。
(冴羽の声)捜査は難航した。
最終的に槇村がおとりになってヤツをおびき出し逮捕することができた。
驚いたことに犯人はまだ未成年のガキだったんだ。
事件は無事解決。
ところがその後ヤツは少年院を脱走した。
そして槇村を…。
(メールの受信音)まさか今朝の事件って…。
ああ今朝冴子に脅迫のメールが届いたんだ。
「ゲームを再開しましょう」ってな。
何がゲームだよ!ふざけやがって!しかし冴子も好意を持ってくれた男が次々と。
不憫だな。
俺は殺されたりしません!
(劉:ファルコン:冴羽)え?署長のことは俺が一生…!
(ドアが開く音)大変!
(小宮山)署長。
小宮山。
何こんな所でサボってんのよ!あ痛っ!俺が一生…!小宮山。
一生懸命頑張ります!ったく。
あいつも不憫だね〜。
でどうした?冴子。
また遠山からメールが届いた。
え?「今回のゲームの最終ターゲットは貴女です」。
冴子お前…。
私のことはいいから先を見て。
あぁ…。
「ですが念願のラストシーンの前に貴女の周りを飛び回る目障りなハエ冴羽の新しいパートナーに会ってきます。
山の手緑道の悪魔」。
次の遠山のターゲットは香瑩よ。
ひど過ぎる。
ハエ扱いだなんてちゃんショック!冴子を振り向かせるために周囲の人間を狙う。
けなげだ。
まぁけどよりによって香瑩を狙うなんて。
何のんきなこと言ってるのよ!早く無事か確認しなさい!ハハハハ…!無事って…。
どっちの?え?どっちって…!遠山のヤツぶち殺されなきゃいいけどな〜。
あ…。
香瑩。
どうしよう。
私…。
人を…。
鼓動
(遠山)へぇ〜よく出来たモデルガンですね君ガンマニア?
(ドク)ハハっいやいやあのねこのコねこういうの好きなんだハハハハ…!殺すところだった。
まるで殺気がない人だったのに。
なぜか体が勝手に。
な?危険なのは遠山のほうなのさ。
何の話だ?香瑩お前が今日会った男そいつは多分槇村を殺した犯人だ。
(鼓動)ハァハァハァ…。
(鼓動)
(劉)香瑩?
(鼓動)あっあ…ハァハァ…。
(鼓動)あぁ…ハァハァハァ…。
(鼓動)ハァハァハァ…。
(物音)香瑩に事実を伝えないほうがよかったかしら?いや遠山が向こうから接触して来た以上いずれは分かることだ。
ねぇどう思う?何が?香瑩が遠山を撃とうとしたのは香さんの意志かしら。
槇村を…兄を殺された憎しみが香瑩を動かした。
お前はどうなんだ?お前は遠山をどうしたい?私は…。
私は警察官よ。
そうか。
じゃ署に戻るわね。
送って行くか?大丈夫。
それより香瑩の側にいてあげて。
お邪魔しました。
ん?ああ。
あの香瑩が撃とうとしたヤツな多分もう長くはないと思う。
どういうことだ?うんサングラスで隠しちゃいるが黄みがかった眼球アンモニアのにおい黄疸末期の肝硬変だろ。
これやってみて!こうするのか?うん!・ほらほら…・・うわ〜!・
(鼓動)
(香)遺品が段ボールひと箱で間に合うなんて兄貴らしい遠山は俺が必ず…
(鼓動)香。
(鼓動)
(鼓動)お前はヤツをどうしたい?
(鼓動)
(鼓動)俺は…。
(鼓動)
(鼓動)フッ。
(香)ほら冴子さん笑って!
(槇村)そうだぞ今日はお前の誕生日祝い…こういうの苦手なの!ノリ悪ぃな冴子景気付けにちゃんと一発モッコリ行くか?デカくなってるよしじゃ行くよだから写真嫌いなの絶対変な顔に写るだんだん慣れるよこれから毎年撮るんだからカメラのタイマーシャッター音秀幸。

(槇村)似合うといいなどんな方なんですか?そうだな…頑固で融通が利かなくて時々鬼みたいに怖くて…でも真面目で情が厚くてホントにいいヤツなんです
(店員)素敵な方なんですねはい何か情報が出て来たの?いえまだ何も。
そう。
あの…。
遠山の両親に本人に自首を勧めるよう説得してもらうのはどうでしょう?両親。
そうね一応聞いてみて。
はい!どうした?香瑩。
俺の入れたコーヒーがそんなにまずかったか?いや…。
分からないんだ。
何で昨日あんなことをしたのか。
(劉)う〜ん。
香さんにとって遠山が絶対に許せない相手だったから。
…かな?でも引き金を引こうとした時心臓が苦しくなって。
鼓動はぁ〜分からない。
心臓が…香が…何を感じていたのか。
そもそも遠山のヤツは何で冴子にあそこまで執着するんだ?遠山の家庭環境にはちと問題があってな。
(冴羽の声)遠山の両親は仕事が忙しいことを理由に子供だった遠山を家に残したまままるで帰って来なかったらしい。
ヤツにとって唯一の慰めはゲームだけだったんだ。
遠山が少年院に入った時も両親は会いに来ないばかりか遠山を自分達の子供じゃないと突き放した。
(せき込み)
(遠山)寒いよ。
誰か…。
(冴羽の声)そんな時にたまたま出会った冴子に母親を求めたのかもしれないな。
でもだからって…。
分かる気がする。
親がいない悲しみ。
孤独も。
私には両親の記憶すらないけど。
でも遠山には…。
愛情を求めるべき親はいた。
なのに…。
子供には酷なことだ。
愛を求めて受け入れられず愛を憎んだ。
(鼓動)孤独な魂を持った悪魔か。
(鼓動)香瑩?
(鼓動)香が泣いてる。
(鼓動)遠山の悲しみの深さに。
(鼓動)香は復讐を望んでいないようだな。

お前はどうするんだ?
(小宮山)・署長!・遠山の両親と連絡が取れました。
それで両親は?捜査に協力するつもりはないと。
自分達に子供はいないからと。
そう分かった。
署長!そうやって一人で抱え込まないでつらいことがあったら周りを頼ってください。
そうねありがとう。
「僕を止められるのは貴女だけだ。
悪魔は銀の弾丸でしか葬れない」。
(ドアが開く音)
(ミキ)おはよう!
(ミキ)どうしたの?今日はみんな静かだね。
信宏買い出し頼む。
え?ミキに温かいものでも飲ましてやってくれ。
分かりました。
ミキちゃん一緒に買い物行こっか。
(ミキ)うん!いいよ。
いってきま〜す!いってらっしゃ〜い。
(ドアが開く音)
(ミキ)新しい絵本読んであげるね。
うんあその前にさ温かいの買って来るけど何がいい?
(ミキ)ココア!分かったちょっと待ってて。
(ミキ)うん。
「しんしんしんしんと降る雪の音を聞きながら子ぎつねは母さんぎつねと眠りました」。
・そのきつねが羨ましいな〜・聞きたいの?・うん・僕にも読んでくれる?遠山は末期の肝硬変である可能性が高い。
10年ぶりに動きだしたのは冴子を道連れにするためか。
さぁな。
だがそのメッセージが遠山の考えそのものなんだとしたら…。
遠山はこの弾丸で私に殺されたがってる。
悪魔である自分を銀の弾丸で葬らせる。
イカれたヤツの考えそうなことだ。
(メールの受信音)冴子?どうした?
(ドアが開く音)ハァハァハァ…。
ミキちゃんが…!
(ファルコン)ミキがどうした?
(ファルコン)おいミキがどうした!
(ドアが開く音)信宏海坊主を頼む!香瑩!おいおい!おい!
(小宮山)署長?あっちょ…ちょっとすいませんありがとうございました。
ねぇどこまで行くの?分かんない。
(雷鳴)寒くてどこにも行けないよ。
母さん今日はお祝いしようって言ったのに寒い…寂しい…誰か…
(足音)
(雷鳴)
(遠山)やっと来てくれたんだ。
もうゲームオーバーよ。
ハッ!ミキちゃん大丈夫よ。
待て。
そう。
撃って。
その弾で僕を撃つんだよ!
(雷鳴)君に撃たれて…僕は生まれ変わるフフ…。
今度こそ愛される生き物になるんだ!
(遠山)何してんの?恋人の敵を討ちたくないの!?チャンスじゃないか!撃たないとこの子が死ぬぞ。
あぁ?署長〜!小宮山引きなさい!いいえ引きません!小宮山!自分は…!お…お守りします!
(銃声)ん?ミキちゃん逃げて!ミキちゃんミキちゃん…。
人の人生めちゃくちゃにしておいて自分だけ死のうなんて身勝手もほどほどにしなさいよ!私はあなたに言いたいことが山ほどあるのよ!これは私の恋人が殺された分!これはたった一人の愛する兄を失った香さんの分!これは無二の親友を失ったの分!
(遠山)やめてよ…。
やめてよ!これじゃゲームは終わんないから!これはゲームなんかじゃない!現実よ。
人が死んだら…リトライなんかできない。
それで終わり!あなたが手にかけた多くの人達への償いはこんなんじゃ済まない!生きてその償いをしなさい!ヤダ!ヤダ!僕はもう生きてなんかいたくないの!
(遠山)何で?何で僕の欲しいもんは手に入んないの?僕はただ…。
そしてこれは…。
これはあなたの両親があなたに与えてくれなかった分。
温かい…。
あの時と…同じ。
寒い…寂しい…誰か…君どうかしたの?夕方通り掛かった時も見掛けたわ何かあったの?家族を待ってるだけそう…野上警部ホシが動きましたすぐ行きます夜は冷えるからはいこんなに体が冷えて早く来てくれるといいね
(遠山)ずっとこうしてほしかったんだ。
(遠山)誰かに。
誰もあなたの死を望んでなんかいない。
生きるのよ。
生きてる限り人間は何度でもやり直せる。
愛される自分に生まれ変わりたいなら自分の力でかなえなさい。
(せき込み)小宮山救急車!あ…はいはいはい!
(せき込み)
(ファルコン)離せ!
(劉)ダメですって!ミキ〜!!
(ドアが開く音)落ち着け!こんなもの持って外に出てみろさすがに捕まるぞ海坊主。
ほれ。
ファルコン!ミキ〜!
(劉)うわっ!
(ミキ)心配かけてごめんね!
(ファルコン)無事で何より〜。
絵本読んでくれるか?
(ミキ)うんいいよ!・お嬢さん・僕とモーニングティーご一緒していただけませんか?もうとっくにお嬢さんなんかじゃないわ。
いやいや冴子相手ならいつだってモッコリオールレディさ。
フフっ。
…。
遠山をどうしたいかあなた聞いたわよね?あなたは彼をどうしたかったの?ぶっ殺してやりたかったさ。
昔の俺ならな何の躊躇もなく始末してたろう。
だが俺は冴子や槇村や海坊主や香そして香瑩に出会った。
人は変われるんだ。
良くも悪くもな。
ハァ。
少し疲れちゃった。
ハァ。
冴子。
お前に用があるって。
これは?槇村があなたにプロポーズをするために用意していたもの。
ありがとう。
香瑩。
ありがとう。
香さん。

(李)そうかそんなことが。
面白い。
グラス・ハートに人間性が芽生えつつあるとはな。
お前には分からんか。
よし。
グラス・ハートを連れて来い。
(カリート)粛清はどうなさるおつもりですか。
お前はそんなことを考えずただ指示に従っていればいいのだ。
(シャッターが開く音)♪〜♪〜
(浜田)「第1回ガキの使いやあらへんで!!」
(松本)あっ声小っちゃ。
「チキチキ徹底検証2015/11/15(日) 22:30〜23:25
読売テレビ1
エンジェル・ハート #6[字][デ]

シティハンターの元相棒であり、香の兄であり、そして冴子の恋人だった槇村を殺した男・遠山から挑戦状が届き、複雑な想いが交錯する。はたして遠山の真の目的とは…。

詳細情報
番組内容
リョウの元パートナー香の兄である槇村の命日に彼の墓前を訪れたリョウとシャンイン。そこには槇村の元恋人・冴子の姿があった。冴子はある決意の表情でリョウにXYZを告げる。十年前に槇村を殺した犯人・遠山一真からメールで挑戦状が届いたというのだ。遠山の真の目的とは…。リョウにとってシティハンターの元相棒、また香の兄であり、そして冴子の恋人だった槇村を殺した男……。その再来にそれぞれの複雑な想いが交錯する。
出演者
上川隆也
三吉彩花
相武紗季
三浦翔平
ブラザートム
ミッキー・カーチス
和泉崇司
山寺宏一
ゴリ(ガレッジセール)
高橋努
齋藤めぐみ
戸塚純貴
高島礼子(特別出演)
竜雷太ほか
原作・脚本
【原作】
『エンジェル・ハート』北条司
【脚本】
高橋悠也
監督・演出
【演出】
狩山俊輔
音楽
【主題歌】
「Save me」西内まりや(SONIC GROOVE)
【劇伴】
金子隆博
制作
【制作協力】
ケイファクトリー

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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