10時になりました。
ニュースをお伝えします。
パリの同時テロ事件を受けて、アメリカのイスラム系の団体が、過激派組織IS・イスラミックステートは、イスラム教徒を代表するものではないと訴え、事件をきっかけに、宗教的な偏見が広がることを懸念する声が早くも上がっています。
アメリカのイスラム系の団体、アメリカ・イスラム関係協議会は緊急に記者会見し、幹部のニハド・アワド氏が一般の市民を狙った憎むべき犯行を心から不快に思うと述べました。
そして、ISはイスラム教徒を代表するものではない。
彼らの攻撃は、聖戦・ジハードなどではないと述べ、強く非難しました。
その上で、事件をきっかけにイスラム教徒への偏見が広がらないよう訴えました。
アメリカでは、2001年9月の同時多発テロ事件のあと、イスラム教徒などへの差別や偏見が強まったこともあり、イスラム社会には早くも懸念する声が出ています。
過激派組織IS・イスラミックステートに対する軍事作戦を続けるアメリカ軍は、日本人のフリージャーナリストの殺害に関与したと見られる男を狙って、シリアで攻撃を行ったのに続き、リビアでもISの幹部を狙って空からの攻撃を実施し、現在、その結果について分析しています。
アメリカ国防総省のクック報道官は14日、声明を出し、アメリカ軍が北アフリカのリビアで、13日にISの幹部を狙って空から攻撃を行ったことを明らかにしました。
対象となったのは、リビアで活動するISの指導者で、イラク人のアブ・ナビル幹部で、攻撃はパリで同時テロが起きる前に承認されたものだとしています。
アメリカ国防総省は攻撃の結果について、分析を続けており、アブ・ナビル幹部が死亡すれば、リビアでのISの活動に打撃を与えることができるとしています。
WADA・世界アンチドーピング機構の第三者委員会が、ロシアの組織的なドーピングを認定したことを受けて、ロシアオリンピック委員会のジューコフ会長は、IOC・国際オリンピック委員会のバッハ会長と会談し、各機関の調査に協力して、暫定的な資格停止処分を受けたロシア陸上競技連盟の再生を主導する決意を示しました。
ジューコフ会長は会談の中で、来年のリオデジャネイロオリンピックに、ドーピング違反をしていないロシアの選手が出場できるようにするため、ロシアアンチドーピング機構やロシア陸連の改革を可能なかぎり速やかに進め、あらゆる努力をすると述べたということです。
また、国際陸上競技連盟から暫定的な資格停止処分を受けたロシア陸連については、すべてのドーピングに関わった選手やコーチらに制裁を科すとともに、ドーピング違反をしていない選手を守っていくことで、組織の再生を主導する決意を示しました。
ジューコフ会長は、違反をしていないロシアの選手は、リオデジャネイロオリンピックの舞台に立てるべきだと強く考えている。
禁止薬物を使った選手やそれを導いたものは罰せられなければならないとコメントしています。
では全国の天気、まず雲の様子です。
東日本や北日本は、低気圧や前線による雲に覆われています。
関東の太平洋沿岸などには、発達した雲も見られます。
西日本は雲が少なくなってきました。
きょうの天気です。
西日本は次第に晴れるでしょう。
関東は昼ごろまで雨、北陸から北海道にかけては日中いっぱい雨が降る見込みです。
雷を伴い激しく降る所もあるでしょう。
2015/11/15(日) 10:00〜10:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
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