FOOT×BRAIN【頭を使え!!日本代表をロジカルシンキングで考える!!】 2015.11.14


ワールドカップアジア2次予選。
シンガポールに勝利し1位通過へ向けて弾みをつけた日本。
だが強豪ひしめく最終予選を見据えると課題は残る。
そこで今回のテーマは…
実は今スポーツ界をはじめあらゆる分野で注目されているメソッドがある。
それが…
さまざまな場面において発生する難しい問題。
それを単純化し最善の答えを導き出す思考法だ。
今夜は今大注目のロジカルシンキングを使い日本代表の積年の課題に迫る
さて突然なんですが皆さんにしていただきたいことがあります。
そこではこんな授業が行われている。
1枚の絵からさまざまなことを読み取り状況を把握する能力や洞察力を磨くというもの
例えば薄着の人が多いので季節は夏といった具合。
皆さんもぜひお考えください
状況を把握する能力や洞察力を磨くテスト。
あなたはこの絵からどんなことを読み取りますか?
住みやすいいい雰囲気の街…。
これ海外ですよね?海外は海外だろこれ。
わかんないじゃないですか。
海外ってどこ?ギリシャかなこれ。
でもこれね動物飼えるこのマンション。
動物飼える?ブランチですよ。
ブランチの時間じゃないですか?午前中だよね。
夜はBarだね。
彼何してるんですか?眩しいんですね。
だから南向きのいい所ですよここ。
このテストの大きな目的は自ら考える力を養うこと
実はその重要性を説き現在も活躍している選手がいる
今シーズン37歳ながら
フィジカルや速さで劣る中村は常に考えることを武器にハンデを克服。
日本屈指のプレーヤーにのぼり詰めた
教えてくれるのは世界的なコンサルティング会社McKinsey&Company出身
私の信念なんですけど。
ただよく考えろとかよく考えてプレーしろとか言われてきた部分ときもあると思うんですけど。
じゃあどうやってよく考えろということってたぶんあまりついてこなくて。
考え方?考え方については。
そこをちょっと今日はこういう方法でやるともう少し考え方変わりますよということをお話ししたいと思います。
もともと選手のときってそういう言葉ってあんまりなかったじゃないですか。
同じようなことはやってたりとかっていうのあります?僕は選手のとき考えてなかったですね。
感情的に物事を発することが多かったのであんまりしっかりと整理をつけてそう伝えることはなかなかうまくできなかったかなと…。
ストライカーとか考えるんじゃないんですか?どうやったら点とれるんだろうとか。
いや考えてなかったかなって思うね。
ブドウ派って言われますけど結構論理的にサッカーも考えてました。
ブドウ派だったの?あれ?あんまり深く考えてないみたいですね物事を。
自ら考え答えを出さなければならない場面は日常にあふれている。
でもなかには自分で考えることが苦手という人もいるはず。
そこで役立つのが
今夜はそのメソッドを使い…
その1つの答えを出す
それでは早速強豪国に勝つ方法を考えていきたいと思いますが…。
論理的に考えるには大切な順序があります。
それがこちら。
太田さんこれはどういうことですか?はい。
先ほど言った考え方の方法論なんですけど大きく分けると広げるまとめる深めるって3つのことを押さえていただくとバランスよく考えることができるということです。
例えば皆さんが1時間机に向かっていただいてこの問題に関して関係があることを出してみようということですね。
やっぱり出してそこに書くっていうのが重要なんですかね。
書くのは重要です。
そうですよね。
書くことによってやっぱりなんていうか頭もだんだん活性化してくるし。
整理されるんですかね。
ここまでは書いたけどもっと次のを書かなきゃっていう目標がやっぱり生まれるので。
それらを踏まえていざ実践
大事大事。
五郎丸ですか。
ルーティン大事ですよ。
かなり具体的じゃない…。
勝村から出た一見突拍子もないアイデア。
しかし実はこれこそが広げるうえでは欠かせない
重要なことは…。
あるいは良い事にかぎって書こうとしないっていうことで。
バカバカしいことでも書いていくという…。
思いついたことを言うってことですね?そういうことです。
何の必要があるわけですか?バカバカしいのがそこにのってきて。
考えが萎縮してしまうのを避けるってことですね。
広がらないんですか?そうです。
要するに良い事だけ言おうとすると…。
例えば会議とかでもそうなんですけど結局やっぱ言いにくくなってしまう…。
関係ないかもしれないけどやっぱりこうかなとか。
関係ないって自分で判断してますもんね。
そうですね。
勝手にねなんかの基準でね。
このようにいろいろアイデア出てきましたがここからどう進めるんですか?そうですねフォーカスするということによって更に広げることができると。
結構逆説的な感じなんですけど。
なるほどね。
例えば飲食業界で新メニューを考える場合テーマが広すぎると平凡なアイデアしか出なかったり息詰まってしまう。
そんなときテーマをカレーにフォーカスしてみると…
このようにバリエーションにとんだ具体案が出やすくなる
そしてそこから更に1つに絞って考えていくことでより明確なアイデアが生まれるというのだ
ということなのでこれはいっぱいあるんですけど。
どこかに絞って更に考えを進めていきたいと。
フォーカスすると。
はい。
決定力からいきましょうか。
そうしましょうか。
今回フォーカスするのは先日のシンガポール戦でも内容のわりに3点にとどまった。
そして去年1勝もできずに終わったワールドカップでも日本は屈辱的なデータを残していた。
それがこちら。
グループリーグ3試合のシュート数を見ると日本は1位通過したコロンビアより総数も枠内に飛んだ数も上回っている。
ところが肝心の得点は…
皆さんこのデータをご覧になっていかがですか?こんなにシュート打ってたなんて思いもよらなかったですね。
シュート数枠内も打ってますからね。
シュートの精度が低いんですよ。
そういうことですよね。
それか決定的に崩しきってないか。
なるほど。
シュートは打ってるんだけど…。
確率が低いっていうことですね。
低いシュートを打ってるだけ。
果たして決定力を向上させる術とは何か?ここからはその一点にフォーカスして問題点と解決策をあげる
姿勢とかですかね。
予測とかボールが来る前の準備みたいな。
強いメンタリティ。
シュート練習をたくさんする。
あれだねシュートレンジを広げるだね。
ああレンジを広げる。
シュートレンジを広げるみたいな。
そうですね。
ここでもさまざまなアイデアが飛び出した。
そして次なるステップへ。
それが…
その方法とは?
まずこれをまとめていくためにグルーピングっていうことをしようと。
するとどこに問題点が多いのかが一目瞭然。
そしてこの中から最優先課題を1つにしぼってゆく
僕基本的には準備だと思ってるから。
あっなるほど。
決定力は。
準備がすべて
でも福さん準備ができててもシュート打ってそのシュートが精度が低かったら入らなくないですか?結局は確率の問題だと思うので体の向きとか難しいシュートを打たないいいポジションをとっとけば難しい技術を使わないで済むじゃん。
それにはやっぱり予測が必要でそれは準備なんだよね。
と俺は思ってるんだけどね。
僕はねどっちかというとキックの精度とか技術があればそのあとにこう準備とかを持ってきてもいいかなって僕は思うタイプですね違います?やっぱあの俺も精度のとこだと思うな技術だと思うけど。
1個にしないと効果上がらないとしたらどっち…。
僕は技術だと思うけどな。
いいよ技術で。
大丈夫ですか?うん大丈夫。
というわけで決定力不足の問題解決に向け今回はシュート技術について答えを探ることに。
そして…
自分の主張みたいなことを文章という形にしていくということが命題化するということです。
現時点でのアイデアはまだキーワードにすぎない
と文章化することで最善の答えを導き出す議論が展開できるという
さあそれでは皆さん一斉にお出しください。
ジャン!ジャン!
秋田と三浦はキックやトラップなど基礎練習を繰り返し行うことが必要だと提案
一方福田と北澤はより実戦に近い形の練習を増やすべきだと提案
練習は同じで練習するのには回数。
まあシュートっていうのはもちろんシュート打つ前に止めることもありますし蹴るっていうのはやっぱりコースをしっかり狙うとか。
で見るっていうのはゴールキーパーの位置を確認する。
だからこの基礎的な練習をもうほんとにたくさん繰り返し練習することがシュート技術が上がる要因につながってくるのかなと思いました。
基本的な技術。
けどそのシュートという練習だけではなくてあとリアリティーってのはその試合の状況に合わせてやったりとか。
あとそのときにもやっぱり決められるかどうかじゃなくて決めていくっていうつもりでやっぱやっていくっていうところ。
なるほど。
福田さんは?ゲーム形式のトレーニングをするということですね。
いつもゴールを置いたトレーニングをするっていうことですね。
何を言ってるかっていうとテクニックを上げるんではなくてまあテクニックはなきゃいけないんですけどスキルを磨くってことですね。
そのためには実戦に近い形でのシュート。
要はプレッシャーがかかったなかとかいろんなシチュエーションのなかでやっぱりシュートのトレーニングは積み上げて経験を積んでいくっていうことがやっぱりゴールをたくさん生んでいくためには必要なのかなと思いますね。
一方勝村は…
何だ?そのルーティンって。
いちばん簡単なの…。
やっぱルーティンを増やしていかないといけないかなと思って。
やっぱ簡単なのはアグエロを日本人にして代表に入ってもらってそうすれば簡単にまあ決定力も含めて上がるんじゃないかなっていう。
アグエロは今もうたぶん帰化できないからアグエロクラスってことですね。
まあそうですね。
具体的にそうやってつっこまなくていいと思うんだよね。
今回は時間的制限があるため1つをチョイス。
選ばれたのは北澤が掲げた命題。
シュートを決める自信がつくまで練習するという意見。
そして最後は深める。
その方法とは?
そこでもいろんなやり方があるんですけど今紹介するのは反論をするということを深めるための考える方法として紹介したいと思います。
そもそも…
そこで重要なのが反論。
いったいどういうことなのか
どんどん言ってください。
北澤さんがもう。
俺が出したということに対して正しいか正しくないか…。
僕らが言えばいい。
そうですそうです。
そういうことね。
今まで皆さん子供の頃からシュート練習たくさんやってるのになぜ入らないんですか?それなのになぜそういう練習が必要なんですか?っていう。
練習いっぱいやってきてるじゃないかと。
うんそれなのになぜ入らないって言われてるのにもう1回練習し直すってのはじゃあどうしたらいいんですかっていう反論はどうでしょう。
そのためにあえて途中のものを出してむしろ批判してもらって内心はありがとうというのがいいかなと。
このようにあえて反論を繰り返すことで答えの精度を高めていく。
これがロジカルシンキングのメソッドだ。
限られた時間のなかではあったものの…
シュート技術を高め決定力を上げる。
そのためには…
それが今回の結論だ
私はですねよく…。
だから子供でも大人でもそうなんですけどぜひ少しずつ考える訓練っていうのをやってほしいと。
これ題材はなんでもいいわけですよね?題材はなんでもいいです。
頭のトレーニングのために例えばサッカーっていうところからまた自分で広げてくってこともできますからね。
だから別のことを考えていただくのも実はいいと思います。
サッカー以外のことを皆さん考えていただくと。
日常だとそうなんじゃないの?もちろんビジネスも当然でしょうしね。
それで慣れてきたらもう1回改めてサッカーを考えてみるとまたもっとよく考えられるとなるといちばんいいかなと思います。
この3つのステップを踏めば考えることが楽しくなる。
そして考える力が武器となり日本サッカーを強くするに違いない
さて続いては今日の日付でサッカーの歴史を振り返るTheArchive。
今から17年前の今日1998年11月14日はある元日本代表選手がJリーグで現役最後のゲームに出場した日です。
勝村さん誰だかご存じですか?福田さんですね。
違うみたいですね。
違いますよ。
だから98年ですよ。
フランスの時に代表…日本元ですからその前くらいの代表で活躍されてた方がフランスの時に引退するくらいの年代の方ですよ。
あっわかった俺。
俺出てたでしょ?ね!とするとあの方ですよ。
なるほど。
泣いたわ。
あぁ。
正解はCMのあと。
17年前の今日1998年11月14日は当時ヴェルディ川崎に所属していたラモス瑠偉選手がJリーグで現役最後のゲームに出場した日です。
ラモス選手はこの時41歳9ヵ月と5日。
2009年に中山雅史選手が更新するまでJ1での最年長出場記録でした。
抜かれないものだと思ってましたけどね。
ね〜。
記録でしょ?うんラモスさんの。
41歳でしょ?J2では同じチームメートのキングがまだ頑張って現役でやってるわけですからね。
すごいことですよほんとに。
でその記録を抜いたゴンちゃんがまた現役復帰してるし。
復帰したからね。
そう!
(大木)12時から開いてるんだ。
さすが!2015/11/14(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT×BRAIN【頭を使え!!日本代表をロジカルシンキングで考える!!】[字]

頭は使わなければ退化する!?体を鍛えることと同じくらい頭も日常的に使うべきだ、という考えのもと、ロジカル=論理的にサッカーについて考えてみる異色の回です!!

詳細情報
番組内容
「日本代表が強豪国に勝つにはどうすればいいか?」今回はこれをテーマに、いつもと違ったアプローチで議論します!文字通り、とにかく論理的に話を進めていくアプローチ、ロジカルシンキングで、福田、北澤、秋田、三浦淳寛のレギュラー解説者4人が、初めて接する方法で、議論を進めていきます。いつものように「言いたいことを言う」だけではないスタイルの討論に全員が戸惑いながらも進めていく議論は必見です!お見逃しなく!
出演者
【司会】
勝村政信、皆藤愛子
【ゲスト】
太田薫正(経営コンサルタント)
【解説】
福田正博、北澤豪、秋田豊、三浦淳寛(全員元日本代表)
会員サービス
「FOOT×BRAIN」の番組会員サービス「FOOT×BRAIN SOCIO」が立ち上がりました!
無料番組公式スマホアプリで番組視聴中にTV音声をキャッチして視聴マイルを貯めよう!累積視聴マイルに応じて番組グッズや豪華プレゼントなどを続々投入予定です。くわしくは番組ホームページまで!
【番組ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/footbrain/
関連情報
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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