「ＳＷＩＴＣＨインタビュー達人達」。
本日は志村けんが登場。
ＮＨＫ「となりのシムラ」では初めてかつらもふん装もなしのコントに挑戦。
中年男に漂う哀愁が笑いを誘う。
ブレンド下さい。
申し訳ございませんブレンドというメニューはなくて。
ミルクが入ったものですとカフェラテカフェモカカプチーノがございます。
どこが違うんだ？それ。
・「変なおじさんだから変なおじさん」今年のタレントパワーランキングでは嵐を抑えて１０代の支持率第１位を獲得。
変わらぬ存在感を発揮している。
うれしいなぁ。
最強のコメディアン…何せ挨拶ぐらいしかした事ないんで…あ〜ちゃんかしゆかのっちの３人が生み出すパフォーマンスは今世界の熱い注目を集めている。
歌と踊りとあとおしゃべりも出すというのはすごい事ですよ。
ワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画がこの秋日米同時公開されている。
ワールドツアーは３年連続。
アジアアメリカヨーロッパ行くさきざきで熱狂的な歓迎を受けた。
アリガトウゴザイマス。
Ｐｅｒｆｕｍｅといえば最先端のテクノロジーを駆使したステージで知られている。
これはインターネットで全世界に生配信された映像。
リアルなライブ会場とバーチャルＣＧとを自在に行き来し見る人のどぎもを抜いた。
Ｐｅｒｆｕｍｅが待つ場所へ志村が姿を現した。
東京のとある住宅街。
ここはＰｅｒｆｕｍｅの汗と涙がしみこんだ場所らしいが…。
あっどうも〜！初めまして！お邪魔します。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）よろしくお願いします。
え〜！ありがとうございます！キラキラの変なおじさんのボール。
すごい！気に入りました？ありがとうございます！ここはどういう場所なんですか？住んでたの？ここに。
ここで練習してたの？この場所で？今もここでリハーサルさせてもらってます。
何歳で上京したんですか？こっちへ。
１４歳！？っていう事は中学校？中学校３年生で上京？３人が広島の芸能スクールで出会ったのは小学生の時。
ローカルアイドルにすぎなかったＰｅｒｆｕｍｅはいかにして世界的アーティストとなったのか。
・「あきらめないで」・「すこしの意地とキミよダーリン」マッサージ師のひとみと申します。
愛するＰｅｒｆｕｍｅに思わず語った…「おばあちゃーん」って言っておばあちゃんの声出すと「はーい」って返事するんだよね。
寂しくなるよな。
志村けんがＰｅｒｆｕｍｅを見初めたのは４年前。
映画「モテキ」のミュージカルシーンで森山未來と踊る３人に一目で恋をしてしまったのだ。
・「会いに行きたいよ遠い空間を」・「ｂａｂｙｃｒｕｉｓｉｎｇｌｏｖｅ」これ見たんですよ映画を。
ありがとうございます。
その時初めて…存在は知ってたんですけどその映画見てうわっ…振りがかっこよかったじゃないですか。
そうなんですね。
むしろ遅いぐらいですけどね。
いやいや…本当光栄です。
「モテキ」とかそういう映画とかも見られるんですね。
歌ってる時も誰がセンターって決まってる訳じゃないよね？そうですね…。
そこがだから面白いんだろうな。
でも傾向はあるかもしれないですね。
（あ〜ちゃん）強い楽曲が多いです。
「ＧＡＭＥ」っていう曲だったり。
でもそれが…こういう…。
（のっち）形？形だったり…あとバービー人形みたいなお人形さんみたいな感じなので動きもそうですけどちょっと人間離れしてるというかそういう時にはゆかちゃんがパッと出てきてちょっと人間っぽい曲というか歌の雰囲気的に…スッと２人にこう見せてくれたりそれは助け合う感じは…。
うまい具合にできてんだ。
今までで一番このフレーズのこの振りが一番難しかったっていうのは何かあります？２００８年に出した曲があるんですけどそれは…いまだに踊れない？いまだに踊れないです。
すごい難しくて。
ちょっとどんな振りなんですか？えっとまずサビが…「あきらめないで」っていう歌詞から始まるんですよ。
・「あきらめないで」…っていうこう１個ずつ。
でもこの歌・「あきらめないで」ぐらいの速さなんですよ。
なんで・「あきらめないで」っていうすっごい速いんですよ。
で歌詞になったり…急に歌詞になったり…。
細かいね。
本当に細かいですこの歌は。
歌詞ごとに変わってくんだどんどんね。
そうなんです。
一番この振りが気に入ってるっていうかわいくて気に入ってるとかってあります？かっこいいなって…。
何かあるかな？最近の新しい曲なんですけど…。
・「チャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャン」ってすっごい速いんですよ。
それもすごい速い。
みんな速いね。
他に類を見ない振り付け。
Ｐｅｒｆｕｍｅのダンスはプロから見ても高難度といわれる。
３人が異なる動きを同時進行させるダンス。
高速ステップをハイヒールで軽々と踏む。
ヒールでこれ踊るの大変じゃないですか？捻挫とかしないんですか？あんな激しいの。
（あ〜ちゃん）８〜９センチぐらいのヒールをいつも履かせてもらってて。
でももう…自分に合わせて靴を作ってるんですか？それ。
（かしゆか）今は作らせて頂いてるんですけど…靴に合わせて自分の足をバンドエイド貼ったりとかテープ貼ったりとかでバランスとっていくっていうやり方でずっとやってました。
靴に足を合わせた。
はい。
昔ねコントで履いたんだけどねすっごい歩きづらいよね。
（あ〜ちゃん）入りますかね？無理すれば入る。
無理してくれてます？大丈夫ですか？あっすごい！すっと立てる。
外反母趾が痛い。
（笑い声）
（あ〜ちゃん）でも全然歩けますね。
結構違いますね。
違う違う。
でもやっぱしゃんとしてらっしゃいますね。
大体ヒール履く方こう…。
クセになっちゃいます？腰が…腰がグッと入って。
現在Ｐｅｒｆｕｍｅの全ての振り付けを担当している…広島の芸能スクール時代から４人でＰｅｒｆｕｍｅのダンスを作り上げてきた。
結成当時のグループ名はひらがなのぱふゅ〜む。
演歌テイストの入ったアイドル歌謡を歌っていた。
広島でまだ活動していた時に出した２枚目のシングルなんですけど。
手売りしたんですか？これ。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）そうなんです。
（あ〜ちゃん）１枚５００円だったのでいろんな所に…ビラ配りもしたんですか？
（あ〜ちゃん）しました。
このＰＶが流れてるビジョンの前で…すごいかわいそうな話じゃないですか。
（あ〜ちゃん）お客さん来てくれると思ったんですけどビラを毎日配ったのに…握手会もしたんですけどスタッフさんが一生懸命サクラで何回も何回もグルグル回ってくれて…。
本当に忘れないですね。
無力さを知ったというか。
何か演歌のタイトルみたいだね。
「１４の冬」。
上京後Ｐｅｒｆｕｍｅの楽曲を中田ヤスタカがプロデュースする事になる。
ＳＭＡＰや松田聖子などの作品も手がける人物だ。
２００３年に上京してから中田ヤスタカさんっていう方にプロデュースしてもらうようになってそこからテクノになったんですけどすごい戸惑いがあって。
最初テクノっていう音楽に…。
だってこれは普通自分の声でしょ？
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）はい。
これだと加工されてるでしょ？そうなんですよね。
ボコーダー通してあって。
戸惑いというか不満はなかったですか？ありましたね。
「感情を込めて歌い上げて」みたいな指導をずっとされてたんですけど中田さんと初めてレコーディングした時に…初めての事を言われて。
「何でこんな事…」。
（あ〜ちゃん）１人ずつ泣いていく。
できない。
もう一回お願いします。
メジャーデビュー曲…当時は全くよさが分からないまま歌っていたという。
確かに感情を出すなって難しいよね。
普通は感情もっと入れてとかっていうのが普通だもんね。
しかも…座ってレコーディング？それからずっと今も椅子に座ってレコーディングですね。
レコーディング座って？立ってこういうんじゃないの？そうなんです。
ああそう。
きゃりーちゃんはどうも立って歌ってるっぽくて…。
私一番最初にレコーディングなんですね３人の中でいつも。
行くと立って置いてあってきゃりーちゃんの歌詞とかが置いてあった事があって「あっ！」みたいな。
違う。
いじけちゃった？ちょっと何かあの子は立って歌わせてもらってるんだみたいな。
ちょっと違うんだなみたいな。
私たちは…そんな時代があったんですか。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）はい。
ユニットは１３画だとうまくいくっていう。
ＳＰＥＥＤさんとか本当売れてらっしゃる方は１３画だっていうのを聞いてて１３画で作ったんですよ。
東京上京したら知らない間に英語表記に変わってて。
全然１３じゃないんですよ。
「私たちはひらがな表記でやってきたんです！」という事だけは言わせてもらったんですけどすぐ却下。
駄目だった？すっごいショックでした。
本当こだわりだったので…。
１３画にこだわったのに。
よくそのあともそれを続けようと思ったですね。
途中で挫折はなかったですか？挫折というか……って思った時にこういう歌い方がやっぱりこの音楽には合ってるんだなっていう納得してからは…ねえ？好きになったよね。
それは好きになったっていう何かあります？あります。
この辺から好きになったとかって。
この次の楽曲が３部作になってて２枚目がそのロボット世界を動かしてるロボットが感情を持っちゃって…すごいいい曲だ。
すごいいい歌詞だ。
これが…この歌い方にも意味があったんだっていうのを「コンピューターシティ」という楽曲で知って…でもう本当そこで好きになりましたね。
・「完璧な計算で造られた楽園で」・「ひとつだけうそじゃない愛してる」高校も芸能の高校だったんですけど…「ポスターとかあるんじゃないの？」って言われても……みたいな感じだったけど「コンピューターシティ」の時には「あの…ポスターができました」って言って初めてポスターを学校の先生に持っていって…なるほどね。
それでも大きなきっかけだね。
そこは本当に転機でした。
やっぱ好きになるって事だな。
結成から７年。
環境キャンペーンのＣＭに起用された事でＰｅｒｆｕｍｅはついにブレークを果たす。
「ポリリズム」は４種類のリズムを重ね合わせた複雑な曲。
この曲のヒットでＰｅｒｆｕｍｅを取り巻く環境は一変する。
大学生だったんですけど前期に学校行って…その時はすごい驚きました。
なるほどね。
全員に知ってもらえるってこういう事なんだってびっくりしました。
アハハハッ！いまだ？まだですか？もう落ち着いたけど…。
人気出始めの頃って…すごい遠い親戚なのにね来るんだよね。
身内じゃないんですよね。
もう全然知らないもん。
そういう事ありますよね人気が出ると。
２０１０年２１歳になった３人は東京ドーム単独公演を達成。
５万人を動員した。
このライブから世界的メディア・アーティスト真鍋大度が演出に加わった。
最新テクノロジーを駆使した近未来的なステージが確立していく。
３人のドレスに映像が映し出される難度の高いプロジェクションマッピング。
決まった位置で寸分の狂いもなく踊る技術があるからこそ成り立つ演出だ。
場所が必ず例えば舞台なんかでも１２３４とか番号振って２．５とかってやるじゃないですか。
ああいう事はすごいだから正確にできてるって事ですよね。
じゃないとそこにあてらんないもんね。
この曲のこの部分ではここにいないとそこはあてられなくなっちゃうから多分それが全部正確にできてるんじゃない？Ｐｅｒｆｕｍｅの場合は。
…っていうプレッシャーは毎回あります。
だよね。
それが合わないとね。
合って初めてのもんだからな。
紅白さんの演出でも毎年いろんな事やらせてもらってるんですけど…それがいけるかどうか分からない不安で押し潰されそうなんですけど…でも人なんで…もうガタガタ震えて…もうだから紅白さんの前はガタガタになりながらステージまで行って振り踊るみたいな。
去年の「紅白歌合戦」ではドローンを使った演出に挑戦した。
あらかじめプログラミングされた９台のドローンが頭上を飛び交う。
ダンスが乱れると最悪の場合衝突するおそれもあった。
Ｐｅｒｆｕｍｅの皆さんありがとうございました！ありがとうございました！よかった！志村さんも緊張されるんですか？舞台の前。
え〜！そうなんですか？さっきまで僕入ってくるまですごい緊張してたの。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）え〜！駄目駄目。
ドキドキしちゃうの。
今でも緊張されるんですね。
ある程度は緊張感を持った方が…。
緊張をいい方に持っていく事だから…じゃあほぐすようにしようとかいうよりはその緊張をどういうふうに生かそうっていうふうに考えるんですか？うん。
あとはなるべく緊張をなくすには…
（かしゆか）確かに。
そうですよね。
あれ１曲の振りってどのぐらいで覚えるんですか？振り付けは正味…覚えちゃうんですか？はい。
あの複雑なやつを。
はい。
あれ１時間半で覚えちゃうの。
それが違うんだろうね。
今でも私はすごい時間がかかってしまってその分…ゆかちゃんは早い？すごい早いです。
忘れるのも早い？忘れるのも早い。
よくご存じで。
１１歳でＰｅｒｆｕｍｅを結成して１５年。
３人は人生の半分以上を一緒に過ごしてきた。
ダンスの振り付けもステージ演出も求められるレベルはどんどん高くなっていく。
３人は懸命にそれに応え革新的なパフォーマンスを生み出してきた。
それは本当に周りの大人たちに恵まれてたなと思いますね。
確かに今思うと…嫌な事たくさんあるんですけど…「今回どこがよくなかったかな？」。
３人がすごい仲よく見えるもんね。
アハハッ見える！見えるっていうかそれが分かる。
伝わってくるっていう事。
あっ本当ですか？うん。
でもよく言われますね。
あんまりケンカとかしないんでしょ？しないですね。
…ってよく言われるんですけど。
本当仲間割れとかないですし多数決もできますし多数決で決まったとてその一人の意見がメチャクチャいい意見だったら「それだね」ってなって３になりますし面白いです。
やっぱだからこれが多分５人だと一人の意見に５人が賛同して多数決で決まったのにそっちになるっていう事は多分あまりないと思うんで。
難しいよ。
やっぱ難しいですか？リーダーがいるからね。
リーダーがいてあとこっち４人でしょ。
結構難しいよ。
難しいんですねやっぱり。
本当私たちの世代からしたら。
もうず〜っと楽しいおじさんっていうイメージで。
プライベートを売ってる人いるじゃないですか。
トークでも何でもね。
でも一緒でしょ？
（あ〜ちゃん）なるほど。
なるほど。
後半は舞台をスイッチ。
志村けんがＰｅｒｆｕｍｅを呼び出したのは東京・麻布のとある建物。
仕事をする上で欠かせない場所だという。
あっそれ。
志村はコント一筋４０年。
うれしいなぁ。
（拍手）バカ殿様をはじめ数々の名物キャラクターを生み出してきた。
そうです！私が変なおじさんです！アハハハッ。
女性が大好き神出鬼没の…ひとみと申します。
何事にも一生懸命。
だけどかなりずれてる…進んできた？進んできた？吸収が早いんだよね。
どれどれ…。
誰にも止められない６５歳。
志村ワールドの秘密にＰｅｒｆｕｍｅが迫る。
あっお待たせしました。
もう始まってます。
すてきなお店ですね。
（のっち）何で今回対談の場にここを選ばれたんですか？お酒飲んだりごはん食べるのかなと思って。
食べながら。
うれしい。
体調管理はどうされてるんですか？メッチャ健康な…。
チアシード！？チアシードを知ってるってすごい！
（あ〜ちゃん）こないだ舞台を拝見させて頂きまして。
ありがとうございます。
びっくりしたのが年齢層の幅がお客さんの。
子どもたちの声がしてるかと思ったら…大人も子どもになってるような。
僕はでも一番それがねらってるとこなんですよ。
だから今全くある意味理想どおりの舞台ですね。
キャラクターとして結構濃いじゃないですか。
どのキャラクターも志村さん演じられてるのは。
本当にそういう人がいるんじゃないかなっていうふうに思うぐらい…。
本当に実在されてたんですね。
モデルの方がいるんですね。
モデルがあのひとみばあさんに関してはいるんですよね。
本当に「ふんふんふんふん」ってずっと…？そのおばあさんはそんなに「ふんふん」言ってないんですよ。
そんなに言ってないんだ。
実際は。
ただ…あの声はね実際に…１００歳のおばあちゃんを訪ねていって誕生日お祝いしたんだけどその時に…どうしたんだろうと思って「耳ちょっと遠いんですよ」って言うから俺が「おばあちゃーん」って言っておばあちゃんの声出すと「はーい」って返事するんだよね。
（あ〜ちゃん）何で！？トーンがだからそういう声だとそういうので分かるんじゃない？何で！？共鳴してるのかな？響きが合うんですかね？だと思う。
周波数が合ったんだろうね。
届く響く周波数が。
それでそのおばあちゃんを「散歩しようか」って言って乳母車に乗せてこうやって近所ブラブラしたのね。
その時におばあちゃんが「ふんふんふんふんふんふん。
ふんふんふんふん」って言ってるから…だから本当に息してるだけで「ファ〜ファ〜」出てるだけ。
ファ〜ファ〜ファ〜ファ〜…ファ〜ファ〜ファ〜ファ〜…。
何の音！？気になる！その「ファ〜ファ〜」気になるからさそれやめて下さい。
ああそうですか。
「ファ〜ファ〜」言っちゃいけねえって事は息しちゃいけねえって事か。
ひ〜ちゃんできるかな？ぶっ！ぶぶっ！ぶわ〜っ！うわ〜！びっくりした！息はしていいですか？息しなきゃ死ぬよ！？…ったくもう！多少の「ファ〜ファ〜」は許します。
ありがとうございます。
多少の「ファ〜ファ〜」。
多少の「ファ〜ファ〜」。
だからだから多少の「ファ〜ファ〜」。
何それ！だからそれぐらい本当人を観察されてるしいろんな人を見て分析されてますよね。
前にお金ない時なんか喫茶店でじっと窓の外を見て人が歩いてて…「うちへ帰ったらこうでこうで」とかって。
（のっちかしゆか）え〜！ほかのキャラクターもそうやって生まれてくるんですか？いろんな人とかを観察して。
酔っ払いとかは結構観察して「こうだな」とかってあるけど…願望なんですか？願望なんですあれは。
僕のコントの中で「これはずっとやろう」…わあ〜そうなんだ。
変なおじさんだけはねその時だけこのおじさんはずっと毎週出るって言ってでやったんですけどね。
発想が子どもなんで。
そういう発想だけなんですよ。
（笑い声）そういう感じなんですよ。
なるほど。
（笑い声）認めてますもんね。
認めてる。
初めから言ってんだからしょうがないよね。
じゃあしょうがねえかってなるじゃない。
あった！私もあった！
（２人）やった〜！やった〜！やった〜！やった〜！やった〜！やった〜！やったやったやった〜！
（悲鳴）おめでとう！おめでとう！どうした！？どうしたどうした！？どうしました？このおじさん変なんです！何だ君は！？「何だ君は」ってか。
そうです。
私が変なおじさんです。
・「変なおじさんだから変なおじさん」・「変なおじさんだから変なおじさん」・「変なおじさんだから変なおじさん」と。
だっふんだ！おめでとう。
それ以外はあんまりでも…。
すごいですね。
私たちが生まれる前からいるキャラクターが今でも人気があるってすごいですよね。
だからいつも顔塗ってる時に…
（あ〜ちゃん）最初にやっちゃったもんだから。
もしかしたら続かなかったものがどうして今まで続いてるんですかね？昔から「全員集合」とかって番組やってる頃からでもヒゲダンスとか何かああいうのでもね…あれ生放送でお客さんの前でやってるからやってみて「あれ？これもう一回いけるんじゃない？」ってやってる事がだんだん１年とか１年半とか２年になっちゃった。
コントってものを好きになったのはいつからなんですか？コントっていう…。
ふだんもそんなにワアワアしゃべる訳でもないしこれが何かこうかつらとか何か…それからだね。
役にふんするとこうなるっていうのはね。
こう見えて。
お話聞いててそれはすごい感じました。
（あ〜ちゃん）トーク番組で？トーク番組なのに。
すごいね。
飽きたりする事はないんですか？ネタを考える時に。
じゃあ客観的に自分で演じられているけど客観的にそのキャラクターを見てるんですね。
どう受け止められてるかっていうのは自分でもう一回見ないといけないからね。
この人はこういう事やるけどこのキャラクターの人はこういう事やらないよっていうのはちゃんと一応自分の中では分けてる。
去年スタートしたコント番組「となりのシムラ」。
ちょっと座って待ってて下さい。
はいはい。
初めて一切のふん装を封印し今までにない志村けんを見せている。
失礼します。
すいません。
普通のおじさんのいかにもありがちなシチュエーションで笑わせる。
何やってんだ？
（のっち）「となりのシムラ」っていうのは舞台とかバカ殿様と違ってそこにいるみたいな…。
ねえ。
メイクもそんなにされてないですよね。
何かあれもすごいかわいそうで。
（かしゆか）お父さん…。
（あ〜ちゃん）お父さんね。
もうやだ〜って。
かわいそうだよねあれね。
ちょっとお母さん！ん？お父さんのと一緒に洗濯物洗わないでっていつも言ってるじゃん！渚そのくらい我慢してちょうだい。
お母さんなんてず〜っと一緒のベッドに寝てるのよ。
「お父さんなんでしょ？」みたいな。
よくしてあげて波瑠ちゃん。
波瑠ちゃんお願い！お父さんは一生懸命頑張ってるのに今あんまりね…。
まあちゃんとしてくれる家庭もあるんだろうけど割と寂しいじゃん。
でも…ああいうちょっと寂しいコントをわざと見せると何か見てた人が…なる。
あれはなります。
「となりのシムラ」には志村自身の実体験も盛り込まれている。
コント「コーヒーショップ」。
あのすいませんすいません。
いかがなさいましたか？お水出てないんだけど。
は？あとブレンド。
ああ申し訳ございません。
当店あちらのカウンターの方でご注文頂く事になっておりますので。
人がいるのにな。
すいませ〜ん。
いらっしゃいませ。
カフェラテですがミルクは普通でよろしいでしょうか？どういう事？ミルクの中には普通のミルク低脂肪乳無脂肪乳ソイの中からお選び頂けます。
ちょっと…ちょっともう一回言って。
普通のミルク低脂肪乳無脂肪乳ソイです。
ソイ？何ソイって？豆乳です。
え？豆乳です。
豆乳の事をソイっていうの？ソイになさいますか？じゃあソイでいいよ。
かしこまりました。
ソイを入れてもらうんだったら愛も入れてほしいかな。
ハハッ。
休憩入りま〜す。
かしこまりました〜。
休憩入ってんじゃねえよお前。
僕昔あるコーヒー屋さんに行った時に…２階で待ち合わせしてたら来ないのよ。
みんなコーヒー飲んでるし。
そしたら友達が来て「何で飲まないの？」。
でもそういう大人って多いんだよね。
あと蓋してあるコーヒーのちょっとした穴から飲むじゃん。
あれが俺不思議でしょうがないんだよ。
（あ〜ちゃん）何でですか？いやまねしたんだけど俺たちは水面が見えてるから熱いからス〜ッとかなるのに熱いコーヒー飲む時に見えないでよく飲むなと思って。
あれもう恐怖だよ俺。
（のっち）確かに。
一回だけやってみたくてやったんだけど「うう」って…。
でも大体年配の人はそう思ってるんだよ。
取っちゃうじゃん普通。
取ればいいのに何であんなこんなとこからこうやってあんな緊張して飲むんだろうってそういうのを実際それをみんなが…俺もそう思ってるんだから多分年配の人とかなんかは思ってんだろうと思うとそれをやればいいのね。
こういう時に思いつくとかあるんですか？キャラクターとか台本の内容とかハッてひらめく時とかどういう時とかあるんですか？どこっていうのはないけど…それがあんまり重なってくるとイライラしてくるんだけどず〜っと人間こうやって…いやみんなそうだよ。
俺の周りにいる人。
（あ〜ちゃん）みんなそう！もう何だろうね…。
セット作ってコントなんかやらないじゃないほかの人も。
みんなおしゃべりの方。
僕はおしゃべり下手だからおしゃべりうまい人の方がすごいと思うのよ。
本番３０分前に行ってバ〜ッとできる訳じゃない。
でも俺はそれ癖になってるから４０年もやってるからそれをやるから生き残ってるのかな？人が嫌がる事を。
だと思うね。
高校卒業を目前にお笑いの道に飛び込んだ志村。
２４歳でドリフターズの正式メンバーとなる。
「８時だヨ！全員集合」で一躍国民的スターとなった。
この道で行こうって自分はずっとこういう事をやり続けるんだって決めたタイミングってあったんですか？タイミングってね小学校の頃にね…。
えっ小学校？ちょっと思ったより早かったんで。
あんまり会話もしてないんですよね。
それこそ１０人家族ぐらい。
家族１０人多いんだけどみんな…うちのおじいちゃん農業やってるし。
「早く食わないと口の中でクソになっちゃうぞ」とか言うんだから。
今はね「楽しく会話してごはん食べよう」って言うけどあのころ「黙って食え」っていう時代だから。
「いい雰囲気じゃねえか」って子どもながらに思ったのね。
わあ〜鳥肌。
すっごい。
でも学校の先生のおうちとかってさ真面目だろうね。
そういうとこは変わってないところなんですかね？ん？そういうやんちゃしたいとか逆を行きたい驚かせたいみたいなそういうところはそのころからあまり…？変わってないですね。
人と同じじゃないです。
あとは基本的に自分の中では…そこは昔からそうですね。
それは何でですか？ご自分の中に違和感があるからなのかお客さんにバレちゃうからなのか？バレちゃうというか…人がこれやってるけどそれをやってみようかとはあんま思わないね。
無理してそんなね…という事はその得意分野というところが結構志村さんはっきりされてるんですか？ここが自分はしっくり来る得意だって。
自分の中ではね昔からそうだけど…
（あ〜ちゃん）動きが７でしゃべりが３。
だからず〜っとしゃべって笑わせる人はすごいと思う。
確かに。
でもセリフがないシーンとかたくさんあったしそれで面白かった。
目で見て楽しいというのがすごくありましたね舞台で。
本当はでも喜劇人とかコメディアンとしたら理想はもう舞台に出てったらずっと「ワハハハハハ…」って「どうも」ってすっと帰りたいぐらいだけどね。
（あ〜ちゃん）究極！歩いて出てきただけでも笑ってて…。
「頭下げたおい」って。
「へえ〜」っていうのが理想だね。
そのくらい面白いっていうイメージが植え付けられてると顔見ただけで笑っちゃうじゃないですか。
でもやっぱり志村さんも出てきただけで歓声と笑いが半端ない。
あれ？殿がいませんよ！志村けん一座による舞台「志村魂」。
５６歳から１０年続けてきたライフワークだ。
せ〜のアイーン！
（観客）アイーン！看板キャラクターバカ殿様のコントで始まる第一幕。
志村は舞台狭しと駆け回る。
そこからはおなじみのキャラクターを総ざらえ。
なんと１０回以上の早変わりを見せる。
コントで大爆笑したあとの第２幕は笑いあり涙ありの人情喜劇。
志村ワールドを余すところなく堪能できる３時間だ。
大根食う時によそういう人の苦労を考えて食ってんのか？ウエッ？ウエ〜ッ？
（笑い）ウエ〜ッ！？
（笑い）お客様も一緒に入って舞台を作られてる感じが…。
一体感は結構出ますね。
すごいです。
あのライブな感じが…。
それがやっぱり…
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）自分で…。
メイクは全部自分なんですよ。
でその間に衣装の方とあと僕の付いてる子が…。
僕はだからあの…
（あ〜ちゃん）え〜すごい！
（かしゆか）同時進行で全部やってるんですね。
すごいチームワークが。
本当チームワークですね。
一番忙しいのは…その次に…
（かしゆか）２分ちょっと全部変えてるってすごいですよね。
私たちも２分で衣装脱ぐだけでいっぱいいっぱいだもんね。
その中でキャラクターもチェンジして…。
確かに。
もう強烈から強烈へ。
舞台みたいにお客さんがいるのとカメラの前でコントするのとどっちがやりやすいですか？それはもうお客さんのいる方が…。
だから僕…う〜ん…自分が面白いと思ったものしかやってないんだけど…もともと「全員集合」って番組でいつも…でもそれで教わる訳ね。
で今度ず〜っとテレビのスタジオでやるのもそれもスタジオじゃなきゃできないコントもあるからそれはそれで面白いんだけど実際今度…その違いが大きいですね。
（あ〜ちゃん）本当に好きなんですね。
緊張するけど…終わってからも…
（あ〜ちゃん）高揚感…。
舞台の上で拍手と笑いがとか今度Ｐｅｒｆｕｍｅだとみんなワ〜ッていう歓声とかって…。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）うん。
なっ！そうなんだよね。
あんだけ興奮してて気持ちよかったものがフワッて…さっきまであんなだったのに…寂しくなるよな。
（あ〜ちゃん）寂しいですね。
（笑い声）
（あ〜ちゃん）幸せになってほしいです。
今でも十分幸せなんだけどね。
そっちの方の扱いが下手なんだよな。
（あ〜ちゃん）そういうところがシャイな部分が出てきちゃうんですかね？ね〜。
いるのかな？まあいるんだろうなでもな。
そこまでの器量がねえだけだな。
せ〜の…。
（２人）アイーン。
またまた飲んじゃったよ〜。
コント職人志村けん。
お笑いの道に足を踏み入れて半世紀近くが過ぎた。
何だこの野郎！かかってこい！こいよ！あっおっこの野郎！顔貸せこの野郎！はいっおらっ来いこの野郎！志村さんの最終形っていうのは…。
ん？
（のっち）最終形は…ビジョンはありますか？最終形？ほとんど若くて上り調子で常に目標を掲げてそこに向かっていくっていうやり方で私たち来てたんですけど東京ドームだったりとかもうこれ以上ないだろうなっていう…そういうのがすごくあって…。
ものすごく大きな自信になってきてるから…
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）あ〜。
あとはどうそれを維持するか…。
だから…薄〜くてもいいと思うんだよね。
そんなト〜ント〜ント〜ンってやって来てる訳だからすごい事を。
それより後はもうなんとかちょっとでもいいからちょっとでも１ミリでもいいから右肩上がってればいいっていう気持ちでぐらいゆとり持ってやった方がいいと思うよ。
そういうのを重ねて…。
（あ〜ちゃん）優しい…。
うれしい。
だって実際そうだもんね。
今までやってきた事がもう…いやとんでもない…。
そういう人の体験できないそれこそ普通の人の人生３人分ぐらいのか…もっとかもしれないけどそういう体験してきてる訳でしょ？こんな巨匠にこんな事言ってもらえて…本当にありがとうございます。
（笑い声）フフフフッ頑張って下さいよ。
本当に…。
若さがあるからでも羨ましいですよ。
（あ〜ちゃん）何か…
（鈴の音）葬式に？私は。
志村さんも今ですら多分もうそうなられると思うんですよ。
まだまだ生きて下さい！まだまだこれは！志村さんの想像する最終形っていうのは？何かね…それがもう終わりなんだけど寝てるシーンで拍手と歓声がワ〜ッとどんちょうが…
（かしゆか）舞台の上で。
舞台の上で。
拍手があってそこで「あれ？もしもし？」みたいな。
（Ｐｅｒｆｕｍｅ）え〜。
でみんなが大騒ぎした時に…生きてるんかい！すごい。
１０月志村は「となりのシムラ」第３弾の撮影に臨んでいた。
今回もみっともなくも愛すべき中年男を演じる。
６５歳の今だからこそ演じられる役。
志村はコントにこだわり続ける。
Ｐｅｒｆｕｍｅは新曲「ＳＴＡＲＴＲＡＩＮ」を発表した。
３人の１５年間の歩みそのもののような歌詞。
「いつだって今が常にスタートライン」と歌う。
４人が選んだエンターテインメントの世界。
いつだってその時がスタートラインだ。
2015/11/14(土) 22:00〜23:00
ＮＨＫＥテレ１大阪
ＳＷＩＴＣＨインタビュー 達人達（たち）「志村けん×Ｐｅｒｆｕｍｅ」[字]
志村けんが指名したのは「実は大ファン」というＰｅｒｆｕｍｅ！ローカルアイドルが世界的アーティストに変身したワケ、老若男女に愛される志村ワールドの秘密が明らかに！
詳細情報
番組内容
３人を前に照れまくる志村。Ｐｅｒｆｕｍｅ仕様のハイヒールを試着、世界を魅了する独特のダンスの秘密に迫る。平仮名だったグループ名、髪形を変えないワケなどデビュー以来の数々の裏話や、２６歳の本音が明かされる。一方「知らない人についていく」ほど徹底した人間観察がクセになっているという志村。バカ殿様、変なおじさんなど人気キャラ誕生の瞬間から結婚しない理由まで、「コント職人・志村」の思わぬ素顔が明らかに！
出演者
【出演】コメディアン…志村けん，アーティスト…Ｐｅｒｆｕｍｅ，【語り】吉田羊，六角精児
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー／教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー／教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:2905(0x0B59)