大科学実験「背伸びするタワー」 2015.11.14


何してるの?温度測るんだ。
今日は温度によってタワーの高さが変わるのか大実験。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
温度によって鉄の長さは変わるのかな?磁石で鉄の棒を固定する。
長さ20cmだ。
最初は27℃。
温めよう。
7℃上がった。
長さは?う〜んわからない。
装置を使って測るんだ。
これは1,000分の1mmの変化も測定できるはかり。
棒が伸びると針が右に回って縮むと左に回る。
このはかりを使ってもう一度調べてみよう。
棒の温度が24℃の時はかりの針を真ん中にする。
あれ右に曲がった?伸びてる。
10℃上がって0.029mm伸びた。
鉄は温まると伸びるんだ。
でもほんのわずかだね。
もっと長かったらもっと伸びるんじゃない?タワーでやるんだ。
2本のアーチは鉄でできている。
南東から北西にかかるほうが高い。
このアーチの高さを測るんだ。
温めるのは太陽だね。
朝日が当たる前と昼日が当たってタワーが温まったあとで高さを比べる。
これは高さを測る装置だ。
測りたいきょりの片方に測定装置を置く。
もう片方にミラーを置いて測定装置からミラーまでのきょりを測る。
この装置では100m以上のきょりを数mmのちがいまで正確に測ることができる。
実験プランはこうだ。
タワーのふもとに測定装置アーチの頂点にミラーを置いてきょりを測り高さを割り出す。
さらに高さ100mにある展望台からワイヤーを垂らすことにした。
タワーが高くなればワイヤーもいっしょに上がるはずだ。
始まったぞ。
エレベーターで展望台まで上がってそこから階段でてっぺんを目指す。
到着。
高いね。
まずミラーを頂点に置く。
ミラーが見える場所に測定装置をセット。
次は温度計だ。
アーチの西側を測る。
朝7時18.9℃。
今度は命綱をつけてどこに行くの?アーチの真ん中も温度計をつけるんだ。
合計4か所に温度計をつけた。
次は展望台からワイヤーを垂らす。
引っ張っても温まっても伸びない特殊なワイヤーだ。
おもりをつけてピンと張るんだね。
おもりの位置に印をつけて変化を見る。
準備完了!さあ測定開始だ。
朝9時最初の測定。
アーチの頂点22.9℃。
真ん中22.2℃。
地面付近が23.6℃。
高さは…。
細かい!日が当たり始めたぞ。
タワーは熱くなったかな?全体的におよそ8℃上がった。
7mm伸びた!全然わからない。
ワイヤーはどうなってるんだろう?ちょ〜っと上がってる?温度がもっと上がらないとわからないかな。
おっかんかん照りだぞ。
頂点が41.1℃すごく上がった。
最初と比べると20℃近く上がってる。
どうだ?1.5cm伸びたんだ。
あっ上がってきた。
上に上がってる。
温度が高くなるとホントにタワーが高くなるんだ。
日がしずんできたぞ。
下がったね。
高さは139m9.4cm。
アーチも縮んできたみたいだな。
午後6時実験終了。
今回の実験で鉄は温度によって伸びたり縮んだりすることがわかった。
何も変わらないように見えるタワーでも一日のうちにほんのわずか高くなったり低くなったりしてるんだ。
だからやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
2015/11/14(土) 19:45〜19:55
NHKEテレ1大阪
大科学実験「背伸びするタワー」[字]

金属は温度によって伸縮する。高層ビルの高さを、1日のうち気温が低い朝と最も高い昼にしらべ、金属の伸び縮みを見る。

詳細情報
番組内容
スケールの大きな実験をスタイリッシュな映像で描く、科学教育番組シリーズ。今回は、金属の伸び縮みをタワーの高さで大実験! 金属は、温度によって伸縮する。高層ビルの高さを、1日のうち気温が低い朝と、最も高い昼に調べ、金属の伸び縮みを見る。今回の実験で、何も変わらないように見えるタワーでも、1日のうちにほんのわずか、高くなったり低くなったりしていることが分かる。
出演者
【語り】細野晴臣

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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