11月17日 17時16分
去年、都内でものまねショーを開いたイベント会社の社長らが、暴力団とのつながりを隠してホテルから会場を借りていたとして、社長と暴力団幹部ら4人が詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。
警視庁は、ショーの売り上げが暴力団の資金源になっていたとみて調べることにしています。
逮捕されたのは、千葉県にあるイベント会社の社長、竹田勝司容疑者(70)と、東京・品川区に拠点を置く稲川会系の暴力団幹部で、韓国籍の崔慶一容疑者(43)ら、あわせて4人です。
警視庁の調べによりますと、竹田社長らは、去年11月に東京・港区のホテルで開いたものまねショーをめぐって、ホテルの約款で禁じられているにもかかわらず、暴力団とのつながりを隠して会場を借りていたとして、詐欺の疑いがもたれています。
これまでの調べで、ショーは崔容疑者が資金集めのために知人の竹田社長と企画し、会場の申し込みを依頼していたということです。
ショーのチケットは1枚あたり3万5000円で、五反田駅周辺の飲食店などがまとめて購入するよう崔容疑者から指示され、300人あまりの客が集まったということです。
また、売り上げの一部が崔容疑者の知り合いの口座に振り込まれていたとうことで、警視庁はおよそ1000万円が暴力団の資金源になっていたとみて調べることにしています。
警視庁によりますと調べに対し、竹田社長は容疑を認め、崔容疑者は黙秘しているということです。
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