人生の楽園 2015.11.14


今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
第二の人生は瀬戸内の島で暮らしたい…。
転勤の多いサラリーマン生活にピリオドを打ちその夢をかなえた方が今日の主人公なんです。
おお〜ナイスキャスティング!ご紹介しましょう
(直人さん)アジ?
(佳世さん)アジ〜!あ〜あバレちゃった。
クソ〜。
悔しがってるのは妻の佳世さんお二人でよく釣りなさるんですか?いえ久しぶりです。
全然行ってない。
最後に2人で釣り行ったのが会社から4時ぐらいに帰ってきて今アジがいっぱい釣れてるから今行かなきゃみたいな感じでスーツのまんま2人で釣りに行って…。
あらら〜ハハッ。
実は元々直人さんは筋金入りの釣りバカなんです。
釣り好きのあまり瀬戸内の島に移住しちゃったんです。
ねえ桃ちゃん。
はーい!宮地さんご夫婦が暮らしているのが山口県の東南部本州と橋で結ばれている周防大島です。
年間の平均気温が15.5度という温暖な気候でみかんの産地として知られています。
宮地さんご夫婦の自宅は小高い場所に立っています。
築100年の古民家と隣に立つ築50年の家を合わせて改装し民宿を営んでいます。
名前は…石鍋亭。
では早速お邪魔しましょうね。
おお〜広々としてるじゃないですか。
はい。
こちらは20畳のリビングです。
ここはですね和室だったんですよ。
でこっち側縁側になっててガラス戸みたいなのがあってこちらが床の間で…。
へえ〜和室だったとは到底思えません。
うわあウッドデッキもあるじゃないですかいいなあ。
ここが客室です。
おお和室にベッド。
落ち着きますね。
こっち眺めがよかったんでここを客室にしました。
なるほど。
窓の外は瀬戸内海。
海風が潮の香りを運んできます。
直人さん次はどちらへ?ここがお風呂になります。
お風呂だ!いやあ日当たりがいいですね。
お客さんがいらっしゃらない時は必ず入りますね。
明るい時間に。
この眺めですものねえ。
昼間から入りたくなります。
(直人さん)久しぶりです。
いらっしゃいませ。
本日のお客様は直人さんの30年来の友人神津さんご家族です。
千葉県からいらっしゃいました。
まあ遠方からようこそ。
お疲れさまです。
ようこそ石鍋亭へ。
到着しました。
愛媛県出身の直人さんは大学を卒業後製薬会社に就職。
32歳の時大阪出身で看護師をしていた佳世さんと結婚し2人の男の子が生まれます。
転勤が多かった宮地さん家族の楽しみがキャンプ。
直人さんは釣りに加えて料理も趣味でキャンプではいつも腕を振るっていました。
そして自宅でも…。
釣った魚を自分の家で料理してそれで人に振る舞ったりとかするようになってだんだんだんだん料理の頻度が高まっていったですね。
楽しそうでやってるからまあいいかなっていう感じで…。
そんな直人さんに転機が訪れたのが東京に単身赴任していた2年前。
会社が開いたセカンドライフを考えるセミナーでこんなプランを発表したんです。
そういう事を発表したんですね。
瀬戸内の島で暮らしたい。
それは直人さんが長年抱いてきた夢でした。
そこで周防大島町が企画する定住促進ツアーに参加したんです。
参加して帰る時にはもうこの島に住みますからっていうふうに宣言したんですよね。
その後周防大島の役場から紹介された現在の家を購入しました。
直人さんは52歳で会社を早期退職して周防大島に移住しました。
家の改装や民宿の開業準備を進めるんですね。
そして今年5月新鮮な瀬戸内の魚を使って得意の料理を振る舞いたいと1日1組限定の宿石鍋亭をオープンしたんです。
うわあ…。
いやあでっかい太刀魚だなあ。
これ直人さん釣ったんですか?魚は毎日決まった漁師さんのところに取りに行って…。
ああそうなんだ。
石鍋亭のお料理に地魚は欠かせません。
そこでお客様に出す分は漁師さんから仕入れているんです。
ああそうかお客さんがいるのにね今日はボウズでしたってわけにはいかないですもんね。
あっ直人さんこれは?これはアカモクっていう海草ですね。
アカモク?これどうやって頂くんですか?これはどんなふうにして食べてもいいんですけどまあこれはキュウリと酢の物だけですけども麺つゆに入れてそうめんと食べたりしてそれだけでも非常に美味しかったりするんで。
いいですねえ。
周防大島でとれたキュウリとすだちを合わせて頂きます。
なるほど。
佳世さんは何をしてるのかな?ああウニだ!瀬戸内海はアカウニがうまいんですよね。
西田さん。
はい。
直人さんは会社勤めの頃お弁当まで作っていたんですよ。
ええ?会社の人の弁当まで。
マジ?作って…うち弁当屋さんかっちゅうぐらい朝から…。
いやあ恐れ入りました。
というわけで本日は釣り好き料理好きが高じて瀬戸内の島で民宿を始めたお父さんとお母さんのお話です。
海では釣りざお宿では包丁握ってま〜す!島々が赤く染まる瀬戸の夕暮れ。
海がとっても穏やかですね。
今日の舞台は瀬戸内海に浮かぶ山口県周防大島です。
この島に移住し今年5月1日1組限定の宿石鍋亭を始めた宮地さんご夫婦が本日の主人公です。
宿は瀬戸内の海の幸を使った直人さんの手料理が自慢です。
西田さん。
石鍋亭という宿の名前。
その由来がこちらです。
ああもしかしてこのお鍋ですか?はい。
キャンプの時直人さんはいつもこの石鍋でご飯を炊いていたため仲間から石鍋さんと呼ばれていたんです。
アハハハハなるほどねえ。
その石鍋君今度はガスバーナーを持ち出してオホホ太刀魚が踊ってますね。
太刀魚は軽く炙り塩とすだちで頂きます。
いやいやこりゃ食べる方も嬉しくてちょっと小躍りしちゃうんじゃないですか?本日のお客様神津さんご家族は直人さんの長年の友人。
一緒に食卓を囲みます。
いやいいなあ。
(一同)乾杯!さあ直人さん自慢の料理皆さん頂きましょう!はい。
こちらはメバルの煮付けです。
いやいや身がふっくらしててもうやわらかそううまそう。
アカモクとキュウリの酢の物はネバネバシャキシャキで美味しいんですよ。
はいな。
そして出ました生のアカウニ!
(梨子さん)甘い!めっちゃ甘い!めっちゃ甘いんだねえ。
瀬戸内のうまいもの満載!うらやましいです。
西田さん石鍋のご飯が炊き上がりましたよ。
おお〜お米が立っとる!ねえ。
さすが石鍋君!石鍋の使い方よく心得てらっしゃる!石鍋のご飯にはこんなのはいかがですか?何をしようってんだ何をしようってんだ?ウニ丼です。
おいおいやっちゃったよ。
ウニ丼!私も大好物!…って佳世さんいっちゃうんだね今!うまっ。
そりゃそうだよおいおい。
神津さんに伺います。
宮地さんご夫婦がこの周防大島で民宿を始めた事どのようにご覧になってらっしゃいますか?ちょっとなんかこう…うらやましい気持ち…。
ねえねえ本当だよねえ。
早く周防大島に移住したら…?アハハハハ!もうちょっと待ってくれるか。
さあ今夜はもうとことん飲み明かそう!周防大島は今日も晴天。
この日は神津さんご家族のリクエストで釣りに出かけます。
いいですねえ自分の船で友人を釣りに連れて行くのも直人さんの夢でした。
(直人さん)今日の餌はこれまだ生きてるエビ。
(梨子さん)あっすごい!ちっちゃいエビかと思ってました。
さあそのエビで一体何を狙うんでしょうか?この季節はベラとメバルとかあとはチダイですね。
おお早速きたんじゃないですか?
(総一郎さん)これは…?
(直人さん)カマスカマス。
秋が旬のカマスですよ。
幸先いいですねえ。
きれいだ。
(直人さん)珍しいですねここらへんでは。
あっこっちもきた?きたきた。
(梨子さん)なんですか?これ。
(直人さん)イソベラ。
ベラですねえ。
(直人さん)これね見かけは悪いけどね美味しいですよ。
から揚げにしたら最高ですよ。
うまいですよ〜。
まあ次から次へとかかりますねえ。
さすがは魚介の宝庫瀬戸内海。
1時間半でこんなに…こんなに釣れちゃいました〜。
誰でも釣れるんで。
僕もうちょっと…。
そんなデカいの釣った事あるんですか?まあ小さくてもね大きくてもね仲間で楽しむ釣りいいです。
最高です。
おはようございます。
(宮田さん)おはようございます。
ようこそようこそ。
トマト。
(宮田さん)はい。
この日直人さんは朝から食材の仕入れにやって来ました。
こちらは自宅から車で20分ほどの宮田さんの畑です。
宮田さんは2年前周防大島に移住しトマトやキュウリなどの野菜を育てています。
なるほど。
まだ民宿を始める前移住者の交流会で宮田さんと知り合った直人さん。
頂いた野菜を食べたところとっても美味しかったので民宿のお料理に使う事にしたんです。
ああ〜いいですねえ。
うまい。
今日は採れたてのトマトにキュウリ里芋とバジルを分けてもらいました。
島に移住して石鍋亭を開くまでおよそ1年。
その間直人さんは毎日のように色んな場所に顔を出して島の人と触れ合ってきました。
こうして育んだ関係が今大切な財産になってるんです。
伸さん今日どうやったですか?ボチボチです。
小野寺伸さんは5年前岩手県から移住。
漁師の手伝いをしながら移動販売の魚屋さんをしています。
移住の先輩小野寺さんどこで知り合ったんですか?知り合ったのは…どっかの飲み会。
そうですね飲み会ですよね。
飲み会なんだねえ。
という事なんだ。
まあそれにしてもこの周防大島農家にも漁師にも移住者の方がいっぱいいてそれだけ魅力のある島なんですねえ。
一方佳世さんは自転車でお出かけです。
へえ佳世さんどこに行くんですか?ここって小学校だ。
はい。
佳世さんは週に1度子供たちと遊ぶため小学校に通っているんです。
遊ぶ?1・2年生は授業が終わったら高学年が終わるまで一緒のバスで帰るんで待っとかないといけないんです。
その間1時間ほど近所の方々で沖浦っ子クラブっていう見守り隊みたいなんですね。
なるほどなるほど。
スクールバスの時間まで子供たちの面倒を見てるわけだ。
ねえ。
最初はグージャンケンポン!勝った!この4月からお隣の今津さんに誘われて始めました。
なるほど〜どうも。
どいてよ〜ほら次後ろいるもん。
地域とつながって暮らす。
島で見つけたこれは大切な時間です。
ちっちゃい頃を思い出しますね子供の。
なんか自分の子供にはこんなに遊んでやったかなあっていう気がする。
ねえみんな佳世さんの事好きですか?好き。
好き。
ですって佳世さん。
(佳世さん)嬉しいなあ。
子供たちの笑顔佳世さんの元気の源なんです。
仕入れから戻った直人さんは仕込中ですかね?いいえ入浴中です。
入浴中!ねえ。
あああの眺めのいいお風呂ですね。
窓からちょっと失礼します。
入ってるわ入ってるわ。
(直人さん)気持ちいいですよ最高ですよ。
お客様が帰られた日とかお客様がいない日だけここでこの時間から風呂に入るんですね。
いやあ釣り船もいいですけど昼間の湯船も最高だよねえ。
そしていっちゃいますか?風呂上がりのビール!しかも特等席で!うわっ。
周防大島に乾杯!
(チェーンソーの作動音)なんの音ですかね?これは。
(チェーンソーの作動音)直人さんまあヘルメット被って何やってるんですか?ここに生えてた木がちょっと大きくなりすぎて景色が悪くなったんで…とりあえず切ってるとこですね。
リビングから見て左手。
海を遮るように木が伸びてしまっているんです。
なるほど本当だ。
そこで伐採のお手伝いに来てくれたのが田中照敏さんと島に移住して民泊を始めた岡本文夫さんです。
じゃあみんなでいっちょやりますか?おお順調にいってますね…いってますね…。
問題発生です!なんやて?小型のチェーンソーで切るには幹が太すぎるそうです。
チャレンジしてみてダメだったら止めよう。
もう飲もう。
アハハハハ!さあトライしましょう!さあどうかな?よいしょ。
やったあ!この日は3本切り倒しました。
うん。
海を見渡せるまでにはもう少しですが今日のところは終了です。
なるほど〜って事はお待ちかねのあれだもんね。
いらっしゃーい!お疲れさま!あれ?なんだかたくさん集まってますね。
はい。
野菜農家の宮田さんもいらっしゃっています。
武井さんは島で知り合った直人さんの友人。
そして島育ちの久保田さんと新村さんは飲み仲間です。
いやいやもう島中飲み仲間いっぱいだ!今夜は宮田さんの畑で採れた里芋でイモ煮会です。
おお〜これまた秋の味覚いいじゃないですか。
うわっうまっ。
美味しいね。
(直人さん)お疲れさまでした。
移住して1年半。
島にたくさんの仲間が出来ました。
そんなお仲間の皆さんに伺いますよ。
この石鍋亭は皆さんにとってどんな場所ですか?寄り合いっていうか色んな人がこんな感じで集まっていて…。
なんか憩いの場…交流の場…なんだろうそんな感じがします。
もうホームパーティーの延長でその仲間がいっぱいいっぱい増えていくっていうのが本当に楽しいなと。
とりあえずは楽しく飲めればいい。
そうそうそうそうだね。
いやあいい顔がたくさん集う寄せ鍋のような石鍋亭です。
この日お二人は自宅から車で40分ほどの海が見える丘にやって来ました。
一年に一度のあるものを見るためです。
一年に一度?なんでしょう?おるって何が?見えませんか?目の前を飛んでいる…。
えっああ蝶々?はい。
お二人は渡り蝶を見に来たんです。
渡り蝶?渡り鳥ならぬ渡り蝶。
へえ。
このアサギマダラは春から夏にかけて南から北へ移動し秋になると再び南を目指します。
10月から11月東北地方から南下してきたアサギマダラは周防大島で羽を休めるんです。
はあ…。
沖縄とかも行くって聞いてて。
こんなちっちゃな体で。
台湾まで渡るアサギマダラもいるんですよ。
へえそんな遠くまでですか。
そういえば直人さんも仕事で各地を飛び回ってましたね。
そして今周防大島で羽を休めながらゆったりとした時間を楽しんでるんですね。
直人さん佳世さんこの周防大島どんなところが好きなんですか?この島はキラキラキラキラしてていつも穏やかで。
で人…なんせ人がいいですね。
時間に追われる事がないから…。
それはなんか今まで過ごしてきたのとは違うなっていう感じはしますね。
そして石鍋亭には今日も今日とて羽を休めにお客さまがいらっしゃいましたよ。
こんにちはようこそ。
釣り好き料理好きの夫が妻と開いた瀬戸内の民宿。
始めてまだ半年ですがたくさんの人が集う場所になりました。
(一同)乾杯!直人さん佳世さんこれからも美味しいものいっぱい作っていってください。
そして周防大島の魅力いっぱい伝えていってください。
応援してまーす!はい楽園通信です。
桃ちゃんにゃんだか周防大島行きたくなっちゃったにゃあ。
はい。
宮地さんご夫婦の石鍋亭は1日1組限定。
瀬戸内の幸を使った自慢の料理を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせますよ。
いいですねえ。
出ました踊る太刀魚です。
お酒もどんどんこれ進んじゃうわなこれねえ。
飲みすぎた翌朝にはこちら。
朝食の茶粥も人気です。
いいねえじゃんじゃん飲んじゃおう!次回は長野県安曇野市が舞台。
山の麓でカフェを始めたお母さんのお話です。
うわあうまそうなケーキだ!
(草野)
荒れるオホーツクの海に繰り出し2015/11/14(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[解][字]

【瀬戸内 料理自慢の宿】 釣り好き、料理好きが高じて、会社を早期退職後に瀬戸内海の周防大島に移住。島の新鮮な魚を使った料理自慢の民宿を始めた53歳の男性を紹介。

詳細情報
◇番組内容
アウトドアと料理が大好きで、釣った魚を料理しては家族や友人にふるまっていた主人公は、「瀬戸内の島に家と船を買って釣りをする」という暮らしを夢に描いた。そして51歳で参加した周防大島の定住促進ツアーで眺めの良い古民家と出会い、会社を早期退職して島に移住。家を改装して民宿を始めた。移住仲間の農家や魚屋さんから仕入れた食材を使った料理は、美味しいと大評判。夫の後に島に移住した妻も、民宿を手伝っている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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