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禁止のUSBメモリーに個人情報…女性教諭が紛失 和光市教委が謝罪

埼玉新聞 11月17日(火)23時17分配信

 和光市立小学校の女性教諭が児童の顔写真や氏名など計81人分のデータが入ったUSBメモリーを紛失していたことが17日までに分かった。5月に紛失したが、学校と市教委は今月13日の全校の臨時保護者会で初めて保護者に説明し、謝罪した。これまで情報流出に伴う被害報告はない。

 市教委によると、データは教諭同士の「児童理解研修」で使用する資料で、1年から6年までの児童の顔写真、氏名、生年月日、学校での様子などを記録していた。情報を手直しする際、USB経由で別のパソコンにデータを移し、その場で処理したが、女性教諭は「USB内のデータを消去していなかった」と話している。

 市教委は、学校で扱う個人情報についてUSBの使用を禁止している。USBは女性教諭の私物で校内で保管していた。5月25日朝、USB内の他のデータを印刷し、その日に再び印刷しようとした際、紛失に気付いた。

最終更新:11月17日(火)23時17分

埼玉新聞