ここでニュースをお伝えします。
フランスの首都パリで日本時間のけさ早く、コンサートホールやレストランなど少なくとも6か所で、何者かが銃を乱射したり爆発物を爆発させたりする事件があり、合わせて120人以上が死亡しました。
フランスのオランド大統領は、前例のないテロだとして非常事態を宣言し、警察は同じグループによる同時テロの疑いがあるとみて捜査しています。
パリの警察によりますと13日午後9時ごろ、日本時間、午前5時ごろパリ中心部のコンサートホールバタクランで、ロックグループのコンサート中に複数の男らが観客に向けて銃を乱射し、人質を取って立てこもりました。
その後、警官隊が突入し容疑者を殺害しましたが、パリでは、ほぼ同じ時間帯にレストランで発砲があったほかパリ近郊のサッカースタジアムの出入り口付近では爆発が起きるなど、合わせて少なくとも6か所で事件が相次ぎました。
パリの検察当局は記者会見し、一連のテロ事件で合わせて120人以上が死亡したと述べました。
また、容疑者についてはこれまでに5人が死亡したと発表しましたが、AFP通信などは8人が死亡したと伝えています。
警察は、容疑者がほかにもいる可能性も排除できないとして市民に自宅から出ないように呼びかけています。
最も被害が大きかったコンサートホールについて、BBCは、目撃者の証言として2、3人の若い男が自動小銃を10分から15分の間撃ち続けたと報じたほか、AFP通信は容疑者らがアラビア語で神は偉大なりと叫んでいたと伝えています。
フランスのオランド大統領は、前例のないテロだと述べ非常事態を宣言しました。
フランスの警察では一連の発砲と爆発は同じグループによる同時テロの疑いがあるとみて捜査しています。
一方、パリにある日本大使館によりますと、今回の事件に日本人が巻き込まれていないか確認を急いでいるということです。
日本から研修旅行で現地に滞在している高校生もいます。
岐阜市にある県立加納高校の美術科の生徒と教員合わせて43人がパリに滞在しているということですが、全員の無事が確認されたということです。
一行は、非常事態宣言で外出禁止となっているため当面ホテルで情報収集などにあたる予定だということです。
日本各地からパリに向かう便の乗客の中には、今回の事件で渡航を取りやめた人も出ています。
東京港区にあるフランス大使館には警視庁が機動隊を出して警戒にあたっています。
警視庁は都内にあるフランスの関連施設を管轄する警察署に対しパトロールを強化するよう指示を出し警戒を強めています。
2015/11/14(土) 13:50〜13:55
NHK総合1・神戸
ニュース「パリ同時多発テロ」関連[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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