週刊 ニュース深読み「ニッポン経済を救う!? 中国“爆買い”1兆円」 2015.11.14


おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
まずはフランス・パリで起きている、複数の発砲や爆発についてです。
フランスのパリのレストランなど、複数の場所で、日本時間けさ早く、複数の発砲や爆発があり、地元のメディアによりますと、このうちコンサートホールでは、何者かが数十人の人質を取って、立てこもりを続けています。
これまでに少なくとも30人が死亡したということで、フランスのオランド大統領は、前例のないテロだ、事件はまだ続いているとする声明を発表しました。
パリの警察によりますと、13日午後9時ごろ、日本時間けさ早く、パリ中心部のレストランとコンサートホールで発砲が、また、パリ郊外のサッカースタジアムの出入り口付近で、相次いで爆発がありました。
地元メディアによりますと、これまでに少なくとも30人が死亡したとしています。
また、パリ中心部のコンサートホールでは、何者かが入ってきて発砲し、立てこもりました。
今も少なくとも数十人以上が人質になっているということです。
サッカースタジアムでは、サッカー男子のフランス代表対ドイツ代表の親善試合が行われ、フランスのオランド大統領も観戦していて、オランド大統領はその後、内務省に移ったということです。
フランスのオランド大統領は、前例のないテロだ、事件はまだ続いているとする声明を発表しました。
警察は、連続テロの疑いもあると見て、捜査しています。
事件の現場付近には、堀記者がいます。
電話がつながっています。
堀さん、現場の状況を伝えてください。
私が今立っていますのは、パリ市中心部から近い、発砲のあったレストランや、立てこもりが続くコンサートホールから数百メートルの所です。
現場に続く道路では、多くのパトカーや警察官が道を塞いでいて、私も現場に近づこうとしましたが、制止され、現場付近の様子をうかがいしることはできません。
その一方で、現場から立ち去ったと見られる市民が、泣きながら友人に電話をしている様子や、現場の方向を不安そうに見つめる人の姿も、数多く見られます。
警察は引き続き、現場周辺の道路を封鎖して、市民の安全を確保しながら、捜査を進めるものと見られます。
以上、パリ市内の現場でした。
では、パリのヨーロッパ総局から伝えてもらいます。
今のところ、分かっている最新の情報を伝えてください。
こちら、事件の発生は13日午後9時ごろ、日本時間けさ5時ごろに発生しました。
スタジアムの付近で、少なくとも2回の爆発があり、これまでに少なくとも30人が死亡したということです。
コンサートホールのほうですが、何者かが数十人の人質を取って、現在も立てこもっていると見られます。
この何者か、1人なのか複数なのか、分かっておりませんが、オランド大統領は、この事件を受けて、数十人の死者が出たということを声明で発表しています。
また、この事件を受けまして、前例のないテロで、事件は現在も続いているとする声明を発表しました。
この中では、国境を封鎖し、フランス全土に非常事態を宣言すると述べました。
国境を封鎖し、フランス全土に非常事態を宣言すると述べています。
軍も導入して、最大限の警戒に当たる方針です。
以上、パリからお伝えしました。
次です。
きょう午前6時前、鹿児島県などで震度4の揺れを観測する地震があり、鹿児島県のトカラ列島で、最大で高さ30センチの津波を観測しました。
この地震で、気象庁は一時、鹿児島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、午前7時20分に、すべて解除しました。
きょう午前5時51分ごろ、薩摩半島西方沖を震源とするマグニチュード7.0の大きな地震があり、気象庁は、鹿児島県西部と種子島・屋久島地方、奄美群島、トカラ列島に津波注意報を発表しました。
鹿児島県のトカラ列島の中之島では、午前6時45分に最大で高さ30センチの津波を観測しました。
その後、潮位の変化は次第に小さくなり、気象庁は午前7時20分に、津波注意報をすべて解除しました。
またこの地震で、震度4の揺れを佐賀県白石町、鹿児島県の鹿児島市、南さつま市、口永良部島で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は薩摩半島西方沖で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.0と推定されています。
今回の地震について、気象庁は先ほど、会見を開きました。
きょう午前6時前、鹿児島県などで震度4の揺れを観測する地震があり、鹿児島県のトカラ列島で、最大で高さ30センチの津波を観測しました。
この地震で気象庁は一時、鹿児島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、午前7時20分にすべて解除しました。
次です。
半世紀ぶりの国産旅客機として開発が進められている、小型ジェット機MRJです。
今週水曜日、初飛行に臨みました。
その様子をひと目見ようと、県営名古屋空港の周りには、多くの人が集まりました。
これですよね。
私もですね、前日の夜に、現地に入りました。
ちょっと真っ暗で分かりにくいんですが、こちらが空港の滑走路です。
そのすぐ脇に公園があるんですが、どうやらもう、ファンの皆さんは集まっているようなんです。
前日の深夜、県営名古屋空港の周辺には、少しでもいい場所で初飛行を見ようと、すでに訪れている人が。
こちらの夫婦は岐阜県から。
なんでわざわざここにいらっしゃったんですか?あっ、すごい、クッションと、これ毛布。
完全装備。
平成20年に開発が始まってから7年。
初飛行の日を迎えたMRJ。
空港の周りには、大勢の人が。
先に見えるのは?
離陸までおよそ1時間。
パイロットや整備の担当者らが、円陣を組みました。
笑顔が見えますね。
操縦を担当する三菱航空機のパイロットらが乗り込みました。
多くの観衆の前を、ゆっくりと滑走路へ向かいます。
そして午前9時半過ぎ。
力強く加速します。
初めて大空へ飛び立ちました。
トラブルを避けるため、車輪は出したまま。
自衛隊の練習機も一緒に飛びました。
MRJの機体に異常がないか、外側から確認するためです。
MRJの翼の部品を製造する、静岡県の金属加工メーカーでは、インターネットの中継で、初飛行を見守りました。
航空関係者にとって悲願の国産旅客機の開発。
戦後には、プロペラ機のYSー11が生産されました。
しかし海外での販売が伸び悩み、昭和48年に生産終了に追い込まれます。
その後、ボーイングなどへの部品供給を通じて、技術力を高めてきた日本メーカー。
平成20年、再び国産旅客機作りに乗り出しました。
ただ、MRJの開発は、簡単ではありませんでした。
競合する海外のメーカーも開発に力を入れ始め、機体の軽量化や、客室を広くするなど、設計の見直しを迫られ、計画は何度も延期されました。
そして去年10月、ようやく機体が完成。
その後も航空会社の現役パイロットが参加して、より操縦しやすいようにコックピットを改良する作業などが進められてきました。
半世紀ぶりに大空を飛んだ国産旅客機。
1時間27分の初飛行で、上昇や下降、旋回など、基本的な性能を確認しました。
操縦した機長は。
こちらがですね、そのMRJの模型です。
今回、初飛行した機体の長さというのは、35.8メートル。
大型のジェット機の半分ほどの大きさです。
小さいんですね。
最大の売りというのは、燃費のよさです。
炭素繊維を使った素材で機体を軽量化しまして、新型のエンジンも採用しています。
こうしたことから、メーカーでは、ライバル機に比べ、燃費がおよそ20%よいとしています。
航続距離なんですが、こちらです。
航続距離というのは、飛べる距離ですか?
最長で3770キロメートル、これは、東京を起点にしますと、北京、上海、ソウルなどまで飛ぶことができる距離。
またアメリカ中心部を基点にしますと、これ、次の図ですね、アメリカ、カナダ、メキシコの主な都市、左のパリを基点にしますと、ヨーロッパの全域とアフリカ北部もカバーできます。
MRJはなんの略ですか?
こちらに出ますが、ミツビシ・リージョナル・ジェットの略です。
リージョナルは?
というのは、地域のという意味なんですね。
そこからも分かりますように、地域間での小回りのよい運用というのを想定しているんです。
ここからは専門家の方に伺ってまいります。
航空機産業に詳しい東京大学大学院の鈴木真二教授です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
先生、身もふたもないこと言っていいですか?飛行機なんだから、飛ぶように作ってあるんだから、飛ぶのは当たり前なんじゃないかって、ちょっと思ってしまったんですけど、あれほど皆さんが感動なさってるのは、これまでの歴史やいきさつ、そして国産というところにあるんでしょうか?
そうですね。
本当に悲願の旅客機、国産旅客機ということですので、喜びもひとしおだったと思います。
ちょっと、こちらに。
日本の航空産業の歴史をまとめたものを用意してみました。
戦前から戦中にかけて、軍用機の生産が盛んに行われた日本なんですが、ゼロ戦の開発など、技術力というのは、当時、世界的な水準だったんですね。
しかし終戦後、GHQがおよそ7年間、航空機の開発・製造などを禁止しました。
これがですね、先生これ、空白の7年間という名前が。
そうですね。
航空機に関わるすべての活動が日本は禁止されました。
私の今います、航空学科もこのとき、閉鎖されてしまったということがあったわけですね。
これで世界から後れを取った日本なんですけれども、禁止が解かれたあとの昭和37年に、戦後初の国産旅客機、先ほども出てきました、YSー11の初飛行に成功します。
ところがですね、製造は10年余りで終了してしまいます。
どうしてですか?
基本的には、航空機産業というのは、開発にものすごいお金がかかるわけですね。
それを回収するのに、非常に長い時間が必要になる。
そういった構造がきちんと理解されていなかった。
当時は、国と民間との共同会社を作って、これを開発していましたので、そこがうまく回らなかった、赤字が累積して、中止してしまったということになったんですね。
そういうことだったんですね。
その後なんですが、平成9年からはホンダがですね、最大7人乗りのホンダジェットの開発を、本格的に進めています。
これ旅客機ではなくて、企業や個人が使うためのビジネスジェット機なんです。
こうした中、7年前、平成20年から開発が始まったのが、今回のMRJ。
三菱航空機が設計・開発しまして、親会社の三菱重工業が組み立てる国産の旅客機。
そして今週初飛行ということなんですが、鈴木さんも初飛行は、中継でご覧になった?
残念ながら、じかには見れなかったんですけれども、四国の松山で、飛行機シンポジウムという学会が開催されておりまして、ちょうどその着陸の瞬間、私が話すときだったんですけれども、会場で、その中継を、大きなスクリーンに流していただいて、その着陸の瞬間を見ることができました。
皆さん、感動?
もう、拍手で、そりゃもう、すごかったですね。
現場でもですね、多くの人が集まっていたわけなんですが、この初飛行には、この半世紀余り前のYSー11の製造に関わったという人たちも見にきていたんです。
こちらご覧ください。
今、午前6時過ぎです。
ようやく明るくなってきました。
飛行場のすぐ脇にある公園です。
駆けつけた大勢の中の一人、斉川慎市さん。
実はこの方。
この方はMRJ関係?
そうなんです。
もともと大の航空機ファンだった斉川さん。
好きが高じて、部品などを取り扱う会社に転職し、開発が始まったばかりのころから、MRJを担当してきました。
自分が手に取った部品で出来た機体が初めて空を飛ぶ。
興奮を隠しきれない様子でした。
こちらの男性も、MRJに並々ならぬ思いを寄せていました。
三菱重工の元社員、伊藤敏彦さんです。
ひょっとして、この人が?
そうなんです。
こちらがゼロ戦ですね。
今、73歳の伊藤さんは、退職後、三菱重工の史料室で、案内係などを務めています。
現役時代は、戦後初の国産旅客機、YSー11をはじめとした、機体の塗装を担当してきました。
そんな伊藤さんが今回思い出したというのが、YSー11の初飛行のときのこと。
機体の文字の塗装を任されたのが、伊藤さんだったんです。
一方で。
そして迎えた離陸。
YSー11の初飛行も、MRJと同じ名古屋空港でした。
同じ場所なんですね。
この姿と重ねた人たちもいたんですね。
しかし、それから30年余り。
伊藤さんが退職するまで、結局、後継の国産の旅客機が生産されることはありませんでした。
そして迎えた国産初のジェット旅客機MRJ初飛行の日。
伊藤さんのもとを訪ねてきたのは。
ともにYSー11に携わった仕事仲間。
半世紀ぶりの国産旅客機の開発への喜びにあふれていました。
そして、ついにその瞬間がやって来ました。
MRJの開発が始まったころから関わってきた斉川さん。
YSー11の初飛行にも立ち会った伊藤さん。
あれから半世紀余り、YSー11と同じ滑走路から飛び立ったMRJ。
再び日本の空に、国産の旅客機が戻ってきました。
鈴木さんご自身も、昭和37年のYSー11の初飛行をご覧になっている。
そうなんですか?
私は名古屋で育ちましたので、小学生のころですね、初飛行を、名古屋の飛行場、ニュースで見たわけなんですけど、当時は三丁目の夕日の状況、そのものでしたので。
映画の?
国産の飛行機が飛んだということで、大きな感動を覚えたことを覚えています。
その姿と重ねて、今回MRJを見て、またもう一度感動なさった?
そうですね。
これからまた、航空機産業、これは日本の製造業そのものと言っていいと思うんですけど、新しい段階に入っていったという、そういう思いを持ちました。
初飛行に成功したMRJなんですが、今後、本格的な試験飛行というのが始まります。
三菱航空機では、再来年の初号機の納入を目指しているということなんです。
今回は世界中に売れて、そして愛されていくっていうことが、また大切になってきますよね。
どういうことをすれば、そうなりますか?
もちろん、これからいろいろなところで試験飛行を重ねていって、完成させるってことが一つなんですけれども、それからやはり、お客さんに渡ったあとに、きちんとしたサービスを、タイムリーに、そしてきめ細かに行うということが必要だと思います。
そこがもしかしたら、YSー11は弱かった?
そうですね。
部品を届けるのにも、非常に時間がかかってしまったということがあったようですので、今ならそんなことなく、きちんとサービスができると思いますので、そこに期待したいですね。
ここまで東京大学大学院の、鈴木真二教授に伺いました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お伝えしていますように、フランス・パリで日本時間けさ早く、複数の発砲や爆発がありました。
地元のメディアによりますと、これまでに少なくとも35人が死亡したということで、フランスのオランド大統領は、前例のないテロだ。
事件はまだ続いているとする声明を発表し、非常事態を宣言しました。
パリの警察によりますと、13日午後9時ごろ、日本時間けさ早く、パリのレストランなど、複数の場所で発砲や爆発があり、地元メディアによりますと、これまでに少なくとも35人が死亡したとしています。
また、パリ中心部のコンサートホールでは、何者かが立てこもり、少なくとも数十人以上が人質になっているということです。
サッカースタジアムでは、サッカー男子のフランス代表対ドイツ代表の親善試合が行われ、フランスのオランド大統領も、観戦していたということです。
オランド大統領は、非常事態を宣言するとともに、国民に冷静な対応を呼びかけました。
警察は、連続テロの疑いもあると見て捜査しています。
お伝えしていますように、フランス・パリで日本時間けさ早く、複数の発砲や爆発がありました。
地元のメディアによりますと、これまでに少なくとも35人が死亡したということで、フランスのオランド大統領は、前例のないテロだ。
事件はまだ続いているとする声明を発表し、非常事態を宣言しました。
地元のメディアによりますと、声明を発表し、非常事態宣言を出しました。
CNNなどは、数十人の人質を取って立てこもりが続いているコンサートホールに、警官隊が突入したと伝えています。
お伝えしていますように、フランス・パリで、日本時間けさ早く、複数の発砲や爆発がありました。
地元のメディアによりますと、これまでに少なくとも35人が死亡したということで、フランスのオランド大統領は、前例のないテロだ、事件はまだ続いているとする声明を発表し、非常事態を宣言しました。
CNNなどは、数十人の人質を取って立てこもりが続いているコンサートホールに、警官隊が突入したと伝えています。
CNNなどは、数十人の人質を取って立てこもりが続いているコンサートホールに、警官隊が突入したと伝えています。
繰り返しお伝えします。
CNNなどは、数十人の人質を取って立てこもりが続いているコンサートホールに、警官隊が突入したと伝えています。
では続いて深読みのコーナーです。
番組冒頭からまずはおわびです。
実は先週の放送で、日本一人口の少ない市を、石川県珠洲市とお伝えしてしまったんですが、正しくは北海道歌志内市です。
どうも失礼いたしました。
さあ、きょうのテーマ、こちらです。
爆買い。
中国のネット通販大手が今週開催したビッグセール。
1日でなんと1兆7000億円以上売り上げ中国人の旺盛な購買力を世界に見せつけました。
この勢い今、押し寄せるのは、日本。
空からも…海からも…。
中国人旅行者がことし日本で使った金額は1兆1000億円。
去年1年間のすでに2倍。
まさに爆買い!東京・新橋の家電量販店です。
爆買いのチャンスを逃すまいとこの4月に全面改装しました。
このとおり一番目立つのは中国語です。
商品の説明も、もちろん中国語。
家電量販店なのに…お茶でしょ。
薬に、日用品。
赤ちゃん用のおむつまで。
中国の人に今、人気の商品へ思い切ってシフトしたんです。
この男性も、買うわ買うわ。
買ったはいいけれどどう持ち帰っていいかわからず別のフロアで、このために新しくカバンを買ってなんとか入れようとしたんですがちょっと無理がない?てなわけでしてもう一回別のフロアに行ってもうちょっと大きめのカバンに買い換えて無理やり押し込めてもらって箱はちょっとゆがんでいるけれど1つ2つ3つ入れてなんとか収まりました。
消費が低迷する日本に巻き起こった爆買い。
どうしてそんなに買うの?本当に日本にとってチャンスなの?爆買いを激しく深読みします。
きょうもメール、ツイートでのご参加、お待ちしています。
でも中国経済、減速しているって、ニュースをなんか最近、聞きましたよね。
そうですよね。
GDP目標7%達しないとか。
ちょっと下降気味だというようなこと聞いた。
にもかかわらず、爆買いは加速しているという。
なんか日本で買うと、そんなにお得なんですかね。
そしてなぜそんなにお金持ってらっしゃるのか。
そこですよね。
そこが一番知りたい。
では徳永アナウンサーに登場してもらいましょう。
お願いします。
さあ、いらっしゃい。
おはようございます。
私、深読みデンキ渋谷支店店長でございます。
日中関係、いろいろありますが、当店としては、お客様いっぱいで、もうこれはこれはと。
いや本当。
笑いが止まらない。
そうなんです。
さまざま疑問があるかもしれませんが、お客様に今、何が起きているか。
結構この1年で変わってるんです。
変わってる状況を、ちょっとこの模型でご説明します。
爆買い最新事情。
手前どもに来るお客様はですね、中国人の観光客の方が多いんですが、どんな人ってイメージありますか?
お金持ち?じゃないと。
富裕層、セレブ。
前はそうだったんです。
今はそれに加えて、この方々。
なんと、中間層のお客様もいっぱい来ているんです。
その人たちも全員セレブじゃない。
ちなみに小野さんとか、徹さん、今、減速傾向って言いましたけど、7%、いく、いかないって、つまり右肩上がりなんだけど、それが緩いか激しいかの違いで、右肩上がりなのは間違いないですよ。
日本はもう横ですから。
ですから、手取りは上がっているんですよね。
一度してみたかった海外旅行。
そこで、こういう人気のクルーズ船に乗って、アジア各地を回るわけです。
お客様、さあ、日本へ!と言いたいんですが、3年ぐらい前は、中間層の方にとっては、来たくても来づらかった、いろんな波があったんです。
ちょっと見てみますよ、これ。
反日?でも反日は別に、中国から日本に来たい方にとっては、何も障害じゃないんじゃないですか?
と思うでしょ?実は、尖閣諸島が連日ニュースになったのが、3年前のことです。
あれ、大規模な反日デモが起きて、団体ツアーが自粛になったり、キャンセルになった。
ツアー自体がなくなっちゃう?
富裕層は個人で来るんだけど、中間層の方は、中国の団体ツアーで来るんですが、それ自体がなくなっちゃったんで、行きたくても行きづらくなった。
そしてお金の問題です。
ちょうど3年前までは、かなりの円高。
外国行って、われわれが買うのは、お得ですが、海外の方が日本に来るのは、割高です。
そしてそれに加えて中間層にとっては、消費税というものは、やはりばかにならない、行きたくても行けないお客様だったんですが、最近変わりましたよね。
大規模な反日デモ自体は、収まったので、ツアーがキャンセルされることがなくなりました。
そして、円高はご存じのとおり、むしろ今、円安。
そして消費税も原則外国のお客様からはお取りしませんというルールが広がってるんです。
あれ?
そうなんですか?
これ免税っていう、免税制度。
原則、お土産として買うものに関して、外国のお客さんが買ったものには消費税、お取りしませんというルールがもともとあって、この対象の品目が、この10月に、一気に広まった。
去年か、去年10月に、一気に広まったということもあって、次々と障壁が取れていった。
いらっしゃいませ、さあ、日本。
あれ?あれ?
もう一歩ちょっと、ハードルがございまして。
日本の事情がございます。
かつてはこうでした。
これが問題。
ビザね。
ビザっていうのはつまり、海外旅行した方ならご存じのとおり、日本でいえば、日本に入ってきていいですよという許可証だと思ってください。
古くは、中国の人に対して、日本はあまり出してきませんでした。
それは、ルールを無視して、日本で行方不明になって働く人も出てきた、不法就労というのもあったので、なるべく出さなかった。
特定のお金持ちとか、特定のお仕事に就いている人にだけ許可をしていたんですが、世界中で、物買ってるし、観光立国だっていう、さいきんのくにのほうしんでこれ、ちょっと、緩めます。
そんなお金持ちじゃなくてもいいよ、特定の仕事とか、あまり区別はしないよ。
やった!いらっしゃいませ!ということで、来てくださるようになったと。
この敷居が下がった、ハードルが下がったものだから、またこのクルーズ船に乗って、じゃあ私も行こうかしらって、近いから、来るんですね、どんどんどんどんやって来ると、こういうわけでございます。
これ、模型だと人数少ないですが、さっき広島に来てたクルーズ船、見たら分かるとおり、とにかく大きい。
5000人も、1回のクルーズで。
9月1か月間でクルーズ船で日本に来た中国からのお客様、12万人近く。
去年の3倍です。
どおりで、街じゅうでよくね、中国語が飛び交ってるなって。
そして、海だけじゃございませんね。
空からもやってまいります。
これは国産旅客機ではありませんが、LCCというのがありますね。
実は東京の羽田空港、先月、日中を行き来する便数が一気に2倍以上になったというニュースもあって、はい、いらっしゃいませって、ここからもやって来るというわけでございますよ。
なるほどね。
大勢の方がいらっしゃってる実感がありますよ。
きのうNHKの仕事で、熊本県の阿蘇でロケをやってて、大勢の方がいらっしゃったんで、インタビューをするんですけども、ほとんど日本語通じませんでした。
本当に中国の方…。
私と行けばよかった。
実感ありますよ。
全部消えるんじゃなくて、緩和されたの。
そうなんです。
ちょっと見せて。
原則でございます。
ビザがないのと、緩和された。
最新事情。
さてさて、いろんな疑問が出ましたよね。
いろいろ、まず何買ってるの?当店で何を買ってるか。
はい、はい、当てていいですか?炊飯器。
正解。
ただし、ブームはいろいろ、様変わりしておりまして、炊飯器や水の出る便座というのは、ちょっと落ち着いてきた。
もう古いんだ。
新橋、取材しましたけど、人気は。
ドラッグ
そう、薬に紙おむつ。
ブランド品に。
多くは、肌に触れるもの。
肌に触れる?
なぜかというと、日本のものはやっぱり中国の方からすると、高機能で、そして、安全安心。
粉ミルクとか、お肌に触れるものの不安になるようなニュースが、中国国内では、やはりまだ根強い、多いそうで、安心を買いたいとやって来る。
そしてさっきまりやさんがおっしゃった、なんで日本に来て、わざわざ買う。
これなんです。
お得。
お得?
円安だから。
だし、日本の製品も中国にはもちろん輸出されていますが、やれ関税がかかる、手数料だと、いろんな流通を通じて上がっていくわけです。
2倍から3倍ぐらいですね。
中国で日本製品買うと?
でも、円安のときに、私とかもハワイとか行ってね、なんかお土産買ったりはしますけど、爆買いまでは行かないですよね。
でもね、うちの女房は、ちょっと爆買いしてたよ。
してたんですか。
やっぱりそうか。
ハワイでスーパー行くと、段ボール箱に、何を買うかというと、向こうのそういう、生活用品、洗剤とか、たわしとか、売るのかって言うと、いや、お得なんだからと。
あの当時はやってましたね。
そうなんです。
私たちも通ってきた道かもしれませんね。
たくさん買う理由は、もう一つあります。
実は、私も取材して、本当、そうだったんです。
お客様、みんな持っているものがあります。
財布じゃなくて、財布ももちろんですが、手にはこれ。
カード?
これこれこれ。
スマホ?
スマホなんです。
相手は中国国内にいるこっちですよ、中国国内にいる親戚や職場のお友達。
代表して来てくれているんです。
私もこれが欲しい、あれ買ってきてと、お金を託されて、来ているそうなんです。
それは、昔、私たちも、誰かが海外旅行に行くっていったら、口紅買ってきてとか。
ありました。
やりましたよね。
富裕層じゃないけど、たくさん爆買いしていると、こういう訳で、大もうけでございます。
こういうことなんでございます。
なるほどなるほど。
スマホを持っていただくと、当店もウハウハなのが、もう一つ、事情がございます。
スマホをやるということは、うわさが一気に流れます。
日本っていい国だね。
いい商品いっぱいあるねって、うわさがうわさを呼んで、中国はスマホ使う方が、大体6億人ぐらい、今、いらっしゃるということなんで、あちこちの職場や地域で、地域を代表して、頼むよ、日本であれ買ってきて、これ買ってきて、出発!いらっしゃいませ!と、どんどんどんどんやって来て、それが今、止まらないというわけでございます。
さあ、SNSですから、人気商品も毎日のように、うわさが呼んで、変わってまいります。
実は、当番組、中国人のリサーチャーの方に協力してもらって、今週のいろんな書き込みを見てもらいました。
そして人気商品というのを、最新のものを取材しました。
たまたま私、新橋に行ったんです。
それが真ん中に置いてありました。
2つ。
なんだ?
一番の売れ筋。
これ、当店のお勧め商品。
こちら。
えー!本当ですか?
理由は。
南部鉄器とランドセル。
理由は分かりません。
理由、分からないですよ。
書き込みを見ると、南部鉄器はもう本当に、アフタヌーンティーに上品でとてもいいというのが、口コミで今、がーっと広がっています。
商品も真ん中に置いてある。
そしてランドセル。
使うんですか?中国の方。
今ね。
南部鉄器は中国人の金持ちからすれば、今、鉄分、お湯沸かすときに、中国人もお茶を飲むでしょ。
だから南部鉄器は、鉄分が補充してくれる。
じゃあ、ランドセルは?
ランドセルは、これが、子どもが今、今9月から入学だから、夏休み、売れてましたよね。
これがかっこいいじゃないですか、品質もいいし。
子どもたちしかいないので。
かっこいいから?
中国では作られてないんですか?
あるけど、形は全然違います。
日本のほうが全然高級感がありますね。
これに加えて、こんな事情もあります。
のび太くんがしょってる。
まるこちゃんがしょってる。
それ見て育った子が。
アニメからなんですか?
日本のアニメで?
今、中国の母親になった若い世代がみんな、アニメね、まる子ちゃんを見てきた世代なので。
中には、使い方たぶん、分かってらっしゃらないんだ打と、それも正しいかと思うんですが、けんかのときに盾になるとか書いてる人もいるし、地震のときに助かるよねって方もいて、それで使っていただくなら、別に買うならいいかってことですが、ちなみに私、新橋でずっと取材してて、実際買った人、1人いまして、何したかっていいますと、これを開けて、一緒に買った粉ミルクを入れて帰っていきました。
なるほど。
丈夫なかばんとして、人気だそうです。
さあ、次々。
物だけじゃございません。
当店以外も、今、売れに売れているこれでございます。
人間ドック?
これも金持ちの中国人ですよね。
日本に来て、人間ドックを受ける。
そう、人間ドックと観光ツアーがセットになっていて、4泊5日で25万。
往復も込みです。
じゃあ富裕層だけじゃなくて、中間層の人も行くような?
そういうことらしいんですよね。
取材で中国の方にいろいろ聞いてみると、やはり初期のがんが見つかりやすいとか、日本のは機器がとても信頼できるとか、病院の人が親切だっていうふうに、大変評判がよくて、今、地方を中心に病院と観光施設、一緒にやろうというのが、広がっているんです。
それを今、メディカルツーリズムとか。
メディカルツーリズム?
医療ツーリズムとかそういう名前で。
って言うんですか?
大人気。
日本はタイとかシンガポールとか、特にタイなんかは、もう進んでます。
中国の方、まさに中国事情通と、そして旅行業開通、お2人の強い専門家にお越しいただいていますからね。
そして東京都心といえば、これ。
まあ、マンション買う人が。
中国人、マンション、不動産、いっぱい買うんですけど、東京の山手線の内側の高級マンションを、どんどん中国の人が買っていって、どっちかっていうと、住むよりもオリンピックに向かって、どんどん値段が上がっていくんじゃないかという投資の目的だというふうにもいわれておりまして、まあ、買うわ買うわで、やって来たお客さんの数がどれぐらいかというと、9月までで、もう、去年を上回るハイペースで、たくさんのこのお金を落としてくださいます。
なんと9月までで、1兆1000億円。
空からも海からも、人民元がやって来ます!お買い上げありがとうございます。
こういう下品な…。
全く。
ですけど、すごいですね。
でもこれだけ聞くと、いいことづくめというか。
そう思いますよね。
爆買いっていうものはね。
日本にとってとてもいいこと尽くしで、別に…。
ものすごい日本経済に貢献してるでしょ、この数字から見るとね。
ありがたいよ。
これから今、人口が減っていって、特に働く世代の、若い世代が減っていく中で、経済のレベルをある程度、保とうとすると、やっぱり海外の人に来てもらってお金を落としてもらわないといけないわけですよね。
実際に今、企業の決算を見ても、先ほど爆買いをするデパートですとか、ドラッグストアだけじゃなくて、飛行機、鉄道会社、あとさらにお土産物を買うメーカーですとか、あるいは観光客が食べてくれるレストラン、それからその食材を作る農業、そういうところにもどんどん恩恵が広がっていく。
これからの日本にとって、やっぱり観光客のニーズをつかんで、もっとお金を落としてもらうということは、ものすごく大事なこと。
大事ですよね。
一番大事なのが、この人たちは準消費者なんですよ。
何が準消費者かというと、準消費者ですよね。
要は、日本の社会保険やらないでしょう。
日本の病院とか、学校に行かないでしょ。
ただ単にお金を貢献するだけ、これは準消費者なわけです。
純消費者。
日本人と社会福祉をね、こうせいを頼る必要はないので、ただ単にものを買って日本に貢献してくれる。
これが準消費者という意味なんですよ。
ちょっと難しい。
こんな質問来てます。
東京都の30代の女性から。
それが日本のメディアが悪かったですね。
ついつい反日ばっかり取り上げるから、普通の中国人の姿を捉えてないので。
普通の中国人は。
山田さんの同じですよね。
奥様と一緒。
自分の子ども、自分の健康を守りたい。
だからより安全、より安心。
だから先ほどおっしゃったように、肌に触れるもの、口に入れるもの、子どものお尻につけるもの。
だからこれはもっともっといいものを中国人女性におけるグローバルの相互扶助システム。
必ずしも日本ではない、アメリカからもほかの国からも。
普通の中国人は日本人を嫌いじゃないとおっしゃってるんですか?
というか、日本人を嫌いとかうんぬんよりも前に、日本の商品のレベルの高さを認めてるってこと?
普通の日本人は、一つの民族とか一つの人種を嫌いなんて、そんなこと言う人いないですよ。
徐さんは日本人使って、つきあって、それから日本語もできて、日本人知ってますけど、徐さん以外の、ほかの中国人は、日本人、知らない人もかなりいると。
そこらへん。
結局、それは日本人も同じですよね。
そういったマイナスばかり取り上げると、相手が嫌いになっちゃうので、ただ日本に来て肌で触れ合って、むしろことしが、それこそ携帯の中の携帯やSNS上の情報を見ると、日本ってなんでこんなにすばらしい国なのと、こんなに街がきれい、人が優しい、礼儀正しい、特に中国人が日本に来ると、日本人店員さん、先ほどのね、家電量販店の店長さんもそうなんですけど、あの優しいサービス、日本人と同じように、日本人のサービスを受けたいと、それが見てたら、感心しまして、靴をひざまずいて、例えば試着してくれるとかね。
マスコミのせいとおっしゃいましたけど、そうじゃなくて、各国の首脳の日中韓のやり取りが、それのみでやってるみたいなことになっているから、われわれがそれに洗脳されるみたいなことになってるけど、生活のレベルではそこまではないというのは。
見かけも中国人も日本人も変わらないですよ。
奥様も中国の女性とそんなに大きく変わらないと思います。
子どものため、家族のためというのは、すごく分かりますね。
ただ、ちょっと、困ったなっていう声も、来ているのは来ています。
銀座が中国人だらけ。
割り込みするし、正直気がめいる。
ちょっとね、マナーがね。
これも先入観かもしれないんですけど、でも中国の方は、あまりマナーがよろしくないというイメージがあるんですよね。
一時ちょっとニュースになりましたもんね。
例えば…関係でも、ごみを置いていっちゃったりとか、ちょっと目についたりするので。
空港がごみだらけみたいな。
空港はごみだらけというのは、これは訳があってね、要は日本の商品って、パッケージ、すごいパッケージされてるでしょう。
それがスーツケースに最後にはいっぱいいっぱい詰め込みたいので、全部箱を外して、詰め込んでるんですね。
だからそのへんは少し、中国人が持って帰りやすいように改善すれば、だいぶ変わると思います。
ごみ箱を増やせばいいのかな、日本は。
モラル。
マナーが悪いって、日本だけじゃなくて、世界中で、もう中国人はそういうふうになってるんですけど、これは今、初めて行く人、それから団体で行く人、それが、これから洗練されて、今来てるのは北京、上海、内陸、沿海部の人たちですね。
これから内陸部の人が来ると、もっと、大変、いろんな人が来るわけですけどね、何度も来る人が増えると、こういうことは、リピーター、これが増えると、こういうことはなくなっていきます。
それから今、団体で来てるわけですよ。
マナーの面でいえば、たぶんかつて日本も団体旅行で、いろんな国に行っては、ちょっとひんしゅくを買ってた時期はありましたもんね。
そうですね。
よく言われて、私も昔、旅行社にいたんですけど、添乗で、パリに行きました。
パリへ行きましたら、5つ星の立派なホテルのロビーなんですけど、突然一人がバンドを外した。
そしてこう、ごそごそやりまして、腹巻を出して、中から一万円札を出した。
もうこれには…。
そういう時代はあったんですけど。
かつて日本人もね。
私も…。
日本人のバスツアーガイドしていたんです。
北京でね、大学生のころに。
まさに…の方にあったことありましたけど。
お互い様だね。
ですけど、違うのは、中国人は声が高い。
大きく出す。
これが、日本は静かですよ。
日本人もね、日本人も上海に5年ぐらい住んでたら、日本に戻ると、周りの日本人から、あなた声でかいよね。
中国は空間広いじゃないですか、大きく言わないと伝わらないですよね。
だから無意識のうちにそうなっちゃうんですよ。
でもそれも何度がいらっしゃってるうちに、日本ではもう少しちっちゃいこえでしゃべったほうがいいよってなっていく。
私は月4回くらい、中国に行くことがありましてね、私が日本に戻るときに一番困るのが、飛行機の、例えばね、座席の後ろに中国人の女性の2人組が座っているとね、きょう、しまったと、絶対1時間、ずっとしゃべりまくってるんですよ。
だんだんだんだん、頭痛くなってきまして、最後、頭振り返って、ごめんなさい、少し静かにしてもらえませんかって言うしかなかったです。
俺はハワイに行ってたときに会った大阪のおばちゃんは、声でかかったですからね。
だから、民族性もあるけど、旅行行ってる高揚感もね。
そうなんですよ、楽しくてついね。
東京の人から見ると大阪人も少し違和感感じるところあったりして。
声大きいとか。
ありますけどね。
中国人はね、スーパー大阪人みたいなもんですよ。
スーパー大阪人?
実は、きょうは徐さんから、後ほど、どうやったらもっと日本が中国の方々たちから、ことばは悪いかもしれませんが、儲けられるか。
受け入れられるか。
もっとみんなでもうけようって話をこのあとしようとしています。
ですが、きょうは、朝からフランス・パリで爆発、発砲のニュースなどが入っていまして、あと1分ぐらいしたらちょっと、ニュースを入れるかもしれません。
ちょっとそんなつもりでお話になってて下さい。
今ちょっとツイート、ご紹介していきますね。
中国の人はアニメも好きだし、日本製品たくさん買ってくれる。
普通の中国人ってどんな人なんだろうというような声、あとちょっと心配なのは、不動産の爆買いとか、波が引き始めたら、一気に引いていきそうな気がするんだけどという声がありますね。
爆買いなんて、いつまでもつづくんですかねぇと。
言われています。
これについては、ちょっと、ニュースまでの間、短いんですけど、お答えいただける方、いますか?
私は爆買いがしばらく続くと思うんですよね。
さきほどもいわれていましたように、今、来たのが日本に来たのが沿海部の人だけ。
それでもことしは500万人とか、いきそうな気がしますけど、まだまだ内陸の中国人が、まだビザのフランス・パリで起きた発砲、爆発事件に関するニュースが入ってきました。
お伝えします。
フランスの首都パリのレストランなど、複数の場所で、日本時間けさ早く、複数の発砲や爆発があり、コンサートホールでは、何者かが数十人の人質を取って立てこもり、地元のメディアによりますと、先ほど警官隊が突入したということです。
一連の発砲や爆発では、これまでに少なくとも39人が死亡したということで、フランスのオランド大統領は、前例のないテロだとする声明を発表し、非常事態を宣言しました。
パリの警察によりますと、13日午後9時ごろ、日本時間けさ早く、パリのレストランなど複数の場所で、複数の発砲や爆発があり、地元メディアによりますと、これまでに少なくとも39人が死亡したとしています。
またパリ中心部のコンサートホールでは、コンサート中に、何者かが入ってきて発砲し、立てこもりました。
少なくとも数十人以上が人質になっていて、地元のメディアによりますと、先ほど警官隊がコンサートホールに突入しました。
突入に前後して、現場で複数回の爆発音があったということです。
さらにAP通信などは、この突入で、少なくとも容疑者と見られる2人を殺害したと伝えています。
一方、サッカースタジアムでは、爆発当時、サッカー男子のフランス代表対ドイツ代表の親善試合が行われ、フランスのオランド大統領も観戦していました。
その後、フランスのオランド大統領はテレビを通じて、前例のないテロだ、事件はまだ続いているとする声明を発表したうえで、非常事態を宣言するとともに、国民に冷静な対応を呼びかけました。
一方、パリにある日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が爆発や発砲に巻き込まれたという情報はないということです。
フランスの警察では、一連の発砲と爆発は、連続テロの疑いもあると見て捜査しています。
ここまでニュースをお伝えしました。
きょう、お越しの徐さんは、ふだん、爆買い中国人の皆さんから、最も受けたいという企業にアドバイスしたりなさってるんですね。
そうなんですか。
きょうはそのエッセンスを教えていただきます。
徳永アナウンサーがまとめました。
取って置きのコツを。
そーっと教えていただいたんですが、こんな大きく作ってしまいました。
あちこちで今、日本のメーカーや、お店にアドバイスしています。
これ意外とやると逆効果だったり、意味がなかったりしますよというこつがあります。
やっちゃだめなこと。
これはやめとこうねということです。
さあいきます。
徐さんいわく、これ、あんまし意味ないよ。
雑誌に広告を載せる。
あれ?そうなんですか。
フリーペーパーとか、いろいろ、飛行機の雑誌見てもらって、ここで降りたら空港で見たホテルの中見たら、また雑誌見てもらって、買い物に来てもらおうと考えてる日本人が多いんですけども、実はね、飛行機乗ってる間に、中国人が誰も雑誌見てない。
あれ?見ないんですか?
見ました?ヤマダ電機で中国人が手にフリーペーパーとか、雑誌持ってる中国人は一人もいなかったですよね。
量販店でもう全員スマホ見てます。
下見てる。
全員これ。
じっと見ながら。
なぜかというと来る前に、買い物のリストがね、ブックマークされているので、これを探すために一生懸命なんで。
あとね、こういった、日本の雑誌のレイアウトが、それこそ大阪人が作った心斎橋の看板が、これが中国人の方、分かりやすいんですけれども、東京人が作ったこのフリーペーパーのレイアウト、これ自身が中国人の雑誌の質が全然違うので、作り込みなんですよ。
日本は雑誌もフリーペーパーも作り込みなんで、細かくて小さくて、中国人はどっから見たら分からない。
だから夜中2時まで一生懸命仕事していて、中国人は一行も見てくれなかったり。
こんな仕事はもったいない。
それから印刷するといえばですね、こんなことも教えていただきました。
これ。
なんか中国語表記のほうが買ってくれると思いがちですが、やめたほうがいい。
日本から持って買えるのが、純粋の100%の日本製。
だからわざわざパッケージに中国語入れたら、これは中国人のために作ったもの。
これはかつて私たちも経験したじゃないですか。
日本人のお客さんが多く来るからっていって、パッケージに日本語書いてあると、お土産にならないから。
だから日本人の主婦に聞けば分かるでしょ?サラリーマンが、男性の意識で作ってるから。
女性の気持ち分かってない。
アドバイスしていらっしゃるということは、実際やっぱ、メーカーでやろうとする人がいるってことなんですよね。
そうですね。
そうなんですよ。
もったいない、もったいない、そんなところにお金をかけてはいけない。
心斎橋のドラッグストアの中にある看板、あれがいいんですよ。
あれがパッと見たら買いやすい。
パッケージの商品のパッケージそのものに中国語プリントされたら、持って帰るとき、…になってますよ。
ドラックストアの売り場の名前なんかは、中国語で書いてほしいけど、商品のパッケージは変えないほうがいい。
そうです、そういうことです。
それから?
関西の方、チャンスかもしれませんね、商売のね。
こちらでございます。
これ。
高級そうな器に入れて売るっていうのが豪華けんらん、中国っていうイメージありますが、あんまり。
分かりますね、山田さん、どうしてガラスの瓶が。
だってあれだけぎゅうぎゅうにね、かばんに押し詰めて帰るわけですから。
重いでしょ?だから重いとかね、重いのと、あと例えば潰れやすい、ぺたんこになりやすい。
こういったものはだめ。
日焼け止めで、チューブ型に入ってるもの多いでしょう。
歯磨きもそうなんだけど。
スーツケースに詰め込んじゃうと、全部ね、はみ出しちゃう。
でもこれ、日本人のお客さんは。
同じですよ。
高級感を化粧品に求めるじゃありませんか。
だからそうすると、ちょっと、パッケージとかは。
でも飛行機に乗せて、46キロしか持って帰れないので、すぐ超えちゃうんですよ。
ただ、さっき言ったはっぽうを全部外して空港がごみだらけになったのも、そういうことなんです。
そうか。
そして、気持ちは分かるけれど売りたければお店はこうしたほうがいい。
これはやめたほうがいいというのがあります。
店内写真撮影禁止、気持ちは分かるけど、売りたければ、考えたほうがいいかもしれませんとおっしゃっています。
物が頼まれていてね、これを買って帰らなきゃいわれていてね、ところで日本はね、日本の化粧品もね、魚と一緒、鮮度大事、3か月でパッケージ変わっちゃうから。
そうすると持ってきた写真と違うんですよ。
頼まれてお金まで持たされていて、どうしようと困り果てていて、今度写真撮り始めて、送ろうとするんですよ。
そうすると店員さんが入ってきてね、特に薬局の薬剤師のおじいさんの方、撮影禁止なんて言われて、びっくりしますね、中国人は。
そうか。
そういうところを理解してあげれば、そういうことなのかなみたいな。
でもほかのお客さんのご迷惑になりますのでって、よくお店の方おっしゃってますよね。
そうなんです。
そこを日本人の迷惑にならないように、例えばいきなり入って撮影禁止じゃなくて、そこにどうしても撮っちゃだめな所に、中国語の看板で、撮影禁止ですよと書いておけばいいんですよね。
なるほどね。
あくまでも中国側から見たらと、売り方のものなんでしょうけどね。
さっきのいつまで爆買いは続くんでしょうかっていう話ですが、さっき、徐さんは、あと2、3年と。
あと2、3年じゃない、あともっともっともっと続く。
もっと続く?
しばらく続く?
もっともっと続く。
10年ぐらい続く。
私は反対に、続くだろうけど、中身が変わってくるわけ。
それは私も同じ意見、私も同じ意見。
爆買いの中身。
だんだん高価なものから安いもの、身近なもの。
こうなると。
それから私は、突然、ストップされることもあると。
これは政治的な。
そうですか。
もうあした起きるかも。
政治的なことだけじゃなくて、さっきも話にもありましたけど、中国の経済というものがちょっと、右肩下がりが、角度は分からないけど、下降じゃないとはおっしゃいましたけども、本当にそうなのかっていうところが、中国は見えてこないところがあるとよく言われるんですけれども。
分からないからです。
もうぎりぎりのところかも分からない、こういう。
あともう一つは、やっぱり、今、円安がいつまで続くが分からない。
そうですよね。
1ドル100円なんかになったときに、そのときにそれでも、買いに来てくれる、あるいは観光に来てくれる、そういうふうになるかどうかというところが、また、その時代にならないと分からない。
私たちも円安になったとたんに、あまり海外旅行に行かなくなりましたもんね。
分かりやすくね。
中国は大きいから、中国の、ちょっと影響されて始めてるじゃないですか。
そこでですよ。
そこでですよ、今度は鈴木さんのアイデアを教えていただくんですが、もしも、中国人の方々の爆買いが、やんでしまったら、そのあとどうする?というお知恵をお借りします。
そうなんです。
今週のニュースでこんなのがありました。
政府は2020年までに、観光客の数、外国から2000万人招こうっていうんですが、うまくいったらことし、いけちゃうかもしれないんです。
ですから、これもっと、どんどん上にいきましょうよっていう話し合いを、実は今週、始めたんですね。
そこで分かるとおり、中国の方の爆買いだけじゃなくて、全世界の人に日本に来て、お金を使ってもらえば、長い期間にわたって、日本経済が安泰なんじゃないかというのが、鈴木さんのお話です。
そのためには中国以外の人のつぼも押さえておいたほうがいい。
2つ紹介してもらいました。
これです。
現段階でも、かなり中国以外の人も来てる。
そうですよね。
それを念頭に、ちょっと。
それからその次です。
マレーシアの方。
これがお好きです。
お花が好き。
マレーシアの方?
すごくお花が好き。
これは、現地にも私、行きまして、散歩をぐるっと回って、ある旅行会社に入りました。
パンフレットをずっと見てましたら、全部花、花、花。
それから桜の花。
それからラベンダー、それから桜、日本の地図がありまして、開花の順序、いつこうなると、こういう。
これ、私も旅行会社で、パンフレット作ってたので、それ以上です。
これを、現地のマレーシアの人が作ってるわけですね。
でもイスラムの方は、お酒召し上がらないから、花見酒ってわけにはいかないけど。
ないですね。
どうやって、これを、お金に使っていただくことにつなげていったらいいですか?
北海道なんかに今、ラベンダーなんか、富良野なんかラベンダーなんか行ったり、桜の時期に来たりとか、こういうふうに。
そのため、まずわれわれは今、ハラル食とか、イスラムのモスルのためにこういう仕事しなきゃいけないですよと、1日5回、お祈りをしないといけないですよ、そのために一生懸命、やってるんですね、今、日本、官民そろってやってるんですけど、彼ら、マレーシア人はなんのために来るんですかと。
お参りに来るんじゃなくて、イスラム、食事をするんじゃなくて、もっとほかのね、それを探したら花見に到達したと。
そうか。
ですからこれから、今はラベンダー、桜、芝桜とありますけど、あとは私は分からないですけど、菊なんかどうだろうかと。
それから、水仙なんかどうかなと。
こういうことは、これは現地の人が来てもらわないといけない。
せっかく日本に来てもらっても、買い物が目的で、日本の文化や風習に触れてもらう機会があまりないとすれば、悲しいなとおっしゃってるツイートが来てるんですけど。
そのお答えにもなっているかもしれません。
そうですね。
あとこの花の中身を、ずーっと説明できる日本人が英語でできるか、中国語でできるか、ハングルでできるか。
マレー語でできるか。
やっぱりこういうところが、今後、観光立国日本が問われて、これから準備しなきゃいけない。
そういうところですね。
先ほど中国人がどんどんどんどん、爆買いで、お金が日本にいっぱい落ちてるように見えますけど、じゃあ、中国の、大勢の観光ガイドさん誰ですかと。
日本人じゃないです。
中国人がやってる。
レストランどこですかって。
中国人のレストラン。
そうすると、なんだ、お金は日本にはいっぱい落ちるけども、お金がまた中国に帰っていっちゃう。
ですから本当に日本人がもっと真剣に、自分でカイドやって、自分の日本のレストラン行って、こういう、もっと日本人がやんなきゃいけない。
私は今、すごく思ってます。
もう1個つぼがありまして、これはほぼすべていろんなところがあります。
極東ロシア、ロシアの中でもウラジオストクなどのこの東側にいらっしゃる皆さん、今、経済発展著しくて、これ、大変お好きだそうです。
これ。
海水浴?
意外!
すごいんですって?
私もこの6、7年、ロシア、毎年行ったりするんですけど、本当に好きです。
温泉じゃないんですか?
温泉じゃなくて。
もう太陽と、暖かな気候。
そうですね、あとビーチがあれば。
氷点下がざらなので、日本のどこの海水浴場も、非常に暖かく感じる方、多くて、チャーター機の実績がある新潟は、かつてすごくロシア人の観光客がビーチにいらっしゃったそうですよ。
飛行機飛んできたんですよ、定期便で新潟辺りに。
そうなんだ。
こう考えて行くと、本当にいろんな観光資源があって、桜もあるし、モミジもある。
それから北の雪があって、南のビーチがあって、それから温泉、さっき出てた温泉もあるし、あと伝統的な文化、それから、今のファッションとかアニメとかの新しい文化。
本当にいろんな観光資源が、全国にあって、これだけのいろんな種類の観光資源があるのは、世界でもフランスと日本ぐらいという声もあるんですよね。
だから、フランスはもう、年間8000何百万人、海外旅行の人が来てて、日本はまだ千何百万人。
まだまだいろんなところ、発掘していけば、もっと海外の人がたくさん来てもらえる。
よく、日本人にね、爆買い、いつまで続くのかとか、するとかそういった心配事が聞かれますけど、私は、なんでこういうふうに心配するのって、逆に不信に思いますよね。
中国人が今、物しか買ってないので。
でも観光というのは、台湾人はどんどん日本の温泉、温泉地はほとんど台湾人、韓国人なんですよ。
例えば来年あたりから中国人がどんどんどんどん、物からことへと、流れていって、温泉に行く中国人たちが増えたりね。
まだまだ全然可能性がいっぱいあるんですよ。
今、爆買いの中心は、大阪から入って、東京まで、京都に寄って、とうぜんつあーなんですけど、これをもっと、北海道から沖縄まで、地方に、ローカルにお金を落っことしてもらって。
ですけどなかなか自分たちの魅力に気付きにくいものですね。
さっきのお花見、海水浴っていわれてびっくりした。
北海道はアピールがうまいので、中国人が多いですね。
だから地方の各自治体が、どうやって中国人にアピールするか。
そのノウハウを。
どうやって自分たちの持っている魅力に気付いたらいいですか?
一番重要なのは体験なんですよ。
体験?
来てもらって、遊んでもらって食べてもらって。
だから実際に来ていただいたリアクションを見てっていう。
口でばかりじゃしょうがないので。
日本の各自治体は全部ね、中国人SNSやってるんですけど、ほとんどだめ、ほとんど伝わらない。
伝わらない。
ほとんど、ありきたりでおもしろくない。
だからもっともっと中国人に来てもらって、遊んでもらわないの。
日本的に言うと、なんでこんな所に海外の人、いっぱい来てるのって思ったら海外で放送されてたドラマで、ロケでやってたとかね。
北海道はそうですよね。
中国の映画のロケ地となったからそれで脚光を浴びた。
中国人がいっぱい来た。
今度それを日本人がそうなんだって学んで利用するということで。
そうですよね。
今、日本にいっぱい来てますけど、先ほど、マレーシアの花、この花の社長は、マレーシア人なんですよ。
えっ?
マレーシア人が日本に留学した。
ですから今、世界の旅行は、今のところは、外国人が売ってもらってる。
例えば北海道のニセコなんか、スキーなんかもそうですね。
オーストラリア人が、世界を回って、ヨーロッパを見て。
気付きたいです。
気付いて自分でやりたいですね。
本当に、自分でやりたいですね。
また来たいと思ってもらえるようなおもてなし、みんなでしないとだめですね。
時間ないときもあるんですけど、例えば、そういう観光とか、ものとか、いいんですけども、不動産の登記ということになってきて、さっき言われたのは、中国の方が例えば北海道なんかで、日本人がおよそ買わないような所も、広大にもう買い占めているんじゃないかと。
しかもあれは、なんかいずれ中国になっちゃうんじゃないかって。
例えばこういうとこの開発とか、利用とかを規制しなきゃいけないってところは、法律とか条例で、どんどん規制していけばいいし、そういう動きも実際ありますよね。
今問題になってるのはマンションなんですけど、それは本当に純粋的に経済の話で、ほかの人に貸したりする。
2015/11/14(土) 08:15〜09:28
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「ニッポン経済を救う!? 中国“爆買い”1兆円」[字]

日本における中国人の大量消費“爆買い”が止まらない。今や家電や化粧品だけでなく、観光、サービス、医療など多岐に渡る。“爆買い”に日本企業はどう向き合うのか。

詳細情報
番組内容
日本における中国人の大量消費“爆買い”が止まらない。中国のネット通販大手が開催したセールでは、1日でなんと1兆7千億円以上を売り上げた。爆買いの勢いは、日本にも。中国人旅行者が今年日本で使った金額は1兆1千億円。すでに去年1年間の2倍にも達している。中国人の“爆買い”はどうして起きているのか。日本企業はどのように向き合い、ビジネスチャンスを生み出していけばよいか。深読みをする。
出演者
【ゲスト】渡辺徹,山田まりや,【解説】共栄大学国際経営学部客員教授…鈴木勝,中国市場戦略研究所代表…徐向東,NHK解説委員…今井純子,【キャスター】小野文惠,高井正智,【気象キャスター】南利幸ほか

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ニュース/報道 – 定時・総合
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