特命係長・只野仁3 2015.11.14


(佐川和男)あっ…。

(只野仁)「ヨ〜ロレイ〜皆さん」「おはようござい〜」只野!大変なんだよ。
大変な事が起こったんだよ。
「大変」って…ミュージカルのチケットでも当たったとか?そんなわけないでしょ!
(山吹一恵)奥さんが「寝室を別にしたい」って言いだしたんですって。
(井上さおり)それで朝から落ち込んでて…。
(上村真樹)おかげで…。
(遠藤雅子)雰囲気が悪くって。
(小島エリカ)仕事に集中出来ないんです。
(君島あや)1分ごとに大きなため息が聞こえてくるんですもん。
何か寝室を別にされるような覚えでもあるんですか?セックスレス!?バカッ!なんで大きな声でお前は…。
だって…どうしてしないんですか?俺がしないんじゃないの。
向こうがしてくれないの。
なんで?知らないよ。
「家族とするのは気持ち悪い」とかなんとか言ってさ。
(佐川)どうしたらいいの?企画が漏れてると言うんですか?
(黒川重蔵)社内でも俺以外数名の者しか知らない来年の国際モーターショーの企画がライバル会社帝都広告に漏れてるというんだ。
社内の者が漏らしたと…?それ以外考えられん。
(黒川)モーターショーは落札したら数億の利益が上がる。
その極秘の企画が流出する事自体我が社にとって一大事だ。
どこから漏れたのか突き止める。
極秘企画の流出経路を探るんですね?その企画を知っているのは…この3名だ。
これは…。
まさかとは思うが坪内は俺の秘書をやっている関係上企画文書を見る機会はあった。
あとの2名は…。
取締役の井本常務と企画部の堀内。
この3名の内の誰かが企画を漏らしたというんですね?至急調査にかかれ。
これが今回の特命だ。
わかりました。
(坪内紀子)えーっ今夜?大丈夫です。
ええ…。
まあ…夜景が?素敵。
あの…どうかしたんですか?
(足立和美)ああ。
やっと憧れの人を忘れさせてくれるかもしれない素敵な人に出会ったみたいですよ。
へえ…。
楽しみにしてます。
ごきげんよう。
なんか素敵な人に出会ったみたいでよかったですねイヒヒヒ…。
あなたには関係ないでしょう?もう…忙しいんだから話しかけないで。
(森脇幸一)あれが企画部の堀内です。
入社5年目ですごい車オタクですがモーター関係の企画に秀逸なものがあるという事で今まで経理部にいたのを今年から企画部に配置換えになっています。
なんか怪しいところでもあるのか?給料全部車のミニチュアに使っている以外は特に変わった動きはありません。
(野村俊夫)はあ…。
おはようございます。
(野村)はあ…只野か。
いいよなお前は。
お前みたいにさ上を目指す事のないやつは悩みも少なくて。
何かあったんですか?
(野村)うちのパパの会社野村ゴムの売り上げが落ちててこのままいくと赤字になりそうなんだよ。
薄くて強いって有名なあのゴムの会社ですか?はあ…世の中さ高齢化が進んでいる上に若いやつらの間じゃセックスレスが蔓延してるらしいんだよ。
…ってお前らになんで俺がそんな悩みを打ち明けなきゃいけないんだよ。
俺も落ちたもんだよな。
セックスしろセックス。
セックスすりゃいいんだセックス。
セックスしろ…。
これどこに着けるんですかね?…コだ…コ。
(井本貴正)ご苦労さま。
あれがもう1人の容疑者の井本常務か。
社内での事は一通り調べましたが怪しい事は出てきません。
家族関係は?妻と大学生の息子と3人暮らしです。
よし家の方も洗っとくか。
問題なさそうですけどねえ。
一応だお前。
それより残る1人紀子さんを調べた方がいいんじゃないでしょうか?ああ…。
いやありゃどう見ても関係ねえだろう。
いや念には念を入れた方がいいと思います。
今更?
(口笛)
(井本麗子)お薄を差し上げます。
(かけ声)
(りりたん・あいみん)これがオタ芸です。
お気に召していただけましたか?ご主人様。
(かけ声)
(2人)おかえりなさいませご主人様。
先輩…先輩…。
おおどうした…どうした?ほら座れ…。
紀子さん大当たりでしたよ。
どうした?紀子さんが最近付き合ってる男誰だと思いますか?誰だよ?帝都広告の酒井って男です。
帝都広告?企画が流れたライバル会社か?酒井は帝都広告の営業担当なんですが来年のモーターショーの落札の社命を受けて動いています。
坪内紀子が酒井にだまされてうちの極秘企画を漏らしたっていうのか?あり得ない。
先輩は紀子さんが酒井と一緒にいるところを見てないからそんな事言うんですよー!女は付き合う男でひょう変する生き物です。
信じられないんだったら自分の目で確かめてきてくださいよ!ああー!もう…。
泣くなーっ!はい。
(紀子)私こんな素敵な夜景見たの初めて。
ほらメロメロですよね?何枚も猫かぶってんなありゃあ。
それだけ本気だって事ですよ。
(酒井)紀子さん…。
(くしゃみ)ちょっと先輩何やってんですか。
いや悪い悪い。
それで?坪内紀子が酒井に企画を流したっていう証拠はなんか出たのかよ?いやそれはまだですけど。
あっ…只野さん!只野さん…。

(市川美紀)いらっしゃいませ。

(三宅)いらっしゃいませ。
あ…どうも…。
店長の三宅と申します。
いや…いいです…はい。
どなたかご指名はございますか?いえ…別に。
あそうですか。
美紀さん。
やっぱり私?あっ…フフ。
どうぞ。
ウフフ…。
どうぞどうぞどうぞ…。
外行く?えっ?あらやだ。
お客さん初めてなんだ?はい。
大丈夫よ。
ひょっとしてこの店って…。
店外デートを斡旋してるの。
ウフフ…。
って事はお金払ったらエッチとかも出来ちゃうんですか?ダメよお客さんそんな事はっきり言っちゃ!大丈夫だから。
悪いようにはしないから。
ねっ?ちょっちょっ…。
(美紀)どうしたの?あっ…どうしたの?僕残業思い出したんでまた来ます。
(美紀)ダサッ。
(麗子)店長。
お願いします。

(三宅)どうぞ行ってらっしゃいませ。
失礼…。
「濡れてた2」…。
只野仁。
大手広告代理店の窓際係長
しかしそれは表の顔にすぎない
彼には会長直属の特命係長としてさまざまなトラブルを解決するというもう1つの顔があった
なんで井本常務の奥さんが…。
今日の午後からの会議は何時からだね?あっ2時からです。
場所は…。
井本常務に変わった様子はねえな。
ええ。
「わけありサロン」の事について調べました。
人妻を売りにしている斡旋組織でした。
しかし井本常務の奥さんだなんて信じられませんよ。
あの様子じゃ井本常務は知らねえな。
金に困ってかみさんを働かせてすっとぼけてるとか…。
あっそれなんですけど。
井本常務は仕事が楽しみのような人でお金に不自由しているとは思えません。
金じゃねえとしたらなんだ?いやーしかしにおうと思いませんか?酒井が出入りしている店に井本常務の妻の麗子が働いている。
麗子が…井本常務から情報を引き出し…酒井に流したのかもしれませんね。
だとすると紀子さんはシロって事じゃないですか?だから始めっからそう言ってんじゃねえかよ。
でもお前よく調べたねええっ?痛っ…ありがとうございます。
先輩。
直接酒井を締め上げたらどうですか?いやそれはまずい。
証拠もないのにライバル会社に妙な言いがかり付けたみてえな噂が立つのは困っちゃうからよ。
どうすっかなあ…。
遅刻しました…。
(一恵)あっ課長教えてください。
男って若い女よりも熟女が好きなんですか?えっ?いや…私は若い女性も…。
課長可哀想…。
奥さんに男と思ってもらえないなんて…。
えーっ?それをどうして…?私もなんです。
えーっ!君を女として見ない男がいるの?そうなんです!私生まれてからずっと…。
えーっ?もったいない。
もったいないもったいない…。
だから課長!私の分まで頑張ってください!
(美都子)素敵なだんなじゃない。
うちのだんななんか私が髪形変えても1週間も気付いてくれないのよ。
気付いてくれるだけいいじゃない。
うちなんかね私豊胸手術したのに全然気付いてくれないの。
いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
すいません。
あの人を指名したいんだけど。

(三宅)麗子さん。
お客様がご指名です。
勘弁してください。
(三宅)えっ?あの人だけは…勘弁してください。
あ…お客様すいません。
当店ではお互いの同意がないと店外デートは出来ない事になっておりますので。
あっそう…。
はあ…。
そうですか。
先輩がとうとうフラれましたか。
なんだよてめえうれしそうに。
直接聞くっていう作戦がダメだろうよ。
なんで先輩のフェロモンが井本麗子には効かなかったんですかね?あっもしかして先輩のフェロモンの威力落ちたんじゃないですか?えっ?そうかな…。
ええ。
あいみんりりたんいいか?
(2人)なんですか?ご主人様?ウンッ!
(井本の鼻歌)
(麗子)あなた…。
あなた…。
あなた…私…。
わかりました。
抱いてくれないんだったら…。
見ててください。
よしなさい!君は…母親だろう!母親だって女です。
私は女なんです。
何が女だ。
いい歳をして…汚らわしい!
(新水真由子)「続いては住宅街で起こった凄惨な事件です。
世田谷区の主婦市川美紀さんが自宅マンションから転落して死亡しました」「市川美紀さんはゆうべ遅く自宅マンションのベランダ11階から飛び降りたらしく今朝夫の茂之さんによって遺体は発見されました。
遺書は見付かっていませんが…」
(真由子)お肌ツルツル。
あーっダーリン!ああちょっと…。
シーッシーッ!あーん会いたかったー!じゃあ行きましょう。
違う…違うの…。
自殺した市川美紀についてわかってる事教えてほしいんだ。
もしかしてあなた!違うって仕事だよ。
うーん?この借りは倍にして返すから。
倍?倍?いつもに増してパワフル?いいから…。
で?
(真由子)美紀さんご主人に内緒で「わけありサロン」っていう風俗店で働いてたみたいなの。
それでかなりのお金をためこんでたらしいんだけど最近になってその大金が引き出されてるらしいの。
なるほどね…。
うん。
何かを買った形跡もないし警察は誰かにゆすられてたんじゃないかって捜査してる。
どう?役に立った?ありがとう助かったよ。
あーん…あん!いじわる!うれしいわ私を指名してくれるなんて。
あなたならお金なんていらない。
(美都子)お金あげたいくらいよ。
ああ…いい。
ああこんなにいいの初めて…。
市川美紀はどうして自殺した?ああ…どうしてそんな事を…。
「わけありサロン」に原因があるんじゃないのか?あなた一体誰なの?悪いようにはしない。
正直に話してくれ。
(美都子のあえぎ声)私たち三宅に脅迫されてるの。
三宅?三宅って「わけありサロン」の店長の三宅か?ええ。
初めはよかったの。
もうけさせてくれて。
でも「だんなに知られたくなかったら言う事を聞け」って言うようになって…。
金でもゆすられてるか?ええ…それだけじゃないの。
夫の会社の機密情報を持ってこいって。
何?こんな事夫に知れたらもう生きていけない…。
三宅があんたたちの事を脅迫して情報を手に入れてたのか。
ハア…。
ナイスポーズでーす!ハイッ!ハア…。
きれてますきれてまーす!ハイッ!報告。
あっはい。
「わけありサロン」の三宅って店長かなりのワルですね。
元北田一家のチンピラで詐欺恐喝で3犯の前科があります。
そうか…。
じゃあ井本麗子も三宅に脅迫されてるかもしれないなあ。
井本常務に「わけありサロン」で働いている事を知られたくないために常務から企画を探り出し三宅に渡した可能性が高いですね。
こうなったら本人に直接当たってみるしかねえかな。
またフラれない事を祈ってます。
チッ…。
(ドアの開く音)いやあもう野村ゴムの売り上げが落ちた影響で株価下がっちゃったんだよ。
(久保順平)それは大変でございますねえ。
こうなったらもうパパの会社継がないでこのまま電王堂で出世した方がいいのかなあ…。
野村様は電王堂で将来を嘱望されておりますからね。
わかってんなお前。
あありがとうございます。
野村様の事だったらバッチリと。
(アニータ)チリワインは値段が安くてオススメよ。
特にビニャマイポがおいしいよ。
君の方がおいしそうだよー。
いい香りだ。
なんという香ですか?老梅でございます。
井本麗子さん。
あなたに真相を伺いたくてまいりました。
真相…。
電王堂の機密情報がライバル会社に流れてる。
その真相です。
機密情報…。
井本常務以外数名しか知らないはずの機密情報です。
ああ…。
しっかりなさってください。
機密情報が売られてたんですね?あなたが店長の三宅に「わけありサロンで働いている事を井本常務にバラす」と脅迫され常務から機密情報を引き出し三宅に渡した…。
違いますか?三宅から「企画を盗んでこい」って脅されました。
(三宅)電王堂取締役常務の奥さんがこんな事をやってると世間に知れたらすっげえスキャンダルっすよ。
本当に情報がライバル会社に流れたのね?帝都広告の酒井に渡りました。
「わけありサロン」の常連の酒井です。
さあはったはった!丁方ないか?丁方。
半方ないか?半方。
(三宅)組長いつもお世話になっています。
しかし欲求不満な人妻ほど金になるものはないっすね。
三宅さんもあくどいねえ。
組長に言われたかないっすよ。
(2人の笑い)いつまでもアホな笑い声たててんじゃねえよ。
誰だ?てめえ。
女の弱みに付け込んでボロもうけとは同じ男として情けねえ。
てめえ殴り込みか!てめえらみてえなウジ虫どもはムショにたたき込んでやりてえところだ。
だがそれじゃあ立ち直れなくなっちまう美人の奥さんたちが何人もいるんでな。
せいぜいムショに入った方がマシだって思わせてやるぜ。
何をわけのわかんねえ事言ってんだ!おい!やっちまえ!
(手下たち)ヘい!なめとんのかコラ!おうなめとるわ!うるせえ!後ろからは卑怯ってもんだろ。
え?や…や…やめてくれ。
お前が電王堂の情報を酒井に売ったんだな?あっ?あ…はい。
繰り返せ。
二度と同じ事はしません。
二度と同じ事はしません。
人妻は解放します。
人妻は解放します。
よく出来ました。
覚えとけよお前。
ヤーッ!
(黒川)一件落着だな。
お前のおかげで新しい企画を作って動き出した。
ご苦労さん。
いえ…。
結局井本の女房が三宅という男に脅かされて井本から情報を引き出したというわけだな?はい。
知らぬは井本だけか。
はい…。
あの…。
いや…あの…はい。
まさか「井本の女房がやった事を井本に言うな」って言うんじゃないだろうな?いや…それはあの…。
(電話)
(電話)もしもし…何?モーターショーの企画がまた漏れた?本当です本当です。
僕はもう何もやってません。
電王堂の情報を売ったのはこの前の1回ぽっきりです。
本当だろうな?はい…。
もし嘘だったらお前大変な事になるぞお前。
また痛くしてやるぞおい。
わかってんな!はいあーん。
あーん。
うんおいちい。
ウフフ…。
今度もあの酒井に企画が流れたんだな?確かです。
だが今回漏らしたのは三宅じゃねえんだよなあ…。
他にスパイがいるって事ですか?うん…。
こうなったら直接当たるしかねえか。
はい。
(酒井)あ…うわ…ちょ…ちょっと。
こんばんは。
(酒井)ちょっとなんなんですか?お金ならあげますから。
あんた電王堂のモーターショーの企画盗んでるねえ?いや盗んでませんよ。
本当の事言わないと…。
ああ…ちょっと!私じゃありません。
私はただもらっただけですから。
三宅から買ったんじゃねえのか?三宅から買ったのは1回だけです。
じゃあもう1回最近の情報どうした?いや勝手にメールで送られてきたんですから。
誰から?わかりませんよ。
…坪内さんだ。
あの電王堂の会長秘書の女が僕にゾッコンでしてだから僕の気を引こうとして送ってきたんだ。
あのなあ!ライバル会社の機密情報を盗んでてめえの会社で幅利かせようなんてせこい手は使うんじゃねえよ。
わかったか!?ごめんなさい。
はいわかった人手挙げて。
はいありがとう。
(酒井の悲鳴)はあ…。
(陳珍好)ごゆっくりどうぞ。
ありがとう。
ああ…。
気持ちいいですねえ。
ええ。
お疲れですか?そうなの。
ちょっとデートでねえ…。
まさかあの人とじゃないでしょうね?あなた!彼氏出来たの?ねえお肌ツヤツヤよ。
イマイチの男でも効果があるのね。
「イマイチの男」?じゃああの人じゃないのね。
あの人には会ってもいないわよ。
あーあ酒井みたいな男を落とすのは簡単なのに。
もうその男で手を打っときなさいよ。
(真由子)その人もその気なんでしょ?私がメロメロになってるって演技にすっかりまいってる。
イマイチの男でも見付けたあなたがうらやましいわ。
アハッ…そうかしら?そうよ。
お幸せにね。
うん…。
やったライバルが1人減ったわ。
いい…ああ…ちょっと…。
…痛い。
そこ肝臓ね。
痛い痛い痛…。
そこ胃腸悪いね。
(瀬尾広子)あー…気持ちいい。
私は全然痛くないわ。
瀬尾!?あなたどこも悪くないね。
若いからかしら?ウフ。
あっそこ!痛い。
そこ膀胱生殖器悪いね。
私と同じよ。
もしもし先輩ですか?酒井に送信したメールを見付けました。
送信者がわからないように設定して送信してあります。
誰なんだ?井本常務です。
井本常務…。
お話があります。
帝都広告に流れた機密情報についてです。
(井本)君が会長の命を受けた噂の男か。
どうしてあなたほどの方が会社の機密情報を他社に流したりなんかしたんですか?脅迫状が来たんだ。
奥様の事…ですね?そうだ。
三宅って男が会いにきた。
(井本の声)妻の写真を持ってね。
だから…仕方なく…情報を流した。
じゃあ奥様があなたから情報を引き出してたんじゃないんですか。
妻は私が脅迫されてる事を知らんよ。
本当に情報がライバル会社に流れたのね?2回目の脅迫はどうやってなされたんですか?脅迫状が来た。
「酒井に情報を流さなければ妻の事を会社に告発する」という内容だ。
いい香りだ。
これはあなたが茶をたてる時にたく香りだ。
よくわかったわね。
夫はわからなかったわ。
あなたから電王堂の情報が漏れてたと聞いて三宅が井本を脅迫してたんだって悟ったわ。
私は三宅の脅迫をはねつけてたの。
(三宅)こんな写真だんなが見たらどうなるかなあ?だんなからちょこっと情報を引き出してくれれば済む話じゃないですか。
うん?やめて!そんな事出来るはずないでしょう?
(麗子)井本が三宅の脅しに乗ったって知ってショックだったわ。
だけど何よりあの人がなんにもなかったように変わらず生活していた事の方がもっとショックだった。
私が何をしてるか知ったってなんにも言わなかったのよあの人。
私なんて何をしてたっていいの。
自分の立場さえ守れればあの人はいいのよそれで。
すばらしい…。
奥が深くてふくよかな味。
復讐…。
そうね復讐だった。
だけどどこかであの人が私が出した脅迫状だって気付いて向き合ってくれるかもしれないって期待もしてた。
バカよねえ…。
だけどどうして「わけありサロン」なんかで働いたんですか?男が欲しかったの。
誰でもいい。
誰かに女として扱ってほしかった。
そうしないと…気が狂いそうになるほど寂しかった。
私二十歳で井本と結婚したの。
すぐに妊娠して子どもを産んだわ。
でもそれ以来井本は私に触れようとしなくなった。
それでもいいと思ったの。
だけど去年井本が…風俗に行ってる事を知ったの。
私を抱かないで見も知らない女を抱いているのよあの人は。
ちょうど息子が大学に入って母親としての役目は終わったわ。
そんな時…。
奥さん素敵っすね。
僕もう一目ぼれしちゃって。
奥さん肌白いっすねえ。
奥さんとエッチしたいなあ。
好きです。
三宅と寝て…言われるままに「わけありサロン」で勤めたわ。
よくない事だとはわかってたけどたくさんの男たちが私を求めた。
女として。
変な話だけど私…癒やされてた。
毒が…。
毒が入ってるかもしれませんよ。
結構なお点前でした。
井本常務は解任となった。
怖いもんだな。
女房放っとくと何をするかわからん時代になったんだ。
はい。
これからはアメリカみたいに仕事と家庭を両方うまくコントロール出来るやつが一流のビジネスマンという事になるのかもしれん。
はい。
会社で闘って家に帰って女房に気を使う。
ますます男は疲れるな。
ありがとう。
これもう必要なくなったから。
セックスレスは解消されたんですか?いや。
だけどね女房が言うんだよ。
「夫婦っていいね」って。
「心と心がつながってるっていいね」って。
体だけの関係じゃむなしいよ。
美しいじゃないかプラトニックラブ!よかったですね。
ありがとう。
さあ仕事頑張るよ!
(一同)はい。
私は心も体もつながった事がない。
えっ?僕の顔に何か…自転車でも付いてます?知りません!どうするんですか?これから。
(麗子)今までどおり井本と生きていくわ。
えっ?井本と別れたら私は行くところもない仕事もない。
それが主婦の現実。
死ぬまでもう二度と私は男の腕に抱かれる事はないでしょう。
だからせめてあなたの胸で私の女の墓を建てさせて…。
お金をください。
え…?お金もらえば恋に落ちずにすむから。
最初あなたに会った時私が拒否したのは…。
あなたに惹かれるのが怖かったからなの。
自分で脱ぐのは娼婦だけだ。
でも私は…。
キレイだ。
あんた…いい女だよ。
フンッ!フンッ!フンッ!
(麗子)ああうれしい。
ありがとう私お金なんてもういらなーい!ああ…「金くれ」とか言うからビックリしたな…。
2000円しかねえっつうの。
歩いて帰ろう。
(くしゃみ)『シングルベッド』
(一同)ああ…惜しい。
(山吹一恵)ああもう…。
(佐川和男)それは残念ですね。
もう止まらないよ。
(一同)ええー!頑張ってください。
さあちゃんと見ておくんだよ。
(一同)すごーい!
(上村真樹)いつの間に?
(遠藤雅子)かなり練習しましたよね?ハハわかる?
(小島エリカ)わかりますよ。
(井上さおり)どうして課長がビリヤードなんか始めたんですか?
(君島あや)ああもしかして…。
そうなのよ。
あの子のせいなのよ。
え?只野さんの?
(佐川)違う!ちゃちゃ…ちゃう!ちゃうって。
この子よこの子。
俺ねエロオジョで人気になった常磐夏希の大ファンなっちゃったのよ。
なんですか?「エロオジョ」…?
(佐川)あら知らないの?エロいけどお嬢様。
今や彼女のおかげでビリヤード大ブームでしょう。
(一同)ですよねー。
(只野仁)おうっ!
(一恵)あっ…。
只野さん…何やっても素敵。
山吹君…。
(常磐夏希)うん…。
だから心配しなくったって大丈夫だって。
あれから妙な事起こってないし。
うんじゃあもう切るね。
あっ…。
(夏希)イヤッ!ちょっと!誰よ私の背中押した人!
(夏希)誰?誰よ?
(足立和美)先輩!とうとうマイキュー作っちゃいました。
(坪内紀子)最近ビリヤードがすごい流行ってるのね。
男性と対等に出来るから楽しいですよ。
男性と…?素敵な男性がキューを構えるしぐさってああ…胸キュンしますよねえ。
キューで角度を測るしぐさとか…。
台の上に置いたセクシーな指とか…。
ああ…ダメですわそんな…。
(紀子)はっなーんて素敵…。
ああっ!あ…あっ…。
なんでここにいるの?イヤだ触っちゃったじゃない!サッサと消えてちょうだい!はい。
どうも。
おお…。
おお…。
うわ…ああーっ。
(ノック)失礼します。
イヤー!お呼びですか?
(黒川重蔵)ああ。
こ…これは…。
女ハスラー。
常磐夏希だ。
来月の全日本ビリヤード大会で優勝すれば3連覇の偉業を達成する事になる。
それがこの電王堂と何か関係があるんですか?知らんのか?彼女がまだ無名だった5年前から専属契約を結んできた。
当時は先物買いだったが今やすごい人気だ。
そうなんですか?いろんな企業がCMに使いたがってる。
その第1弾としてマックス製薬のイメージキャラクターを彼女に決めたばかりだ。
ああ…。
その常磐夏希の担当をお前にやってもらいたい。
また担当だなんて…。
ただの世話係でしょう?それは営業の仕事じゃないですか。
話は最後まで聞け。
実はこのところ彼女の身の回りに不審な事が起きている。
(黒川の声)ポスター撮りの現場で照明が落ちてきたり…。
(黒川の声)交差点で何者かに車道に突き飛ばされたり。
なるほど。
彼女の担当をやりながら不審な事件の真相を探るんですね。
そうだ。
それが今回の特命だ。
わかりました。
しかし彼女のわがままは相当なもんだぞ。
お前で持つかな?え?
(新水真由子)夏希さんは華やかな恋の経験をされてらっしゃるんですよね?あのそろそろご結婚の事とかお考えですか?結婚はいつでも望めば出来るからね。
あ…あっそうですか…。
あなた独身?「結婚したいしたい」って思ってる女は出来ないもんよ。
えっ…。
顔に書いてあるわよ「結婚したい」って。
まさか…。
賞味期限切れないうちにいいとこお嫁に行きたいって焦ってるんでしょうけど。
可愛いだけの女子アナって大変ね。
アハ…アハハ…そうでございましょうか…。
アハハ…。
ムカつく…。
電王堂から来ました只野です。
(香田喜美子)私常磐夏希のマネージャーの香田です。
よろしく。
あっこちらこそ。
聞いてるでしょ。
うちの担当になられた方は皆さん胃潰瘍とかノイローゼとかいろいろな病気になられて…。
あっちゃー…。
(喜美子)夏希紹介するわ。
今度あなたの担当になった電王堂の只野係長。
あ…。
只野係長…?はい…。
ふーん確かにタダの係長って感じねあんた。
はい。
(喜美子)夏希思った事ポンポン言っちゃう子だけど気にしないでね。
あ…全然気にしてませんから。
気にするわけないじゃない本当の事なんだから。
(夏希)どう見たってこの顔じゃ係長どまりよね。
私そろそろ失礼させていただきます。
(喜美子)どうもご苦労さまでしたありがとうございます。
おなかすいちゃった。
ねえ?鬼頭軒のお弁当買ってきてくんない?あんた。
へ?あ…どこのお弁当ですか?ちょっと勘弁してよ。
そんな事も知らないの?私が横浜の鬼頭軒のお弁当が好きな事ぐらい誰だって知ってんのよ。
はあ…。
私が買ってくるわ。
あんたマネージャーでしょ。
そんなの世話係が買ってくればいいのよ。
わかりました。
行ってきます。
すいませんお金もらえませんか?僕570円しかなくて…。
只野仁。
大手広告代理店の窓際係長
しかしそれは表の顔にすぎない
彼には会長直属の特命係長としてさまざまなトラブルを解決するというもう一つの顔があった
(野村俊夫)いやーいいな。
エロオジョハスラー常磐夏希。
誘ってみようかな?
(久保順平)大丈夫ですか?うちの専属契約に手を出すなんて。
向こうが惚れたらお前しょうがないだろお前…。
それはそうですね。
こういう女はなフランス料理とか食い飽きてんだよ。
かといって安いもんじゃ話になんないから難しいんだよ。
だからフグなんだよ。
さすが野村様。
実は既に彼女の携帯番号内密に入手しております。
おお軽く犯罪だ。
アッハッハ…。
ありがとうございます。
え?誰?電王堂?フグ…。
それで…ちらっとお聞きしたんですけど何か最近おかしな事があるとかって…。
うん…そうなのよ。
まさかとは思うんだけど誰かが夏希狙ってるみたいなのね。
何か心当たりは?夏希は「ない」って言ってるんだけどほらあのとおり言いたい放題わがまま放題じゃない。
(喜美子)恨みに思ってる人も多いと思うの。
まあ…ボディーガードつけた方がいいのかなあ…。
僕がいるじゃないですか。
あなたねえ…肉体派って感じでもないし知性派って感じでもないからね…。
ウフフ…。
ウフフ…。
あなた面白い人ね。
なんかほのぼのする。
フグは久しぶりだなー。
夏希…。
デートの約束?変な事続いてるのよ。
今は慎重にしないと。
うざいなもう…。
(夏希)いちいちそんな事気にしてらんないわよ。
大丈夫だって。
何かあったらこの人に守ってもらうから。
ねえ?只野!やっぱりボディーガードつけた方がいいんじゃないですか?
(野村)やったよOK出ちゃった。
只野さんが営業の手伝いなんていつ帰ってくるんでしょう?役に立たなくって帰されるんじゃないかって心配してんだけどね。
只野さんがいないとなんか寂しいな…。
元気ないね。
よし!今度また課のみんなとカラオケでも行こう。
はい!
(佐川)よし!じゃあ来い。
(野村)すげえすげえよ…。
エーイッ!あいっあいっあいっ…。
(森脇幸一)どうでしたか?常磐夏希の方は。
ああ…とんでもねえわがまま女だありゃ。
はあ…でしょうねえ。
で調べたのか?彼女の事は。
ええ本名は明らかにしていませんが元財閥の流れを引く家系に生まれお嬢様学校で有名な美園女学園の幼稚舎から大学まで一貫教育の苦労知らずなんですよ。
ああお嬢様だなそりゃ。
でビリヤードはいつから始めたんだ?大学生の時に遊びながらやっていたのを今のマネージャーの香田喜美子が見いだして育てたらしいんですよ。
なるほど。
で恨まれてるとかっていう事あんのか?まそれなんですが…あちっ!熱い…。
なんだよバカ野郎。
まあわがままで評判ですからね。
その割にいろいろな男たちが言い寄ってくるみたいなんですが彼女のわがままさに逃げ出す男が多いようなんですよ。
まじゃじゃ馬の相手ってのはな可愛いし楽しいけどそれなりに大変なんだよ。
(陳珍好)お邪魔するねー。
(只野・森脇)おっ!陳ちゃん。
どうしたの?マッサージのお仕事飽きたよ。
私ここに戻ったよ。
あの…じゃあアニータは?転職したね。
好きな事仕事にするこれ一番の…幸せね。
ああ…いっ…。
おい森脇…。
ちょびっと…。
おい。
あっ…いや…。
よしじゃ久しぶりに…やるか?はい師匠。
フッフッ…。
(真由子の声)あーん!賞味期限が延びてゆくー!フンッフンッフンッフンッ…。
私を乗りこなせるのはあなただけよ。
あーん…。
フンーッ!ああ幸せ。
あなたって女のストレスを100パーセント癒やしてくれる男よね。
今日はまた随分激しいな。
あの女のせいよ!何がエロオジョよ!セレブだかお嬢さんだか知らないけど言いたい放題言っちゃってさ。
この野郎…。
常磐夏希か。
全日本選手権までうちで密着取材しようっていう事になったんだけど明日もまたあの女の顔見なきゃいけないなんて…。
ああもうこの野郎…。
「可愛いだけの女子アナ」か…。
あんな事言われたらますます悩んじゃうな。
ん?あのね私ね今フリーにならないかって誘われてるの。
うん。
可愛いだけの女子アナじゃなくて知性派キャスターになるチャンスだと思うんだけどどう思う?好きにすりゃいいんじゃねえか?ああ…また倦怠期の亭主みたいな事言って…。
うんっ!痛っ!うう…。
夏希さん野村です。
野村さん?電王堂の…。
あっフグの…。
ああフグの野村さん。
私フグ大好きだからおいしいとこお願いね。
夏希さんのためにフグ屋の中でも特上のお店をこの野村お探しいたします。
(久保)お任せください。
守備範囲広いな…。
(瀬尾広子)先輩見てくださいよこれ。
何それ?私そこにいただけで電王堂の男性社員の方々が名刺くださるんです。
やっぱり私ってそんなに可愛いのかしら?あんたみたいなのがいるから可愛いだけの女子アナとか言われるんでしょ!それのどこがいけないんですか?わあ…。
あら…常磐夏希って私と同い年だわ。
それに美園女学園って私と同じじゃない。
そうなんですか。
え…?でも…この人いたかしら?妙ね…小さな学校だからみんな顔見知りなんだけど…。
(拍手)このたび躍進するマックス製薬の企業イメージにふさわしい常磐夏希さんをCMキャラクターとしてお迎えする事が出来た事は我が社にとっても喜ばしい事であります。
ありがとうございます。
(拍手)
(カメラマン)お二人で目線こちらへお願いします。
(カメラマン)笑顔お願いします。
(拍手)じゃ僕向こうでタクシー拾ってきま…。
(喜美子)大丈夫?夏希。
ちょっと待っててくださいね。
ああめんどくせえ…。
一体何者なんだ…。
(久保)「ふぐだち」はどうですか?1人2万って高いよ。
じゃあ…「ふぐしぼり」。
ほう…うまいんだろうな?うまいらしいですよ。
じゃあ予約頼む。
でフグのあとはラブホテル?そりゃそうだろお前。
フグ高いんだから元取んなきゃお前。
でもそんなすぐラブホテル行きますかね?それがな女を必ずラブホに連れ込める方法があるんだよ。
そんな必殺技があるんですか?女っていうのはな「入ろう」って言っても絶対「イヤだ」って言うだろ。
はい。
でもな2つのラブホを比べて「どっちがいい?」って聞くと「えーと…こっち」って答えちゃうんだよ。
そういうもんだ。
さすが野村様。
勉強になりまーす。
(広子)来月の全日本選手権に向けて何か抱負はありますか?今年はかなり順調な仕上がりなので期待どおりの結果が出せるんじゃないかと思ってます。
「常磐夏希がいる限り小池は優勝出来ない」なんて言ってる方がいるみたいですが今年の小池は違います。
ま見ててください。
すごーい自信ですね。
皆さんに応援していただいてるおかげです。
(夏希)あーら小池さん。
インタビュー?そんな事してる暇があったら練習した方がいいんじゃない?全日本は来月だけど?あなたこそいつまで偉そうに女王ぶっていられるかしら?怖…。
(蓮見)友里。
勝負は台の上だけにしろ。
夏希…。
誰ですか?小池友里さんとマネージャーの蓮見さん。
いつも夏希と優勝を争ってるいいライバルよ。
でもま夏希は負けた事ないんだけどね。
(友里)1日に大体6時間は練習しています。
オーバーワークにならないようにコーチと相談しながらやってます。
フーフー…。
(あいみん)はい出来ました。
キレイになりましたわご主人様。
ありがとう。
ただいま…ああ…。
(メイドたち)おかえりなさいませご主人様。
(客)よう!おかえり。
おう…。
いや…。
(りりたん)おかえりなさいませご主人様。
おおりりたん。
いやー今日はりりたんが天使に見える。
はあ…ありがとうございます。
ご主人様。
いや素敵…ハハハ…。
バカ野郎お前人の…この野郎…。
本当によ…ああ…。
先輩どうでした?常磐夏希の方は。
大した女だぞあれ。
ええ?危ねえ目に遭っても動揺せず今日のスケジュールはきっちり全部こなしてお家に帰られましたよ。
でどうだった?常磐夏希の交友関係洗ったのか?ええ…。
でも変なんですよね。
常磐夏希の素性をいくら洗っても出てこないんですよ。
旧財閥の家系だっていうじゃねえか。
いやそういう噂らしいんですけど…。
でもどこの誰の娘かっていうのはいくら調べても出てこないんですよね…。
ふーん…。
(携帯電話)はい。
(夏希)「ねえちょっと何回携帯鳴らせばいいのよ!担当者なら1回で出る!」お弁当買ってきて。
今すぐ。
あの…勤務時間終わったんですけど。
あんたの勤務時間はねえ私が起きている間ずっとなの。
わかった?早くお弁当買ってらっしゃい!フフッ…わかりましたご主人様。
姫はこれから弁当だとよ。
はあ…サラリーマンって本当大変ですね。
ああ…。
仕事仕事。
ああ…。
(チャイム)
(チャイム)はあ…。
どうした…?
(夏希)「誰?」只野です。
お弁当買ってきました。
(夏希)「遅い!」失礼しまーす。
あれ?夏希さんお弁当買ってきました。
(夏希)ああそこ置いといて。
うわっ!あの…すいませんあの…僕は別に見たいとか見ようとか思ったわけではなくてですね…。
バカね。
私はあなたを男として見てないから全然平気。
出た…。
しかしあんたを男と思う女なんているのかしらね?更に倍…。
ねえボサッと突っ立ってないでそこのバスローブたたんで。
はーい。
はーい…。
ついでにさそこにあるせっけん取って。
はーい。

(携帯電話)あの…ちょっとテレホン出てもよろしいでしょうか?早く済ませなさいよ。
はいどうも。
「会社は歩いてこない」もしもし只野さん?今みんなでカラオケに来てるんですけど只野さんも来ませんか?え?えなんですか?もしもし?
(夏希)「どこ触ってるのよ只野」只野さん…?そこじゃないってばー。
すいません。
とりあえずまたかけます。
はあ…。
うわ…へ…。
「どこ触ってんの」?「どこ触ってんの」って…。
只野さんのバカ!「息子さんをほめちぎる」ふう…。
何座ろうとしてんのよ。
すいません…。
あの…お弁当食べないんですか?あいらない。
えっ!横浜まで買いに行ってきたのに…。
ああフグ食べに行くの忘れてたのよ。
でもよかったでしょ私の部屋に入れたんだから。
ああとこれ渡しとく。
今日みたいにいつ来てもらうかわからないから。
え…いりませんそれ。
それに掃除しといて。
はい?しかし…役得よねえ。
は?私の合鍵が持てるなんて。
先輩。
夏希とは本当なんにもないんですよね?バカ野郎!とんでもねえわがまま女だぞあれ。
俺は頼まれてもお断り…。
ええー…。
バカ野郎見てりゃわかるっつーのお前。
おい。
(野村)いやお待たせしました。
次行きましょう次。
次がもうすばらしいんです。
行くか…。
はい。
(野村)次がむしろメインだ。
もう右にライトにターンです。
でもうサービスの時間が…。
(夏希)なんかこのへん怪しいんじゃないの?夏希さん。
どっちがいい?ちょっと勘弁してよあんたマジで言ってんの?はい。
私を誰だと思ってんのよ。
夏希さん。
「夏希さん」だあ?私があんたみたいな男とエッチするとでも思ってんの?大体ね私は四つ星ホテル以上じゃないと男と寝ないって決めてんだよバーカ!すいませんでした…。
すいませんでした。
すいません…。
(野村)すいませんでしたー!
(夏希)たくっふざけた事言ってんじゃねえよ。
ほらっ!うわ怖え…。
あれは頼まれてもイヤだって言う先輩の気持ちわかりましたよ。
だろ?ちょっと先輩…。
あれ夏希のマネージャーじゃないですか?どうして彼女がライバルのマネージャーと…。

(久保)あれ?君どっかで会ったっけ?
(アニータ)会ってないよ。
しかし怖かったな夏希さん。
やっぱり野村様には僕しかいないんですよ。
そうかな…。
そうですよ。
おお…何やってんだ俺ら…。
私の国ではフラれた時チリワインを飲むよ。
(アニータ)元気出して。
(野村)この谷間は…。
おっぱい来たーよー。
アニータだよー。
(野村)アニータ…おおおお…。
アニータ…アニータカモーンカモーン!アニータ。
飲みましょう飲みましょう…。
アニータ!カモーン。
アニータ!飲みましょう。
アニータ!アニータいけんじゃないか?あれアニータいけ…ないかな。
野村様。
どっちがいい?
(野村)こっち。
西部出版の東大門と申します。
このたび新しいビリヤードの月刊誌を出版する事になりましてその巻頭グラビアを小池さんにお願いしたいと思いまして。
はあ…いやそれはありがたいお話ですが…。
何か?あっ…んんっ…。
何か?いや…こんなに常磐夏希の人気が出てる時にうちの小池にビリヤード雑誌の巻頭グラビアの話をいただくなんて…。
いや…実は自分小池さんの大ファンなんです。
個人的な趣味を仕事に持ち込むなんて…本当はいけない事なんですけど。
面目ない。
そうですか。
それはありがとうございます。
(携帯電話)もしもし。
ああ君か。
ちょっと失礼します。
はい。
先輩!すごい事がわかりました。
(喜美子)いつもごめんね只野ちゃん。
夏希がいろいろわがまま言って。
いえ。
仕事ですから気にしないでください。
でもあなた見かけによらず大したものよ。
夏希の世話係こなしてるんだもの。
ごめん…「見かけによらず」なんて言って…。
今夏希さんが乗り移ったのかと思いましたよ。
フッ…。
(笑い)あの…喜美子さん…。
うん?これ…。
うちの会社に送られてきたんです。
安心してください。
表には出ないようにしましたから。
ありがとう。
でも僕会社で対応しないといけないので本当の事を話してもらえますか?これ…夏希さんですよね?
(喜美子の声)あの子は私と出会った時暴走族でレディースの総長だったの。
(喜美子の声)ひと目であの子の才能に気付いたわ。
磨けばすごい選手になる。
私はあの子を拾って育てたの。
旧財閥の家系のお嬢様じゃなかったんですか?夏希のイメージを作り上げるためにでっち上げたのよ。
あの子の弱点は性格だった。
いくら才能があったってあのわがままさじゃ一流になれない。
でもね世の中お嬢様には弱い。
お嬢様のわがままだから仕方がないって許してくれた。
それどころか「エロオジョ」なんて呼ばれて騒がれてかえって人気が出たの。
私の思惑どおりだった。
でもね私も夏希もこの事が外に漏れないように大変な犠牲を払ってきたの。
なるほどそうだったんですか…。
不思議だなあ。
あなたにならなんでも話せてしまう。
聞き上手だって言われます。
あなた…意外と仕事出来る人なんじゃない?いや…僕はタダの係長ですから。
タダの?タダの…。
(笑い)飲みましょう。
気に入ったあなた。
実はもう1枚写真があるんですけど…。
それで喜美子と小池友里のマネージャー蓮見とはどういう関係なんだ?それが蓮見は「夏希の経歴詐称をバラされたくなかったら今度の全日本でわざと小池友里に負けろ」って言ってきたそうなんです。
脅迫か?ええ。
お願いします。
なんでもしますから夏希の経歴に傷が付くような事だけは…。
(喜美子)それだけは許してください。
お願いします。
キャアッ!蓮見っていう男詳しく洗ってみる必要があるな。
ええ。
失礼ですけど女ハスラーの小池友里さんじゃありませんか?ええ…。
僕ずっとファンだったんですよ。
よかったら一度教えてもらえませんか?私高いわよプロだから。
そうでしょうね。
ああっ…。
(友里の声)ああーっ!あなたのブレークショットすごーい!
(あえぎ声)蓮見…常磐夏希の事脅してるんだって?そうなの…?押し玉。
ああっああ…あんな事があったんだからありえるかもしれないわね。
あんな事?引き玉。
はあ…蓮見「いつか復讐してやる」って言ってたわ。
キスショット。
ああっ…。
あなた…なんでそんな事聞くの?押し玉引き玉キスショット!押し玉引き玉キスショット!ああっ!フンッフンッフンッ…。
お姉さんの…お姉さんの復讐よ。
フンッ!ああっ!姉の復讐か…。
(紀子)何よ?相談って。
実はねフリーにならないかって誘われてるの。
フリー?今は社員だから月給制なんだけどフリーになったらもっと稼げるんですって。
それはいいじゃない。
何迷ってるのよ?だってジャパンテレビが私を育ててくれたのは間違いないしほら「ご恩」ってものがあるでしょう?何固い事言ってるのよ。
誘われてるうちが花よ。
えり好みしてるうちにねどんどん誘いがなくなるもんよ。
私なんか25の時には週に7回デートに誘われてたのが今じゃ…。
ん?なんの話?ウフ…。
(一恵)くそー!
(佐川)飲み過ぎだよ。
ほら山吹君ここに座ってほらはい…いい…ああ大丈夫ね。
もう…「どこ触ってんのよ」って。
ええ?「どこ」って…どこも触ってませんよ私は。
もう只野なんて忘れてやる。
それがいい!そうしなさい。
ちょっと…何言ってるのよ。
あなただってライバルは1人でも少ない方がいいでしょ?ええ?只野さんのバカバカバカ…。
困ったな…。
滑った…。
なぬー!アーンでございますのよご主人様。
自分で食うよ。
あっ…。
エーン…私がアーンするのはイヤですか?あいえそうじゃなくてね…。
あありりたんをいじめましたね!
(3人)メッ!あいみんりりたん…うん。
オレンジジュース2つ頼んじゃおうかな。
(2人)かしこまりましたご主人様。
演技だったのか…。
で調べたのか?ええ。
先輩が言ったとおりでしたね。
蓮見には洋子っていう姉がいたんです。
夏希が出てくるまではビリヤード界のトップ選手でもてはやされてたらしいんですよ。
ふーん…。
あっそれから面白い話を聞き付けたんです。
なんだ?実は2年前夏希が硫酸をかけられた事件があったんですが。
硫酸?ええ。
その硫酸をかけたのがなんと…。
この洋子だったんですよ。

(蓮見洋子)はあ…。
フンッ…。

(喜美子)おめでとう夏希。
やったわね。
あらあらブスがヒステリー起こしたら取りえないけど。
夏希…。
あなた辞めたら?才能ないって。
(喜美子)はっ夏希!ああっ!
(喜美子)ああっ!ああ…ああ…。
(夏希)ちょっとあんた…。
蓮見の姉洋子はそれまでにも何度も夏希に負けていて悔しさが募っての犯行だったようです。
洋子はその事件が原因でビリヤード界から追放されそれを苦に自殺したようです。
蓮見が夏希の事を恨んでるのは間違いなさそうだな…。
ええ。
いやしかしすごいですよね喜美子さんって。
喜美子さんが夏希をかばって身代わりになってくれたおかげで夏希はけが1つなく済んだわけですからね。
まったくだ。
大したもんだよあの喜美子ってマネージャーは…。
待てよ…。
どうかしたんですか?森脇。
もう1件調べてもらいたい事がある。
失礼しまーす…。
ああ間に合った…はあ…。
なんだ…やっぱり…。
(携帯電話)森脇かどうだった?「ありました」先輩のにらんだとおりです。
ご苦労さん。
(チャイム)
(チャイム)はあ…。
おはようございます只野です。
夏希さんおはようございます只野です。
夏希さん?只野です。
おはようございます。
予定変更?今日はミルキースタジオだろ…。
しまった!
(喜美子)遅いな…。
あの子時間にルーズなとこあるからごめんなさい。
ああいえ…今日はハイヤーが迎えに行ってるんですよね?うんそうなの。
携帯は?さっきからね何度もかけてるんだけどつながんなくて。
(スタッフ)常磐さんの到着まだですか?ああごめんなさい。
もう来ると思いますので。
すいません。
ごめんなさい本当に。
あ…いえ…。
マネージャーどこよ?あんた!
(夏希)何よあんたたち。
(蓮見)おい。
(夏希)ちょっとやめてよ!
(夏希)離して…。
てめえどうする気だよ!?お前はここで自殺するんだ。
こんな卑怯な手使ってまで勝ちてえのかよ。
(蓮見)うるせえ!蓮見洋子覚えてるよな?お前のせいで俺の姉貴は死んだんだよ。
あんたあの子の弟だったの…。
(夏希)そんな事いったって実力がないから負けたんでしょ。
それに硫酸かけようとするなんて最低なのよ。
黙れ。
そんな事はどうだっていいんだよ。
お前はどうせここで死ぬんだ。
(蓮見)やれ。
おらーっ!やめろ!おやおや…。
あんたただの汚ねえマネージャーかと思ってたらヤクザもんとつるんでんのか。
誰だ?お前。
俺が誰かなんかどうでもいいんだよ。
どうでもいいんなら引っ込んどいてもらおうか。
ところがそうもいかなくてな。
ならしょうがねえ。
お前らも一緒に死んでもらうか。
やれ。
行くしかない…。
なんだおめえ…。
あ…ちょっと待って…。
ああ…ああー!やったー!大丈夫ですか?大丈夫か?あなたは…誰?ううっ…。
どうした?森脇病院だ。
はい。
大丈夫ですか?
(ノック)すいませんまだ来てなくて…。
只野ちゃんどこ行ってたの?ねえ夏希まだ来ないのよ。
どうしたのかしら?安心してください。
夏希さんは病院で元気です。
え?蓮見と男たちは警察に捕まりました。
どういう事?喜美子さん昔あなたは硫酸をかぶる身代わりになってまで夏希さんの事を守ったんですよね。
だけど…。
あの時はどうして夏希さんの事かばわなかったんですか?何が言いたいの?夏希さんの命を狙ってたのは喜美子さん…あなたですよね。
何言ってるのよバカバカしい。
了解もなく申し訳なかったんですけどあなたの部屋に入らせてもらったんです。
ネットで知り合った人に夏希さんを襲うように頼んだんですね。
そうよ。
全部私が仕組んだの。
(喜美子の声)スタジオの照明落としたのも道路で突き飛ばしたのも私がお金を払って雇った人たちがやったの。
蓮見と寝たのも夏希さんをかばうためじゃなかったんですか。
確かに。
蓮見は夏希の過去の事で私を脅迫してきた。
でも私は自分の手を汚さずに済むチャンスだと思ったの。
蓮見を利用しようと思った。
(蓮見)こんな写真が公になってもいいのか?夏希の将来はおじゃんだぜ。
そんな写真で夏希はダメになんかならないわ。
かえって人気が上がる。
何?徹底的につぶさないと…あの子はますます輝き続ける。
どうせなら…殺しましょうあの子。
でも夏希さんはあなたが育てた大切な選手なんじゃないんですか?だからよ。
私はあの子を育てるためにすべてを犠牲にしてきたの。
代わりにやけどまで負った。
なのにあの子は私を裏切って独立しようとしているの。
それで…。
あの子は私の夢だった。
私があきらめたビリヤードの才能をあの子は持っている。
それを見付けて磨いたのは私よ。
なのにあの子は私を簡単に切ろうとしている。
なんで…?ねえ…?なんでなのよ…。
もしかしたら…。
重かったのかもしれませんね。
あなたの期待や嫉妬やコンプレックスを夏希さんはいつも自分の背中に感じさせられてきたんじゃ…。
やっぱりあなた仕事出来るじゃない。
えっ?あなたタダの係長じゃないでしょ。
僕はタダの…係長です。
嘘つき…。
私…人を見る目だけはあるのよ。
夏希の事…お願いします。
(真由子)「ビリヤードのプロ選手常磐夏希さんの殺人未遂事件で常磐選手のマネージャー香田喜美子容疑者が自ら警察に出頭し逮捕されました」「喜美子容疑者は常磐選手を支えた敏腕マネージャーとして名高く…」夏希さん。
只野!何しに来たの?担当は外れる事になったんですけどせっかくですから僕にもビリヤード教えてもらえませんか?なんで私があんたなんかと…。
それに今はビリヤードなんかする気になれないの。
まあまあそう言わずに。
こう見えても僕結構強いんですよ。
はあ?着替えてきますから。
あなたは…私を助けてくれた…。
早めに決着つけるぞ。
私を誰だと思ってるの?私負けた事ないんだからね。
すごい…。
フンッ!信じられない…。
私をこんな気持ちにさせて逃げたら…コロス。
(夏希)ああー!マスワリされそう!
(久保・野村)おおおお…。
(久保)ありがとうございまーす。
フンッフンッフンッ…。
ああ…ああ…。
四つ星ホテルじゃなくてもいいわ。
(夏希の声)あなたは五つ星よー。
(紀子)この人には経歴詐称なんて関係なかったみたいね。
元暴走族のレディースだってわかってかえって人気が上がってるそうですよ。
まうちのコマーシャルがボツにならなくてよかったけど。
さ仕事しましょ。
マネージャーの香田喜美子は自分が果たせなかった夢を夏希に託した。
それが間違いだったんだな。
まあでも…せっかく自分が精魂込めて育てた選手が独立すると聞いてショックを受ける気持ちってのはまあわからなくもないですが…。
それでも誰かに夢を託すなんてしちゃいかん。
子どもに託したり夫に託したりみんなしてますが…。
夢は自分で実現するもんだ。
そうですね。
ところで今度の事で常磐夏希は一時やる気をなくしたようなんだがそれがなぜか急に「虚飾ではなくて本物の自分で再スタートして頑張る」と言ってるそうだ。
お前…まさか夏希と…。
は?僕は怖くてそんな事出来ないっすよ。
本当だろうな…?夏希さんコーヒーです。
あありがとう。
え?何?あ…いえ…。
おはようございます。
お久しぶりです。
おお只野もう帰ってきたか。
はい。
わかるわかる。
お前には無理だったんだよね営業の仕事は。
ハハハ…。
はあ…。
只野さん。
どうも。
この前女の人が「どこ触ってんのよ」って言ってたんですけど…。
どこ触ってたんですか?もう!只野さんたら…。
あの課長今夜みんなでカラオケでも行きませんか?いや…昨日も行ったばかりだからイヤがると思うよ。
そんな事ありませんよ。
上司の歌を楽しく聴いてこそ一人前のサラリーマンになれるんです。
ええー本当に聴きたいの?はい。
本当に?はい。
歌っちゃうよじゃあ!歌ってください佐川課長。
『私は課長
(「三百六十五歩のマーチ」より)』「タタタタタタタタタタタタタタタタタタタ」
(2人)「会社は歩いてこない」
(2人)「だから電車で行くんだよ」私やっぱり只野さんが好き!只野さんが映画の主人公になったら絶対観に行く!「マイホームは建ててはみたが」「新幹線の定期持ち」「日の出の前に家を出る」「毎朝ニワトリを起こします」ウワッコケッコー!「俺は課長文句あるか!ワン・ツー!ワン・ツー!」
(2人)「新聞も来てない」あそーれ!
(一同)「ワン・ツー!ワン・ツー!」
(一同)「ワン・ツー!ワン・ツー!」
(佐川)「ターラララララターラララララ」『シングルベッド』2015/11/14(土) 01:54〜03:52
ABCテレビ1
特命係長・只野仁3[再][字]

「人妻クラブの陰謀…熟女の望みが叶う夜」
「最終回スペシャル…只野が一番怖い女!」

詳細情報
◇番組内容1
電王堂の極秘企画がライバル社に漏れている事が判明。只野は企画を知っていた紀子らを調べ、情報の流出経路を探ると、紀子が企画が漏れた先の社員と付き合っている事が…。
◇出演者1
高橋克典 櫻井淳子 永井大 蛯原友里 田山涼成 近江谷太朗 斉藤優(パラシュート部隊) 三浦理恵子 梅宮辰夫
【ゲスト】東てる美、大和田伸也ほか
◇番組内容2
今回の只野(高橋克典)の特命は、電王堂と専属契約を結んでいる超有名女性ハスラー常磐夏希(梅宮アンナ)の身を守る事。担当してみるとこれが実に超わがまま女で…
◇出演者2
高橋克典 櫻井淳子 永井大 蛯原友里 田山涼成 近江谷太朗 斉藤優(パラシュート部隊) 三浦理恵子 梅宮辰夫
【ゲスト】梅宮アンナ 秋本奈緒美 前田耕陽ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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日本語
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