団塊スタイル「腰痛は怖くない!〜動いて治す最新治療〜」 2015.11.13


その思いは今も家族に引き継がれています。
パンプキンパイはターシャの人生を彩る掛けがえのないスイーツでした。
皆さんは日本の国民病とも言われる腰の痛み腰痛にお悩みではありませんか?50歳を過ぎると4割近い人にその症状が表れるとも言われています。
番組が行ったアンケートでもこんな切実な悩みが寄せられました。
「病院に行っても腰痛の原因がわからない」。
「治らない」「諦めている」。
腰痛の原因がはっきりと分かるのは椎間板ヘルニアなど全体のわずか15%。
残りの85%がレントゲンやMRI画像で見ても原因がはっきりしません。
だからこそ腰痛は治らないと諦めている人が多いのです。
ところが…。
ごく簡単に体を動かす方法が腰痛改善に大きな成果を挙げています。
介護の現場で働く人の多くが腰痛を持っていると言われていますがある施設ではこの簡単に体を動かす方法で職員の腰痛が大きく改善したのです。
どうです?この軽やかな腰の動き。
今腰痛の治療法はこれまでの常識と大きく様変わりしました。
「腰痛はとにかく安静にしておくのが一番」というのは間違い!腰への負担を軽くしてくれるベルトやコルセット。
でもあまり依存しすぎると思わぬ落とし穴が。
腰痛治療の新常識を知って腰の痛みとおさらばしませんか?腰痛に効果的な運動や高齢者に多い「脊柱管狭さく症」の対処法もお伝えします。
風吹ジュンです。
国井雅比古です。
あいてっ!今の映像見てるだけで何かね痛くなってきますね。
ある調査では日本の国民の8割が一生に一度は腰痛になる。
ぎっくり腰も含めてですよね当然ね。
そうですよね。
私も経験してますもん。
一番最初が28年前ぎっくり腰でした。
本当赤ちゃんを抱っこする時に。
次は15〜16年前に顔洗う時にギクッというのをやりました。
さてゲストを紹介しましょう。
はい。
アグネス・チャンさんです。
ようこそ。
よろしくお願いします。
アグネスです。
よろしくお願いします。
アグネスさんは腰痛は?右側乳がんの手術をしたあと右側をかばうせいなのか体がゆがんだせいかこっち側だけ長い間座ってると立ち上がる時「うっ痛い」って。
こっち側だけなんですよ。
じゃあ今日いろいろテーマはね…。
すごい楽しみ。
これで治ったらすごい快適だな。
ではまず17年もの間に慢性的な腰痛に悩まされてきた女性が登場しますが果たしてその改善策はあるのでしょうか?東京・駒込に住む…若く見えますが50歳です。
17年前重い荷物を持った時に「ぎっくり腰」を発症したのが長い腰痛生活の始まりでした。
立ち上がるくしゃみをする荷物を持つ…日常の何気ない動きの中で突然起きる激しい痛み。
ところがぎっくり腰は激烈な痛みがあるにもかかわらずMRIやレントゲンで見ても多くの場合その痛みの原因が画像上では特定できません。
健康な人の状態と変わらないのです。
一方こちらは腰痛の原因の代表格「椎間板ヘルニア」です。
腰の骨と骨の間でクッションの役割を果たす椎間板が飛び出して神経を圧迫しているのがよく分かります。
ではぎっくり腰の激しい痛みはなぜ起きるのでしょうか。
腰の骨は筋肉で支えられた「椎骨」と呼ばれる5つの骨でできています。
その骨と骨の間のクッション材椎間板は急に重い荷物を持った時などに見た目は変形していなくても内部に傷ができて激しい痛みが起きると考えられています。
また筋肉にも急な負担がかかり激しい痛みが起きる事があります。
これらがぎっくり腰の原因ではないかと考えられていますがいずれも画像診断では異常として捉えられない事が多いのです。
ぎっくり腰の強い痛み以来中野さんはこの腰ベルトが手放せなくなりました。
ぎっくり腰の再発への恐怖から中野さんは寝る時以外は腰ベルトに頼る暮らしが続いているのですが…。
そんな中野さんを腰痛から救うために一人の専門家が力を貸してくれました。
腰痛治療のスペシャリスト東京大学の松平浩先生です。
松平先生はこれまでごく簡単に体を動かす方法で慢性の腰痛に悩む人を数多く改善させてきました。
中野さんはその方法で長かった腰痛とおさらばできるのでしょうか?中野さん腰ベルトをした方が痛みが治まるって言ってましたよね。
最新の腰痛治療では…。
中野さん1か月間安静にしていました。
ぎっくり腰は安静にしている期間が長ければ長いほど再発率が高いという事も分かってきたのです。
まずは中野さんの腰痛の程度を調べます。
腰が痛くて前にかがむのも体を反らすのも十分にはできません。
そんな中野さんに勧める方法とは一体?「これだけ体操」とは足を肩幅より少し大きく開きます。
そしてお尻の骨盤に手のひらを当てあごを引き息を吐きながら腰を3秒間反らすというただこれだけの体操です。
腰の骨のクッションの役割を果たしている椎間板。
その椎間板を輪切りにしてみると「線維輪」という年輪のような軟骨組織があります。
この軟骨組織の外側には神経が通っており無理な圧力がかかると腰の痛みを引き起こすと考えられています。
腰が痛いとどうしても姿勢は前かがみになりがちです。
すると椎間板が背中側に出ようとする圧力がかかって痛みが出やすくなるのです。
腰を反らす事によってその椎間板のゆがみを元に戻すイメージで行うのが「これだけ体操」です。
あれ?最初は痛くて反れなかったのにできるようになりましたね。
わずか3分間腰を反らす「これだけ体操」を繰り返しただけで中野さんは前屈が見違えるほどできるようになりました。
おさらいをしましょう。
足は肩幅より少し大きく開きます。
手のひらを当てるのは骨盤に。
手の位置が上すぎないように気をつけましょう。
そしてあごを引いて息を吐きながら3秒間最大限に反らします。
ただこれだけです。
ありがとうございました。
助かりました。
う〜んどうですか?すごい。
拍手したくなります。
本当に明らかに曲がるようになったし痛み消えた。
あのわずかな運動で変わるんですね。
VTRにも登場した腰痛治療の専門家であり「これだけ体操」の提唱者でもある東京大学医学部付属病院の松平浩さんにお越し頂いております。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
でもそれにしても随分簡単な体操であれだけよくなるものなんですね。
よく腹筋とか背筋頑張りましょうって。
…って言われますけど。
腰痛持ちの人は続かないんですね。
ですのでまず一番シンプルで効率がいい動きだけまず覚えて頂きたいと思って提案させて頂いております。
その後中野さんどうなったですか?お会いして5日後の様子をちょっとうかがってもらったんですけども随分よくなって10年来着けてたコルセットはもうしてないという事で。
え〜。
もう呪縛から解き放たれたというような事をおっしゃってたそうです。
手放せないと言ってたあの宝物のようなコルセットを放しちゃった?はい。
というふうに伺っております。
すばらしい〜。
よかったですね。
「これだけ体操」で椎間板ですかゆがみを正すと。
それだけで効果がある?これが腰の模型なんですけどもここに骨盤があって腰の一番負担がかかるところが腰骨の4番5番で骨と骨の間が椎間板というクッションの役割をしている組織です。
それを今日はこれに例えてこれから説明します。
前かがみ猫背の状態椎間板のバランスがこういうふうになるんですね。
ゆがむイメージなんですね。
安静とかコルセットというのはこのままで保つという意味で。
ゆがみを固定してしまう可能性がある訳ですねコルセットは。
あとは痛いから安静にするというとギクッとなってもこのままで治しちゃったというイメージなのでそれをちゃんと適正なバランスに整えましょうというようなイメージのものだというふうに思って。
何か痛くて反らせない方もいらっしゃるんじゃないかな?うつ伏せになってちょっとずつでもですね反らす方向に動かしていった方がよくなる。
でもお医者様からも「安静にして下さい」って言われませんか?そうだと思うんですけどもかつてはですね安静の方がという時代もあったんですけども最近医学的根拠として安静のしすぎよりも程良く動いていった方が結果がいいと。
再発も少ないという医学的根拠がありまして2012年のですね日本の学会で出してる診療ガイドラインというのがあるんですけどもそれでも治療として安静はあまり勧めるべきではないという事が提言されています。
治療する医者の側もそういう新しい情報でそういう治療法をすべきなんだって事なんですね。
随分その指針が出てですねそういうような雰囲気作りは今だいぶ出てきているかなというふうに思っています。
先ほどの体操を実際にやってみた結果慢性腰痛が大きく改善したケースをご覧頂きたいと思います。
松平先生のかつての患者会社員の佐藤宏明さんです。
こんばんは。
よろしくお願い致します。
2005年にひどい腰痛を発症。
座骨神経痛を伴う痛みで歩くのも大変だったと言います。
診断名は…これがその時のMRI画像です。
大きく飛び出たヘルニアが神経に当たっているのが分かります。
骨の異常で最も多いとされる椎間板ヘルニア。
骨と骨の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫し痛みを引き起こします。
激しい痛みから解放されたい一心で佐藤さんは手術する事を決断しました。
2回にわたる手術でヘルニアは全て取り除く事に成功。
これで腰痛の原因はなくなり痛みは治まりました。
手術後佐藤さんは腰への負担を軽くするため主治医に勧められて2か月ほどコルセットを着け安静に過ごしました。
ところがしばらくしてドライブの最中下り坂のカーブが続いた時に腰に負荷がかかり腰痛が再発。
椎間板ヘルニアとは違う腰の痛みが始まったのです。
主治医から3度目の手術を勧められた佐藤さんは松平先生にセカンドオピニオンを求めました。
恐怖回避思考とはこういう事です。
佐藤さんには椎間板ヘルニアによる激痛の経験があります。
するとどうしても再発の不安や恐怖にとらわれがちです。
コルセットをして安静にし腰を動かさないというのが日常化してしまいます。
そうすると腰回りの筋肉が硬直し血液の流れが悪くなります。
すると痛みを発する物質が生まれ腰痛が再発します。
この悪循環が腰痛を慢性化させる原因の一つと考えられています。
この恐怖回避思考に陥ると画像上は腰の異常は全くないのに痛みがあるという不思議な状況になってしまうのです。
佐藤さんが恐怖回避思考に陥っていると考えた松平先生は手術ではなく体を動かす事で治そうと理学療法士と協力してある体操を勧めました。
それはタオルを腰に当て両手でその端を押さえておなかがベッドから離れないようにして腰を反らせる体操でした。
腰痛患者が一番嫌がる腰を反らせる動き。
それまで佐藤さんは反らせる事はもとよりうつ伏せになる事さえ敬遠していました。
ところが…。
初めて診察を受けた時の佐藤さんです。
腰をかばって猫背でとぼとぼ歩いています。
ところが1か月後には…。
走っています。
初診の時には考えられなかった変わりようです。
腰を反らす事ができた自信で腰痛への恐怖心を取り除き恐怖回避思考の悪循環を断ち切る事ができたのです。
腰痛への恐怖を取り除く重要さはこの夏に放送された「NHKスペシャル」でも紹介されています。
番組では腰の痛みに悩む人たちに映像を使って腰痛の正しい知識を知ってもらい無用な恐怖を減らそうという試みを行いました。
映像を使ったいわば…インターネットで慢性腰痛の方に参加を呼びかけたところ175人が協力してくれました。
その映像の一つがこちらです。
こうした腰痛への恐怖心を取り除く映像を10日間にわたり繰り返し見てもらいました。
するとプロジェクトに参加した175人のうち映像を見ただけで腰痛が改善したのが68人。
38%にも及んだのです。
更に体を動かす事によって恐怖心を減らす試みも行われました。
多くの職員が腰痛に悩んでいた介護施設でも1回3秒腰を反らす姿勢を職員の人たちに実践してもらいました。
2週間続けたところ腰痛が大きく改善された職員も出てきました。
2週間前まで歩けないほどの腰痛としびれがあったという看護師さんです。
それがないんですよあんまり。
歩いてても。
コルセットが手放せなかったこちらの男性は?え〜。
すごい。
びっくりしましたね。
腰かばってどうしても老人みたいな歩き方に…。
次の映像は走ってましたもんね。
何かもう若返った感じですよ。
ヘルニアが自然に治る場合もあるというところで…。
それがびっくりですね。
全部ではないんですけども逆に大きく飛び出してしまったものってそこで炎症が起こるので自分の免疫が働いてですねかえって免疫細胞が処理してくれて早く治るって事が今分かってるんですね。
今のVTRで一番私疑問に思ったのは反らして治るってのは分かるんですよ。
反らすんじゃなくて映像を見てただ見てるだけで腰痛が治るというのは魔法みたいなもん。
はい。
先ほど恐怖回避思考って出てたと思うんですけど腰を大事にする怖いというような恐怖心を取り除くという事は同じで。
今まで凝り固まった間違った考え方常識でいるんじゃなくてあれを見て「動いても大丈夫なんだ」というふうに思って頂いたって事では。
その安心感があるから…。
「じゃあ体動かそう」という。
安静とかコルセットというのはどちらかというと受動的受け身の不適切な対処法で適切な対処法をしていく事によって悪循環から抜け出す助けをですね我々はしてるだけであって自ら動いて頂くというところに僭越ながら誘導するのが我々の仕事かなというふうに思っています。
怖がっちゃいけないって事ですね。
そうですね。
冒頭でおっしゃってましたけど嫌な映像を見るとですね腰痛がない方でもそう思うんですけど。
痛みを思い出す。
腰痛持ちの方ほどですねあれで恐怖というところ自体が反応してですね筋肉がキュッと硬直しちゃって血流が悪くなって血流が悪くなると疲労物質とか痛みを出す物質が出てそれがまた痛みを感じて嫌だというような事という条件反射的な事もですね腰痛持ちの方かばってる方というのは多いって事も分かってるんですね。
「病は気から」と言いますけど全くそのとおりですね。
そうですね。
この腰痛の悪循環を脱するには腰痛の正しい情報を知る事が一番大切なんですけどもテレビをご覧の皆さん「NHKスペシャル」で紹介した映像はインターネットで番組ホームページから見る事ができます。
ですからそれを見て頂くと気持ちが切り替わる事ができて腰痛がよくなる可能性もあります。
是非ご覧頂きたいと思います。
更に「これだけ体操」を実践すれば腰痛は改善されていく。
する方が前かがみでじっとしたあとにですねリセットでやるとぎっくり腰とかなりづらいし予防にとってもいい体操じゃないかなというふうに思ってるんで皆さん習慣化して頂けたらというふうに思っています。
それでは「これだけ体操」をやってみましょう。
じゃあまずですね肩幅ちょっとぐらいに足を開いて頂いてですね。
腰を反らそうというと皆さんこの辺に反らしてて上の方で反っちゃうんですけども必ず手はですね骨盤に手を当てて。
で骨盤を腰を反らすというよりは骨盤を前にぐっと押し込むようなイメージで。
あごは引いたままこれでふ〜っと息を最大限痛気持ちいいって感じるところがちょうどだと思って3秒ぐらいやって戻すと。
簡単だな。
(アグネス)これはいいですね。
あと股関節とか前の付け根がストレッチされるぐらいのイメージですね。
そうですね。
ここが伸びる感じ。
これを前に押し込むという膝はつっぱったままですね。
ただですね一つだけお尻からですね足に向かってビビッと痛みが出たりしびれたりという場合だけは反らすと神経の圧迫が出てるという症状なのでその場合だけはちょっとやめて整形外科の先生に調べて頂いた方がいいかなって思っています。
続いては「これだけ体操」の横バージョンを教えてもらいます。
腰の左右どちらかに違和感がある人におすすめの体操です。
壁に肘をつきもう一方の手で骨盤を壁側に押しやり「く」の字型に曲げます。
左右両方やって椎間板のゆがみを正すイメージで行いましょう。
乳がんの手術を受けて以来腰の左右にゆがみを感じているというアグネスさん。
このぐらい?はいそうですね。
これはそんなに違和感ないです。
じゃあ逆をやってみましょうか。
どっちかがやりづらいとかありますか?ふだんの動きと違いますもんね。
あっこっちやりにくいです。
違和感がある方を手で押し椎間板のゆがみを直すイメージです。
戻った時に楽だったらこれは安全なんです。
今のを3回ぐらいふ〜っと息吐きながら。
そうですね。
大丈夫です大丈夫です。
で戻って下さい。
あと2回やりましょうか。
怖くなくなりました。
そうですか早いですね。
でも不思議ですよ。
この辺がす〜っとするんですよ。
この椎間板のゆがみって言うんでしょうか。
これを反って直す事はよく分かったんですけどこれを反らすって事が全ての腰痛にいいって事じゃないそうですね?そうなんですね。
団塊の世代の方に増えてくる「腰部脊柱管狭さく症」ってまた漢字で長い病気があるんですけどもその方はですねちょっと反らすとさっき神経が圧迫された場合は響くって言いましたよね。
その病気が大体10人に1人ぐらいの方が可能性として出てくるので。
つまり本当に反ってはいけない腰痛もある訳ですね。
そうですね。
体操としては続けて頂かない方がいい場合があります。
あ〜あるんだやっぱり。
この脊柱管狭さく症というのは高齢の方に多いんだそうですけれども一体どのような仕組みで起きる腰痛なんでしょうか。
脊柱管狭さく症の特徴的な症状は腰痛だけでなく脚のしびれや痛みです。
例えば背筋を伸ばして歩いていると太ももから足の裏にかけてしびれて痛み長く歩く事ができなくなります。
腰を丸めて休むと楽になり歩けるようになりますがしばらくするとまた悪化するといった症状も見られます。
背骨の内側には脊柱管という神経を束ねるパイプが通っています。
こちらが断面図です。
年を取ると脊柱管の回りのじん帯が厚くなるなどして神経を圧迫し痛みやしびれが起きるのです。
初期の脊柱管狭さく症の改善や予防に役立つのが「膝抱え体操」です。
このように両手で膝を抱えます。
こうする事で神経を圧迫していたじん帯が伸びて痛みが弱まる効果が期待できます。
疲れたら椅子に足を戻して休みましょう。
20〜30分続けるのが理想的です。
ふ〜ん伸ばすんですね。
かがめる事でね背中の脊柱が…。
逆なんですよねだから。
さっき映像にも出てましたけども団塊の世代になってくるとですねここの黄色じん帯というじん帯がだんだん年とともにだんだんだんだん厚くなってきてこれが神経を攻めてくるというかですね圧力がかかるようになってくるんですけどもそれが反らした時の方が余計強くなって脚に響くというのが脊柱管狭さく症。
腰を反らすと分厚くなったじん帯が余計に神経を圧迫するのでしびれや痛みが増します。
逆に前かがみになると圧迫が緩み症状が治まるのが脊柱管狭さく症です。
番組に寄せられたアンケートの中でですね脊柱管狭さく症で手術をしないと将来歩けなくなっちゃうんじゃないかという心配されてる方がいらっしゃったんですけど…。
とても進行がですね緩やかな病気ですので急激に悪くなるという事はほとんどありませんので適切に治療をすればですねおおむねよくなる可能性は十分ある病気だと思って下さい。
そんな怖がらなくてもいい?怖がらなくて大丈夫です。
注意しなきゃならないのはどういう症状が出てきたら?手術をして神経を緩めてあげた方がいいという明らかな症状としてはですねこの会陰部ってちょっと難しい言葉ですけど肛門の回りとか前もこの辺ですね。
この辺が熱くなってしびれるという症状が神経がいっぱい圧迫されると出てくるんですね。
あとは歩いててちょっと尿が漏れそうな感じになるとかあと歩いてて脱力しちゃって筋力が急に悪くなる。
力が入らなくなるというような事とかですね。
あと足の裏がいつもしびれてくるというような症状は早めに手術をしてもいいかなというふうに考えています。
手術は怖くないですか?最近は内視鏡といってですね傷ちっちゃくしてする手術というのがですねやれる施設も随分増えてきてお医者さんの技術もですね随分上がってきてますのであんまりそんなに心配する必要はないというふうに思っています。
さて続いては脊柱管狭さく症でお悩みだという方に取材に行ってお会いしてきたんですけどもちょっと意外な展開になります。
東京・高円寺で理容院を構える…およそ半世紀もの間立ち仕事一筋です。
失礼します。
河村さんはしびれの症状を診てもらうため松平先生を訪ねました。
まずは河村さんの痛みの出方をチェック。
体を触って神経の状態を調べます。
腰を反らせると脊柱管狭さく症の症状が出ました。
今度は前かがみの姿勢で調べます。
なんと河村さんは脊柱管狭さく症に加え椎間板ヘルニアの症状も出ている事が分かりました。
つまり膝を抱える姿勢も反る姿勢もできないのです。
でもそんな河村さんにも適した体操があります。
どちらの症状にも影響を与えず腰痛に良い体の奥の筋肉を鍛える方法です。
反る事もかがむ事もなく筋肉を鍛える体操です。
左の手を上げ右の足を伸ばします。
直接背骨を安定させる多裂筋などを鍛えます。
10秒上げたら左右の手足を入れ替えましょう。
おなかも背中も腰回りの筋肉を鍛える事は腰痛予防にも効果があるのです。
河村さんは前かがみも反らすもどちらもダメでこういう運動になった訳ですけれどあれはいろんな面で腰痛に効き目があるの?基本的にどこの関節の周囲もですねインナーマッスルといって骨に近い関節に近いところをうまく刺激してちょっと筋力をつけてあげるとですね安定もするしけがもしづらくなるのでとってもいい事なんですね。
姿勢よくするためにも筋肉が必要ですもんね。
そうですね。
腰のさっきの4番5番って言いましたけど4番5番をつないでるその一番奥の方の筋肉をうまい具合に刺激する筋トレ法がいくつかあるんですけどもその代表的な一つだというふうに思って…。
じゃあ是非これは教えてもらわないと。
腰痛予防にも効く体の奥の筋肉インナーマッスルを鍛える体操です。
まずは机に右手を置きます。
逆の左手を上げて。
そして右足をできるだけ水平に伸ばします。
1回10秒から始めて慣れてきたら30秒まで増やしましょう。
こっちの手を上げて逆の足を上げると。
太ももの裏がすごいきますね。
おなかの腹筋も結構。
腹筋もきますね。
反対の手足右手と左足を上げます。
両方で1日5分程度を目安に頑張りましょう。
時間は短いけど結構効きますね。
私はすごい足の裏効きました。
だから予防にも体を動かす事は実にいいという事なんですね。
そうですね。
まずは「これだけ体操」を覚えて頂いてそれがなじんできたらこのインナーマッスルの体操を加えて頂けるとより一層いいんじゃないかと思っています。
気をつけなきゃいけない例えば腰が痛いという時に他の事気をつける事ありますか?そうですね。
背骨にがんが転移するという病気もある訳ですよ。
痛みがすごく強かったりとか横になっててもうずく場合は一応調べて頂いてそれがなかったらこの予防体操を一生懸命やって頂ければいい結果が生まれるんじゃないかというふうに期待しております。
受け身じゃなくてこちらから動かして。
そう。
どうも今日はありがとうございました。
今日のお茶は何でしょうか?はい。
福鼎白茶餅ですね。
福建省の弱発酵の白茶。
これきれいですね。
きれいですよね。
本当名前のね「お餅」という字が入ってましたけどいかにもそれで何か着物の柄のような感じもする。
いい香りですね。
この甘さというか何て言うのかな穏やかな香りと。
白茶をこういうふうに固めたの珍しくて1年目はお茶として3年たつとお薬として7年目になると宝物って言われる珍重されるお茶なんですけど。
いや〜これは見ても楽しいですし飲んでもいいですね。
へえこういうお茶があるんだ。
続いては視聴者の皆さんからお寄せ頂いたお便りをご紹介する「私の団塊スタイル」です。
今日は宮崎県延岡市にお住まいの田邉睦美さん63歳の方から頂きました。
「3年前に1年半ほど韓国に語学留学しました。
きっかけは定年退職の直前に最愛の母を亡くしたこと。
悲しみから抜け出したいと思い興味があった韓国に行く事を決意しました。
現地では周りの若い子に刺激を受けほぼ無遅刻無欠席。
卒業式では私の年齢を知って語学学校の学院長もびっくりしていました。
今では自宅で韓国語を教えています。
韓国での体験も地元の皆さんに伝えていきたいと思っています」。
お若くてきれいで元気でいらっしゃいます。
すてき。
この「私の団塊スタイル」のコーナーでは皆さんから写真とお便りを募集しております。
趣味や仕事に打ち込んでいる輝いてる姿を是非お寄せ下さい。
皆様からのご投稿をお待ちしています。
今日は「腰痛」でしたけど。
ねえ。
痛いという恐怖感からやっぱりちょっと逃れる方法を今日は学びましたよね。
あ〜あれ面白い話でしたね。
ねえ。
というか希望になりますよね。
でも予防も今日教わりましたからいろんな運動をちょっと少しずつ意識すると変わってきそうですね将来が。
簡単ですからね。
ねっ。
2015/11/13(金) 11:00〜11:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「腰痛は怖くない!〜動いて治す最新治療〜」[解][字][再]

慢性化しやすく、国民病ともいわれる腰痛。安静にすべき、コルセットは必要、など、これまで常識とされてきた対応を見直し、動かすことで痛みを改善する方法を紹介する。

詳細情報
番組内容
「腰痛は怖くない!動いて治す最新治療」。慢性化しやすく、国民病といわれる腰痛。腰痛のメカニズムとその改善方法についてお伝えする。再発や痛みを怖がり、あまり動かさないようにすることがかえって痛みを発生させていることがわかってきた。そこで、3秒腰を反らすだけでも痛みを軽減させる効果のある運動などを紹介。シニア世代に多い「脊柱管狭窄症」についてもお伝えする。
出演者
【出演】アグネス・チャン,【出演】東京大学医学部附属病院22世紀医療センター…松平浩,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】バッキー木場

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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