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SUNTORY
YAMAZAKI
WHISKY SHOP W.
Original Whisky No.9
300ml 45%
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:粘性を感じる濃い甘さと、微かに赤ワイン系の酸味を感じる樽香主体のアロマ。奥には湿った木のニュアンスも。ドライベリーやプラムのフルーティーさ。メーカーコメントのストロベリーチョコレートとは言い得て妙。

味:香り同様の構成で、粘性のある甘くほのかな酸味を伴う口当たり。お菓子のイチゴシロップ、ドライクランベリー、赤い色の甘み。中盤はビスケットのようなオークフレーバーがあり、ほろ苦いビターなウッディネスへと繋がる。余韻は長く、徐々にタンニンが積み重なっていく。

樽感に嫌味な部分は少なく、山崎らしい味の範囲でうまくまとまっています。少量加水すると香りでフルーティーさが引き立つ印象です。


サントリーが自社の酒販サイト及び専門店、ウイスキーショップW.向けにリリースしているシングルモルトウイスキー。昨日11/16に発売となったNo,9は山崎蒸留所の原酒です。
同店のオリジナルウイスキーは300mlと少量ながら、比較的手頃な価格とそれなりにまとまった味わいで、1人2本という購入本数制限でも1000本近いWEB通販分の在庫が1週間程で売切れてしまうことも珍しくありません。(店頭販売分は比較的長く残っているので、現地では購入が可能です。)

No,9は10年以上熟成させた山崎原酒をバッティングの後、赤ワイン樽で2年間フィニッシュしたもの。 11/19はボジョレーの解禁日ですが、一足先に山崎の赤ワインが解禁というワケですね。
ワインカスクフィニッシュというと、スコッチを筆頭にだいたいが誤魔化したような味わいになり、あまり良い印象はないのですが、流石サントリーのブレンド力。ワイン樽のシェリーとは違うねっとりとした甘さが程よく出て、若干のわざとらしさもありますが、それがくどくならない範囲で全体的にうまーくまとめてきています。
ベースとなる原酒は山崎の10年モノであること以外公開されていませんが、味わいからシェリー樽はもちろん、リフィルオーク系のフレーバーも感じられます。

少なくとも2本買ってフルボトル約1本分でも8000円しないのは、原酒枯渇でリリースに苦しむサントリーにおいて実に良心的。こういう赤色系の甘口で嫌味の少ないウイスキーって、ホント少なくなってきましたよね。
通販分は即売切れてしまうでしょうけれど、現地はWEBショップ売り切れのNo,8の白州も在庫がありましたので、気になる方は大阪に行かれた際に立ち寄って見るといいと思います。


※No,9のWEB販売ページは以下です。
http://e-liquor.suntory.co.jp/apl/ossb/product/detail/prms/PRODUCT_ID__SWSW9