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米大統領 東南アジアの海軍力増強支援を表明11月17日 18時37分
フィリピンを訪問しているアメリカのオバマ大統領は、東南アジアの同盟国や友好国の海軍力増強などの目的で、2年間で2億5000万ドルの支援を行うことを明らかにし、南シナ海で海洋進出の動きを強める中国をけん制しました。
アメリカのオバマ大統領は、トルコで行われたG20サミットに続いて、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため17日、フィリピンに到着しました。
オバマ大統領はマニラ湾を訪れて、4年前、アメリカ沿岸警備隊を退役しフィリピン海軍に引き継がれた艦艇を視察し、乗組員を前に短いスピーチを行いました。
その中でオバマ大統領は「この艦艇への訪問は地域の海洋安全保障と航行の自由に対するアメリカの強いコミットメントを示すものだ」と述べ、南シナ海で人工島の造成など海洋進出の動きを強める中国をけん制しました。
そのうえで「地域の安定のためには各国の海軍力の増強とアメリカとの連携が不可欠だ」として、フィリピンに沿岸警備艇など2隻を供与するのをはじめ、東南アジアの国々に2015会計年度から2年間で合わせて2億5000万ドル、日本円で300億円余りの支援を行うことを明らかにしました。
18日からのAPEC首脳会議は、経済問題を中心に協議が行われ、南シナ海の問題は正式の議題にはなっていませんが、アメリカはこの問題についても意見が交わされるという見方を示しています。
オバマ大統領はマニラ湾を訪れて、4年前、アメリカ沿岸警備隊を退役しフィリピン海軍に引き継がれた艦艇を視察し、乗組員を前に短いスピーチを行いました。
その中でオバマ大統領は「この艦艇への訪問は地域の海洋安全保障と航行の自由に対するアメリカの強いコミットメントを示すものだ」と述べ、南シナ海で人工島の造成など海洋進出の動きを強める中国をけん制しました。
そのうえで「地域の安定のためには各国の海軍力の増強とアメリカとの連携が不可欠だ」として、フィリピンに沿岸警備艇など2隻を供与するのをはじめ、東南アジアの国々に2015会計年度から2年間で合わせて2億5000万ドル、日本円で300億円余りの支援を行うことを明らかにしました。
18日からのAPEC首脳会議は、経済問題を中心に協議が行われ、南シナ海の問題は正式の議題にはなっていませんが、アメリカはこの問題についても意見が交わされるという見方を示しています。