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日ロ首脳会談 大統領訪日の再調整を確認11月16日 6時21分
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トルコを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の16日未明、ロシアのプーチン大統領と会談し、年内の実現を目指してきたプーチン大統領の日本訪問について、期限を区切らず適切な時期に実現する方向で再調整することを確認しました。
トルコで開かれているG20サミットに出席している安倍総理大臣は、日本時間の16日午前3時すぎからおよそ30分間、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
この中で、安倍総理大臣は、エジプトでロシアの旅客機が墜落し多数のロシア人が犠牲となったことにお悔やみを伝えました。また、安倍総理大臣は「首脳会談ができて大変うれしい。われわれが頻繁に対話をすることで日ロ関係を発展させてきた。2人で日ロ関係をさらに発展させていきたい」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「経済分野では有意義な対話が行われ、日ロの企業関係者の交流も活発化している。日ロ関係を前に動かすために重要なことは、こうした形で2人で話し合っていくことだ」と述べたのに対し、プーチン大統領も肯定的な考えを示しました。
そして、両首脳は、年内の実現を目指してきたプーチン大統領の日本訪問について、今後の準備状況などを踏まえ、期限を区切らず適切な時期に実現する方向で再調整することや、引き続き首脳レベルの対話を続けていくことを確認しました。
また、会談に同席した政府関係者によりますと、両首脳は、北方領土問題を含む平和条約交渉を巡って、双方の受け入れ可能な解決策を見いだすために率直に意見を交わしたということです。
この中で、安倍総理大臣は、エジプトでロシアの旅客機が墜落し多数のロシア人が犠牲となったことにお悔やみを伝えました。また、安倍総理大臣は「首脳会談ができて大変うれしい。われわれが頻繁に対話をすることで日ロ関係を発展させてきた。2人で日ロ関係をさらに発展させていきたい」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「経済分野では有意義な対話が行われ、日ロの企業関係者の交流も活発化している。日ロ関係を前に動かすために重要なことは、こうした形で2人で話し合っていくことだ」と述べたのに対し、プーチン大統領も肯定的な考えを示しました。
そして、両首脳は、年内の実現を目指してきたプーチン大統領の日本訪問について、今後の準備状況などを踏まえ、期限を区切らず適切な時期に実現する方向で再調整することや、引き続き首脳レベルの対話を続けていくことを確認しました。
また、会談に同席した政府関係者によりますと、両首脳は、北方領土問題を含む平和条約交渉を巡って、双方の受け入れ可能な解決策を見いだすために率直に意見を交わしたということです。
「貿易経済分野の2国間協力で意見交換」
G20サミットに合わせてトルコ南部のアンタルヤで安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領が首脳会談を行ったことについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は地元メディアに対し、「第1に、貿易経済分野における2国間の協力について意見が交わされた」と述べました。
ペスコフ報道官によりますと、プーチン大統領は会談の中で、2国間の貿易額が減少していることに言及し、安倍総理大臣に対し「残念に思う」と伝えた一方、ロシアに進出する日本企業への支援を約束したということです。
また、日ロ両政府で合意しているプーチン大統領の日本訪問については、外交チャンネルを通じて引き続き訪日の時期を探っていくことで合意したとしています。
このほか、日本が国連の安全保障理事会の非常任理事国に選出されたことを受け、国連安保理での協力についても意見が交わされたということです。
一方、北方領土問題を含む平和条約交渉については触れられておらず、ロシアとしては、領土問題よりも経済協力を優先したいという姿勢を改めて示したものとみられます。
ペスコフ報道官によりますと、プーチン大統領は会談の中で、2国間の貿易額が減少していることに言及し、安倍総理大臣に対し「残念に思う」と伝えた一方、ロシアに進出する日本企業への支援を約束したということです。
また、日ロ両政府で合意しているプーチン大統領の日本訪問については、外交チャンネルを通じて引き続き訪日の時期を探っていくことで合意したとしています。
このほか、日本が国連の安全保障理事会の非常任理事国に選出されたことを受け、国連安保理での協力についても意見が交わされたということです。
一方、北方領土問題を含む平和条約交渉については触れられておらず、ロシアとしては、領土問題よりも経済協力を優先したいという姿勢を改めて示したものとみられます。