成年後見人として管理していた現金約6700万円を着服したとして、東京地検特捜部は17日、司法書士の山口雄一容疑者(63)=千葉県柏市=を業務上横領容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、成年後見についた100歳代の女性(2014年8月に死亡)の財産を相続人に引き継ぐにあたり、13年7月から14年11月までの間、女性名義の郵便局や銀行の口座から6回にわたり現金計約6746万円を引き出し、着服した疑い。
山口容疑者は東京都台東区内で司法書士事務所を経営。13年3月から女性の成年後見人を務めていた。特捜部は、山口容疑者が着服した現金の使途や余罪の有無などについて捜査を進める。
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