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 再稼働した九州電力川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)では、17日朝から、前日に続いて原子力規制委員会の最終検査が行われている。問題がなければ、午後に規制委から九電へ「合格証」などが交付され、営業運転へ移行する予定だ。

 最終検査では、規制委の検査官が原発の中央制御室に入り、設備が正常に機能しているかを確認している。

 営業運転への移行は、川内原発1号機に続き、新規制基準下で全国2番目となる。川内原発で全2基が営業運転に入れば、同原発での再稼働手続きは終了することになる。

 川内原発2号機は、10月15日に原子炉を起動して再稼働し、11月1日にフル稼働の状態になった。営業運転への移行後も発電量などは変わらないが、最終検査に合格するまでは「調整運転」の扱いとされている。(長崎潤一郎)