26歳のお母さんが、安全保障関連法制について「我が子を守るために勉強しなきゃ」と、元同級生のママたちと勉強会を始めた。「アンポ」って聞き慣れないけれど、学びたい――。きっかけをつくったのは、中学時代の恩師だった。

 「ねえ、安保法制を勉強しようよ。私たちの子どもの話だよ」。10月上旬、東京都調布市のカフェで、同市の村上友理さん(26)が言うと、「色々聞きたい」と声が上がった。中学時代の担任で元社会科教諭の西牧たかねさん(61)を、教え子のお母さんら4人が囲み、勉強会が始まった。

 「反対でも賛成でも、まず知ることだよ」。西牧さんは約1時間半の勉強会で、自衛隊員になった教え子の話などを語り、皆で安保法制の身近さを考えた。