立ったら、吐き出させてください。
おっさんである証拠うｐとかはカンベンしてください。

【スペック】

俺：
30代半ば
リーマン
バツイチ小梨
170cm↑80kg↓
フツメン（フトメン）
音ゲーマー
以下、俺

相手：
20代前半
昼福祉、夜飲み屋（スナック）
見た目ギャル系美女（板野友美さん似）
家ゲーマー
以下、板野

書き溜めてたけど投稿前に見返したらキモ過ぎた、やめよう…orz

ほんとは返事がないからだろ？書けよ

もっとおっさんのワイが来たから安心して書けや

今年になって、行きつけのスナックにかわいい子が勤め始めたんだ。
見た目の良さを全く鼻にかけた様子のない、素直でよく笑う子だった。
それが板野との出会い。
板野は水商売は初めてで、仕事はおぼつかないながらも一所懸命に取り組んでいた。
金も暇も持て余していた俺は、元々常連なのもあったけど、この子を気に入って足繁く通った。

何度目かのある日、他のお客が出払った閉店間際、ママの目を盗んで俺と板野はキスをした。
一応補足しとくと、その店は女の子にそこまでのサービスをさせる店じゃない。
あくまで女の子との会話を楽しむ飲み屋だし、お店でそういった行為のないようママも目を光らせてる。
だからこそ。いかにスナックの子とは言え、いかに酔っていたとは言え、このキスは特別だった。
当時離婚1年、ずっと彼女もおらず、金も暇も情も持て余していた俺は、板野を好きになった。
ちょろいもんだった。

それから少しの間、修羅のごとく店に通った。
板野が週4日出勤すれば、俺もその4日飲みに出た。
一回りも年下の水商売女に、いい年したオッサンが入れ込んで恥ずかしい話なんだけど。
それでも俺は、あの日のキスを信じて通い詰めた。
板野は実は客を警戒していて、プライベートにはかなりガードが固かったけど、どうにかメアドも聞けた。
店では源氏名を使ってたけど、本名も聞いた（面倒なのでここでは板野で通します）。
でも、二度目のキスはできない日が続いた。

ある時、店の他の女の子が板野に、店終わったあとカラオケ行こうと言っていたのを耳にした。
俺はダメ元で、「いーなー、俺も連れてってよ」と冗談めかして口にした。
すると店の子（高橋真麻さん似、以下高橋）は意外にもあっさりＯＫしてくれて、板野も了承した。

それまでの店通いで、俺はすでに『板野好き』を公言していた。
当の板野には『常連客のリップサービス』と受け取られていたみたいだけど。
なので高橋は、俺の気持ちを汲んで板野とくっつけようと色々してくれた。
俺も高橋のアシストのおかげで板野と楽しくじゃれ合い、年甲斐もなくカラオケオールした。
キスは、できなかった。

板野とのメールは続いていたけど、状況は芳しくなかった。
カラオケアフターが店的にはイエローカードで、板野は少し距離を置こうと言ってきた。
次の週末にはプライベートで食事に行く約束をしていたけど、キャンセルになった。
残念だったけど、世話になってる店に迷惑をかけた負い目もあって、俺はしぶしぶ了承した。

食事の約束をしていた日、暇になった俺は偶々近くに来ていた友人と街で会っていた。
その友人とはよくゲーセンで音ゲーをやってて、その日もゲーセンに行った。
俺はゲームの傍ら、板野とメールした。

俺『板野と会えなかったからゲーセン来てるわーｗ』

板『そうなんだ。ゲーム何するの？てか彼女と？ｗ』

牽制？
だが俺に彼女などいない。ここはストレートに返す。

俺『いやいやいや、彼女いねーし！ｗ野郎とだしｗｗｗ音ゲーやってるよ。って、わかるかな？音楽ゲーム』

板『音ゲーわかるし！てか俺さん彼女いると思ってたｗ』

俺『彼女いたら女の子を食事に誘ったりしないしｗ板野は何してるん？』

板『私もゲームｗモンハンｗｗｗ』

俺は手応えを感じた。
オタク文化は人によって地雷になると思い、それまでゲームについてはほとんど語らずにいた。
それが、板野はなかなかゲームに理解があることがわかったんだ。
でも焦りは禁物。
音ゲーはゲーマーの中でもイメージが割れる。
ここはまず、相手の話に乗ろう。
幸い俺も、モンハン4はやっていた。

俺『板野モンハンやるんだ！？4G？俺4ならやったけど、一人でやってたら終盤詰んだｗｗ』

板『4Gだよ！ソロは4のときより格段にキツいｗｗｗだから手伝ってもらってるｗ』

俺『マジかｗ彼氏に手伝ってもらってるの？ｗ』

ここで牽制返し！

板『うんｗ』

！？

俺『彼氏、居たの？』

板『嘘ｗ』

？？？

俺『あー、居るなら居るでしょうがないってか、教えてくれた方が嬉しいなー。』

手応えから一転、俺は現実的な思考を取り戻した。
板野はずっと『彼氏はいない』と言っていたけど、そりゃ飲み屋女の常套句、方便だ。
何年か振りの恋愛熱に浮かされて向き合わなかった、彼氏の居る可能性。
いまそれに向き合ったとき、板野は限りなく黒に思えた。
居ないと言われても、疑いは晴れないだろう。だが、

板『うん、いる…ｗ』

板野は、正直に言ってくれた。
根はやっぱり素直な子なんだ。
それだけで、俺の恋愛熱は再燃した。
彼氏がいる以上、板野とは付き合えない。
でも、隠していたことを一つ打ち明けてくれたんだ。
俺はまた一歩、板野に近づけた。
或いは、そう前向きに捉えることで、壊れそうな心を守った。

その日俺は、モンハン4Gを買った（友人にも買わせたｗ）。

彼氏持ちを知ってから、飲み屋通いは通常営業に戻った。
しかし板野とのメールは、今まで隠し事のせいでぎこちなかった部分が解消された。
今まで聞けなかった話もでき、恋愛熱で見えなかった状況をいくらか把握できた。

年末あたりから、板野は彼氏と上手く行っていなかったらしい。
副業で水をやることについて彼氏に相談し、色々と行き違いがあったそうだ。
結果、彼氏に内緒でスナックに出勤するようになり、そこで俺と出会った。
慣れない仕事の中、手際の悪い自分を優しく気遣ってくれる俺のことが少し気になりだした。
俺の態度もまんざらでなかったので、ついキスしてしまった、と。

そして、今は彼氏と寄りを戻している、とのこと。

こうして書き出すといかにもビッチなんだけど、恋愛熱を患う俺は超理論で客観的視点を闇に葬った。
板野にとって俺が特別な存在になりつつあったから、なびいてしまったんだと。
そして俺は思った。「また、波が来る。」
気分はサーファーだった。バカ丸出しだ。

板野は、食事やデートに誘うとはっきり断ってくるものの、会話自体は続いていた。
LINEも繋がった。アイコンには、イケメンとキスする板野がいた。
それでも俺は、いつか来るビッグウェーブを信じ、板野との他愛ない会話を楽しんだ。

【彼氏スペック】
板野の二つ↑
自動車関係工場作業員
今風イケメン
筋トレが趣味
ワンピースが好き

それからしばらくは、主にモンハンの話をしていた。
板野はネットには繋げていない（と言うか繋ぎ方とかわからない）らしく、一緒に狩りはしていない。
＃まあこれは本当かはわからないんだけど、話した感じ嘘じゃないと思う。
俺の方がかなり遅く始めてるのもあって、初めのうちはいろいろと教わった。
と言っても基本は4と変わらないんで、新モンスを板野がどう戦ったかとかそんな話だったけど。
俺はひと月ほどで板野よりゲームを進め、会話の頻度も減っていった。
店には2週に1回程度顔を出し、連絡もその程度になった。雌伏の時だ。

そんな日々を過ごすうち、俺の板野熱は落ち着きを見せ始めた。
次の波は来ないかも知れない。自分の心を守るため、その覚悟を持つようになった。

板野も板野で、店でのガードが綻びはじめた。
あるときなど、客に本名で呼ばれ、LINEのアイコンについて突っ込まれていた。
本名バレは何人かいるようだった。LINEはわからないけど、他にもう一人くらいはいると思う。
彼氏がいることについては、隠しきれなかったことが何度かあるようだった。
先手を取っていたつもりだったのに、その優位は失われつつあった。
板野狙いの客は他にもいたし、そのほとんどは俺より若くイケメンだった。

こうなってくると、もはや板野に彼氏がいることが俺にとっての救いになった。
全部とは言わないまでも、彼氏がいることで板野をあきらめる若者は多いはずだ。
彼氏がいてもお構いなしの手練れには、対抗できないのだけれど。

彼氏も含め、他人を気にしてもしょうがない。
俺は、機会があるたびに板野に好意を伝えていた。
自分からその話題を振るのはさすがに控えていたつもりだが、
それでもそういう話題になれば、これでもかと自分の気持ちをアピールした。
板野は、時に信用なさげに、時に興味なさげにそれをあしらっていた。

転機は7月に訪れた。
それは俺からの他愛もない連絡で、バーベキュー自慢をLINEした返しだった。

板『私もさっき焼肉食べたよ！…彼氏でもない男と』

やられた――！

出会いから一気に詰めた板野との距離は、半年の期間を経て他の男に追い抜かれた。

それでも俺にとって幸運だったのは、板野からそれを聞けたことだ。
普通はそんな話を、自分狙いの客にすることはないだろう。
話題を振ったタイミングが良かったんだろうと思う。
それに加え、俺がある程度の信頼を得ていると解釈してもいいと思った。

俺『え！じゃあ俺とも行こうよ！ｗ』

おどけた口調でショックを押し隠し、ダメもとで自分をねじ込む。

板『いいよ！今度行こうｗ』

やった――！

何故彼氏でない男と食事することになったのか、彼氏はどうしたのか、
そんなことはもうこの際後回しだった。

気付けば、板野のLINEのアイコンは彼氏とのツーショットではなくなっていた。

板野とのデートは、2週間後の日曜の予定となった。
板野はすぐにでも行きたいような口ぶりだったが、翌週は俺の方に外せない用事があった。
どこに行く？何をする？それから少しの間、板野と頻繁にやり取りした。

LINEでのやり取りが温まったころ、俺は店に顔を出した。
店では、板野とのプライベートな話は極力しない。
しかし、他愛のない話の中にも板野の反応がとても良いことが伺えた。

――波が、来るかもしれない。

板野とキスをしたあの日のような手応えを、俺は感じていた。
…キスはやっぱりできなかったけどねｗ

その日ラストまで居座った帰り、板野から速攻でLINEが入った。

板『今日すっごい楽しかったね！いっぱい話せて嬉しかった！』

俺『板野すげえノリノリだったよなｗキスできそうだったｗｗｗ』

板『してよかったのに!ｗ』

！？

板『…なんてね！ママに怒られるからダメだよねｗ』

俺『見つからなかったらいいの？ｗ』

板『わかんないｗｗｗ』

――波、来てません？

板『来週末が待ち遠しすぎるｗ早くプライベートで会いたいねｗ』

俺『それな。すぐにでも会いたいわｗ』

板『私も、会いたい…ｗ』

――乗るしかない、このｒｙ

俺『会っちゃうかｗ』

板『どうしよｗｗｗ』

俺『駅、来れる？』

板『…うんｗ』

うわあああああああああああああああああ！！！
あああああああああああああああああ！！！
あばばばっばばばばばばっばばば！！

20分後、俺と板野は駅にいた。

さらに10分後、2人は俺の部屋にいた。

部屋の汚さを詫び、「座るとこないねー」なんて言いながらベッドに座らせ、
大きなぬいぐるみを渡して抱っこさせ、少しお喋りし…
ひと段落ついたところで、ぬいぐるみに「そこ、替われ」と言って脇にどけ、夜がスタート。

半年間求めて止まなかった、2度目のキス。
それから、数えるのがバカらしいほどキスを繰り返す。
抱きしめて、またキス。板野の身体を貪る。
一つ一つ、障害を取り除く。板野が間違いなく女性であることが確認できた。
前戯、合体。約2年ぶりのセックス。執拗に繰り返すキス。

俺は神に感謝し、両親に感謝し、板野に感謝し、半年間諦めなかった自分に感謝した。

コトが終わると、空が白みかけていた。
板野を駅からタクシーで帰らせ、僅かばかりの仮眠をとり、身支度し、出勤。
寝不足だったけど、眠くはならなかった。

板野とはLINEでたくさん話した。
お察しな過去話など、ここでは書かないが色々聞いた。
ぶっちゃけ痛々しい遍歴をお持ちだったが、ビッチではなかった。…と、思う。
今は、ビッチではないとは言えないんだろうね。
俺とのことはとても気にしていた。まだ彼氏とはっきり別れているわけではないから。
このままじゃ良くないよね、とは伝えた。

その週の週末は、予てからの約束で友人♂と3人で小旅行に出かけた。
これがなければ板野とデートできたな…と思わなくもなかったけど、
それはそれとして旅行は楽しんだ。

旅行から帰ると、板野のLINEアイコンが彼氏とのツーショットになっていた。

俺『彼氏と寄り戻したの？』

直球。

板『うん…』

それ以上は、聞けなかった。
発狂しそうだった。
とにかく吐き出したくて、経過を書き溜めることにした。

正直なところ、旅行に行かなければあるいは…と思わなくもない。
3度目の正直とも言うし、もう1度波が来ると思いたい自分もいる。
入ってしまったスイッチが痛い。

――以上が、このスレを立てるに至った経緯です。

俺に現実をわからせてやってはもらえまいか

板野からLINE来た…けど、

『おや！』

って…
勝手に寝ろよ…

＃うれしい

辛辣な否定を喰らう覚悟だったけど、
思いの外自分自身がデモデモダッテだった
目が覚めるような何かテクニック的なものはないだろうか