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岸田外相 南シナ海問題で比の立場を支持11月17日 7時21分
岸田外務大臣は日本時間の16日夜、訪問先のフィリピンでデルロサリオ外相と会談し、南シナ海の島々の領有権を巡って中国と鋭く対立しているフィリピンの立場を支持する考えを示しました。
フィリピンのマニラを訪れている岸田外務大臣は、日本時間の16日夜、APEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議の初日の行事が終わったあと、フィリピンのデルロサリオ外相と会談しました。
このなかで岸田大臣は、フィリピンが南シナ海のほぼ全域が自国の管轄下にあるという中国の主張は認められないとして、オランダにある仲裁裁判所に申し立てを行ったことについて、「国際法に基づき平和的な解決を目指すものだ」として支持する考えを示しました。
さらに岸田大臣は、先月、仲裁裁判所が裁判の対象にならないとする中国の主張を退け、審理を本格化させることを決めたことを受け、「新たな段階に進んだ裁判の推移を注視している」と述べました。
これに対し、デルロサリオ外相は「日本が常にフィリピンの立場を支持してくれていることに感謝している」と応じました。そして両外相は、南シナ海を巡る問題の前進に向け、今後も情報共有を含め緊密に連絡を取り合っていくことを確認しました。
このなかで岸田大臣は、フィリピンが南シナ海のほぼ全域が自国の管轄下にあるという中国の主張は認められないとして、オランダにある仲裁裁判所に申し立てを行ったことについて、「国際法に基づき平和的な解決を目指すものだ」として支持する考えを示しました。
さらに岸田大臣は、先月、仲裁裁判所が裁判の対象にならないとする中国の主張を退け、審理を本格化させることを決めたことを受け、「新たな段階に進んだ裁判の推移を注視している」と述べました。
これに対し、デルロサリオ外相は「日本が常にフィリピンの立場を支持してくれていることに感謝している」と応じました。そして両外相は、南シナ海を巡る問題の前進に向け、今後も情報共有を含め緊密に連絡を取り合っていくことを確認しました。