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中学生自殺 11人がいじめとみられる場面目撃
11月16日 23時55分

名古屋市の男子中学生がいじめを受けたとして自殺したことについて、市の教育委員会は、生徒への聴き取り調査の結果、男子中学生に対するいじめとみられる場面を11人が直接見たと証言したことを明らかにしました。
今月1日、名古屋市の地下鉄の駅で12歳の中学1年の男子生徒がいじめを受けたとする遺書を残して自殺したことを受けて、名古屋市教育委員会は同じクラスや部活動に所属する生徒97人から聴き取りを行い、16日に開いた会合で結果を報告しました。
それによりますと、聞き取りを行ったうち11人が、男子生徒へのいじめとみられる場面を直接見たと証言したということです。具体的には、男子生徒が所属していた部活動の運動部で「弱い」などと言われているところを見たり、ほかのクラスの生徒から体型に関する悪口を言われているのを見たりしたということです。
一方、男子生徒本人からいじめに関する話を聞いたという生徒は3人で、「部活動で先輩から走らされてしんどい」などと告げられたと話しているということです。
会合のあと名古屋市教育委員会の梶田知委員長は、「いじめがあったと断定している」と述べたうえで、「亡くなった生徒の心の傷になってしまったことは紛れもない事実であり、重く受け止めている」と話しました。
教育委員会は今後、第三者委員会なども開いて、自殺に至った経緯を引き続き調べることにしています。

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