仏テロ:専門家「韓国もISの標的になりうる」

仏テロ:専門家「韓国もISの標的になりうる」

 「韓国もイスラム国(IS)のテロのターゲットになり得る。西欧の同盟国が対IS戦争に積極的に参加しないよう脅すためだ。昨年、エジプトのシナイ半島で韓国人観光客がイスラム過激派の自爆テロの犠牲になった事件を忘れてはいけない。細心の注意が必要な時期だ」

 国際テロ専門家のシャウル・シャイ・イスラエル対テロ国際研究所(ICT)上級研究員(60)=写真=は14日(現地時間)、本紙とのインタビューで、「パリ市内の中心部で組織的なテロ犯罪が起こったということは、今や世界のどこにも安全地帯はないことを意味する」と語った。シャイ氏はイスラエル軍の情報部出身で、2007年から09年までの同国の国家安全保障会議副議長を務めた。

 シャイ氏は「フランスは全人口の8%がイスラム教徒で、国内外のイスラム教徒の出入りが頻繁な欧州諸国の一つだ。中東のイスラム過激派はこうした特徴を利用、フランスに入って協力者を探すなどしてテロを計画したのだろう」と推測した。

 また、「フランスのイスラム教徒のほとんどは穏健で、過激派に反対しているが、一部は社会の主流になれないことを理由に反感を抱き、過激派の思想を選択する傾向もある。中東は現在、政治的地形が入れ替わる時期にあり、テロ活動はこうした現象の一部だ」と分析した。

エルサレム= ノ・ソクチョ特派員
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