今年9月、光州市でベンツの所有者がゴルフクラブで自分の車を破壊し、動画を撮影してインターネット上にアップした事件をめぐり、メルセデス・ベンツ・コリアが結局、問題の車種(S63 AMG 4MATIC)をリコールする方針を固めた。
国土交通部(省に相当)は15日「メーカー側の自主的な調査の結果、当該車種のエンジン制御プログラムに欠陥があり、走行中にスピードを落とすとエンジンが切れて、車が止まってしまうという問題があることが判明した。来月初めにリコールを実施する見通しだ」と発表した。リコールの対象は、2013年5発13日から同年9月18日までに製造された「S63 AMG」555台だ。メルセデス・ベンツ・コリアは「今回のリコールは、本社による品質モニタリングで欠陥が見つかったため、自発的に決定したものであり、9月に発生した破損事件とは別個だ」と説明した。