防衛事業不正合同捜査団、容疑者の資料をFBIに要請

 韓国政府の防衛事業不正合同捜査団は15日、米国法務省と連邦捜査局(FBI)に対し、武器ブローカーのハム・テホン容疑者(59)の銀行口座の入出金に関する資料を提供するよう要請した、と発表した。

 防衛産業S社とE社を運営するハム容疑者は、チェ・ユンヒ元合同参謀議長やチョン・ホンヨン国防科学研究所長らに対し、金品を提供しロビー工作を行った疑いが持たれている。

 合同捜査団は、米国の市民権を有するハム容疑者が、韓国政府を相手に納品をめぐる詐欺行為を繰り広げ、その収益金を米国に持ち出していたとされる疑惑についても捜査を進めている。

 合同捜査団は今月11日、チョン所長らに対しロビー工作を行った容疑で、ハム容疑者に対する逮捕状を請求したが、裁判所に却下された。合同捜査団は補充捜査を通じ、あらためて逮捕状を請求する方針だ。

ソク・ナムジュン記者
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