ゴルフで韓日交流「友情の和音で騒音をかき消そう」

ゴルフで韓日交流「友情の和音で騒音をかき消そう」

 「韓日の将来有望な若いゴルファーたちが友情を築くこの大会が、両国の調和と発展の助けになればと切に願っています」

 13日、韓国より少し遅れて紅葉が色づき始めた鳥取県米子市の大山ゴルフクラブ。国交正常化50周年を記念して開催される第1回韓日ゴルフ代表親善試合の前日だったこの日、大韓ゴルフ協会ホ・グァンス会長(サムヤン・インターナショナル会長)と在日韓国人2世でパチンコ店経営などを手がけるYAMAZENグループの崔鐘太(チェ・ジョンテ)会長は感無量の表情だった。長年親交を温め、ゴルフを通じて韓日関係に役立とうと心を一つにして頑張ってきたことが実を結んだ。崔会長はこれまで韓国ゴルフ界の発展に寄与した功績を認められ、今年1月に海外在住の韓国系としては初の大韓ゴルフ協会理事に選任された。

 今回の大会では、プロ大会で好成績を挙げた韓日のアマチュア代表各8人、計16人が14日と15日に国別対抗戦を行う。両国のゴルフ協会が協力してこの大会を発足させると、韓国外交部(省に相当)と日本の外務省が正式に後援することになった。

 大阪で実業家として成功した崔会長は、高校の時サッカーの有望選手だったが、日本代表になるには日本国籍を取得しなければならないという規定のため夢をあきらめた。その代わりに日本で活躍する韓国人プロゴルファーたちを長年にわたり支援してきた。日本のゴルフ週刊誌「パーゴルフ」は10年前、「兵庫県神戸市の崔鐘太さん宅は韓国のゴルファーたちにとってオアシスのような場所」「崔さんは日本でゴルフ韓流を作った人」と紹介した。金鍾徳(キム・ジョンドク)、崔京周(チェ・キョンジュ)、Y・E・ヤン(梁容銀、ヤン・ヨンウン)、S・K・ホ(許錫鎬〈ホ・ソクホ〉)、I・J・ジャン(チャン・イクチェ)ら男子プロゴルファーのほか、最近はイ・ボミなど数多くの女子プロゴルファーも崔会長の支援を受けた。

 崔会長は今回の大会でゴルフ場を提供し特別顧問も務めるなど、多忙な日々を送っている。韓日のゴルファーが友情の対決を繰り広げるというテレビCMも放映されている。今回の大会が開催される場所は、「竹島の日」(2月22日)で韓日の確執が毎年申告になっている島根県の隣の県にある。崔会長は「今後も友情の和音で騒音をかき消すよう頑張りましょう」と語った。

米子(鳥取県)=閔鶴洙(ミン・ハクス)記者
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