アロチで闇賭博場 容疑の店長ら7人逮捕
和歌山市の繁華街アロチで賭博場を開いたとして、県警生活環境課などは14日、同市中之島の「メンバーズクラブJ」店長、湖山順三こと盧順三容疑者(43)と従業員の男女6人を賭博場開帳等図利容疑で現行犯逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
同課によると、7人は共謀して同日午前5時10分ごろ、同市友田町のテナントビル8階にある同店内で、客4人に換金可能なチップを賭けさせて、トランプを使ったバカラ賭博をさせた他、客から手数料名目に金銭を徴収して利益を図った疑い。「アロチのテナントビル一室にバカラ賭博場がある」との情報を入手した同課などが夏ごろから内偵捜査を進めていた。今回の摘発で、バカラ台2台やスロット台5台、チップ、現金約850万円を押収。従業員らは、ディーラーや監視役など担当を分担していたという。店にいた客の男女4人も賭博容疑で逮捕した。
店は会員制で、紹介を募り客を得ていたという。営業は、日曜日以外の夜から朝ごろまで行っていたとみられている。同課が経営実態の解明を進めている。