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[パリ 14日 ロイター] - フランスの首都パリで13日夜、銃撃や爆弾によるレストラン、コンサートホール、スタジアムなどへの複数の襲撃が市内各地でほぼ同時に発生した。同事件は過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出している。
以下は、フランス検察当局のモラン検事が14日に行った記者会見を基に事件の経過を追ったもの。時間は現地時間。
11月13日(金曜日)
午後9時20分──パリ北郊サンドニにある国立競技場「スタッド・ド・フランス」の入り口付近で、犯人が爆発ベルトを作動。同会場では独仏サッカー親善試合が行われており、オランド仏大統領や独外相が観戦していた。この爆発によって自爆犯1人と通行人1人が死亡。
午後9時25分──パリ10区、ビシャ通りとアリベルト通りが交差する地点にあるバー「カリヨン」と、カンボジア料理店「プティ・カンボッジ」のテラス席にいた客が銃撃される。15人が死亡、10人が重症を負った。
午後9時30分──「スタッド・ド・フランス」の外で2発目の爆発が発生し、自爆犯1人が死亡。
午後9時32分──11区、フォンテーヌ・オ・ロワ通りとフォブール・デュ・タンプル通りが交差する地点のバー「アラボンヌビエール」が銃撃される。5人が死亡、8人が重症を負った。
午後9時36分──11区、シャロンヌ通り近くのレストラン「ラ・ベル・エキップ」が銃撃される。テラス席にいた19人が死亡、9人が重症を負った。
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