2015/11/16 Mon 06:40更新
県内のデータ流用もう一件はJR寮
旭化成建材のくい打ちデータ改ざん問題で改ざんされた県内2つの施設のうち、新たに発覚した1件は金沢市内にあるJR西日本金沢支社の社員寮だったことが分かりました。新たにデータの流用が明らかになったのは金沢市鳴和町にあるJR西日本金沢支社の社員寮「翔鳴寮」です。金沢支社によりますとけさ、旭化成建材から工事を請け負った建設会社を通じて連絡が入り「くい打ち工事に関してデータの流用があった」という内容の報告を受けたということです。この建物は2005年に運用を開始した鉄筋コンクリート造りの8階建てで男性社員の単身寮として現在およそ250人が利用しています。建設工事を請け負ったのはJR西日本グループの大鉄工業でくい打ち工事のセメント量や当時の現場写真などを緊急調査した結果、異常は見つからなかったということです。金沢支社は「安全性に問題はないと判断しており今後も継続的に使用していく」とコメントしています。寮に住んでいる社員にはすでに報告を済ませ、現在のところ心配する声は上がっていないということです。