スマートフォンが爆発的に普及する中、盗撮事件が多発している。警察庁によると、2010年の盗撮による検挙件数は1741件だったが、14年は2倍近い3265件と激増。昨年、盗撮に使用されたカメラはスマートフォンが1824件で約56%を占めるという。
盗撮犯を狙う、新たな犯罪も出てきている。都内の渋谷、新宿などの主要な駅では「盗撮ハンター」と呼ばれるグループが出現。男女グループで、女性が盗撮を誘うような服装でエスカレーターなどに乗って盗撮犯をおびき出し、写真を撮らせると、複数の男性が現れて示談と称して金銭を要求する。河西弁護士は「盗撮犯も後ろめたいことをしているので通報しないため、横行しているようです」と話した。