日本郵便関東支社は16日、マイナンバーの通知カード入り郵便物を川越市と上尾市で各1通誤って配達したと発表した。同支社は9日、新座郵便局管内の新座市で4日に同様の郵便物1通を誤配達していたことを発表、陳謝していた。
同支社によると、12日午後5時半ごろ、川越西郵便局の女性配達員が川越市の一戸建て2世帯住宅に簡易書留でマイナンバー郵便物2通を配達した際、2通のうち1通を近くの集合住宅1世帯の同郵便物1通と取り違え、住所、氏名を読み上げずに手渡した。その後、2世帯住宅の1通が残っていることに気付き、再度1通を届けた。誤配達に気付いた同世帯が翌13日午前8時半ごろ、郵便局に届け出た。
13日午後4時40分ごろ、上尾市にある同姓の隣家同士の一戸建て住宅計2世帯に、上尾郵便局の男性配達員が同郵便物各2通を配達した際、1世帯に隣家分1通を含めた計3通を届けた。2通は住所、氏名を読み上げたが、3通目は名前だけの確認だった。誤配達に気付いた同世帯が郵便局に届け出た。
同支社は13日以降、いずれの誤配達も正当な受取人や配達先などにお詫びと状況報告を行ったという。同支社の渡辺浩本部長は「受取人をはじめ関係者に多大な迷惑をかけて誠に申し訳ない」と謝罪するとともに「思い込みが誤配達の原因。ロールプレイなどで配達員に氏名と住所を読み上げ、印鑑と配達物が合致しているかを確認する作業を徹底させたい」としている。
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