朴大統領 国際社会のテロ根絶努力に賛同
【アンタルヤ(トルコ南部)聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が15日(現地時間)、トルコ南部のアンタルヤで20カ国・地域(G20)首脳会合のワーキングランチに出席し、国際社会のテロ対策に積極的に協調する意向を示した。
パリ同時多発テロを受け、朴大統領は犠牲者と遺族、フランス国民へ弔意を表した後、「このテロはフランスだけでなく国際社会全体に対する攻撃行為で、わが政府は国際社会のテロ根絶の努力に積極的に賛同する」と述べた。
G20は金融と世界経済を話し合う首脳会合だが、パリ同時多発テロを受け、通常の首脳宣言とは別に対テロのG20声明を発表することになった。
また、朴大統領は今月末にパリで始まる国連の気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に言及。世界の温室効果ガス排出量の90%を占める約160カ国が気候変動対策として自主的な国別目標案である約束草案(INDC)を提出したとし、「韓国もこうした国際社会の努力に積極的に賛同しようと、意欲的な温室効果ガス削減の寄与案を提出した」と述べた。
16日に採択されるG20首脳宣言では、地球温暖化対策の新たな国際枠組みを目指すCOP21の成功に向けた協力のメッセージが盛り込まれる予定だ。朴大統領はCOP21の成功が各国の取り組み成功への試金石になると強調しながら、首脳宣言の内容をまとめる上で各国首脳がさらに努力する必要があるとした。また、新たな国際枠組みを定着させるには、各国が気候変動への対応を負担ではなく未来の成長エンジン創出の新たな機会ととらえるよう、認識の転換が重要だと述べた。
韓国は温室効果ガスを削減させると同時に新成長エンジンを創出するため、再生可能エネルギーとエネルギー貯蔵システム(ESS)、環境対応型エネルギータウン、電気自動車、スマートファームの四つのモデルを中心にエネルギー新産業に取り組んでいると紹介した。その過程で培った技術とビジネスモデルを途上国と共有するため、韓国に事務局がある国際機関のグリーン気候基金(GCF)と協力している。
朴大統領はワーキングランチ前の記念撮影でロシアのプーチン大統領の隣に立ったが、その後、オバマ米大統領、安倍晋三首相ともそれぞれ握手を交わした。朴大統領が安倍首相に会うのは、2日にソウルで開催された首脳会談以来だ。
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