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腹くう鏡で肝臓手術 事前登録制度始まる11月11日 17時01分
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群馬大学附属病院などで腹くう鏡の手術を受けた患者が相次いで死亡し、大きな問題となったことを受け、日本肝胆膵外科学会は今後、腹くう鏡で肝臓の手術を行う場合には、手術前から学会のシステムに1例ずつ登録するよう全国の医師に求める異例の取り組みを始めたと発表しました。死亡例などが続けば調査や指導を行うことにしています。
腹くう鏡の手術を巡っては、群馬大学附属病院や千葉県がんセンターで患者が相次いで死亡していたことが分かり、手術を安全に行う体制が十分でなかったことや医師の技量不足などが指摘されました。
これを受け、日本肝胆膵外科学会と肝臓内視鏡外科研究会は11日に会見し、特に手術が難しい肝臓について、今後、腹くう鏡を使う場合には、1例ずつ学会のシステムに登録する取り組みを始めたと発表しました。
具体的には、手術前に倫理委員会の承認の有無などを、また手術後や退院の際には出血量や合併症の有無、それに死亡例などのデータを登録します。
データは学会がおよそ3か月ごとに検証し、死亡例や再手術が続く場合には調査や指導を行うほか、より安全性の高い手術法についても検証していくということです。
日本肝胆膵外科学会の宮崎勝理事長は「患者が安心して手術を受けることができるよう、学会の責任として、できるだけリアルタイムに情報を把握していきたい」と話しています。
これを受け、日本肝胆膵外科学会と肝臓内視鏡外科研究会は11日に会見し、特に手術が難しい肝臓について、今後、腹くう鏡を使う場合には、1例ずつ学会のシステムに登録する取り組みを始めたと発表しました。
具体的には、手術前に倫理委員会の承認の有無などを、また手術後や退院の際には出血量や合併症の有無、それに死亡例などのデータを登録します。
データは学会がおよそ3か月ごとに検証し、死亡例や再手術が続く場合には調査や指導を行うほか、より安全性の高い手術法についても検証していくということです。
日本肝胆膵外科学会の宮崎勝理事長は「患者が安心して手術を受けることができるよう、学会の責任として、できるだけリアルタイムに情報を把握していきたい」と話しています。