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世界トップのビールメーカーが2位を買収で合意11月11日 22時57分
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世界トップのビールメーカーでベルギーに本社を置くアンハイザー・ブッシュ・インベブは11日、世界2位のイギリスのSABミラーを日本円で13兆円余りで買収することで正式に合意したと発表し、日本のビール大手各社の戦略にも影響を与えることになりそうです。
発表によりますと、世界トップのビールメーカーで、「バドワイザー」などのブランドを持つアンハイザー・ブッシュ・インベブは、「ミラー」などのブランドで知られる世界2位のビールメーカー、SABミラーを買収することで正式に合意しました。買収金額はおよそ710億ポンド(13兆2000億円余り)で、食品メーカーの買収や合併としては過去最大の規模となります。
両社は、成長が見込めるアジアやアフリカでの販売を強化することにしていますが、買収が完了すれば、世界シェアが30%を超える巨大ビールメーカーが誕生することになるだけに、今後、各国の規制当局から承認が得られるかどうかが焦点となります。
とりわけ、両社のシェアが高い中国などで、事業の売却を迫られるものとみられ、これらの事業を巡って世界のメーカーが相次いで買収に乗り出す可能性もあり、日本のビール大手各社の戦略にも影響を与えることになりそうです。
両社は、成長が見込めるアジアやアフリカでの販売を強化することにしていますが、買収が完了すれば、世界シェアが30%を超える巨大ビールメーカーが誕生することになるだけに、今後、各国の規制当局から承認が得られるかどうかが焦点となります。
とりわけ、両社のシェアが高い中国などで、事業の売却を迫られるものとみられ、これらの事業を巡って世界のメーカーが相次いで買収に乗り出す可能性もあり、日本のビール大手各社の戦略にも影響を与えることになりそうです。