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中国の新車販売 政府の下支え効果で増加
11月11日 21時52分

中国の先月の新車の販売台数は、政府が打ち出した販売下支え策の効果で、去年の同じ月より11%余り増加しました。
中国自動車工業協会の発表によりますと、先月の中国の新車の販売台数はおよそ222万1600台と、去年の同じ月より11.7%増え、10か月ぶりに10%を超える伸びとなりました。
これは、中国政府が排気量が1600CC以下の自動車を購入する際の減税措置を行ったほか、エコカーを対象にナンバープレートを取りやすくしたことで、主力のセダンの販売が増加に転じたことなどによるものです。
中国自動車工業協会の董揚常務副会長は記者会見で「9月末に打ち出された政府の自動車の販売促進策が、明らかに効果を挙げている」と述べました。
一方、先月の国別の乗用車の販売で、日本車はおよそ31万2600台と、去年の同じ月より11.2%増えました。ただ国別のシェアでは、日本は16.1%と前の月より0.4ポイント下落し、ドイツとアメリカもそれぞれシェアを落とした一方で、小型車が強いとされる中国は41.6%と2ポイント近く上昇しました。
中国経済の専門家は「自動車は企業の生産や貿易など経済への波及効果が大きく、中国政府として販売の不振を当面は食い止めた形だが、自動車の販売が回復基調に向かうかどうか、年末商戦の行方を注意深く見る必要がある」と話しています。

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