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日本企業も「爆買い」需要取り込む動き
11月11日 11時16分

中国の「独身の日」に合わせて、日本の企業の間でも「爆買い」の需要を取り込もうという動きが出始めています。
ネット通販大手の「楽天」は、去年から、日本の商品を紹介する特設のホームページを作り、ことしも今月24日まで設けます。具体的には、11日にちなんで、中国の通貨で「11元」、円に換算して200円程度に設定した家電など格安の商品をそろえたほか、日本円で1万5000円以上購入した客には、日本からの配送料を3000円まで負担するサービスなどを行っています。海外向けサイトを担当する楽天の安留良治副部長は「独身の日は中国で通販がいちばん伸びる日なので、日本の商品のよさを打ち出していきたい」と話していました。
このサイトを利用している店舗のうち、北海道の新千歳空港で地元のお菓子などを販売する土産物店を運営する会社は、去年、初めて中国の「独身の日」に合わせて日本からの配送料を実質的に無料にするキャンペーンを行ったところ、海外向けの年間売り上げ1億円のうち、11月の1か月間だけで4000万円を記録したということです。今回は、ネット通販用のお菓子の在庫を通常の10倍に増やしたほか、現地でも人気があるという日本のランドセルにお菓子を詰め合わせた福袋を用意し、去年以上の売り上げを目指しています。山ト小笠原商店の小笠原航社長は「ネット通販の世界では、地元ならではの商品を販売するチャンスがある。独身の日をきっかけに海外向けの売り上げを伸ばしたい」と話していました。
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