ドバイで国際モーターショー始まる

11月11日 8時01分

ＵＡＥ＝アラブ首長国連邦のドバイでモーターショーが始まり、原油安の影響が懸念されるなかでも自動車販売の好調が続くペルシャ湾岸地域の消費者をターゲットに、メーカー各社が最新モデルを展示しました。

２年に１度開かれるドバイ国際モーターショーが１０日から始まり、世界各国から１５０を超える自動車メーカーなどが、最新のモデルなど６００台を展示しています。
産油国のＵＡＥをはじめペルシャ湾岸諸国は原油安による経済成長率の鈍化が懸念されていますが、自動車業界は好調を維持していて、主催者によりますと、ことしは去年に比べて５％の増加となる、およそ１９０万台の販売が見込まれています。
会場にはメーカー各社が高級車を展示し、アメリカのメーカーは自国のモーターショーに先駆けて最新モデルを発表したり、イギリスのスポーツ車メーカーは中東地域の顧客をターゲットに製造する特注モデルを披露したりして、早速、訪れた客と商談していました。
メーカーの中東地域の代表は「客はより慎重になり、支払う金額に見合った価値が車にあるのか見極めて購入すると思うが、まだ高級車に対する需要は高く、今後も売る自信がある」と話していました。
モーターショーには日本のメーカー各社も、高級車のほか、特に販売が好調なＳＵＶ＝多目的スポーツ車を展示し、砂漠を走るなど地域に最適な仕様にしたモデルをアピールしていました。