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IEA 原油安続いた場合のリスクを警告11月11日 5時31分
IEA=国際エネルギー機関は、今の原油安が続けば、世界で原油関連の開発投資が減少し、供給不足によって価格の急上昇を招いたり、中東への依存が深まって、エネルギーの供給リスクが高まったりするおそれがあると警告しました。
これはIEAが10日に発表した世界のエネルギーの見通しに関する報告書の中で明らかにしたものです。
報告書でIEAは、世界の原油需要の伸びは、世界経済の不透明感などを背景に当面緩やかなものにとどまるとし、現在、1バレル=40ドル台で推移している原油価格が1バレル=80ドルに上昇するのは、5年後の2020年ごろになるとしています。
また、原油安の影響で、ことしの世界の原油関連の開発投資は去年と比べて20%余り減少するという見通しを示したうえで、来年も減少が続くとし、長期的には供給不足によって価格の急上昇を招くおそれがあると指摘しています。
さらに原油安が長期化した場合、アメリカなどでの開発投資は一段と減少するとみられ、その結果、中東などの生産コストが低い産油国への依存が高まるとしたうえで、「アジア諸国を中心にエネルギーの供給リスクが高まるおそれがある」と警告しました。
報告書でIEAは、世界の原油需要の伸びは、世界経済の不透明感などを背景に当面緩やかなものにとどまるとし、現在、1バレル=40ドル台で推移している原油価格が1バレル=80ドルに上昇するのは、5年後の2020年ごろになるとしています。
また、原油安の影響で、ことしの世界の原油関連の開発投資は去年と比べて20%余り減少するという見通しを示したうえで、来年も減少が続くとし、長期的には供給不足によって価格の急上昇を招くおそれがあると指摘しています。
さらに原油安が長期化した場合、アメリカなどでの開発投資は一段と減少するとみられ、その結果、中東などの生産コストが低い産油国への依存が高まるとしたうえで、「アジア諸国を中心にエネルギーの供給リスクが高まるおそれがある」と警告しました。