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サハリン 旧日本軍兵士の追悼式11月11日 21時51分
千島列島北部のシュムシュ島(占守島)などで、遺骨が見つかった旧日本軍の兵士とみられる合わせて31人の日本人の追悼式が、ロシア極東のサハリンで行われました。
31人の遺骨は、1945年8月に旧日本軍と旧ソビエト軍の間で激しい戦闘があった千島列島北部のシュムシュ島(占守島)やサハリン南部で、ことし、ロシア側が現地調査を行った結果発見されたもので、旧日本軍の兵士とみられています。
11日、サハリンの中心都市ユジノサハリンスクで追悼の式典が行われ、遺骨の収集に当たったロシアの市民グループから、日本遺族会の水落敏栄会長に遺骨が入った箱が渡されました。
式典で、市民グループのアレクセイ・オフリメンコさんが「調査で見つけた遺骨を丁重に保管してきました。ようやくお渡しすることができます」と感慨深げにあいさつすると、水落会長は「遺骨の収集は、ロシア側の協力なしには行うことはできません」と感謝のことばを述べました。
そのあと、遺骨が入った箱の前で参加者全員が黙とうし、花をささげました。
千島列島やサハリン南部では、平成2年から日本政府とロシアが協力して戦没者の遺骨の収集を行っていて、去年までに旧日本軍の兵士とみられる263人の遺骨を発見しています。
遺骨は12日に日本に戻り、その後、東京の千鳥ケ淵戦没者墓苑に納められることになっています。
11日、サハリンの中心都市ユジノサハリンスクで追悼の式典が行われ、遺骨の収集に当たったロシアの市民グループから、日本遺族会の水落敏栄会長に遺骨が入った箱が渡されました。
式典で、市民グループのアレクセイ・オフリメンコさんが「調査で見つけた遺骨を丁重に保管してきました。ようやくお渡しすることができます」と感慨深げにあいさつすると、水落会長は「遺骨の収集は、ロシア側の協力なしには行うことはできません」と感謝のことばを述べました。
そのあと、遺骨が入った箱の前で参加者全員が黙とうし、花をささげました。
千島列島やサハリン南部では、平成2年から日本政府とロシアが協力して戦没者の遺骨の収集を行っていて、去年までに旧日本軍の兵士とみられる263人の遺骨を発見しています。
遺骨は12日に日本に戻り、その後、東京の千鳥ケ淵戦没者墓苑に納められることになっています。