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日韓局長協議 慰安婦問題の早期妥結に向け議論
11月11日 18時25分

先の日韓首脳会談のあと、初めてとなる両国の外務省の局長による協議がソウルで開かれ、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について早期の妥結に向けて双方の妥協点を探る議論が行われました。
今月2日に行われた安倍総理大臣と韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領との首脳会談では、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について早期の妥結を目指し協議を加速させることで一致しました。
11日ソウルで首脳会談後、初めて外務省の石兼アジア大洋州局長と韓国側のイ・サンドク(李相徳)北東アジア局長との協議が行われました。
協議のあと石兼局長は記者団に対して、「いわゆる慰安婦問題も含め率直に意見交換をした。双方の立場を主張し異なる立場のなかでの接点を探る努力をした」と述べ、立場の隔たりは認めつつも妥協点を探る議論が行われたことを明らかにしました。
また韓国政府の関係者も、「協議を積み重ねることで少しずつ目標に向かっている。意見が異なる部分で接点を模索し、少しずつ形ができつつある状態だ」と述べて同様の議論を認めたうえで、双方に歩み寄りがみられることをうかがわせています。
しかし、韓国側が日本政府の責任を認めることなど元慰安婦の女性らが納得する措置を求めている一方、日本側は妥結した場合には最終決着とすることやソウルの日本大使館前の少女の像を撤去することなどを求めており、今後、双方がどこまで歩み寄れるのか難しい議論が続くものとみられます。

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