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米「南シナ海問題 APECでも話し合われる」11月11日 9時20分
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中国政府が、来週のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の議長国のフィリピンに対し、南シナ海の問題を議題として取り上げないよう求めたことについて、アメリカ国務省の副報道官は、さまざまな会合で意見が交わされるという見通しを示しました。
南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で中国が人工島の造成を続けている問題などについて、中国の王毅外相は10日、来週開かれるAPECの会議の議長国、フィリピンのデルロサリオ外相と会談し、議題に取り上げないよう求め、2国間の話し合いで解決すべきだと主張しました。
これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は10日の記者会見で、「APECは本来、経済についての会議だが、南シナ海の問題は本題とは別に話し合われるだろう」と述べました。そのうえで「正式な議題にはならないかもしれないが、南シナ海を巡る問題はAPECの場で行われるさまざまな会合で取り上げられ、話し合われるだろう」と述べ、意見が交わされるというアメリカ政府としての見通しを示しました。
フィリピン政府は中国政府に対し、議長国としては積極的に南シナ海の問題を取り上げないものの、ほかの参加国が議題とすることには関知しない立場を伝えています。
これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は10日の記者会見で、「APECは本来、経済についての会議だが、南シナ海の問題は本題とは別に話し合われるだろう」と述べました。そのうえで「正式な議題にはならないかもしれないが、南シナ海を巡る問題はAPECの場で行われるさまざまな会合で取り上げられ、話し合われるだろう」と述べ、意見が交わされるというアメリカ政府としての見通しを示しました。
フィリピン政府は中国政府に対し、議長国としては積極的に南シナ海の問題を取り上げないものの、ほかの参加国が議題とすることには関知しない立場を伝えています。