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シリア「政府軍がIS支配の空軍基地奪還」
11月11日 6時30分

シリア「政府軍がIS支配の空軍基地奪還」
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内戦が続くシリアの国営テレビは10日、政府軍が過激派組織IS=イスラミックステートに支配されていた北部アレッポにある空軍基地を奪還したと発表し、アサド政権はロシア軍などと連携しながらISへの攻勢を強めるものとみられます。
内戦が続くシリアでは、ロシア軍がISを壊滅するとして空爆を開始して以降、アサド政権の軍がロシア軍と連携して各地で大規模な軍事作戦を展開し、攻勢を強めています。
こうしたなか、シリアの国営テレビが10日、政府軍が北部アレッポの東部にある空軍基地をISから奪還したと発表し、数百人のISの戦闘員を殺害したことを明らかにしました。
これについて、イギリスを拠点に活動するシリアの人権団体によりますと、政府軍はロシア軍の空爆と隣国レバノンのシーア派組織ヒズボラの支援を受けて奪還作戦を行ったということです。
この空軍基地はISがまだ前身の組織だったおよそ2年前から支配下に置いていたもので、ロイター通信は、ロシア軍が空爆を開始して以降、政府軍にとって最も注目すべき軍事的な成果だと伝えています。
政府軍はこの奪還作戦に先立って、アレッポの近郊でもイスラム過激派組織「ヌスラ戦線」などの反政府勢力の潜伏場所を襲撃し、武器や弾薬などを破壊したとしていて、アサド政権としてはロシア軍などと連携しながらISや反政府勢力に対する攻勢をさらに強めるものとみられます。

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