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スロベニア 難民など流入制限で国境に障害物設置へ
11月11日 6時01分

中東などから多くの難民や移民が押し寄せているスロベニアは、流入を制限するため、国境にフェンスなどの障害物を設置することを決めました。
旧ユーゴスラビアのスロベニアには、隣国のハンガリーが事実上国境を封鎖した先月中旬以降、人口の10%近くに上る17万人以上の難民や移民が押し寄せています。
ツェラル首相は10日、首都リュブリャナで記者会見を行い、「難民たちの流入を制限するため、近日中に国境に障害物の設置を始める」と述べ、多くの難民や移民が通過してくる東隣のクロアチアとの国境にフェンスを設けるなど、具体的な対応を検討していることを明らかにしました。
一方で、ツェラル首相は「国境を封鎖するわけではない」と強調し、あくまでも難民たちが決められた場所を通るよう促すための措置だとして、理解を求めました。
こうした対応を決めた背景について、ツェラル首相は、多くの難民や移民が目指しているドイツやオーストリアが流入を制限することを検討しているもようだと指摘し、「スロベニアには冬に大量の難民を収容する能力はない」と説明しています。
スロベニアの隣国のオーストリアも国境にフェンスを設置することを計画するなど、ヨーロッパでは国境管理を強化する動きが広がりつつあり、難民や移民の流入が収まる気配がないなか、各国は対応に苦慮しています。

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