【社説】大学入試日にソウル都心で過激デモ、首謀者には厳罰を

 事前に届けられた集会の範囲を逸脱した行進や、鉄パイプを振り回して機動隊バスを破壊し放火を行うことは、明らかに違法行為だ。デモを主催した民主労総の委員長を務めるハン・サンギュン氏(53)は、以前も違法な労働争議を行ったことで告訴されたが、裁判に出席しなかったため警察の指名手配を受けていたところ、この日のデモに突然姿を現した。ところが警察はこの日もハン氏の身柄の拘束に失敗した。ハン氏はこの日、警察に見せつけるかのようにソウル広場で演説し「労働者と民衆が怒れば、いつでもソウルあるいは全国をまひさせることができる。このことをしっかりと見せつけてやる」などと暴言を吐いた。この演説から今回のデモが組織的に行われたのはもちろん、国全体を混乱に陥れる意図があったこともうかがい知ることができる。

 ところが野党の新政治民主連合は「鎮圧が過剰」との理由で、逆に警察と機動隊を批判している。同党の李鐘傑(イ・ジョンゴル)院内代表は姜信明(カン・シンミョン)警察庁長に電話をかけ「警察と機動隊による鎮圧は非常に暴力的で、一定の線を越えた」などと抗議したという。野党は何を考えてソウル都心の暴力デモを擁護しているのか、国民が納得できる説明をしなければならない。

 大法院(最高裁に相当)は昨年「暴力デモに直接加担はしなくとも、デモ隊を組織した主催者は処罰できる」との判決を下した。この判決に基づき、司法は今回のデモを企画した首謀者たちの身柄を必ず拘束し、厳罰を下さねばならない。それができなければ、現場で実際に暴力行為を振るった人間をいくら逮捕しても、違法デモそのものを根絶することはいつまでたってもできないはずだ。

前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース