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ISから奪還した町で100人超の遺体
11月16日 7時23分

ISから奪還した町で100人超の遺体
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過激派組織IS=イスラミックステートの支配下からクルド人部隊が1年3か月ぶりに奪還したイラク北部の町で、100を超える少数派のヤジディ教徒とみられる遺体が見つかり、ISによる虐殺を裏付けるものとみられています。
イラク北部の山岳地帯にあるシンジャールは、去年8月以降、大部分がISの支配下に置かれていましたが、アメリカ主導の有志連合による空爆の支援を受けたクルド人部隊が、13日、1年3か月ぶりに奪還に成功しました。
クルド人部隊によりますと、町の中心部で14日、およそ80人の遺体が埋められているのを見つけたほか、15キロほど離れた場所でも50人余りの遺体を見つけたということです。ISは、この地域で暮らす少数派のヤジディ教徒に対し、「悪魔を崇拝している」として迫害を加え、多くの女性を連れ去ったほか、数千人を殺害したとみられています。
これがきっかけで、アメリカは去年8月にイラクでISに対する空爆に踏み切ったほか、国連も「宗教や民族を理由にした虐殺だ」と非難しています。
今回見つかった遺体は、ISによるヤジディ教徒の虐殺を裏付けるものとみられますが、周辺には至るところに爆弾が仕掛けてあり、実態の解明には時間がかかる見通しです。

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