トップページ科学・医療ニュース一覧川内原発 再稼働後初のヨウ素剤配布
ニュース詳細

川内原発 再稼働後初のヨウ素剤配布
11月15日 13時00分

川内原発 再稼働後初のヨウ素剤配布
k10010306971_201511151307_201511151308.mp4
国内の原発で唯一稼働している、九州電力川内原子力発電所の地元の鹿児島県薩摩川内市で15日、再稼働後初めて、周辺の住民を対象に原発事故の際に甲状腺の被ばくを防ぐためのヨウ素剤の配布が行われました。
ヨウ素剤は、原発事故の際に服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があり、国の指針では原発からおおむね5キロ圏内の住民にはあらかじめ配布することになっています。しかし、九州電力川内原子力発電所の周辺地域では、対象の住民のおよそ3割に当たる1300人近くがヨウ素剤を受け取っていませんでした。
再稼働後では初めてとなるヨウ素剤の配布は、鹿児島県と薩摩川内市が行ったもので、15日は周辺の住民およそ100人が訪れ、県の担当者からヨウ素剤の服用や管理について注意点の説明を聞いたあと、医師の問診を受けたうえで受け取っていました。
ヨウ素剤の配布を巡っては、鹿児島県や薩摩川内市に対し「使い方や効果がよく分からない」という声が寄せられ、市はことし8月から受け取っていない住民を対象に戸別訪問をして、受け取りを呼びかけてきました。15日の配布を終えても、まだ受け取っていない住民もいて、県と市は引き続き呼びかけたうえで、来年4月以降にも再び配布を行うことにしています。

関連ニュース

k10010306971000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ