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【プロ野球】

金本監督が球児にアニキ指令

2015年11月16日 紙面から

 阪神・金本知憲監督(47)が15日、阪神復帰が決まった藤川球児投手(35)に「アニキ指令」を出した。獲得が決まる前から藤川の再出発にかける思いを確認しており、不安はない。投手陣のリーダーとしての期待も高く、意見交換も大歓迎。気持ちを一つにしてチームを変えていく。

 藤川の阪神復帰が正式に発表されてから一夜、金本監督があらためて期待の大きさを口にした。過去の実績にとらわれず、投手陣の「アニキ」としても再出発してもらう。

 「(藤川は発信力もあるが)いい方に発信してほしいよね。戦う姿勢とか、若手を結束させたりね。球児のことだから、うまく福原たちと話し合ってやってくれると思う」

 気持ちは確認できている。「『俺は前、ストッパーでやっていたんだ』とか『オレ流でやらせてくれ』だったら獲得していない。チームが変わろうとしている中で、そういうのがなかったから」。藤川のハートを重視。安心して任せられる。

 「(話す時は)投手コーチを交えてね、飛び越えずに。『こうした方がいいんじゃないか』とか『ブルペンでももっとこうしていきたい』とかあれば、ちゃんと香田さんや矢野を通して、僕のところに来てくれたらいい」

 安芸キャンプ中には藤川と対面。現在の状態も把握しているが起用法は未定だ。「(中継ぎが充実すれば)足りない先発をやってくれ、となるかもしれない。(守護神の可能性は)スンファンよりも圧倒的なボールを投げたら、そりゃ分からない」。まずはコンディションが重要となる。

 「『連投も大丈夫』と本人は言っているしね。だから『オフはちゃんと体をつくってこい』とは言ったよ。『トレーニングして、ケアして』と。それだけはうるさく言ったけどね」と金本監督。信頼は厚い。 (道歩)

 

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